『街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
彼女は狼のような人だ。
歓楽街で蠢く男達から金を吸い上げている。
今日も彼女は街の闇夜に消えていく。
街へ行く。陽キャがいる。
変な人がいる。…よし、帰ろう。
街というと都会の高層ビルが並んだ風景を思い出します。
初めて行った東京は360度ビルが並び都会住みでない私は深く印象に残っています。
今まで画面越しにしか見たことのない景色が目の前に広がりわくわくが止まらなくて楽しいひとときでした。
住む場所に戻る頃には帰りたくないと思ったほど。
でもある日東京ではないとある街に出た日になりますが、その日は何故か孤独を感じました。
ネットで東京は2日や3日がちょうどいいと書かれているのを見て少し関心を持つ程度にしか思わなかった私ですが、孤独を感じ、ようやく納得しました。
日本と首都である東京。
ビルが並び忙しなく歩く人々。
私の住む場所は歩けば挨拶してくれる人がいて、人が沢山いるわけでもない。
ビルだってない。
どこか暖かい場所。
私にとって街は夢を叶えられるたくさんの刺激をくれる場所。
でもどこか寂しくて孤独な雰囲気が漂う場所です。
街へ
外へ出るということは新しい発見を探しにいくということ。
街へ出ると興味を惹かれる商店街がたくさん立ち並んでいる。
服や化粧品、雑貨などに目を惹かれ、それらがきらびやかに見えるのだ。
人間は物欲にまみれている、自分の持っていないものに興味をそそられ、惹かれ、手に取り、自分のものにしたくなるから、許容範囲内でそれを手に入れる。
新しい発見は、見つけたときだけ、きらびやかに輝いて見えるものだと思う。
きっとそれを手に入れたとき、数年経ったとき、きらびやかではなくなってしまうのだ。
街が新しい発見をする場所であり、キラキラして見えるのは、いつまでたっても、すべてを手に入れることができないからであり、手に入らないものがたくさんあるから。
カンカン照りの暑い中山の麓の街へ行く。
時間がかかるので、道中野宿をしながら歩く。
電灯もない、時計もない。
持っているのは商品とお金、そして寝袋。
ただ、何もない山の間を歩くだけ。
夜になる。
光るキノコを見つけ出し、道の端に火をたく。
ポカポカしていると獣が来る。
この山のこの時間。
山の掟で手を出せない。
皆それ守り近づいてくる。
一人に全員集まって、温かい中夜を超す。
一夜開けると皆別れる。
これも全て山の掟。
道中で果実を取る。
全てを取らず、食べる分だけ。
バッグの中の商品を見る。
入っているのは薬草で作った薬のみ。これを街で売り続ける。
売ったあとのお金は木材を買う。
買った木材で山に橋等作り、恩返し。
これも全て山の掟。
これが私の住む山の掟。
川向うの街へ
立ち漕ぎで橋を上った
両翼が広がり勢いよく下る
かつての道を
ギアを切り換えて進む
/ 街へ
街。
ー先輩ならすぐに何か浮かぶのかなー
私はバカだから思いつかないな。先輩にフラれたショックが大きいはずなのに、増々好きになって、3月で卒業する先輩へ何も出来ないでいる。
先輩と出会ったのは陸上部だった。兄弟の影響もあったけど、本当は先輩の走る姿に惹かれて入部した。先輩は無口でたまに漏れる笑顔が私の「尊敬」を「好き」という感情に変えてしまった。片想いをして6ヶ月。10月31日、私は先輩に告白した。でも、1ヶ月以上経ってから返ってきた返事は
「今はそういうのに興味ありません。ごめんなさい」
だった。私は悲しいはずなのに涙を流しながら増々溢れ出す想いでいっぱいいっぱいだった。
私は小学生の頃からの幼馴染くんがいる。あまり接点がなかった幼馴染くんは同じクラスになってから距離が近くなった。私に話しかけてきて、私が陸上部に入ったら途中入部でも陸上部に入ってくるほどだ。蛙化現象を持っている私には気持ち悪いという感情が溢れていた。先輩に告白して数日経ったある日、私は突き放すように言った。
「私には好きな人がいるの。蛙化現象も持ってるんだけど、その人だけには出なくてさ。本気で好きなんだ」
唖然とした顔だった。
「ほかの男子に見られても嫌だし、家の前まで送ってくれなくてもいいよ。あんまり近づきすぎても私、蛙化現象出ちゃうし」
幼馴染くんは今にも泣きそうな顔だった。
ーこれでいいー
私に近づいたら傷つくし、これでいいの…そのはずだった。
「わかった。でも、最後に言わせて。返事、まだ出てなくて良かった」
返事。そういえば今日、先輩に告白したの近くにいた幼馴染くんは聞いてたんだ。
「返事?なんのこと?」
わかってたのに、私は誤魔化すようにそう答えた。
「俺の初恋の……」
小さな声でボソボソ言う幼馴染くんに
「君の初恋!?君、今初恋中でしたか、誰〜?応援するよ!」
幼馴染くんは奥手男子で、彼なりの告白をしてくれたつもりなんだろうけど、私は気づかないフリをしていた。私はあなたを好きになれる自信はない。
そしてそれからまた1ヶ月が経ち、私はフラれた事を伝えた。
「ドンマイ」
なぜかニヤニヤと嬉しそうな顔をしながら励ます幼馴染くんに私はムカッとしてしまった。
明るくて綺麗な街
みんな優しくて
暖かい
夜はたくさんの星が輝いている。
ここは暖かいけど
夜は灯りが少ないから
星がよく見える
あぁ、みんなこんなに輝けて
いいなぁ
【街へ】
✂︎-----------------⚠⚠⚠------------------✂︎
我慢をした。
我慢して頑張り続けた。
1度歩みを止めると一生止まってしまう気がしたから。
だから、僕は走った。
1歩でも多く1歩でも先の未来を見たくて。
でも、僕には無理だった。
ある日笑い方を忘れた
その次の日胃が痛くなった
我慢した
学校を早退した、泣きながら帰った
僕には皆よりも弱くて脆くて
走るにはさ速すぎたみたいだ
街へ
「街へ行ってはダメ」
それはなぜなのか分からず、
街へ行った
街には屋台があり色んな人がいた
楽しくて夢中になっていると
太陽が下がり、夜になっていた
すると突然後ろから、殴られた
僕は気絶した
目を覚ますと母が泣いていた。
母はこう言った
「太陽が昇っていると安全
夜になると危ないの」
暗闇に潜む奴らが活動を始めるから
🥀
街へ
あの街には、希望がある夢がある。
なんでもあるような大都会。
しかして、人の数だけ、人間ドラマや物語があるだろう。
果たして、私達の街には、ドラマがあるだろうか?
意外と隣の芝生は、青い。で、自分のすぐ隣にも、
毎日ドラマや物語があったのに、見逃していたのかもしれない。
我が愛猫を見ていると、そんな気分にもなるのでした。
街へ、か。秋葉原が電気街とか言われてたな。
調べればわかるんだろうけど、街の条件ってなんだろ?人口が一定以上とかかね。
町と街だとやっぱ街のほうが立派なイメージ。発展度合いとかも条件なのかな。
そういう意味で言うと街のような都会みたいな場所へはほとんど行くことはないな。
通販あるから大抵のものは自宅で手にはいるし、近くにはスーパーがあれば生きるに十分だ。
なぜ、人は故郷を懐かしむのだろう。
自分が育った、というそれだけの理由でここまで懐かしい気持ちになるのはなぜだろう。
私の場合はきっと、『自分が育った』という言葉の中に、幸せな思い出が詰め込まれているから。
そしてその思い出を、故郷という場所が思い出させるからだろう。
幼少期に歳の近い子供と遊んだ公園。
家族と買い物をしたショッピングモール。
家族の誕生日プレゼントを買いに行った雑貨屋。
初めてできた親友と出会った学校。
文化祭の買い出しをしたスーパー。
他にもある、きっと挙げたらきりが無い。
箇条書きにすると少し味気無いが、あの時、私は確かに幸せだったのだろう。
ハプニングも色々あったが、今となってはそれすらも、幸せな思い出の一部なのだ。
あの幸せがあったから、今の私は故郷を懐かしいと感じられるのだろう。
郷愁、という言葉がある。
意味は『異郷から故郷を懐かしむ気持ち』。
自分が郷愁を感じているのは、故郷を離れたからだろう。
つまり、今の『故郷を離れた私』がいるから、私の中の郷愁の念が育ったのだろう。
ならば帰省はもう少し先にしようか、と思った。
今は、この感情をじっくり味わっていたい。
思いを馳せる。
私の育った街へ。
街へ
街並みを歩くとよく感じる。人は堂々と生きて、自分がやりたい事、行きたい所に自分の意思で行動する。人々は何を思いながら、または考えながら街並みを歩いているのだろう?たまに疑問に思う。けれど、人はそれぞれだし、自分には全く関係ない。
街には様々な雰囲気がある。賑やかで人が集まっている街、静かで新鮮な街、活気的で生きがいのある街や様々な特徴を持つ街がある。
こうやって、人も街も異なる様々な特徴を持っていて、どれもも違った方法でこの世を生きている。
街へ行こう
何もかも忘れ街へ行こう
海の見える街そして旅立とう
あなたの背中を見つめて歩き
時々振り返るその笑顔にときめいて
誰にも邪魔されないまま
二人で歩こう
#街へ
街へ出る。
街は5年10年でがらりと様変わりしていて、全く別の街にいると感じることがある。でも所々に面影が残っていて、その場所を通るたび、思い出が呼び起こされる。
それはこの先、5年10年たっても変わらず同じこと思うんだろう。思い出は色褪せない。
街へ
若い頃は華やかな街への憧れはあったな。ここてバリバリ働くぞーって。
歳をとったある日、所用でバスに乗り都会に街に出てきた時、少し高い所でバスの中から妙な景色を見た。
アレっ。今こんなに曇ってだっけ?
空を見上げると真っ青な青空。
地上を見ると、お昼休みの時間でもないのに、とても多くの人間が、太陽を高層ビルに隠された日陰の歩道に溢れている。
不自然で気持ち悪かった、、、、、
あれから3年後の今、こんなことも思う。
余生を過ごす時、自分の欲求を満たすために、少し都会の楽しさにも触れるのも良いなと。
フラグ立ったかな? 笑
街へ向かうための唯一の吊り橋には、自死した妙齢の女の霊が出るという噂が立っている。橋から外に落とされそうになっただの、声をかけると呪われるだの。
そんなはずはない。橋から落とされたのは、若い男なのだから。
【街へ】
勇気が持てたら
早く街へ行こう
思い出を集めに。
便利なものなど、ありはしない。
すべて、そう勘違いさせられているだけだ。
街へ行けば、欲しいものは全て手に入る。
他の奴らはそういうが、オレは違う。
街は、苦難の連続だ。
今日のオレは、食糧を目当てに街へ繰り出した。
特に臆病な性格なもんで、住処を出るのも一苦労だ。
まず、明るい。
暗く光を閉ざした、個室のような、洞穴のような。
そんな部屋が俺にはお似合いだ。
というより、
日の光が嫌いなんだ。
世間では、何処でもかしこでも、晴れの日には部屋を飛び出し、レジャーやスポットへ繰り出さずには居られない連中がいる。
太陽の下に出ずにはいられないのだ。
そういうのを、陽キャっていうらしい。
が、
植物人間って、オレは呼んでる。
次にオレを襲ったのは、気温だ。
暑い。
いや、世間では20度前後の気温など、普通なのだろうが、オレは違う。
冷房の効く、涼やかで、落ち着いた、平穏な部屋が快適だ。
そこらに滴る汗をふりまく、小太りな奴らを見てみろ。誰が外に出たがるか。
そうはいっても食糧だ。
食わずにはやって行けない。
重い足と腰を起こして、自分を鼓舞し続ける。
……やっと着いた。
長旅だった。なん時間かかったろう。
途中、目にも止まらぬ早さでオレを轢き殺そうとする鉄の塊。
クラクションを鳴らしてさえくれなかった。
あいつの顔を拝めなかったのは、惜しい。
次見かけたら、タダじゃおかない。
さて、どうするか。
もう目的地には着いた。
だが、その街は、固く、オレへの門扉を閉ざしたままだった。
飛び跳ねても、手を振っても、オレを中には入れさせまいとしている。
……くそ、ここまでか。
やはり、便利なものなんて、世の中には無い。
苦労に見合った、見返りなんてないんだ。
あぁ、腹が減って、もう。ダメだ。
「おかぁさん、これ何?」
「え?あらやだ、アリさんじゃない。持ってこないでよ、やだ~」
「えー、落ちてたんだよぉ」
「置いておきなさい、もう」
―――ピロピロピロリン
「いらっしゃいませー」
……なにが、コンビニエンスだ……