『裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『裏返し』
私は、よく物事などを考える時に物事を裏返しにして考える癖がある。なぜなら、裏返しに考えることで普通とは違う考えが出るからだ。私は普通という言葉が嫌いだ。そもそも"普通"とはなんだ?私はそう思うことがある。"普通"なんて言葉はこの世にないと。だってそうだろ?普通の子なんていないし普通の物とかもないじゃないか。みんな個性があったり独特の物があったりするじゃないか。よく"普通は"なんて言葉を使うやつがいるが"普通"なんて言葉はない。存在しないわけではないが"普通"なんて言葉はない。たまに最低な親の中には子供に「なんで、もっと普通の子みたいに出来ないの?」とか「もっと普通にしなさい!」とか言う親がいるけど、それは違うし、もしそんなこと言われたとしても聞かなくていい。自分らしく生きればいい。自分がしたいことをどんどんしていけばいい。"普通"なんて言葉はないんだから。もし言われたらこう言ってやれ「じゃぁ、お母さん(お父さん)は普通に生きてきたの?そもそも普通って何?普通って言葉を説明してよ。普通に生きるって意味は何?お母さん(お父さん)の普通は何?そもそも普通なんて言葉はないんだよ。普通に生きろとか、普通に過ごせとか言ってるけどさ、普通なんて言葉ないんだよ。てか、自分らしく生きてもいいでしょ?お前ら親に束縛される理由なんてないし。確かにまだまだ子供なところはあると思うよ?でもさ、自分らしく生きるのが1番大切でしょ?普通に生きることは大切じゃない。確かに社会にでたら大切なのかもしれないけど、社会に出ている人みんながみんな普通じゃないでしょ?みんな個性を持ってるじゃないか。お母さん(お父さん)今度から"普通に"なんて言葉使わないで。」って言ってやればいい。それから、私は生きる上で大切だと思っているのは物事の考え方だと思う。人は自分の意見などをハッキリ言う人は頭に残るらしい。逆に一般論しか言わない人は頭には残らないらしい。だから面接の時でも一般論を話すより自分の考えなどを話したら受かりやすくなるらしい。その会社が学校が何を求めているのか、どんな人を求めているのかは簡単な話だ。自分の意見をしっかり持っているのか、今の社会をちゃんと見ているのかなどそんなことだ。だが、物事を考える時はちょっと変えて考えた方がいいと私は思う。私はいつも物事を裏返しにして考える。例えば、面接の時に今の日本の社会についてどう思いますか?と聞かれた時に少し違う見方をしていると相手に伝えなければいけない。「私はこんな人間ですよ。だから貴方の会社(学校)に入れなきゃ損しますよ。」というのを伝えなければいけない。だから、なんでも物事は裏返しにして考えていく必要があると私は思う。この、物事を裏返しにして考える事を週間にしていけば、いいことが沢山あるはずだ。私は、まだいい事に出会えたことはないが、友達からは"面白くて好き"とか"参考になる"とか色んなことを言われる。私はそれが嬉しい。だから、みんなも物事を裏返しに考えるといいかもしれない。先生からの評価があるからもしれない。友達からの評価が上がるかもしれない。クラスメイトからの評価が上がるかもしれない。その会社(学校)に受かるかもしれない。物事を裏返しに考えることで何かが変わるかもしれない。人生は自分から変えていかないと何も変わらない。人生は、いつ何が起こるのかわからない。だから面白い。
【裏返し】
海辺を歩いていると亀がイジメられていた。
数人の子供が寄ってたかってひっくり返した亀を棒で叩いたり、タバコの火を押し付けたりしている。
「ガキどもが、、、」
私は人当たりがよく非暴力を推奨している人格者だが、守るべきものがいる場合は別だ。
私は走りながらたまたま持っていたダガーナイフを投擲した。
ナイフは芸術的軌道を描きながら突き刺さった。
亀に。
「あっ」
ミスった。
亀「ぎゃあああー。呪ってやるーヴォォー」
亀は苦しみながら息絶えた。
私は真っ青になっている子供たちに優しく語りかけた。
「まーこんなこともある。しゃーない。亀さんも許してくれるさ」
憎まれ役は私だけで十分だ。
私はそれだけ言うとそそくさとその場を後にした。
ちなみに目撃者が多数いたので後日私は捕まり死刑になった。やれやれ。
裏返し
裏返しの服を見ると思い出す
あ、きみだ
裏返しのポケット右側にリップクリーム
塗ろうとする度
取りづらそうにしてたね
パジャマを裏返しに着ると
恋愛運アップだって!
と、嬉しそうに話してた
ぼくときみは
パジャマは見るけど
将来は語らない関係
来ないかもしれない
いつかを待って
見て見ぬふりして
今を見てる
口をついて出そうになる
本心を
上手く飲み込んで
今日も
裏返しのきみと眠る
『裏返し』
『大好き』の裏は、『大嫌い』でもなく、『無関心』だ。
「裏返し」
私の言葉には裏がある。私の本音を聞いた人は、大抵が私と距離を取る。
そう…私は本音を言葉にして出せないほど、性根が腐っていた。
そりゃあ、誰だって距離を取るよね。
でも、唯一私の本音を、聞いても私と距離を置かなかった人物が居る。それは、幼馴染みの女の子だった。その女の子は
「きっとこれから先に、結ちゃん(ゆい)のこと認めてくれる、素敵な子が現れると思うよ!だって、結ちゃん優しいから!」
などと言ってくれた。
この先の未来は分からないし、私の性格も治る日が来るのかな。
私………思ったんです……なぜ、ハートを送ってくれた人が分からないのか…。それくらい分かったって良いじゃないかぁ~~~!!?
今日も今日とて泣いてる恋でした~
《裏返し》
私は人の本音が見えてしまう。だから、言われた言葉を素直に受け止められなくなった。本音はそんな事言ってないのに…。
だけどある日、とても綺麗な心を持っている人が居たときビックリした。
その人の言葉の裏は、綺麗だった。
その人の本音を聞いていると、自分の心が澄んでいくような気がした。
私は、そんな人と付き合っていきたい。
【裏返し】
目の前には三つの楽譜。文化祭での公演のトリを飾る曲を選ばなければなならないというのに、全く決め手がない。うーんと唸っていれば、ふと誰かの手が楽譜のうちの一つを取り上げた。
「まだ迷ってるの? 下校時刻のチャイム鳴ったよ」
「え、嘘。もうそんな時間?」
慌てて時計を見れば、確かに最終下校時刻を超えていた。下校を促すチャイムに気がつかないくらい集中してしまっていたらしい。バタバタと荷物を纏めていれば、君が手にしていた楽譜を「私だったらこの曲にするかも」などと言いながら渡してくれた。
「やっぱり、君が部長のほうが良かったんじゃないかな」
相変わらずの決断力に、思わずため息が漏れる。公演全体のバランスだとか、部員たちの好みだとか、優柔不断な僕はいろいろと考えてしまって、これだけ時間をかけても何ひとつ決められないのに。
「いや、無理無理。確かに大人しい子が多ければ私がやっても良かったけどさ。こんな個性のぶつかり合いみたいな代、私だったらすぐ反発買っちゃうよ」
快活に笑いながら、君は僕の肩を軽く叩く。まるで僕の心そのものを直接ノックするような、そんな温度だった。
「優柔不断っていうのは、それだけ君が優しくて、みんなのことを考えてる裏返しなんだよ。だから部長は君が良いの。どうにもならなきゃ私に言って、無理矢理押し通してあげるから」
力強い君の声が、いつだって僕を奮い立たせてくれる。自然と頷きを返していた。
「うん、頼りにしてるよ。副部長」
さっきまでグシャグシャだった頭の中が、少しだけスッキリしたような気がする。晴れやかな気持ちで笑いかければ、君は「任せて」と高らかに胸を張った。
人って裏を返せば
何を考えているか
分からない
ポジティブに考えると
それもその人かと
思うが
ネガティブで考えると
その人が嫌になってくる
のは僕だけかもしれない。
裏を返す人と無理に
付き合う必要はないと
僕は感じます。
裏返し
葛葉「誰にも裏は存在する。どんなに優しくても必ず裏はある。
俺は一人だけ裏を知ってる奴がいる叶だ。何百年も一緒にいると流石に分かるようになる。叶は寿命が短い。長くてせいぜい20年くらいだろう、その代わりに何度も生まれ変わる。今回は見つけるのが遅くなり、高校生になっていた。叶は毎回生徒会長になりたがる。何が良いんだか俺にはさっぱりだが叶が生徒会長すると叶の裏が強調される。叶の裏は『裏返し』だ
人が油断したとたんに裏が出る。
俺でも避けることは難しい、さりげなく仕掛けてくるから気づけない。だが1つだけ弱点がある。こちらからの攻撃には弱い。」
「叶俺のこと好きぃ?」
「!?くーちゃんがそんなこと言うの珍しいね」
「好き?」
「好きだよ」
「甘えて良い?」
「いいよ」
ギュー
「んっチュ」
「ん!?んーん」
「はぁはぁ葛葉いきなりやめてよ」
「まだ足りない」
押し倒す
「叶ぇ♡ハァ好きぃ大好きぃ♡ハァ」
「まぁあと4年しかないしいっか」
夢に出てきた君は優しかった。
最近悲しいことがあったって?
いつもの君の笑顔じゃなかったから。
今の悩みの裏を考えてみよう。
きっと、明るい面が見えてくる。
いや、きっとじゃない“必ず”ね。
大丈夫。僕がしっかり見てるから。
朝日の眩しさで目が覚めると
無意識のうちに涙が溢れ、
貴方のいない朝を迎えた。
【裏返し】#24
ふと見た先にびょこりと飛び出たタグ。
そのループに指を探り入れ、突っ込んだ。
くいっと引き寄せると、少し生地が伸びた。けれどその一撃は、あなたの体をも引き寄せるだけの効果はない。
「ん?」
振り返る、まだ寝癖の残る頭。そう、だけどこの一撃は、あなたの関心を引くには十分な効果を発揮する。
「ああ」
感情のこもらない二文字。それから、少し照れくさそうな雰囲気。
あなたはその表情を私から隠すようにしてたくし上げたシャツに顔を埋め、その裏表を正し、また袖を通した。
いつもと同じ、整然とした姿がそこに在る。
意外に、几帳面な人だ。
だからこうやって服を逆に着ることなんてない。
ないと思っていた。
脱ぎ捨てたくしゃくしゃを洗ってしまうことも、ましてそのまま適当に着てしまうことも、この人には無縁の行動なのだと。
でも、そうでもなかった。この人だとてただの人なのだ。
今まで裏だったその生地の表面に手を当てると、ほんのりとあなたの温度が残っていた。
すぐ消えてしまうだろうそれを惜しむように、手のひらはそのささやかな熱を追いかける。
【裏返し】
「裏返し」
酸いも甘いも表裏一体。苦い経験をして塩っぱい思いをしてこそ旨味ひきたつ。
嫌なことが続けば些細な喜びに気づける。
わたしは、これがいいことだとは全く思わない。
ただ、暗い気分も長くは続かないと思えば励みになる。
裏と表どっちを選んでも
きっと答えは変わんないよ
そんなものに囚われなくても
君は君だし僕は僕だ
『愛情の裏返し』ってやつだろ? 知ってる知ってる。
だから俺はいくらでも受け入れる。
君が俺のことを悪く言ったって。
君が俺のことを避けたって。
君がどれだけ俺に素直に接しられなくても、俺はちゃんと許すよ。
でも、他の男と仲良くして気を引こうとするのはやめてほしいな。
そんなことしなくても、俺はもう君のものだから。君には敵わないんだから。
そういえばこの間の返事はまだかな? さすがにそろそろ何か一言くらい欲しいよ。
しょうがないから今日は会って直接話そうか。たまにはこっち見て会話してくれてもいいだろ。
その顔は何だ? その目は何だ? もっと笑えよ。楽しそうにしろ。嬉しそうにしろ。いい加減に、逃げるなんて許さない。いくら愛情の裏返しといっても、少しくらい「愛してる」の言葉を聞かせてくれ。ああわかってる。ちゃんと俺のことを愛してくれていることくらい。だから、俺にそんな態度を取ってしまうんだもんな。
俺は優しいから、いくらでも君を許すし、それ以外の愛情表現してくれるのを待ってあげる。
囚われた君のその表情も嫌いじゃないしね。
『裏返し』
裏返し
いつだって
どんな時だって
ほんとの気持ちは言わないで
ばか
嫌い
好きじゃない
きょうだい。だけど全然違う僕と兄。
何をしても、どれだけ頑張っても。
いつだってぼくの上には兄がいた。
いい所を全部もっていったようだと、誰かが言った。
一度でいい、一番になりたい。
ありとあらゆる事で挑んだ。今だから自分の敵は自分自身だと思えるけれど。
ドライアイスのように、もやもやと。
劣等感が全身を包んで、結果を受け入れる度に足先から抜けていく熱意が冷えていった。
いちばんにはなれない。
幼い僕はそれを受け入れ、違う道を歩いた。
そんな事を思い出しながら、ふと大人になった今、呼吸するように尋ねた。なぜいつも、勝てなかったのか。
真面目な兄がそっと、子供のように笑う。
兄としての意地だよ。と
その声は今まででいちばん、優しかった。
「裏返し」
裏返し
裏返しは物によって恐ろしさが変わる
それは、人生であれば苦しみを知る事
それは、自分の命だったら分からなくなる事
人が死んだらどうなるかなんて、
良く考えれば分かる事であって
その先その時はどうなるか、確実では無いけれど
それが分かるのは人が一番知っているはずだ。
「また靴下裏返しにしてもう何回言ったらわかるの?」
少し怒って名前を呼ぶ君は
いつも僕を叱ってくる
それでも何回も何回も
同じように注意してくれる君
そんな君が大好きだ。
いつかは裏返しにしないようにするから
ずっと僕の事見てて欲しい。
─────『裏返し』
裏返しにされた紙が机に置かれている。
これはシュレディンガーの猫である。つまりこの裏返された紙の表に何が書いてあるか、それは開けてみるまで分からないので、現時点で0から100までの事象が同じ確率で存在しているのだ。
だから私はこれが100であると言っても、紙を開かない限りは、それを誰かに完全否定されることは無いのである。
そうだ、そのままのことを報告すれば良いのだ。何を恐れることがあろうか。箱に入れられた猫がどんな状態であるかを確認する必要など無いのだ。
私は、そう自分に言い聞かせた。
だが、やはり気になってしまうので、紙を少しだけめくってみる。そこには、確かに0点の数学テストの用紙があった。
私はこれをそっと戻して、腕組みをしながらしばらく考えた。
この紙はまた裏返しになったのだから、やはり同時並列的に0から100までの確率が存在しているに違いない。
まさしく発想の転換である。私は天才に違いない。なので不当な点数など付けられる筈がない。
ちょっと昼寝してから見てみれば、結果はおのずと変わるであろう。それが量子論的振る舞いというものではないだろうか。
私はそう結論づいて、難しいことを考えて疲れたので、ふて寝することにした。
起きてみると 、やはり裏返しにされた紙が机に置かれている。
......リリ...ジ...リリリリリリジ...リリリリリリジ
太陽がまだでてない時間に目覚まし時計がなり、それを止めて起床する、いつもの生活。...そう、いつもの生活のはずだ。でも、目覚まし時計時計に触れると、ゴツゴツした手触りがした。目覚まし時計の方に目をやると、時計の中身であろう歯車や、針などが、むき出しになっており、その後ろに時計の数字が見えるようになっている。正直言うと、見た目結構キモイ。これは個人の感想なんだけど、寝起き早々色んなものが一気に見ると、ものすごく気持ち悪くなる。僕は落ち着くために1度深呼吸をし、もう一度時計を見た。
「今何時だ?......見にくい。」さっき見たものは幻なんかじゃなく、現実なんだと実感した。外も明るい。
「今日は夕焼けみたいな朝だな。」
僕は寝ぼけているのかもしれない。そう思い、洗面台に足を運んだ。
洗面台に来た瞬間にまたおかしなことが起きてる。...なんか蛇口の位置変じゃね?普通は洗面器の上に取り付けられいるのが普通だろう。しかし、今僕が目にしているのは、洗面器の中に取り付けられて、本来なら、下向きに取り付けられて はずの蛇口が、上を向いているのだ。
水を出してみれば、弧を描くように水が上から下へと流れる。ちょっといいかも……と思ってしまった。顔を洗いタオルで顔を拭き、リビングに向かった。
母が朝ごはんの準備をしているようだ。扉を開けようとした瞬間に僕はふと思った。時計の中身がむき出しなら、母も人体模型みたいに中身がむき出しなのでは...?それはさすがに有り得ないか。ドアに手をかけ、開けようとするが、開かない。
「は?」
なんで下がらないの?...上か?
ガチャ
開くんかいっ!! やはりいつもの生活と反対だ。
母がこちらに気づいた。
「あら、今日は早いのね。いつも太陽が沈む時に起きてきちゃうから今日もそうかと思ったけど...さ、早く食べちゃいなさい。」
母は普段と変わらない。
「ねえ、今日なんか変じゃない?」
僕は母に問いかけた。まゆをピクっと動かしたけど、直ぐに
「えぇ?何がよぉ?」
といつもの調子で返してきた
「その、色んなものが反対だったり、逆さまだっ」
バンっ!リビングに大きな音が響く。テレビの中の明るいニュースキャスターの声以外の音が聞こえなくなった。
「それ以上は言わないで」
なんで?僕には理解ができない。分からないから聞いてるのに。何がダメなんだ?
「おかしいだろこの世界。なんで築いてるのに何も言わないの?」
グルリ 視界が一回転した。母は青ざめた顔でこっちを見てる。どうやらなにかに切られたようだ。
「親の言うことはちゃんと聞こうな、春夜くん。」僕の前に立っていたのは、漫画に出てくるジャガーの獣人族だった。しかも武装したやつ。「口に出さなければ殺されなかったのに。残念だ」
ガバッ......夢か、良かった。
心を裏返しにしてみよう、あっちに行ったらこっちに行ったらと言っても全部裏返しになってるよ。
裏返しっていうのは正しい道じゃないんだ。
今行きたい道じゃないんだ。
そこを目指しているわけじゃないんだ。
だからいいんだよ、
どこにいったっていいんだよ
ここにいていいんだよ。