『行かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
行かないで
ねぇ。僕のこと忘れてしまったの?
もう必要ないの?
毎日君のことを見守ってるよ。
いつも君の背中を任せてもらってた。
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しばらく関わりないけど
もう僕は必要無い?
最近よくその紺色のリュック背負ってるよね。
埃であんま良く目の前が見えないけど…。
僕は次いつ出番??
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あ、やあ!久しぶり
もしかしてついに僕の出番??
え、待って嘘だろ…
そんなことってある?
僕こんな形でさよならしたく無いよ。
こんな所に一人で…寂しいよ。
ランドセル。
自分の事はすぐ忘れるのに
貴方の言ったことは一言も忘れない
良い言葉も悪い言葉も残ったまま
生きづらい
最近私はアルバイトを始めた。内気な私は誰とも上手く話せず、ただ時間だけが過ぎ去っていく。
家に帰って「ただいま」って、何回言っただろう。
誰もいないのに、誰かいてくれてると期待してしまう。「ただいま」という度に自分が嫌になる。切なくなる。苦しくなる。
今日も、暗い部屋の中で一人ベッドに眠る。
「ガリガリ、ガリガリ」と、とても不快な音が聞こえて目が覚めた。時刻は…まだ一時を過ぎたあたりだ。私は音の聞こえる方へと耳を傾け、足音立てずにそっと移動した。窓の方だ。カーテンを開くとそこには、一匹の猫がいた。よく見ると、足を怪我している。
外は、台風の接近で雷雨になっていた。私は見捨てるわけにもいかず、野良ではありながらも家の中に入れてあげた。おつまみ用に取っておいたお魚を半分あげた。それからしばらくして夜が明け、猫はすっかり元気を取り戻したのか、窓を開けた途端に出ていった。
「行かないで。」私は何度もそう言った。
まだ薄暗い部屋の中で一人、ただ泣いた。泣くことしか出来なかった。
そんな風に、ご自分を責めないでください。
そんな風に、ひとり閉じこもろうと、誰の手も届かないところに行こうとしないでください。
そんな風に、楽しいこと、快いことから自ら離れて、悲しみと苦しみにまみれようとしないでください。
貴女はどれだけ、ご自分を傷つけたいのですか。
そんな風にしなくて、良いのです。
貴女は、貴女であること自体に、無上の価値があるのです。
行かないで
今よりもましな優しさに会えると見限って
行かないで、捨てたものじゃないは、その優しさきっと、振り向いてごらんなさい、あなたが踏んづけた優しさから綺麗な花が咲いているわ
優しさってそういうものよ、きっとその時は気づかないし、ひょっとしたらウザくって厳しくて鬱陶しくて仕方なかったり、時にはチクチク痛かったりするけど、そんな優しさを優しさと気づかないで踏んづけて、あなたは行くけどきっとその後には綺麗な花が咲いているの、あなたの花道。
何時かあなたが振り返る時、その花道が、あなたを癒してくれる。
そしてまた前を向いて歩いて行けるように背中を押してくれる、優しさとはそういうもの。
「信じて」と言う人は信じてはいけない
「優しくありたい」と言う人は優しさを求めているが、与えることは出来ない
「嘘なんかじゃない」と言う時は大抵嘘をついている。
そんな安っぽい言葉について行かないで、おばあちゃんの教え。
令和6年10月24日
心幸
去る者は追わぬ主義とか嘯いて
要は愛す才能が無いのさ
行かないで文句だけ言うのはやめようよ
選べないなら白票でいい
#行かないで
行かないで
行かないといけない場所から
帰らないといけない場所に帰る
そのうちの小さな電車の箱の中から外を眺めて、
電車より遅い遅い鳥が並走して飛んでいたのに
私は線路に沿って帰ってあの子は逸れて綺麗な海に行ったことが
心底、心底羨ましかった
人は共感してくれる人間ではなく共に地獄に堕ちてくれる人間を求めると言われたが
少なくとも私は理性より自尊心が高い状態で
あの子が羨ましくとも私は隔てるガラスを破りはしなかった
「おはよう」で起こさないようにって、そっと出ていかないで。キスでもハグでもして起こして。
玄関のロックがかかる音に私の「いってらっしゃい」が消された。
そんなふうに行かないでよ
行かないで
私はまだ行けないんだから、
勝手にひとりで行かないで
・2『行かないで』
色々とすっとばして結論から話してしまった。
「行くな、行かないでくれ」
友人は
ふっと小さく笑うと
「いつもみたいに見送ってくれると思ってたよ」と言った。
「まあ、心配してくれてありがとう」
【続く】
行かないで
ねぇ…嘘だよね…一人にしないで…
嫌だよ…会えなくなるなんて…
ずっと一緒だって、約束したのに…
あなたが居ないなんて、今の私には、耐えられそうに無いから…
お願い…何処にも行かないで、私の隣から、離れないで…
不意に、気づいてしまった。
かけがえのない親友が、隣で朗らかに笑っていたその時に。
ああ、これは夢なのだと。
だって、現実ではもう親友には会えはしないのだから。二人で過ごした最後の記憶は、今より何年も昔の、子供の頃の情景で止まっている。
でも、それでも良かった。
これが夢だとしても、また親友と楽しく過ごせるのなら、それで。
なのに、親友は急に表情を曇らせて、「気づいちゃったか」と寂しそうに呟く。
何が? と笑ってはぐらかそうとしても、声は出なくて。
口を開いても、喉に力を込めても、何も言葉を発せなくて。
だめだ。早く否定しないと。誤魔化さないと。嫌な予感に焦っても、状況は改善しないまま、親友は寂しげに笑うだけ。
ついにはこちらに背を向けて、明るい光の方へと歩き出してしまう。
いやだ、行かないで。まだここに居て。まだ一緒に居たい。話したい。笑いたい。まだ──
声が出ない。
急いで走り出したのに、一向に距離が縮まらない。
だんだん周囲の光が強くなって、親友の姿が、霞んでいく。
*
眩しい朝日が射していた。
ぼんやりとした思考のまま、辺りを見回す。見慣れた自分の部屋だ。春から借りている、安アパートの和室。昨日適当に引いたせいか、カーテンの間には隙間ができていて、そこから光が漏れていた。
寝心地の良くない煎餅布団の上で起き上がり、伸びをする。そうしていると不意に今まで見ていた夢を思い出して、ため息が出た。
なんで気づいてしまったんだろう。気づかなければ、ただの幸福な夢のままで終われたのに。
そうでなくても、もう少し天気が悪ければ。雨でも降ってくれていたら、陽の光に起こされることも無く、長い夢を見ていられたかもしれないのに。
もやもやとした気持ちを抱えたまま立ち上がる。
乱暴に開いたカーテンの先は、憎らしいほどの晴天だった。
∕『行かないで』
お腹やせのトレーニングしたくないなら全身痩せればいい、人間みんな腹筋はある。お肉で隠してるだけ。
行かないで
行かないで……
行かないで……
行かないでくれー
小銭よ
私は 喉が渇いてジュースが飲みたいんだよ
何故そこに転がるんだー
側溝と自販機の下
取りづらいよ……
ねぇ少しは私の気持ちに気づいた?
君が仲良しをとうざけてイライラ喧嘩をふっかけるから
君からのキスを私はとうざけて基本的イライラしてます。
されてみてどうですか?
嫌でしょ、
不安でしょ。
不満が溜まるでしょ。
でもね君が自分で選んだ道だからね
ホントは君に大学行かなで欲しいけど、
君の人生だから…。
だけど私と結婚してすぐに大学受験したい
受かったら大学に行くって聞いた時
ごめんね。私仕事は支えてあげられるけど
学生は勇気がない…。
学生を支えてあげられるほど寛大じゃない。
だって私は君の母親じゃないから
どっちか一つだから君が学校行く時は
私身を引くよお互いのために。
僕は高校卒業して800kmも離れた遠いところに就職が決まっていた。すぐに帰れる距離じゃない。
とても仲のいい家族で、両親や兄と離れるのは正直寂しい気持ちもあったけど、それ以上に都会に憧れて、一人暮らしという新生活に胸を躍らせた。
両親は「強く生きろよ!」「頑張りなさいよ!」と応援しくれていた。
出発当日見送りに来てくれた家族や友達から色々な言葉をかけもらった。頑張ろうと心に誓った。
そして最後に、朝から少し静かだった父から
「やっぱりここに残ってくれないか?」
人生で初めて見た父の涙。
今更言うなよ。
それから4年たった今でも忘れられない。
明日電話するか...
今年の年末は実家に帰ろう。
【行かないで】
行かないで
ねぇ お願い 行かないで 一人にしないで
そんな私の懇願を振り切って、あなたは部屋を出る
悪いな、俺はもう行かなきゃ
パタン、とドアの閉まる音がやけに大きく聞こえた
「っなんでっ…なんで帰っちゃうのよ!こんな量のデータ入力、一人で出来るワケないじゃないっ」
山と積まれた書類を睨み付ける。手は出さない、山崩れを起こされては敵わない。
ガチャリ、とドアが開く。
「言っとくが、締切日間違えて余裕ぶっこいてた、お前の自業自得だから」
顔を覗かせた同期に期待するも、声を掛ける間もなく、再びパタンとドアが閉まる。
「人でなしっ!」
お前はロクデナシだー、明日の朝、骨は拾ってやるわー
人気のない社内に同期の声が響き、完全に静まり返る。
右と左の膝の上
出かける気配に敏感な君たちは
そろって可愛い顔をして
すぐに帰るよ
そしたらぎゅっと抱きしめて
右と左の手の平で
幸せだなって確かめる
「行かないで」
「行かないで」
そう叫べたら良かったのだろう。
もっと幼い子供の頃に。
そう叫んで、他人の目など気にする事なく泣き喚いて、子供なりに〝譲れないもの〟があるのだと、思い知らせていれば良かった。
置いていかれること、意志を黙殺されること、背を向けられることが怖いのだと、力の限りに叫べば良かった。
「〝聞き分けのいい〟子供だったからな、私は」
そう言って、皮肉げに唇の端をつり上げる。
グラスにはまだ半分ほどワインが残っていたが、何故か飲む気にはなれなかった。
テーブルに置いた手に、ひやりとした手が重なる。
指をなぞる手の感触がくすぐったくて逃れると、手はまたすぐに追ってきた。
「言っていいよ」
「――」
「何が欲しいのか、何が怖いのか。全部私に教えて欲しい」
「·····もう子供じゃない」
「関係ないよ。私はもっと、あなたの事が知りたい」
「·····」
「なんだってしてあげるよ」
再び重なる手のひらに、わずかに力がこもる。
その強さが心地よいと感じてしまうほどに、絆されている自分が何だかおかしくて、私はさっきとは違う笑みが浮かぶのを抑えられなかった。
END
「行かないで」
「一緒にさ、アイドルになろうよ」
そう言ってくれた君は最高に可愛かった
取り柄のない私に
声をかけてくれて嬉しかった
君と一緒にいたくて
苦手なダンスも歌も練習したけど
君との差は埋められなかった
他グループに引き抜かれてった君は
もう画面越しでしか会えなくなった
ずっとそばにいて欲しかった
【いかないで】