『見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
その目。おまえの両の目が、オレの全てを見透かすみたいで。それが、たまに恐ろしいんだ。
おまえは、“見付ける者”で、オレは、“煙に巻く者”だから。
本当なら、仲が悪そうなもんなのにな。
オレたち、恋人同士なんだぜ?
神様って、随分とシュミが悪りいよな。
見つめられると…堕ちてしまう。君の沼へ、堕ちてしまう。
先輩は今日も私の視界に入っている。先輩を見つけては喜んで目で追いかける。ある種のストーカー行為だと思ってくれて構わないが、私の日常の支えだった。ずっと、学校の事をこなし続けてきた。
先生)これ、お願いね。
友達)これ、代わってくんない?頼む!じゃあね。
はい。いいよ。全然大丈夫。暇だからさ。ついでにやっておくよ。
今まで私はいくつの物事をこなしてきただろう。自分の時間まで裂いてしまって…
なぁ、やめろよと友達と絡む先輩とすれ違った。笑顔。笑い声。姿。形。私の…好きな人。私がつい追いかけると目が合ってしまう。数秒、たかが数秒でも見つめあっていた。私の心は先輩に全て覗かれた。持っていかれた。沼らない理由なんてここにありはしないだろう。
人が5秒以上見つめ合うと一目惚れと同じ状態になる。このようなことを聞いた事はありませんか?そんなことを知った後の私と幼馴染くん。私の方が意識してしまったのかもしれません。
「ねぇ、、、」
袖を引っ張る君。これはボディタッチではなくスキンシップの延長だと誰かが言っていた気がする。
「なぁ、おい!」
私の腕を掴む君。私は今セクハラを受けているのだろうか。
「君、女子には優しく接しないと。将来を担うLadyなんだから」
「また急にそんな意味のわからない事言って。今日なんかおかしいぞ?」
私の顔を覗き込む君。私は恥ずかしくなって、顔が紅潮する。
1…怖い
2…顔が火照るのがわかる
3…君の目が映る
4…綺麗だ
「あっ!せ、セクハラだ!」
「あ、あぁ!?」
ごめん。今日はもう、君を見つめる気力さえ残ってないよ。
真っ直ぐな目を向けられると視線を逸らしたくなる。見つめてくる子供、よく多いと思う。
笑えばいいのかな、とへらへら笑ってみるけど、興味をなくしてどっか行っちゃった。
なにをすれば良かったのだろうか…と思いつつほっとしている私。
子供だった頃はちっちゃい子の面倒をみれていたのになあ。いつの間にかどう接すれば良いか分からなくなった。
わざとらしくないか?なんか変じゃないか?って思う。
ショッピングモールで迷子の子供に話しかけて店員さんに保護してもらった時もそう。
正解は無いのは分かるが、いつの間にか持っていた苦手意識をなんとかしたいものだ。
赤ちゃんの頃から成長した姪っ子と会うのだが、私は彼女と上手く接することが出来るのだろうか…。
見つめられると
【見つめられると】
見つめられると私はすぐに目をそらしてしまう。
怖いのだ・・・
君の真っ直ぐで綺麗な目に私の黒く汚い部分まで見られるような気がして
私は貴方のそういうところが好きな同時に嫌いでもある
本当の汚い私を見られているようで・・・
見つめられると
短い言葉で
伝えることの
難しさ
時間をかけて
向かい合って
わかりあう
大事さ
何も言わずに
ただまっすぐ
見つめてわかる
本気さ
それをわかって
見つめられると
簡単な言葉で
返せないよ
お題 見つめられると
あなたの眼差しが心を揺らす
見つめられるといつものように話せない
あなたに何もアピール出来ずに
今日が終わるけど
世界でたった一人のあなたに逢えた
偶然を噛み締めて明日こそは
あなたに微笑んでみせるの
「見つめられると」
ありったけの想いをこめて
強い眼差しをおくりおくられ語り合う
それは互いに好きの自信があったから
でも今は 優しく目をそらすんだね
【今日のお題 『見つめられると』】
陽だまりの書斎の中、本を読むおじ様。
おじ様は本を読むだけで絵になってます。
ぺら、ぺらり。
ページを1枚1枚、垂れ目で見つめていて、
時折考えるように、山羊のような顎髭をひと撫でしては、ゴツゴツとした筋肉質の男性らしい手でまたページをめくる。
そして時折、猫のような微笑みを常に浮かべてる口が口角を上げるのです。
私はこの陽だまりの、珈琲と煙草の香りを纏った部屋の、特等席のロッキングチェアでおじ様を見つめるのがお気に入りの日課です。
ぼーっと、おじ様を見つめる至高のひととき。
とても幸せで、とろん、と蜂蜜みたいに心を蕩かせていたら、おじ様が本をぱたりと閉じました。
そして、私に近づいて、私の頬を撫でながら目を合わせて一言、カラカラ笑いながらこう言った。
「可愛いお嬢ちゃんだな…そんな見つめられたら、おじさん、穴が空いちまいそうだよ」
じっ、と今度は私が至近距離で見つめられる。
でもその目は蕩けはしておらず、狼がうさぎを食べたがっている目だと、私は気がついてしまった。
私はなんだか恥ずかしくなって、ぎゅっと目を閉じた。
カチリ、という秒針の音の後、
おじ様の煙草と珈琲の味が私の唇に触れた。
暗い部屋で彼女と2人。見つめ合っている。音も聞
こえぬ深夜の2時。丑三つ時。何も言わずに見つめ
合っている。僕のことを言葉も無くただ見つめてく
る彼女の唇に、そっとキスをした。そんなことをし
ても、もう驚いてはくれないのに。僕を見つめる、
彼女の瞳は沼のように暗く、光を灯していない。僕
は先程犯してしまった罪を、もう何度目になるかは
分からないが心の中で静かにごめん、と謝罪した。
こんなことで許されるなんて思ってはいないけど、
僕の心持ちの問題だ。彼女のお腹に刺さる刃物は赤
い液体を零しながら鋭く光る。本当に出来心だった
んだ。本当に殺るつもりなんてなかった。でも結果
はコレだ。僕は、静かになった部屋の中で、彼女を
ずっと見つめながら謝罪を繰り返し、彼女を自分だ
けのモノに出来た事をほんの少しだけ喜ぶ。そんな
ことを繰り返す。あと少ししたら後を追う。せめて
もの罪滅ぼしだ。いや、逃げの道か。でもあと少し
待ってはくれないだろうか。あと少し、君の隣で。
【見つめられると】
君の黒曜石のように輝く
僕の心を揺さぶる そんな
いたずらっぽい目に
見つめられると
顔が熱く 燃えるような
うれしいような
そんな
…きもち。
お題
見つめられると より
透明で澄んだ水面はあなたの色
瞳の中でただ旅をする
『見つめられると』
【見つめられると】
不意に君がこちらを向く。緊張で足が止まる。体が強ばる。
まるで君は、僕にとってのメデューサだ。
見つめられると、ふと思い出す
君と初めて会った時
酷く強い雨が降っていた時
雨に当たりながら僕に近づいてきた君
あの時の輝かしい瞳
今も、変わらず輝かしいままで
ずっと、変わってないって思えて
君は僕と会えて幸せかい?
僕は君と会えて、幸せだよ
いやぁ、ほんとに癒やされる。
日々の悶々とした出来事や、願っても手に入らないものなど、私の心を蝕むものは数知れずある。
そんな時、ひとしきり泣いたあとにクロちゃんに癒やされているのだ。
そのビー玉みたいな綺麗な目で見つめられると、色んな悩みが一瞬だけどっかに行ってしまうんだ。
君がいなかったら、きっと私ももうこの世界にはいなかったんじゃないかな……
かろうじて立っている私を引き止めてくれているのは、紛れもなく君なんだよ。
私は琥珀。そして、隣の席にいるのは春斗くん。
チャイムが鳴った。
今は数学の時間。
数学の先生は、凄く怖い。しっかり集中しないと…
…?
じっ…と。
春斗くんは見てくる。
私が春斗くんを見返すと、春斗くんはそっぽ向く。
数学が、集中出来ない。
何回も繰り返す。
何回も、何回も。
見つめられると、気になる…
見つめられると、恥ずかしい、
見つめられると、きゅんとする…
そんなに見つめないでよ、好きでもないくせに。
苦しいのに嬉しくて、期待しちゃうから。
ばか
勘違いするでしょ
そんなに見ないでよ
#勘違い#見つめられると
涙蛍
光の乱反射
闇に映した輝き
何故か愛しく
照らし薄れ
産み出す煌めき
一時の刹那に
「魅せられた 哀しみ・・・」
触れては流れ
想いは傷く
止む事の無い歪み
冷たさに鳴き
感じた鼓動
終わりの無い儚さ
夢を視た・・・
願いは遥か遠くへ
私の心は・・・
見つめられると
あの子の瞳が好きでした。
この世の全てを吸い込んでしまいそうな黒色で、何よりも強い、強い意志を持ったあの瞳が。わたしを、宇宙の全てを、まっすぐに見つめてくれたあの瞳が。
今となっては、わたしのことを見つめてくれていたのか、それともあの子の視線の先にわたしが入り込んで、見つめられていると幸せな勘違いをしていたのかどうかは誰にも分からないけれど。
それでも、わたしはあの強い瞳に、何度も、何度も救われたのです。
そして、それだけでいいかな、と思います。
今、あの子のあの美しい瞳が、
美しいものをうつしていますように。
見つめられると
恥ずかしい
だけど
サボテン
ずっと
見つめてる
サボテン
どう
感じてる?