『裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
★裏返し
サイダーガールというバンドの「リバーシブル」という曲。
サビの、明るいのにどこか寂しい感じが凄く好きで、もう何回も繰り返し聴いた。
歌詞も素敵。
ありのままの自分でいけよ!と言ってくれる。
臆病な私の背中を押してくれる。
この世界に音楽があって本当に良かった。
裏返し…裏返し…裏返しといえば…お好み焼き?
いや、でも、上手く裏返せるスキルは持ってない。
とゆーか、料理の才能が壊滅的だ。
まず、先端恐怖症で刃物恐怖症だから包丁が持てない。
そして、目分量が苦手なくせにレシピをちゃんと知ろうとしないから、濃いか薄いかはその日によって変わる。
そもそも、一生懸命自分が作ったものが、その日のうちに消費され消えていくことにも、一抹の寂しさを感じてしまう。
こうして書いた文章は、どこかにずっと残せるのに、どれだけ芸術的な完成形の料理でも、粉々に噛み砕かれ、胃の中で消化され消えるのだ。
…いや、消えないか。
別のものに姿を変え、また体から出てくる。
あの素晴らしい料理が、トイレで出会うアレになる訳だ。
でも、分かってる。
食べる自分が、食べてくれる誰かが、美味しいと喜んでくれれば、それが作った甲斐を感じさせてくれるだろう。
問題は、その領域に達する自分が想像出来ないということだ。
理由は上記の通り。
自慢話は、自信の無さの裏返し。
謙虚さも、自信の無さの裏返し。
…いや、これは裏返ってないか。
なら、謙虚さは、実は出来るという自信の裏返しか。
料理なんて無理とか言っときながら、実は一流レストランのシェフな私だったりして…な訳ないけど。
話がまとまらない。
まあそれはいつものことだが、「裏返し」ってテーマの正解は何なんだろう。
正解なんてないのかもしれないけど、まあ要するに言いたかったのは、お好み焼きを上手く裏返すのは至難の業だってこと。
最近食べてないからな、お好み焼き。
こんな、独り言のようなつぶやきが、誰かの目に届いてしまうなんて、まったく困ったアプリがあるもんだな。
あ…これは、なんて素晴らしいアプリなんだ、もっとたくさん読んで欲しい…の裏返し。
ネオンの眩い夜の街を
履き潰したスニーカーを履いて歩き回る
荒んだ心も、擦れた精神も、
もう、真っ当な頃には戻れそうにない。
汚い恋情に、愛を囁いて
財布の紐が擦り切れていく
虚構に縋って、嘘を受け取る
やめたい、なんて言えなくて
また会えるといいねって法螺を吹く
吐いた言葉を裏返しても、
お互いに虚無しかないと知っている
「裏返し」
妻は花屋を営んでいました。
来る客は顔見知りの常連か、
花好きのお客か、お墓参りする人が来ていた。
だいたい決まっていた。
その日、とある男性が入店した。
その人は暗い顔をしていた。
花に目がいっているように見えるが
花を見ていなかったと思う。
ボーッとしているような、空気を見つめているような。
結局何も買わずに店を出ていった。
言葉にするのは難しいが
他の客とはどこか違うので不思議に思ったそうだ。
それから1週間がたったある日。
その男性はやって来てこう言った。
「ミヤコグサはありませんか」と、
どうやら実家に顔を出すことになったから
花でも買おうかなと思ったそうだ。
妻も花を探していると知ると楽しそうに話していた。
「ミヤコグサには歓喜という花言葉があるんですよ。知ってましたか?」
本当、花のこととなると目をきらきらさせていた。
そして、男性はミヤコグサを買って帰って行った。
それから更に1週間後、
とあるニュースが私と妻の動きを止めた。
「昨日、午後8時50分ごろ、〇〇町に一人暮らしをしている70歳の女性が殺害されました。遺体の傍にはミヤコグサか置かれていたそうです。犯人は〇〇。被害者の息子とのことです。」
その犯人はミヤコグサを買いに来た男性だった。
「犯人は容疑を認めていて、動機については(あいつが妹を殺したからだ。)と話しており、そちらについては現在調査中だとのことです。それでは次のニュースです。」
私と妻は何も考えられなくなってしまった。
私は妻に尋ねた。
「なぜあの人はミヤコグサを買っていったのだろうか。事件と何か関係があるのだろうか。」
妻は悲しそうに答えた。
「ミヤコグサには歓喜以外にも花言葉がある。今回の事件と結びつけるなら(復讐)が一番合うと思う。 」
私は必死に言葉を探したが
「花に罪は無いし、君も思う考える必要は無いよ。」
としか言えなかった。
「花は美しいから人の心を癒すことが出来る。花言葉だって、愛してるや大好き、ありがとうみたいにプラスなものが多い。と言うよりプラスの方を意識して欲しい。呪いや復讐、恨みなどのマイナスは花言葉はできるだけ意識しないで欲しい。花はそんなつもりないんだから。」
警察の調査の結果男性が話した内容は正しく、男性の妹が母親によって殺害されていた。その結果も踏まえ男性には情状酌量の余地があるとして刑は少し軽くなったそうだ。
「裏返し」
ママ〜何でこのティッシュは
表や裏が無いの?
それはね〜分からない!
裏返し
ねぇ。それ裏返しだよ。
え?それ、裏返しじゃないの?
違うんだ。
じゃあそれはなんで、裏返しなの?
自分の中での流行…か。
珍しいね。
誰にでも裏はあるけれど、それを流行にしてるんだ。
君って面白いね。
私も裏返しにしようかな。
#24
もっとそばにいてほしい
あんなに一緒にいたのに
今はこんなにも遠いのは
どうしてなのって縋りたいけれど
あなたがいなくたって平気なフリをして
それを逆に寂しいって思って
戻ってきてくれたらな、なんて
そんな強がりで
5日ぶりに届いた連絡に
気持ちとは裏返しに
いつも通り何気ない返信を送る
次の返信は何日待つんだろう
#裏返し
怒るは期待の裏返し
怒るは悲しいの裏返し
叱るは優しさの裏返し
叱るは信頼の裏返し
気を引こうとするのは寂しい裏返し
気を引こうとするのは見て欲しい裏返し
自慢するのは褒めて欲しい裏返し
自慢するのは認められたい裏返し
嫉妬は好きの裏返し
嫉妬は憎しみの裏返し
なぜ人は素直になれないのか
なぜ人は全て裏返しにするのか
人がみんな素直になれば揉め事はおきないのか
はたまた、今より揉め事がおきるのか
素直じゃなくても誰しも1人には愛されている
ならば、素直じゃなくても焦らなくともいいのかもしれない
ありのままでいていいのかもしれない
だって、私は裏返しがこんなにも愛おしいと感じているのだから
※初書きでございます。全て私個人の考えです。
裏返し
やってしまったことは取り返しがつかない
戻せない
こぼしてしまったものはごまかせない
あ、でも、物によっては
裏返し
すればいけるかも(笑)
みなさん、ずる賢く生きましょう(笑)
今日もお疲れ様でした
おやすみなさい
良い夢みれますように
裏返し
あなたが、時々、うっとおしく感じる…座り方や、言葉遣い、人との接し方…一々細かくて、偶に口論することもある位に…まるで、幼子に諭すように、口うるさく、口出ししてくるのに閉口してしまう…
でも、本当は解っている…だらし無い私のことを心配していること…自身が、そういうことで、苦労していた事…イライラすることも多いけど、感謝しています…
『傷つくだけなのに』
思い出しても辛いだけなのに
あなたの夢をみる
今夜もあなたが出てこないかと
期待してる情けない私
夢の中だけでいいから
好きだと言って抱きしめて欲しい
#裏返し
大体裏返しよな
いっつも
え?裏返しで洗うのが正解?
知らんよメンドイ
表に返すのやめよかな
は?そのまま着るって当てつけですか?
君のだらしなさが私の評価につながることをご存知ないようだね
人間やって一回目だと思って許してやるのは今世までだからな
『裏返し』
私の母親はとても厳しい。家事の押しつけや門限、他にも様々だが私はこれを愛情の裏返しなのだと思うようにしている
………
私はダブルスを組んでいる親友に悩みを打ち明けた。すると君は言った
「君と私のダメな部分は裏返しで隠しちゃえば、裏なんてなくなるでしょ」と
この言葉だけで暗闇が一気に開けたことを覚えてる。
だから、私があなたにその言葉をかける番。
「君と私のダメな部分は裏返しで隠しちゃえば、裏なんてなくなるでしょ」
と言おうとしてたけどあなたにその言葉は必要ないみたい。本当に頼もしい相棒を持ったなと私は思う。
………
あっという間のこの時間をもっと大切に過ごしていたかったなと今の私は感じる。それに、この言葉をかけれなかった自分に後悔ばかりが残る。
「君と私のダメな部分は裏返しで隠しちゃえば、裏なんてなくなるでしょ」はある曲の歌詞を参考に考えました。不快に思った方がいたらすみません🙇♀️
キライっていうのは好きの裏返し
vice versa(ヴァイスヴァーサ)と人は言うなり
裏返し
いつもツンツンしてしまうのは好きの裏返し
口うるさくしてしまうのも心配の裏返し
こう考えたら恋人にも親にも優しくなれるかも
リバーシブルとか2wayの服って、買っても自分が使いやすい方か自分が好きな方しか使わない気がする。
裏返しと聞いて思いついたのはこれだった。
END
「裏返し」
服が裏返しになってるのにも気づかずに、そのまま着て外に出かけたあの日。帰って来てから母に指摘されたときには、「え、この状態で外出てたの!?」ってなった笑凄く恥ずかしかったけど、今となってはいい笑い話笑
表裏一体。
この言葉って結構当たってると思う。
表だけ良いツラでいても、どこかで裏の顔…ボロみてぇなもんが出る。
たまにこの言葉を体現するヤツもいるけどな。
でも"表"って"裏"だ。
どう足掻いても、どうもがこうとも、やっぱりどうしても無理な場面はある。
だったら最初から表裏一体で過ごせばいいじゃんと思う時もあった。
でも実際は、多少演じないとやってらんねぇ。
表は裏。
切れそうで切れないこの強い繋がりって、一生自分と付き合っていくものだと思うんだよね。
#2024.8.22.「裏返し」
優しさの裏返しは
無関心
恋しさの裏返しも
無関心
厳しさの裏返しも
無関心