『行かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
タイトル: クラスティー結婚する!!
誰もが予想していなかったニュースがスプリングフィールド中に広まった。「クラスティーが結婚する!」という衝撃的な知らせだ。彼の破天荒な性格と恋愛に無頓着な姿勢を知る者たちは、口を揃えて驚きを隠せなかった。だが、その裏には奇妙な出来事があったのだ。
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クラスティーはある夜、奇妙な夢を見た。普段の彼なら、夜はテレビやギャンブルで過ごし、何も考えずに眠りにつく。しかし、その夜は違った。彼の夢には、まばゆい光の中から威厳に満ちた姿が現れた。それは神様だった。
「クラスティー・ザ・クラウン…」神の声が響き渡る。
クラスティーは驚いて後ずさりしながら、「誰だよ、あんた?」とふざけ半分で尋ねた。
「わたしは神だ。お前の行いには限界を感じている。このまま好き勝手に生きるなら、次に待っているのは罰だ…死だ。」神様の声は冷たく、決して冗談ではないことが伝わってくる。
「えっ、待ってくれ!それは勘弁してくれよ!」クラスティーは恐れを隠せずに叫んだ。「何でもするから!でも死ぬのは嫌だ!」
神様はクラスティーをじっと見つめ、静かに言った。「では、結婚しろ。お前の放蕩な生活を改め、誠実な人生を送るのだ。さもなければ、お前の命はここで終わるだろう。」
目を覚ましたクラスティーは、汗だくでベッドから飛び起きた。「なんてこった…本当に夢だったのか?」しかし、その感覚はあまりにもリアルで、無視することはできなかった。クラスティーは怯え、神の言葉が頭から離れなかった。
「結婚しなきゃ、俺は死ぬのか…?」彼は独り言をつぶやき、絶望的な表情を浮かべた。そんな彼にとって、結婚など到底無理だと思っていたが、神の言葉を無視する勇気はなかった。
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そんな時、クラスティーはある女性と出会った。その名はアンヌ。彼女は美しく、知的でありながらも、長らく結婚相手を見つけることができずにいた。彼女もまた、何か人生を変えるような出来事を求めていた。
クラスティーはすぐに彼女に惹かれたが、それは恋愛感情というよりも、神の指令に従うための必死の手段だった。「結婚するなら今しかない!」と彼は思い、意を決してアンヌにプロポーズした。
「結婚してくれ、アンヌ!頼む、俺を救ってくれ!」彼は膝をつき、いつものギャグを交えながらも本気で懇願した。
驚いたアンヌは一瞬戸惑ったものの、クラスティーの真剣さに心を打たれた。彼女自身も、結婚を望んでいたが、なかなか良い相手に巡り合えなかった。クラスティーの提案は突然だったが、彼女は同意することにした。「いいわ、クラスティー。私たち、結婚しましょう。」
こうして、誰も予想しなかったカップルが誕生したのだ。
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結婚式の日、スプリングフィールド中が大騒ぎだった。もちろん、シンプソン家も招待されていた。バートとリサは、その知らせに驚愕していた。
「クラスティーが結婚するなんて信じられない!彼が一人で生きるのが性に合ってると思ってたのに。」バートは困惑して言った。
「でも、結婚はいいことよ。もしかしたら、彼の人生が変わるきっかけになるかもしれないわ。」リサは冷静に応じた。
式場に着くと、そこには町中の人々が集まっていた。ホーマー、マージ、ネッド・フランダース、モー、ランチレディ・ドリス、その他数えきれないキャラクターたちが参列していた。みんなが驚きと興味の入り混じった表情でクラスティーを見守っていた。
クラスティーは白いタキシードを着て、少し緊張していたが、舞台裏では相変わらず冗談を飛ばしていた。「もしこの結婚式が失敗したら、神様に一発食らわせられるな!」
しかし、その瞬間、式場に光が差し込み、神様が再びクラスティーの前に現れた。「クラスティー…今こそ、お前の選択が試される時だ。誠実にこの結婚を遂げよ、さもなくば…」
クラスティーは額に冷や汗を浮かべ、すぐに式を進めるよう促した。「オーケー、やるよ!やるから待ってくれ!」
神父が二人の手を取り、誓いの言葉を述べると、クラスティーは深い息を吸い込んで言った。「アンヌ…君がいなかったら、俺はもうこの世にいなかったかもしれない。だから…結婚しよう!」
アンヌは微笑み、彼の手を握り返した。「はい、クラスティー。私たち、共に歩んでいきましょう。」
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式が終わると、バートとリサは呆然としながら拍手していた。「まさか、クラスティーが本当に結婚するなんて…」とバートがつぶやいた。
「でも、彼も少しずつ変わっていくんじゃないかしら。」リサは希望を込めて微笑んだ。
こうして、クラスティーの新しい人生が始まった。彼が果たしてこの結婚を通じてどれだけ変わるのか、それはまだ誰にもわからなかったが、少なくとも一つだけ確かなことがあった。それは、クラスティーが神の警告を真剣に受け止めたということだ。
「死ぬよりはマシだよな…」彼はアンヌの手を握りながら、そっとつぶやいたのだった。
「俺さ、行かないで……って惜しまれるような英雄になりたい」
「…この現代社会じゃ無理だろ。異世界に召喚されるのを待ってろ」
心の友である親友に否定されてしまった。
悲しいなぁ…しくしく。
「⸺ワシは、行かないで……って惜しまれる英雄になれたかのう」
「死なないでって言われるような家族大好きおじいちゃんにはなれたんじゃないか?」
ワシの死に目にまで毒を吐いてくる親友…⸺ってちょっと待て、お主先に寿命迎えたじゃろ、もしやお主が天の国の案内役か?
【英雄志望と腐れ縁】
行かないで
(本稿を下書きとして保管)
2024.10.24 藍
行かないで
ねえ。どこに行くの?
いつもそうだ!お前はいつも、いつも俺の先に行くんだ。
かけっこのときも、散歩に行く時も、俺よりも先に行った。
そのたびに、俺は「おい。待て。」と言った。でも、年々経つたびにお前は衰えた。あんなに走って、俺をおいていったのに。今のお前はかけっこしても、散歩をしても、俺に置いていかれてしまう。なあ。ようやく、おいていかれる俺の気持ちが分かったか。寂しいんだよ。だから、ゆっくり行こうよ。でも、お前は天に呼び出されたんだな。お願いだから、遅刻していってくれ。俺と一緒にゆっくりいってくれ。俺を巻き込んでくれ。ごめんな。我儘な俺で。ありがとう。行ってらっしゃい。
洋介、遅いよ。いつも、僕は君よりも速かったみたいでいつも君に「待て。」と言われていたね。でも僕は嬉しかったんだよね。洋介、君はいつもいつも僕の気持ちがわかっていたよね。
ねえ。洋介、僕、呼び出されちゃったみたい。
もう一回、生まれ変われるなら、洋介の親友になりたいな。洋介、行ってきます。
洋介、大好き❤
行かないで……この言葉は、心の奥深くから湧き上がる叫びのように響く。言霊は、言葉が持つ目に見えない力であり、私たちの感情を形作る。愛する人に向けられたこの一言は、別れの恐れや孤独感を映し出す鏡のようだ。
「行かないで」と願うその瞬間、心は不安と希望の狭間で揺れ動く。愛する人が去ることは、まるで自分の一部が失われるような感覚。言霊は、時に優しく、時に厳しく、私たちの運命を左右する。良い方向へ導くこともあれば、逆に心の傷を深めることもある。
この言葉を口にすることで、私たちは相手に対する思いを伝え、絆を深めることができる。しかし、同時にその重みを感じる。愛は時に束縛となり、自由を奪うこともあるからだ。
だからこそ、「行かないで」という言葉は、愛の証であり、同時に別れの予感でもある。私たちはこの言葉を通じて、愛の本質を見つめ直し、互いの存在の大切さを再確認するのだ。
10月25日(木曜日)
【テーマ:行かないで/靈氣】
行かないで
いつまでも
かわらずに
なかよく
いっしょに
でかけましょう
行かないで
否定の形のお願いは難しい
「〇〇しないで」と言われると
お願いでも命令のように聞こえるし
強い言葉に感じる
でも
「行かないで」「泣かないで」
これらはお願いというか祈りに近い
意志の強さは感じても、強い言葉とは違う気がする
怖がりな私は
どちらも口にするのを躊躇う
行かないで
うかつだった。
少し今日はおかしかったんだ。
頭では分かっていたのに。
それだけは絶対しないって決めてたのに。
まりちゃんって犯罪者の娘なんでしょ?
1度口から出た言葉は取り消せない、だからもう一緒にはいられない。
ごめんなさい。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいすきでした。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
どうか、僕を置いていかないで。
蘇る過去の記憶はきっと──。
僕の相棒が亡くなってしまった。
女の子が車に轢かれそうになったところを助ける為に飛び出して守ったらしい。
「お前らしいな」
今日は相棒が亡くなってから1年だった。僕は追悼した。
その時、うっすらとお前の姿が見えた気がする。
「俺が死ぬわけないじゃん!」
そう言ってくれれば、どれだけ良かったか。
僕が何度も夢見た景色だ。
「…薄情だな」
うっすらと笑みを浮かべたが、この頃には後悔と薄寂とで雁字搦めになっていた。
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お題:行かないで
待て待て、まだお前はその時じゃあない。
君はついさっきここにやってきたばかりじゃないか。
月1度の楽しみがこんなにあっさりと終わりを迎えるなんて。
でもお前がいなくなることで新しい仲間が手に入るのも否めない。
しばらくガラスケースと睨めっこ。そろばんを頭の中でリズミカルに弾く。果たしてA男が導き出した答えとは。
「……これ、ください」
さようなら、諭吉。
「毎度!」
確かに懐は寒くなった。できれば行かないでほしかった。
でもその分ほかほかと温まる自分の心。
袋に詰めてもらった、推しのフィギュア。
オタ活とは何かと引き換えに何かを失い、そして得るのだ。
やはりお迎えして正解だった。
会うは別れの始まり、A男はスキップしながら帰路についた。
行かないで
自分の大切さをわかってよ なんで
輝いていた君はどこにいったんだなぜだ
行かないで
北風に震えるように
宇宙に漂うように
お腹を殴られるように
銃弾を撃たれたように
この首、絞められるように
孤独が膝を抱く
淋しさが貧乏ゆすり
悲しみが雪になり
痛みに気絶する
別れは、殺されるより怖い
「行かないで」
切実な声が空気を揺らし
紙飛行機か、糸電話か
それでも届かない
「行かないで」
「行かないで」
川面に投げる石のように
ぴょんぴょん跳ねて沈んでく
それでも死ねないの
夜が明けたら
朝食だ
なんて、にんげんは
悲しいんだろう
何を書こうとしたか忘れてしまった。その内容を思い出そうとすればするほど、どんどん遠くへ行ってしまう。行かないで。
行かないで
・・・・ イッチャタ⤵
「行かないで。」
「行かないよ。」
微笑みながら地球とくるくるダンスを踊るお月さま。
ほんとは年3センチほどの間隔で離れていっているのを知っているの。
誠実なのか 薄情なのか。
「行かないで」
「行かないで」なんて言ったら困らせてしまうかな。
でも、今は独りになりたくない。ただ一緒にいてほしい。わたしを置いてかないで。
【行かないで】
2人ぼっちでいた頃と打って変わって
最近ではきみはもてはやされる様になって
どんどん僕ときみの間にものが詰められて
無理やり距離を離されている様な気がしてしまって
もちろん僕だけのきみもいることは
重々承知しているけど
それでもどうしても内心では
行かないでって思ってしまっていた
でももういいよ
どんなに邪魔が入ったって
僕からきみに追いつくように走るから
2024-10-24
行かないで
って言えたらどんなによかったことか。
あの時、遠ざかる背中に手を伸ばさなかったのを今でもずっと後悔している。だけど、心のどこかでは引き留められなかった自分に安堵している矛盾した気持ちもあって、やっぱりずっと気持ち悪いままだ。
真っ赤な夕焼けに消えていくあの人が翻すコートの端に手が触れていたら、きっと現状は無いのだろう。あの人は優しいからきっとこんな地獄を受け入れてくれる。そうして変わり映えのしない生温い日々をずっとずっと繰り返していくのだ。あの人の地獄はわたしの天国。
だから引き留められなかった。
あの人の瞳には未来が映っていて、その中にはわたしもちゃんといたのだけれど。わたしの目には雁字搦めの過去しか見えていなかった。宝物ばかりを詰め込んだ大事な大事な過去。無数の骸のような宝物たちが行かないでって足を引っ張る。手を引いてくる。首を絞めてくる。
そうしてわたしはあなたの未来にならなかった。
行かないでっていえなかったこと、今でも後悔している。
どこかで輝いているあなたが恨めしい。
せいぜい元気に生きて、時々頭の片隅にわたしを思い浮かべて心に靄を燻らせるといい。
今度は私があなたに行かないでって言わせてやる日まで。
ドアノブを捻る手、振り向いた時に滑らかに広がる髪の毛、私を見つめる笑顔、「いってきます」と動く唇。
背中がぐんぐん遠くなる。ドアの外、光の中へ吸い込まれて、小さくなって消えていく。
「いかないでっ……。」
か細い自分の声に、目が覚めた。はぁ、はぁ、と息遣いが聞こえる。苦しい。涙がこぼれ落ちて、耳の中へ入る。
鼻を噛みたくて、耳の中を拭きたくて、身体中を拭いたくて、起き上がった。
こんな欲求、なんて贅沢なんだろう。自分の苦痛を取り除く為に、起き上がれるなんて!
ティッシュに手を伸ばしながら、斜め左を見た。あの子と目が合った。振り向いて私を見た時の笑顔のまま。
元気な姿を見せたいのに、あの子が重い鉄の扉に吸い込まれる時も、小さくなって帰ってきた時も、そして今も、私は「行かないで」と縋るだけ。
いつしか、前を向いて歩いて行ける日が来るのでしょうか。あの子は、その先にいますか。
憂いでるとか、儚いだとか、
そんな言葉で人生満了未遂の彼らを崇め、
神格化してはいけない。
自死は逃亡だ。
自死は解脱だ。
そこに正しさや間違いは無い。
優しさも慈悲も無い。
そして、往くべき者は死者を責めることも、
褒めることも、羨むことも許されない。
美しいものは、常に未来だけである。
絶望の果てに魅せた結末を、
美しがっては、いけない。