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星の我儘

視線の先には
暗闇が広がっていた
この暗闇がどこまで続くのか。それとも終わりがあるのか。
怖いのか。悲しいのか。
それすらもわからなくて。
ただ、前を見ていればいいのかな
一緒に進んでいた星たちも、
優しく実ってくれている、月と太陽も、
いつか、終わりが来ると知っている。
与えられる優しさの分だけ苦しくなるのはなんで?
星粒の流れが綺麗に見えるのは、そこにある感情が綺麗だから?
いつも回っている。
朝が来たと思えば、夜が来る。
終わりがいつなのかすらわからなくて、
優しい夜空に一人取り残されるのが怖い。
一緒にいる、みんなが
いつかいなくなるのが当たり前なのに
それを受け入れたくない。
それはきっと、ただのわがままでしかなくて
言葉も、涙も、感情さえも失くせたら、
楽になれるのかな?
なんて思うのもきっと我儘なんだろう。
周りを悲しませたくないのに。
一人になるのはきっと辛いんだと思えるのは
今が幸せに満ちているからなんだ。
ごめんね。
もう、一人になるのは…
耐えられそうにもない。
いつかの終わりの日に私も連れて行って?
ごめんね。
貴方たちはきっとそれを望まないけれど
一人きりは嫌なんだとわかってほしい

7/19/2023, 10:02:28 PM