『街』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
街。
僕とは無縁の輝いてる場所。
そこにいる皆がきらきらして見える。
無意識に顔を下げ、足速に抜け出す。
あぁここに僕の居場所があるわけなかったのに。
お題『街』
調理担当のロノから買い出しを頼まれた。主様はその話を聞きつけ、一緒に行くと言われたので馬車で街までやって来た。
食材を調達する前に、主様には新しい児童文学書を、自分には気になっていた小説を購入するためにいつもの本屋に入る。真新しい紙とインクの香りにワクワクしていると、主様も同じ気持ちなのか「フェネス、あっち」と言いながら俺の手を引っ張った。
連れて行かれた先は児童文学ではなく美術のコーナーだ。
「フェネス、この本がほしいの」
エスポワールの街にある美術館の模写を集めた本だ。しかしそれを買ってしまうと完全に予算オーバーで食料品の店に辿り着けそうもない。
「次に街に来ることがあればそのときに必ず買うので、今日は我慢していただけませんか?」
主様に提案すれば少し渋い表情をしたものの首を縦に振ってくださった。
そうなると自分のだけというわけにもいかず、俺も今日は手ぶらで本屋を出た。
買い出しを済ませた俺の荷物を持ちたいと主様が言い出されたので、焼き菓子の入った紙袋をお願いする。上機嫌の主様の手を再び取れば、ふふふっと嬉しそうに笑っている。
「こういうの、デートっていうのかな? 楽しい」
唐突なおませ発言に「あ、主様!?」と言った俺の声は上擦った。
「今度来るときは本屋さんデートよね。楽しみ」
慌てる俺と楽しそうな主様を見た肉屋の店主が微笑ましそうに相合を崩す。
「いいねー、お父さん。いつか手を繋ぐのも嫌がるようになるから、今のうちに堪能しとくといいよ」
そうか、街の人たちからしてみれば俺は主様の父親に見えるのか。
嬉しいような、そうでもないような不思議な気持ちに包まれたまま馬車までの少しだけの道のりを一緒に歩き、街を後にした。
【街】
この街には色んな人が住んでいる。
昔灰被り娘と呼ばれた老婆。
海の奥底に住み、王子様と恋をした子孫。
昔、ある王族の王妃様に献上したとされる林檎農家の息子。
色んな人がこの土地を訪れ、集い、やがて町となった。
今でも色んな風習が入り交じるこの街。
それもこれも先人達の生活の知恵だったり、昔、昔の教訓故だったり。
今日も今日とて、朝が来た。
物語の最初の街で。
物語の終焉を迎える人達が集う街で。
お題《街》
空白のスケッチブックに街を描いた。
少女の。少女だけの――空想の街。
孤独な少女が手に入れた、唯一の希望だった。
旅人のお兄ちゃんがくれた、彩が宿る不思議なスケッチブックだ。その他にも不思議なものをたくさん見せてくれた。星を淹れたティーポット、枯れた植物が元気になる水、歌う妖精ドーム、お茶会をひらいてくれるブリキのおもちゃ。
少女が手に入れたのは、生きてゆくための光と大切なきずな。
街
日が上がってから色々なものが動き出し
皆、生きるために活動をしている
人間が人間として生きるために活動できる場所
文明が発達してきた証
様々な思惑があり暗躍などがあり
一息つく暇がない
だから、私は
寝静まった夜の月明かりや月のない夜空が好きだ
昔から変わることのない、どこからみても同じ
この空が好きだ
子どもの頃住んでいた街に
その名も「街」という喫茶店があった
昭和レトロそのまま
メニューにはクリームソーダに
プリンアラモード
わたしが好きだったのは
ミルクセーキ
ナポリタンとたまごサンドは
どちらかいつも悩んだ
隣には書店があって
買ってもらった本を手に
「街」に寄り
ミルクセーキを飲みながら
本を読んでいた
大きくなったら
本屋さんか喫茶店で働いて
好きなものばかりに囲まれていたい
そう思ってた
連れて行ってくれた
父も母もいまは亡く
書店や喫茶店があった所には
ショッピングセンター
あの日の
街のざわめき 夕暮れの風
喫茶店のドアのチリンという音
わくわくした気持ち
戻らない失われた時
あんなにも幸せだったんだな
「街」
#132
赤信号も
渋滞も
神様からの
贈り物みたい
君に
送ってもらう
帰り道
# 街 (171)
ビルの底 点滅信号 切り替わり
白黒十字を交差する人
#短歌 #書く習慣 20230611「街」
街
ずっと隣にいてくれると信じていたのに。
なぜ、おまえはオレの隣に居てくれないんだ。
街に溶けたあの記憶は、もうオレの辛い記憶でしかない。
ふたご座ですが、一途なんです♡
心の景色が夢の中でいつも、現れる
緑色でひかり輝く。
森?山?みたいなところ
あなたは、自分だけの景色、世界を、見たことはありますか?そこに、誰かがいる。それは、だれ?
知らない人?それともこれから会う人の正夢?もしかしたら、運命の人?考えすぎですよね💦
でも、その景色を大切な人と見られたら、あなたは今どんな気持ちですか?もしそうなったらとかでもいいから、考えてみて。
その前にあなたは、恋をしたことはありますか?
片思いでもいいんです。
私は、いつも片思いで終わる。
好きになっても、私はその好きはいつも「心の迷い」だった。
本気でその人のために自分が、変わろうとも思わなかったし、本気で愛されたいとは思わなかった自分の中の理想の恋愛を描いて終わりみたいな恋愛だったと思う。
そんな私だったのですが。
2年前の秋のあの日に、出会ったんです!
自分が、心の底から愛する人に。
そして、その人のために行動できる「愛」というものに。
出会いは、一目惚れでした。
なんて、名前なんだろう?
好きなものは、なんだろう?
とたくさん知りたくて、私は最初その人と挨拶程度に関わって名前を知って、好きなものも質問して。
元々私が苦手だったものもその人の影響なのか、好きになっていた。
そして、知るたびにその人のことをもっと言葉に表せないくらい好きになっていった。
私の何気ない生活は、彼のおかげで特別なものになった。
最近、気付いたことですが、私、、、。
好きな人の前では不器用になってしまうみたいです。
これは、あるあるなのでしょうか?
好きという気持ちが大きくなりすぎて「恋愛」とは、
なんなのか?分からなくなってしまうときもあるんです。
これが、「恋」なんでしょうか?
「おはよう」
「お、お、おはようございます!?」
「どうしたの?そんなに慌てて、何かあった?」
「いえ!?べ、別になんでもない、、、です///」
彼の笑顔がかっこよくて、眩しくて、そしてなによりその優しさが私にとってはかけがえのないもので。
嬉しさとは真逆に恥ずかしさで、まともに会話ができないんです。
出会って2年も経つのに。
後々、知ったことですが、彼は人気新人声優をしているらしいです。
容姿端麗で、物知りで。気品があって、服装もおしゃれで、たまにいじわるなドSだけど、素直で優しい人。周りの人も楽しく明るい雰囲気に変える。
女性を一瞬でトリコにしてしまうほどの美しさ。
なんか、嫉妬しちゃいます。 たまに独占欲が出るときもありますが。
街
—
宮川翔吾の暮らすところは、とても辺鄙な田舎である。一応まだ人の多いところではあるが、それでも田舎は田舎だった。一歩外に出れば山が見え、数百メートル先には田んぼがあり、道ゆく人は高齢者か学生ばかりである。
しかもとうとう先月、学校帰りに立ち寄っていた本屋が潰れてしまったのだった。今は昔からある教科書を斡旋して販売している小さな本屋があるくらいである。しかし、そこは帰り道ではないので利用するのに大変不便だ。最近は渋々コンビニでかろうじて売っている流行りの本を買うか通販か電子書籍くらいしか選択肢がない。
服も若者向けのものはなく、高齢者か小学生までの子供向けのものばかりだった。これではお洒落を楽しめないしちょっとマイナーな本の存在も認知できない。
と、いうわけで、往復約四千円の学生にしては大金を叩いて若者は街へ遊びに行くのである。それは翔吾も例によって漏れず、土曜日で特に学校の補習も用事もない今日の日に、学校ではほぼ毎日べったりとくっつかれている高宮早苗と買い物へ街へ繰り出しているところだった。
大型の高速バスは街へ向けて揺れながら進む。車の揺れというのは結構眠りを誘うものだ。乗る時ははしゃいでいた早苗は隣で爆睡してしまっている。大変静かなものだ。起きている時もこれくらい静かであってほしい。いや、本当に静かになられたら流石に病気か何かを疑うが。
「おい、起きろ。もうすぐ着くぞ」
「んにゃ……、もう少し……」
「もう少しもねえんだよ。起きろ」
肘で突っついて早苗を起こす。が、もぞもぞと少し動くだけですぐに寝てしまう。ちょうどバスがインターチェンジを抜けた。あと五分か十分で目的地に着くだろう。その前に起こさなければならない。
「早苗、起きろ」
あまり大きくない声で体を軽く揺する。そうすると早苗はようやく起きようとしたのかぎゅ、と瞑っていた目をさらに力を入れて瞼を閉じ、そのあと何度か瞬きを始めた。
「ショーゴくん、おはよ」
「おはようじゃねえよ。もうすぐ着くぞ」
翔吾は窓の方へ顎をしゃくった。窓の外には車が何台も行き交い、地元にはないスーパーやそこそこ大きめの本屋、住宅街が見える。そしてその住宅街の先にある橋の向こうは、五階以上の建物が道の両サイドに並ぶ完全に街と言える風景だった。早苗が目を輝かせている。
「いつも思うのだが、この風景を見ると街って感じがして胸が躍るな。今日は何を買おう」
「目星つけてきてねえのかよ」
「いや、あるにはある。だがそれとは別にだよ」
そう言ってにっ、と楽しそうに笑った。お前そういうところあるよな。翔吾は小さく息をついた。
「とりあえず、あの店の新作飲みに行こうぜ」
「あの甘いやつだな! ショーゴくん君、見た目によらず甘いものいける口だから面白いよな」
「見た目によらずってなんだよ」
ある古い書物の一節にて。
その街には悪魔が棲む。普段は森の小屋に住んでいるが、人間を襲う魔女のような存在。
たびたび街に出る。
その名はバーバ・ヤガーと言う。
冬の悪魔とも呼ばれた。昔、シビリクムという街で魔女の力を借り「魔女対魔女」の戦があったそうだ。
その銅像が現在シビリクムで様子を佇む。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
書く習慣/68日目。
「 街 」…
マチと読むが、街や町といった
2つの言葉がある。
どうやら、違いがある様で、
・町は、市や村と並ぶ地方公共団体で、
市や区を分けた区画の意味がある様です。
簡単に言えば少し田舎な感じかな?
・街は、商業地区や繁華街など…賑やかな感じで、お店やビルが並ぶ場所を指す様です。
簡単に言えば少し都会な感じかな?
何か、複雑そうで簡単そうな…
イメージならこうなるのかな?
[ 🏙️ ]\_(・ω・)レッツ、アフタミー!
町は、田と丁だから…
「園丁、町の庭に田んぼを作る」
街は、彳と圭と亍だから、
「彳 亍 [テキチョク]、圭が街を行きつもどりつする」
コレなら、雰囲気がわかりやすくなるね…
私「何?まどろっこしくて面倒だと?、
当たり前の事言うでない…私もそう思ってる…
街なのか町なのか、マチマチムキムキ…」
待ち…ちょい、まち…
・・・コホン…
街で思う事なら、
ビルとかたたずんでる、
東京とか大阪とか思い浮かべかも…
東京は、仕事で、街中に、
ビル、ビル、ビル…とたってて、
人が多いから街だね…
渋谷とか銀座も人多いし事件多いし
まぁ…ザ・都会だね。
大阪は、大阪万博とか派手なおばちゃん
ユニバーサルとかあるし…
凄い場所だと思う。
私の今行ってる学校は東京にある所だから
いつも電車で苦労する…
街についても、人に人が溢れてる
正直、田舎者の私がいっちゃ悪いけど…
めっちゃ臭うしキツイ…
目や耳が悪い代わりに鼻がいいから
ほぼ毎日とても大変です。
都会は、凄い場所だけど、
とても大変な場所だなぁ…
・・・( ৮ ω ৮ )
話す事、思いつかないや…
では、また明日…
夜のマチ並みは明るくて絶景だ。
昔ライブに何度も行っちゃうぐらい好きだったバンドの代表曲、この文字を見るとさほど興味無かったブレス オブ ファイア3を買ってしまった(CM曲だったので)記憶とともに今でも曲が脳内再生される。それぐらい好きだったなぁ、懐かしい笑
【街】#3
「変わったな…ここも」
5年ぶりに、実家に帰ってきた。
実家の周辺は昔の面影など無く
新しいお店、空き地に変わっていた。
「……ここって」
ふと、ある空き地の前で、立ち止まる。
懐かしい。この道は覚えてる。よく通ったな。
「……あいつの家、無くなってるな」
中学の頃、どことなく気になっていた女の子の家。
別々の高校に進学してから、話さなくなった。
街で見かける事もあったが、なんだか気まずかった。
「………。」
今でもこの想いは変わらない。
もう一度会えたら…………。
なんて、ありっこないのに。
ー街ー
街は自分次第でいろんな街になる。
いい街、悪い街、楽しい街、つまらない街。
どうせなら今住んでるこの街を大好きな街でありたい。
私が住んでる場所は、結構田舎な所だ。
でも、時代も進み最近では、家があちらこちらに建てられている。🏡
「街」と聞くと、東京の六本木とか、そういうオフィス街を想像する。👨🏻💻こっちの「町」だと、田舎町を想像する。🌳同じ「まち」でも漢字によって異なるイメージを持つ。時代の進みはこういうところからも感じられる。🌀⏰
私は結構、田舎の学校の話が好き。すぐにでてくるのは、テーマは夏でセーラー服を着て、自転車思いっきり漕いで、毎日遊びまくる青春ストーリー♥️🚲
中学校も高校も家から近くて、幼なじみがいて、毎日楽しそうだな〜と憧れる⭐️🏫身近な自然が減少したと共に、こういう映画や小説も減少していった。🎥📖📗自然は大切!!!自然があるからいい空気を吸える。辛い時でも、結構自然に頼ってたな〜と思う。家の外に出るだけで、気持ちが楽になる🏠😊
元に戻せないのであれば、今ある自然を大事にするべき‼️🌱𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧♥️
「昨日あのネタで書いて、翌日にこの地震かよ」
某防災アプリで地震の情報を確認しながら、某所在住物書きは地震に対する報道を注視していた。
マグニチュード6.2。確実に、大地震である。
「いつもなら時事ネタで、地震と防災ネタの短文書きたいところだが、昨日もう書いちまってるもん。今日は別ネタいくか」
にしても「街」?3月1日、アプリ入れて最初のお題が「遠い街へ」だったわ懐かしいな。ポツリ感想を述べて、物書きは今日の物語の執筆作業に戻る。
「で、『街』で何書けって?」
――――――
最近最近のおはなしです。物理も生物学も現実感もガン無視の、非常に都合の良いおはなしです。
都内某所の某稲荷神社の、敷地内にある一軒家に住む末っ子子狐は、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔。
家族で仲良く、幸せに暮らしております。
善き化け狐、偉大な御狐となるべく、週に1〜2回人の世に出て、不思議なお餅を売り歩く修行中。
今日は新たな味のお餅を開発すべく、人間にしっかり化けて、「同胞」の多い街へトコトコお散歩に行きました。
細かいことは気にしません。東京は大抵魔法も呪術も何でもあります。
化け狐1匹魔女ひとり、魔性の猫に大狸数匹。探せば簡単に見つかるのです。
「餅に合う食材?」
まず最初に、子狐は大白蛇の酒屋さんに聞きました。
「そうだな。個人的には、焼き味噌とチーズが好きだ。少しだけ餅を炙って、そこに七味や明太子入りの焼き味噌だの、少し塩を振ったとろとろチーズだのをつける。酒に……いや、餅によく合う」
そうか。濃いめの味付けか。コンコン子狐納得して、持ってきたメモ帳にお気に入りのクレヨンで、ぐりぐりしっかりメモしました。
「お餅ねぇ。味噌は、アタシも同感よ」
次に子狐は、オネェな大古鹿のカフェに聞きました。
「今の時期なら、スパイスやハーブに合わせるのはどうかしら?若芽はもう難しいでしょうけど、山椒の葉の醤油漬けとか最高よ。ミョウガに、大葉とかニンニクとか入りの味噌をつけて焼いたのとか、ワイン……もとい、お餅に合うと思うの」
どうやら、お味噌は万能みたい。コンコン子狐学習して、これもメモ帳にぐりぐり書きました。
「私なら、やっぱり肉と合わせるかしら」
それから子狐は、化け猫の惣菜屋さんに聞きました。
「炙ったお餅を、塩気の強めなハムで巻いて、少しオリーブオイルを垂らすの。お餅の甘さとハムの塩気を、オイルがまとめてくれるわ。少し辛い軽めのカクテル……じゃなくて、お餅と合うと思う。あと甘いのに合わせるならお餅カナッペも良さそうね」
かなっぺって、なんだろう。コンコン子狐さっぱりですが、美味しいらしいので、ひとまずメモ帳にぐりぐり記録しておきました。
焼き味噌、チーズ、醤油漬けに焼きミョウガ、生ハム巻きにカナッペ。
たくさん候補が集まったところで、最後にコンコン子狐は、自慢のメモ帳を家の父狐に見せました。
「んんん……」
すごく難しそうな顔をして、ちょっと言いにくそうに、父狐は言いました。
「非常に、大人の……麦ジュースが、進みそうなラインナップだな」
むぎじゅーすって、なに?まだまだ子供の子狐は、父狐をキラキラおめめで質問攻めにしましたとさ。
おしまい、おしまい。
真っ暗な空に
光輝くお店
人が少なくなる頃
フラフラと街を歩く
やっぱりか
私の恋人は
女の人とお店に入っていく
帰るかー
〈街〉
「街」
コンクリート
固くて
おひさま出てくると暑くて
お月さまが見えると冷たいから
嫌い
車
とっても大きくて
キキーッ、ブッブーって
大きい音するからびっくりしちゃう
だから嫌い
人混み
足がいっぱいで尻尾踏まれちゃうから
嫌い
でも
君と出会えたから
街は大好き