『視線の先には』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕の視線はいつも 今 を見ている
過去のこと、未来のこと
考え出したらグルグルと悩んでしまうし、
不安にもなる
でも、 今 は、 今 でしかない
この瞬間からをみることが、
なにより自分の人生を生きていることのような気がする
たまに後先考えず、楽観的に行動して
あちゃーって思う時もあるけど、
そんな 今 があってもまあいいかと思う
僕は常に 今 に視線を向けて、
今を精一杯楽しんでいきたい
妻がまた新しい鏡を買ってきた。すでに家には至るところに鏡があるというのに。妻は鏡を見て言う。
「この鏡、可愛いでしょう。ずっと見ていたいわ」
思えば妻とは交際当時からちゃんと顔を見た記憶がない。妻が見ているのはいつも鏡だ。
あるとき僕は妻を問いただした。どうして鏡ばかり見て僕を見てくれないのか、と。妻は言った。
「見てるわよ。今だって」
「鏡の中をね」
「違うわ。だって、大好きなあなたを直接見たら嬉しくって顔が赤くなっちゃうもの。恥ずかしいじゃない」
完
お題:視線の先には
視線の先に
あれほど大きく思えた背中が、存外華奢だったと思い知る。見せまいとしていたのは未練か、涙か。青春の多くを過ごしてきたこの部室を、彼女たちは一度も振り返らなかった。その背中を、見つめる。寄りかかれるものはもうない。明日からは私たちがあれをやるのだ。自分の足で歩かなければいけないと知った、15の夏だった。
彼の視線の先にはいつも彼女がいた。
私は彼が好きなのに
彼はいつもあの彼女を見てる。
どれだけアピールしても
彼の視線の先に私は映らない。
君に幸せになって欲しいから
彼女の視線の先に
今はダメでもいつか彼が映るといいな。
─────『視線の先には』
『貴方の視線の先には誰がいますか?』
3年前、私は貴方にそう聞きました
自分の願いを叶えることしか考えていなかったあのとき、
貴方のことが大切だといいながら逆に傷つけてしまったあのとき、
今さら遅いかもしれないけれど、貴方と話がしたい
1度だけでいいから話をさせて、そうしたら
あの時ごめんね、幸せになってね
って伝えるから
『貴方の視線の先は私のものじゃない』
気付かせてくれてありがとう
視線の先には
老眼が始まって、視線の先のピントが
なかなか合わない。
遠くは見えないが、近過ぎてもボケる。
あなたの表情も、ちょうどテーブルを
挟んで向かい合った距離ぐらいが
よく見えるよ。
それぐらいの、付かず離れずの関係が
丁度良い。
よく見える視線の先には、永続きする
友や家族がいる。
─視線の先には─
僕の視線の先には、いつも綺麗なものがある。
いや、綺麗なものしか見ていない。
その中に人が入ることはないと、本気で思っていたのに。
それを覆した君が、とても美しく、心を締め付けるのは何故だろうか。
題名【恋の病】
恋する程辛くて、幸せで、
夢中になってしまうものはありません。
以上、作者より
【 衝動 】
学校が、終わる帰り道…
ある衝動に駆られる…
その衝動に従い、いつも行動する…
目の前には見知らぬ人の家があり
門の前に立つ…
そして小さなボタンに目をうつす
そう…視線の先にあるのはインターホンだ
今日も自分の衝動に駆られ、
ピーンポーン♪
そして逃げるε≡≡ヘ( ´Д`)ノイェア
何件の人に姿を見られないか今日もチャレンジする…。
誰も俺を止めることは出来ない…。
なんて頭おかしい弟の友達は割と金持ちのボンボン息子だったする。
何が楽しいのか分からない(˙-˙)アホカ…
テーマ【視線の先には】
視線の先
やめろよ。
やめろって!
声が出ない。
動けない。
目の前にいるのに
行動できない。
俺のせいで、俺のせいでまた
人が死ぬ
私の視線の先には、何時でも、心から愛する彼氏兼未来の旦那がいる。それが私にとって、何よりも幸せだ。これからもずっと、目の前にある当たり前な幸せ…もう当たり前に幸せって思える程、私は、貴方と永遠に幸せでいる…初めて出会った頃は、本当に、叶わない恋だと、禁断の恋だと思っていた…だって、私には、当時、彼氏がいたし、その頃は、まだ、私達も、利用者と、職員と言う立場だったから…でも、どんなに叶わないと思ってても、どうしても、この恋を叶えたかった自分がいた…それくらい、初めて出会ったあの日から、私は、貴方の虜だったんだ…貴方は、罪な人ね…自分に自覚も無いまま、私を恋に落とすなんて…これからも永遠に、二人で愛を誓おうね💕︎
星の我儘
視線の先には
暗闇が広がっていた
この暗闇がどこまで続くのか。それとも終わりがあるのか。
怖いのか。悲しいのか。
それすらもわからなくて。
ただ、前を見ていればいいのかな
一緒に進んでいた星たちも、
優しく実ってくれている、月と太陽も、
いつか、終わりが来ると知っている。
与えられる優しさの分だけ苦しくなるのはなんで?
星粒の流れが綺麗に見えるのは、そこにある感情が綺麗だから?
いつも回っている。
朝が来たと思えば、夜が来る。
終わりがいつなのかすらわからなくて、
優しい夜空に一人取り残されるのが怖い。
一緒にいる、みんなが
いつかいなくなるのが当たり前なのに
それを受け入れたくない。
それはきっと、ただのわがままでしかなくて
言葉も、涙も、感情さえも失くせたら、
楽になれるのかな?
なんて思うのもきっと我儘なんだろう。
周りを悲しませたくないのに。
一人になるのはきっと辛いんだと思えるのは
今が幸せに満ちているからなんだ。
ごめんね。
もう、一人になるのは…
耐えられそうにもない。
いつかの終わりの日に私も連れて行って?
ごめんね。
貴方たちはきっとそれを望まないけれど
一人きりは嫌なんだとわかってほしい
視線の先には
私の視線には必ず先輩が写っていた
いつも横顔しか見れなくて
先輩と話す時も必ず横顔だけだった
でも、手を繋いだ時、先輩は恥ずかしそうに少しだけこちらを向いた
その時初めて私の視線は先輩の視線を見ていた
視線の先には、私の大嫌いな人がいる。
そう、そいつともう一人。
私の大好きな人がいる。
何を話しているんだろう。
その女は危険だから逃げた方がいい。
あ、でも態度が変わっている。
いい子ぶってる。
気持ち悪い。
私は逃げるようにして、その場を後にした。
〜視線の先には〜
視線の先には
私の視線の先
いつもあなたがいる
何年たっても目が合うとドキドキしてしまう
でもなんで好きなんだろう…
と、時々思ってしまう
面倒くさい人なのに
自由奔放
わがまま
言いたい放題
でも本当はすごく優しい
人の幸せを第一に考える人
いつまで私の視線の先にあなたは
いるんだろう
2人並んで座った喫茶店
ケーキを見てはしゃぐあなたを見つめるわたし
08 視線の先には
【視線の先には】
視線の先には矢印があった。なんの矢印かって? そんなの知らない。ただ、そこにあっただけ。きっとこれが俺の行くべき道なんだろう。矢印が無くなるまで止まるまで歩いた。たまに走った。それでいいと思った。
視線の先には何時だって相手がいる。動作の対象であるそれが足りなくなることはない程に、自分の周りにはものが溢れかえっている。この世界は意外と疲れる構造をしているらしい。
ブランコ揺れる
何処まで行ける
放るは片方の靴
飛べ飛んでゆけ
風を味方につけ
僕らの未来へと
どこまでも広い
あの美しい空へ
なんでもできる
そう信じていた
澄んだ瞳のまま
透明な心のまま
『視線の先には』
視線の先には
何気ない日常が広がり、そんな日常を
美しい景色として纏う愛おしくて堪らない人。
「嗚呼、君は今日も美しいね、まるで女神だ。」なんて
伝えたい僕の言葉は、君には届かないだろうけど。
僕はどうにかして、俯く君に上を向いて欲しいのに
昔のように嬉しいと…幸せと、眩しいあの笑顔を。
僕の好きな夏の花、空に向かって咲く向日葵のように
顔を上げて笑って欲しいのに。
ふと、僕の願いを叶えるかのような風が吹く。
風が君の頬を撫でるように過ぎていく。
「!…今のは…でも、まさか……」
少しだけ君の顔が上がる。もう少し、もう少しなんだ
顔を上げて欲しい。僕を見てほしい。目を背けず前へと進んで欲しい。
願えば願うほど、風が柔らかく包み込む。
「あの出来事を、あの日の惨劇を忘れろなんて、そんな酷な事は言わない。僕というあの日の重りを抱えたまま、前へと進む糧として歩んで行って欲しい。」
今日この日に、僕が君の心に残した傷を、引き留めてる突っかかりを、気にしているものを取り払って逝くから
「君を前へ進ませられたら、僕の最後の願いだ」
大きくて、綺麗な色の瞳。やっと、見てくれたね。
「___ずっと、居てくれたの?」
言いたい事も聞きたい事も、色々あるだろうに。
それに当たり前の事、聞くまでもないのになぁ…
「勿論だよ。大好きで大切な君を、1人だけ此方に置いて遺して逝ってしまったからね。君が前へ進める日まで。でも、まさか君が生を諦めてしまうとは思わなくてね?止める為に、こうやって、最後に会っているんだよ。」
歓喜、驚愕、困惑、焦燥の感情が浮かぶ君の表情[カオ]
「さい、ご…?もう、側から、消えちゃうの…?」
曖昧に、隠すようにそれでも尚、表情に出るんだろう。
「…ごめんね、君が天寿を全うするその日までずっといる予定だったんだよ。君が、命を諦めなければ。」
嗚呼泣かないでくれ、僕の手で届くはずなのに拭えない君の瞳から流れる涙を見たくないんだ。
君を見つめ、想いを残す。目覚めても、忘れぬ様に。
「ねえ、次があったら、私達また、出逢えるよね?」
嗚呼、やはり、君はいつの世でも_____
「勿論。君の為に、君の側で生涯を終えたいからね」
___じゃぁ…これは約束ね?
今では絡む指の無い僕の手の辺りに触れ、君は微笑む。
「また…来世で逢いましょう?私は、見つかるその日まで永遠に貴方を探すわ。どんな手を使っても、必ず」
「…嗚呼、勿論。君を見つけるまで手を汚そうと探すよ。どんな姿の君でも、必ず探してみせるさ。」
_____隣に居なくても僕は君を想ってるから。
「…あぁもう、生きるしかないじゃないっ…!」
でももう、彼のおかげで心残りは無い。貴方の分まで、私は天寿を全うするまで生きるわ。
だからどうか、先に天国で貴方は待っていて。
死のうとした罪を償って、遅くに貴方の元へ逝くから
——あなたの視線の先には、いつも私がいる。
それは、彼女の確信であり、これ以上ない傲慢だ。そして人間が持つには欲深き傲慢であるが、裏付けされた確信であった。
なので彼女は今日も頬杖をつき、退屈な声を聞き流しながら窓越しの景色に視線を向ける。彼女を見つめる視線を感じるなどと、そんな真似はできないのだけれど、視線があることをやはり確信している。それは、太陽が東から昇り西に落ちていくように、ホモサピエンスにオスとメスがあることのように、常識にカテゴライズされることだ。
指先で遊ぶように、その視線を確信しても、彼女はそれを返すわけではない。時たま、気が向いた時だけ、ちらりと流し見て微笑む。それだけが、その時だけが彼女とその視線の縁が結ばれる瞬間だ。
光のようにその時は去り、彼女はまたその視線を知らんぷりする生活に沈む。だけれど彼女は、その視線を時折向ける時、人生で最も満たされたかのように素晴らしい心地を感じる。それは、受胎告知のような希望に満ち溢れた悦びである。彼女は歓喜し、しかしそれを表に出すことだけはしない。
彼女は、その歓喜を封じ込めるその過程は、四六時中視線を向けることに足るように感じる。彼女にとって、2人は対等であり、途切れぬ視線を向け続けることと、歓喜を抑えることは等価である。彼女らは対等である。
(こういうのを、魔性のオンナというのかしら?)
だけれどそれは全く対等ではない。彼女らは対等である。それが燦々と輝く事実である。
魔性などというものは、手のひらで片方が踊る滑稽なショーと舞台にすぎない。
そんな汚らわしい関係でないと彼女は思っている。対等である。対等は神聖なる美しさがあり、彼女はそれを信じている。
(私たちは対等だものね)