『見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
見つめられると逸らしてしまう。
のは
君だからなんだよ
嬉しいのに
恥ずかしくて、、
でも、、嬉しいの。
こ、今度は私から見つめてみようかな。
照れてる君も見てみたいな。なんて、、___。
[見つめられると]
「やめてくれ」
彼はそう言って、私の目を手で覆った。
「なんで」
私はその手をどかして、彼の目をじっと見る。
明るいチョコレート色の目が、狼狽えるように逸らされるのを阻止する。
「なんで嫌なの」
「だって、見つめられると。……その」
「うん」
まっすぐ見つめて頷くと、彼の言葉はごにょごにょと小さくなる。
目を逸らして。俯いて。蹲るように身体を小さく縮こめて。
小さくなってーー。
「猫になる呪いが発動するから……!」
「だって可愛いじゃん!」
全力で私にモフられる猫がいた。
玄関のドアが開いて閉じる。鍵をかける音に、わたしは我に返った。
くつくつ煮えた鍋からは白い湯気がたちのぼっていて、ぼうっとしていたせいで熱しすぎたかもしれない。慌てて火を止める。
出来たてのカレーにはごろりと大きめな肉が入っていて、じゅうぶん美味しそうに見えた。味付けもちゃんと好みのにしてある。
エプロンを解いて、スリッパの足音を立てながら玄関へ向かう。あなたに「おかえり」と微笑む。
ああ、夢見た幸せだ。
靴を脱ぐために俯いていたあなたは弾かれたように顔をあげた。その目が見開かれる。
なにか言おうとした唇が「ぁ」と短く声を上げたきり何も発せず、はくはくと開閉した。
もう一度おかえりを言って、わたしは思わず笑ってしまった。そんなに見つめられたら照れてしまう。
あなたも幸せを噛み締めているのだろうか。一緒にいられる幸せを。
鍋の中でカレーができている。
シンクには赤くなった包丁が置かれている。赤く濡れた壁や床は綺麗に拭いた。結婚指輪は嵌めようと思ったけれどサイズが合わなくて、とりあえずポケットに入れてある。
何も言わず後じさり、ドアノブに手をかけたあなたの腕を掴んだ。
どこへ行くの。まだ「ただいま」も言ってないのに。
見つめないでくれ
その美しい瞳で
決意が揺れてしまうから
見つめないでくれ
胸いっぱいに堰き止めている
愛が溢れてしまうから
見つめないでくれ
君のためにならないって
わかっているんだ
自分に言い聞かせてる
苦しいんだ
お願いだよ
クゥーン…
ああ、その甘え声
もうだめだ
わかったよ、尻尾を振るなよ
最後のオヤツな…
「見つめられると」
#59
――ねえ、こっち見て。
唐突なのはいつものことで。
毎朝うんうん言いながらセットしてる前髪、ミリ単位まで考え抜いたスカートの丈、お小遣いと相談して厳選したマスカラ・チーク・アイシャドウ。
揺れるツインテールまで、いつも通りなのに。
――見て、まだ見て、逸らしちゃダメ。
どうしてこんなに、バカみたいにドキドキするんだろう。
「いち、にぃ、さん……。どう?!」
「どう?って、何が」
「好きになった?」
「……は?」
「人って3秒見つめられると、恋に落ちるんだって!」
「なに、それ。どこで聞いたの。どうせまた、インチキ投稿でも見たんでしょ」
「むぅ。センパイに試そうと思ったけど、やっぱダメか〜」 「センパイに不審者扱いされる前に気づいてよかったね。……てゆーかさ。アタシで実験しても意味無くない?」
「え〜〜。でもそっかぁ、もうあたしのこと好きだもんね!」
「ばか」
うん、もう好き。ずっと好き。
見つめられても、恋になんか落ちないよ。
胸が痛いだけ。幸せなだけ。泣きたいだけだよ。
あなたはずっと知らないけど。
#見つめられると
見つめられると
後戻りできない世界に落ちていた
見つめられると
磁力が発生したのでその手に触れた
見つめられると
一番の幸せ者だと感じることができた
見つめられると
もう同じ明日が映っていないことがわかった
#見つめられると
「見つめられると」
そんなに見つめられると、
恥ずかしいじゃないか。
そんな瞳で 見つめられると
心臓が止まりそうだわ
あまり見つめないで
心臓壊れてしまう
見つめられるとも思わなくなったのはいつの頃か。
昔はいつでも誰かに見つめられると思っていた。
親に、教師に、友人に。
それがいつからか、しばしばになり、ときどきになり、そしてついには「見つめられる」とも思わなくなった。
そうして私は私を見つめ、いつしか他者を見つめるようになった。
私は前に進む。もう全てやめた。
泣くのを無理に止めるのも、思い出すのを辞めるのも
全部、辞める。過去は変えられないし、なかったことにはできない。
だけど私は前に進む。
お題 『見つめられると』
なんでそんなに見てくるかな。自分ってそんなにおかしいかな。
人の視線が怖い。
まともに目を合わせられない。
見られたくない。
知られたくない。
私がどう思われてるかなんて考えたくない。
私をどんな人間だと思うかなんて知りたくない。
見透かさないで、醜い私を。
【見つめられると】
見つめられると怖くなる。
いつも中の悪い私たちなのに。
どうして見るの?
ばいばい
見つめられると
もし好きな人に
見つめられると
顔が赤くなる
でも見つめられると
好きでも
もっと好きになる
好きな人に
一度でいいから
見つめられたい
その目。おまえの両の目が、オレの全てを見透かすみたいで。それが、たまに恐ろしいんだ。
おまえは、“見付ける者”で、オレは、“煙に巻く者”だから。
本当なら、仲が悪そうなもんなのにな。
オレたち、恋人同士なんだぜ?
神様って、随分とシュミが悪りいよな。
見つめられると…堕ちてしまう。君の沼へ、堕ちてしまう。
先輩は今日も私の視界に入っている。先輩を見つけては喜んで目で追いかける。ある種のストーカー行為だと思ってくれて構わないが、私の日常の支えだった。ずっと、学校の事をこなし続けてきた。
先生)これ、お願いね。
友達)これ、代わってくんない?頼む!じゃあね。
はい。いいよ。全然大丈夫。暇だからさ。ついでにやっておくよ。
今まで私はいくつの物事をこなしてきただろう。自分の時間まで裂いてしまって…
なぁ、やめろよと友達と絡む先輩とすれ違った。笑顔。笑い声。姿。形。私の…好きな人。私がつい追いかけると目が合ってしまう。数秒、たかが数秒でも見つめあっていた。私の心は先輩に全て覗かれた。持っていかれた。沼らない理由なんてここにありはしないだろう。
人が5秒以上見つめ合うと一目惚れと同じ状態になる。このようなことを聞いた事はありませんか?そんなことを知った後の私と幼馴染くん。私の方が意識してしまったのかもしれません。
「ねぇ、、、」
袖を引っ張る君。これはボディタッチではなくスキンシップの延長だと誰かが言っていた気がする。
「なぁ、おい!」
私の腕を掴む君。私は今セクハラを受けているのだろうか。
「君、女子には優しく接しないと。将来を担うLadyなんだから」
「また急にそんな意味のわからない事言って。今日なんかおかしいぞ?」
私の顔を覗き込む君。私は恥ずかしくなって、顔が紅潮する。
1…怖い
2…顔が火照るのがわかる
3…君の目が映る
4…綺麗だ
「あっ!せ、セクハラだ!」
「あ、あぁ!?」
ごめん。今日はもう、君を見つめる気力さえ残ってないよ。
真っ直ぐな目を向けられると視線を逸らしたくなる。見つめてくる子供、よく多いと思う。
笑えばいいのかな、とへらへら笑ってみるけど、興味をなくしてどっか行っちゃった。
なにをすれば良かったのだろうか…と思いつつほっとしている私。
子供だった頃はちっちゃい子の面倒をみれていたのになあ。いつの間にかどう接すれば良いか分からなくなった。
わざとらしくないか?なんか変じゃないか?って思う。
ショッピングモールで迷子の子供に話しかけて店員さんに保護してもらった時もそう。
正解は無いのは分かるが、いつの間にか持っていた苦手意識をなんとかしたいものだ。
赤ちゃんの頃から成長した姪っ子と会うのだが、私は彼女と上手く接することが出来るのだろうか…。
見つめられると
【見つめられると】
見つめられると私はすぐに目をそらしてしまう。
怖いのだ・・・
君の真っ直ぐで綺麗な目に私の黒く汚い部分まで見られるような気がして
私は貴方のそういうところが好きな同時に嫌いでもある
本当の汚い私を見られているようで・・・
見つめられると
短い言葉で
伝えることの
難しさ
時間をかけて
向かい合って
わかりあう
大事さ
何も言わずに
ただまっすぐ
見つめてわかる
本気さ
それをわかって
見つめられると
簡単な言葉で
返せないよ
お題 見つめられると
あなたの眼差しが心を揺らす
見つめられるといつものように話せない
あなたに何もアピール出来ずに
今日が終わるけど
世界でたった一人のあなたに逢えた
偶然を噛み締めて明日こそは
あなたに微笑んでみせるの