『衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
防虫剤を入れたケースに蓋をして、クローゼットの奥にしまい込んだ。
次の夏、樟脳の香りと共にこの気持ちも再び溢れてしまうのかもしれない。
『衣替え』
学校へ到着することには、鼻先がひんやりと冷たくなる季節。
どこからか金木犀の香りがする。
クリーニングのタグがついたジャケットと、アイロンがかかったパリパリのシャツ、折り目正しいプリーツスカート。
いつもより新鮮な空気を吸い込んでいるような気がする。
【衣替え】
長ーい夏が終わって、ようやく秋が来たって感じ。長袖のブラウス着て、ベスト着て、ブレザーの前にカーディガン……はまだ暑いかな。
そんで、スカートはやめて、秋からはスラックス。スカートの方が可愛いっていう友達もいるけど、だってだって寒いんだもん。
スタンドミラーの前で身だしなみの最終確認。そしたら、ママがひょこっと覗いてきた。
「どしたの、ママ。」
ママはお上品な笑みを顔いっぱいに浮かべた。
「ううん。ただね、良い時代になったな、って。」
「どういうこと?」
「ママが高校生の時はね、スカートしか履いちゃいけなかったし、体操着なんてブルマっていうパンティみたいなやつだったのよ。寒くて、恥ずかしくて、悔しかったわ。」
「なにそれ、ありえないね!」
わたしがそう言うと、何故かママは満足そうに頷いていた。
秋の装いでいってきます。わたしらしさを祝うような、優しい風が吹いた。
秋の木枯らしが吹けば、最近急に寒くなってきたことを感じていた。
ずっと暑さが続いていたのが嘘のようだった。もう街中にいる人達は薄着ではなく、厚着の長袖などを着ていた。
だけれど衣替えよりも厄介なのが気温差。こうも気温差が激しいと体調が崩れやすい。
大事な友達も気にかけていて逆に申し訳ないと思う。
今日高校休みたいが、そんな甘えた考え方を振り払った。休めば学力関係で自分が困ると思う。
そんな真面目すぎる自分に嫌気を覚えながらぼんやりと友達の話を聞いていた。
衣替え
今日見た夢
私は天空の城ラピュタ世界で
パズーの部屋のベッドで上向になって熟睡している。
夜神月/キラが、私が熟睡中に小さな窓を開けたら
雪が降っていて外の空気の入れ替えをしていた。
キラが持つクリーム色の毛布を私にかけた。
そして死柄木弔が大工が持つような道具で熱を大量に出してパズーの部屋は温かい部屋だった
「ねーっ、この服どお」
「どおって言われても…」
「似合うって言ってよ、父親でしょ」
「そうだけど…気になるなら買ったら?」
「お金勿体ないから」
買うのは自分なのに、頬を膨らませてあれも違うこれも違うと試行錯誤している。結局、悩みに悩み、買ったのは灰色のアイシャドウだった。
「これね、グレーシャドウって言って、黒髪に合うんだって」
「そうなん?変じゃない?」
「変じゃない!もう帰る」
「なんか食べていかへんの?」
「太るし、いい」
「たまには食べたら?」
「じゃあ食べる!でもいいの?パパ中年だから、太ったら痩せにくいんでしょ」
痛い所をつかれた。フライドポテトを注文して、届くのをじっと待つ。他人となら気まずい無言も親子ならそうでも無いのはなんでだろうか。
「パパはさ、ママと離婚して正解だよ」
「うん」
この言葉に、どうしていいかいつも詰まってしまう。どう返すのが正解なんだろうか。
注文していたポテトが届いた。
「えっ」
「何?」
「雪降ってる」
「まぁもう12月やから」
「新年近いと色々めんどい、パパは大掃除とか衣替えとかするん?」
「仕事忙しいしそんなんはあんまりしーひん」
「パパの住所特定出来たら掃除くらいならすんねんけど」
衣替えは流石にしないらしい。まぁ、父親の下着をうっかり見るようなことがあったら娘にとっても自分にとってもなんとなしに嫌だ。
「じゃ、そろそろ帰るか」
「うん。お誕生日おめでとう、あと、メリークリスマス」
「メッセージ送ってくれてたやん」
「リアルで言うのとメッセージは別」
まぁ、そうなのかな?と内心首を傾げた。
「じゃ、またね」
「ばいばい」
今年は
まだ
衣替えが
出来ていない。
やっと
涼しくなったけど
まだまだ
暑くて。
それに
休日は
おでかけの予定で
いっぱいで
なかなか
時間が取れなくて。
次の休みは
衣替えして
秋冬の服も
いくつか
新調したいな。
#衣替え
気づけば衣替えの季節。
いつまでも暑かったりで、季節の変わり目が分かりにくくなったな。
今年は金木犀の香りも遅かったものね。
「昔は…」なんて、若い時は聞きたくなかったけど、言っちゃうもんだね。
昔は、衣替えの前から寒くて、早く制服のブレザーを着たかったな。
さぁ、稽古着もジャージ素材から綿に変えようか。
服を変えるように
気持ちも簡単に切り替えられたらいいのにな
「衣替え」
ペターポのママは、いつもオシャレで素敵だけど、服のアイテムは実は少なめなんだ。
彼女は何点かあるボトムスの中からその日の気分にぴったりの一着を選ぶと、あとはシルエットと素材を考えて全体のコーディネートを作り上げていく。
服はあまり増やしたくない彼女にとって、衣替えは季節の変わり目の整理整頓だけではなく断捨離の時間なのだ。
その過程で、捨てたくなってもすぐには処分しない。
面倒だからメルカリを利用することもない。
着なくなった洋服は、ペターポのドゥドゥぬいぐるみの服にリメイクしている。
彼女は無駄にすることなく大切に手を加えて、自由な発想を楽しんでいる。
「衣替え」
やけにしつこい、まるで夜まで続く真夏の様な人だった。
どれだけ振り払おうとも付いてきて、どけだけ報われなくても想いを吐いてくる。こちらの話を聞きたいが為に墓場まで持っていくつもりだった話まで暴露する始末だった。
独りでいる気なら一緒に暮らそう。そうだ、今度江ノ島に旅行でもしようよ。なんて言っていたっけ。
そのわりにあっさりと衣替えしていったな。まあ、そちらの方が着心地が良くなったのなら仕方ない。
ひとつ、後悔をあげるならば、あの時あの瞬間の自分の表情をやり直したいかな。いつも通りの歯に衣着せぬ態度で適当にあしらえれば良かった。きっと、もう、箪笥の奥にでもしまって忘れているだろうけど。
これからはせいぜい新しいものを買い替えていってくれ。
こちらはずっと、暑くても寒くても長袖を着ているよ。
3年間腕を通した夏服も今日でさよなら。
長い長い夏が終わって冷たい風が冬服を歓迎してる。
これからよろしく大切に着るから。
そう言った私に冷たい風はいっそう強く吹いてきた
今日も始まる風との戦い
─────『衣替え』
昨日は久しぶりにリビングで寝てから更に自分の部屋で寝てしまった🥴これしたら後でもっとしんどくなることわかってるのにその時のしんどさに負けてしまう...
大体いつも帰宅後
1時間 最近は課題かダラダラかのどっちか
➥1時間 帰宅後即明日の準備と
明日の服のついでに🛀🚿の用意もする
残り時間課題
↓
1時間半辺りになったところで🛀🚿
↓
🍽️
↓
11:30
暑かったり寒かったりええ加減にせぇ!
『衣替え』
ハンガーにかけた夏の制服は、
もう着ることはない。
最後の夏が呆気なく終わり、
もうすぐ冷たい冬が来る。
あ もう長袖な感じだね
い そうだね
あ コレ着たかったんだ
い 流行りのアニメの
あ そうそう
い アニメ見ないって
あ 今日から
い もう最終回だよ
あ え…
『衣替え』
衣替え
自分の住むところは
もう本格的に冬に突入し始めているので
ダウンジャケットを出し
ヒートテックを出し
暖房器具を稼働し始めている
でも飛行機に乗って
たかだか2時間の場所に降り立つと
まだ半袖の人が大半の場所に着く
上着を着ている人は少ない
当然衣替えなんかしていない
上手く言えないけど
みんなそれぞれその場所に合った「普通」を過ごしているだけだ
場所が変わればその普通は簡単に変わるし
範囲を広げるほど普通はどんどん曖昧になる
普通ってその程度のものだと思うんだよな
衣替え
長袖のシャツを引っ張り出したものの、まだまだ暑い日が続く。日が高くなれば、結局、袖をまくって過ごす。
今日はまだ、半袖で良かったかな。 僕が言うと、彼女は、
でも夜は冷えるから。それに……。
それに?
あなたの腕まくりの姿、嫌いじゃないよ。
そ、そうかな。
うん。
あ、そうだ。せっかく袖まくったから、お皿洗おうかな。
ほんと?ありがとう。
いやいや。
ついでにお風呂掃除もしてくれたら……。もっとカッコいいかも。
そ、そうか。よ~し、全部綺麗にするぞ。
いくつ季節が変わっても、僕たちの関係は変わらない。
〜衣替え〜
冬服に衣替え
少し気分も入れ替わる
寒いのは嫌だけど
服であったかくなるのは好きだな
服も心も自分次第!
好きなように着ちゃお!
好きなように生きちゃお!
服も心も入れ替えて
新しい季節の始まりだー!
ここは街外れのコインランドリー。
気持ちも一新、心も衣替えをしよう──。
だんだん肌寒くなってくるこの頃。
コインランドリーにも夏服や掛け布団を洗いに来るお客様が増えてきていた。
正午頃、僕が昼休憩に入って隣の部屋でお弁当を食べている時間に、ひとりのお客様が入ってきた。
うちの近くにある中学校の制服姿の女の子だった。
目にうっすら涙を浮かべていて、洗濯物は──持っていないようだった。
僕はなにか事情があるのかな、と思い、食べかけのお弁当を後にコインランドリーへ戻った。
「こんにちは、僕になにか用事?」
「いえ…っ」
女の子は袖で目元の涙を拭いながら言う。
「…僕でよければ話、聞こうか?」
「あの、…一番の親友だと思っていた子が、他の子ともっと仲良そうにしてて……。」
と途切れ途切れに言葉を発している。
僕は頷きながら色々な話を聞いた。
そして僕は最後に伝える。
「きっと、その親友の子もあなたの事が大好きだと思うよ。」
「時には気持ちの断捨離も大切だから、また話聞いて欲しい時があればいつでも来てね」
と微笑みながら伝えるのだった──。
────────
(未完成/仮保存)
お題:衣替え