『蝶よ花よ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃から慣れ親しんだ
故郷の道から栗の花が消えた
その道は今も昔のまま
落葉広葉樹の山にかこまれている
春にはツツジや藤の花が咲き
畑には菜の花が咲いている
でもただ栗の花が無くなった
道沿いに有った栗の木も
栗の木が広く植わっていた場所も
みんな切り倒してしまった
そして6月に栗の花を
あちこちに当たり前のように
舞っていたゼフィルスと呼ばれる一群の
蝶は姿を消してしまった
ただそれだけ
人間にとって何も問題は無いことだ
蝶よ花よ
僕はもうこんなところまで来てしまったよ
蝶と花は補完関係にある
蝶も花も支え合っている
嗚呼、蝶よ花よ
なぜ話せもしない君たちは支え合えて
私たち人はわかりあうことができないのだろう
話すことという唯一無二の能力の無駄遣いなのか
どうか教えてくれ
蝶よ花よ
そうやって育てたくなるものだが
何事も程々が良い
蝶よ花よ
私は…。
太陽の下を堂々と、
歩ける様な人間ではありません。
私の手は、
真っ赤な血で汚れているのです。
そんな私が。
世の中の美しいものに、
触れて良い筈がありません。
でも。私は。
誰よりも美しい心と、
澄んだ瞳を持った貴方に、
惹かれてしまったのです。
何時も軽やかな貴方は、
まるで蝶が花から花へと、
舞うかの様で。
何時も華やかな貴方は、
まるで春の陽気に、
開く花の様で。
蝶よ花よ。
とは、言いますが。
そんな風に貴方を、
私は護りたいと思うのです。
貴方は私にとって
すごくきらきらしていました
蝶のような花のような
そんな貴方が何より好きでした。
花は溢れんばかりに咲き乱れて
その周りを蝶が戯れて
風は優雅にそよいで
燦々と照りつける太陽があって
青天井が太陽を据え置いて
海は宝石のように輝いていて
時々、人魚がこちらを覗いてくる
やがて灯火が現れて
あっという間に大きな炎となって
楽園を包みこんで
やがて灰になってしまったとさ
蝶よ花よ
舞い踊る命
彩りの宴を
踊り切れ
蝶も花も
なにもかも
盛りは短いのだから
僕も君もいつか蝶や花のようにうつくしくなれるかな。
なにかみえる
もうすぐ枯れるのに 迷ったのかい
それともお別れを伝えにきたのかも
あの美しい踊りは覚えている
声は聞こえないけど 輝いていた
人生は一度きりだ。
蝶の様に、美しく大空を羽ばたき
花の様に、可憐に枚散る
今からでも人生、やり直せるだろうか。
最初から決まってた/
小学生バスケクラブは弱小チーム
3年間で勝ったことなんて数えられるくらい
その時から負けスタート、
這い上がる為の人生だと決まっていた
負けることに慣れ
勝ちへの欲望は皆無
負けることが常
勝利なんて偶発的
そんな価値観で生きてきた
流れを変えようとはしてこなかった
その流れではダメなことはわかっていたが
見て見ぬふりを続け
自分に都合の良い甘ったれた言い訳を並べた
人間は強いだけが勝ちだけが正解じゃないと
それも一理あるが果たして真理だろうか
そんな自問自答を繰り返しながら
今まで色んな人間に会ってきて
今、初めてわたしの中の大きな
芯の価値観が揺さぶられている
動き出すきっかけをくれる人が現れた
ようやく手を差し伸べてくれる人が
そんな人をずっと待っていた
きっかけを、チャンスを
ここが分岐点
無下にはできない、したくない
わたしは進む
なにがあっても差し伸べてくれた手を離さない
大事に、見誤らないように、
自分自身で選択していく
こうなることは
最初から決まってたような気もする
だから待っていたんだ
苦しくとも死なずに、今日まで
蝶は生命の働き
花は生命の助け
蝶よ花よ
この世界を彩らせて
蝶よ花よと育てられました。
それはそれは窮屈で、
1日3回の餌付け、合間に芸を仕込まれて
帰る花畑は壁に無限に広がっている。
鱗粉を丁寧に払われ、
頭から水をかけられて飛べない私は
青空を夢に見るために今日も眠りにつく。
ChatGPTに尋ねてみた。
・「世間では」等、カテゴライズされたものに時々疑問を感じるのはおかしいでしょうか?
Answer
「世間」という言葉には、確かに「常識」や「普通」といった一般的な価値観や期待が含まれています。しかし、その「常識」や「普通」は時代や文化、地域、さらには個々人の経験によって異なることも多いです。ですので、それがよく分からないと感じることは全く不自然ではありません。
また、「世間の常識」は必ずしも絶対的なものではなく、むしろ多くの人が何となく共有している認識に過ぎないこともあります。だからこそ、自分自身の価値観や感覚が「世間」と違うと感じることがあっても、それはあなた自身が個性的で、自分の道を歩んでいる証拠とも言えるでしょう。
時には「世間」に合わせることも必要かもしれませんが、自分の感覚を大切にし、他人に惑わされずに自分の価値観に従うことも大切です。もし「世間」と自分の考えが合わないと感じるときは、それを考える機会と捉え、自分が本当に信じるものや、自分にとっての「常識」が何なのかを見つめ直すことができるかもしれません。
私にとっての当たり前をChatGPTが言語化してくれた。こうして文字になると不思議と安心できる。
「それぞれ」だから美しい。
題:蝶よ花よ
蝶よ花よと育てられた私は不幸だ。
僕の読む小説にそんな文が出てきた。
僕は訳が分からず、君に聞いた。
すると君は、
「私も正解とかは分からないわ、けど何となく何を言いたいのかはわかる。蝶よ花よって簡単に言うと機嫌をとられて、甘やかされたりすることでしょう?
それって間違いを教えて貰える機会を失うってことじゃないかしら」そう言い彼女は続けた。
「私もね蝶よ花よと育てられた。それはそれで楽しかったわ。
だけどね、貴方と出会って気づいたの。貴方は私とは違って挑戦し、失敗することで、より強く、逞しくなる。
貴方は自分で立ち上がる術をしっているのね、
でも私は、転んでも、失敗しても自分では起き上がれない。だから起こしてもらう。けど何が悪いのか分からなくてまた失敗し、転んでしまうの。」
「ええっと、つまり何が言いたいのかと言うと、、、」
「蝶よ花よと育てられたら、自分の成長に繋がらない、飛べることを知らない鳥のように可能性を秘めているのに開花させることができない、もしくはその機会を失うってことかな?」
僕がそう言うと君は大きく頷いた。
ひらりひらあり
緑を背に、花弁も羽根も
風を受け翻っては空へ舞い上がる。
目が回ってしまいそうな程
色を着飾る貴婦人らの会
あの花は、あの蝶は
見られていようがいまいが
優雅さを柔らかさを保ったまま
本能のまま生きるという難しさを
身をもって知る強い者たちだと思う。
彼、彼女らには
クオリアが結晶の如く
その身、形となって
宿っているのだろうと私は感じた。
ー 蝶よ花よ ー
『蝶よ花よ』
「これは何ですの?」
魔術師から手のひらサイズの機械を
渡された悪役令嬢が尋ねる。
「お嬢様、これはたまごっちです」
「たまごっち」とは
はるか彼方の星に棲む生き物たちのこと。
機械を通して食事をあげたり、
遊んであげたりしてお世話をするのだという。
魔術師は執事のセバスチャンとメイドの
ベッキーにも一つずつ渡した。
三人は物珍しそうにたまごっちを覗き込む。
「丹精込めて育てれば、驚くほどの成長を
遂げますよ。さあ、あなたも今日から
たまごっちマスター!」
こうして彼らは急遽たまごっちの
お世話をする事となった。
「あっ、足が生えてますわ!」
「この右上のドクロマークは何でしょうか?」
「おそらく病気にかかっているんだ。注射を打っ
て治さねばならないと攻略本に書いてあった」
次第に熱中していく三人。
おやつをあげたり、オソマの掃除をしたり、
スキマ時間を見つけては様子を窺う。
悪役令嬢は自分のたまごっちにジョセフィーヌ
と名付け、おなか・ごきげんメーターを常に
満タンにし、蝶よ花よと大切に育てた。
「私が手塩にかけて育てたんですもの。
きっと優雅でエレガントな姿に成長しますわ」
そして、遂に最終進化の瞬間が訪れた。
ピロリン♪
軽快な電子音と共に、
頭から毛が一本生えたおじさんが誕生。
(えっ、なんか……全然可愛くありませんわ)
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「さてさて、皆さんのたまごっちは
うまく育ちましたか?」
魔術師が現れ、たまごっち品評会が始まった。
セバスチャンのたまごっちは、黒い耳が生えた
うさぎ?猫のような姿をしたキャラクターだ。
「これはまめっちですね。このゲームの看板的
存在であり育成難易度が高いキャラですよ。
やりますねぇ!セバスチャン」
「そうなのか」
お次はベッキー。彼女のたまごっちは
愛嬌溢れるアヒルの姿をしていた。
「これはくちぱっちですね。
のんびり癒し系の人気キャラです」
「なるほど!ぽてっとしていて可愛いですね」
「さあ、お嬢様のたまごっちはどんな姿に
成長しましたか?」
「うっ」
おずおずと自分のたまごっちを
皆の前に晒す悪役令嬢。
「む、むむむ!これはおやじっちです。
特殊な育て方で出現するレアキャラですよ」
「お嬢様、すごいです!」
「おめでとうございます。主」
「……」
称賛の声を浴びる悪役令嬢は、
掌の上で佇む親父ジョセフィーヌを見つめた。
「……一生懸命育てましたもの」
最後まで責任を持ってお世話しようと
密かに誓う悪役令嬢であった。
蝶よ花よと、育てられることはなかったけども
蝶よ花よと、育てることはできるわ
蝶よ花よ
たしかに蝶よ花よと育てられましたが、突然変異でほぼ蛾となりました!
太って醜いやら、汚いやら、痩せろと。痩せてた時の私にさんざんセクハラしてきたおっさんが。
今のほうが自分勝手になっても幻滅されたりしないし、セクハラされることもない。むしろ過ごしやすいかも。通りすがりに悪口をいわれたり、相手の態度が悪いとかもあるけど、そんなの相手の性格が悪いだけってわかるし。
これ以上私が可愛くなっちゃったら困っちゃうな!
#蝶よ花よ(2024/08/08/Fri)
蝶が飛んでるよ
穏やかに柔らかに彼女が言う
ようせいの羽ばたきって似てる気がする
見た事ありそうだね 君なら
花畑になら蝶に紛れて飛んでると思う
想像できそうだ
よの中は知らない事で溢れているのよ
僕が知らない事ばかりなのかな
今日の夢は楽しい思い出だった
涙を出さずに目覚める事が出来た
彼女には笑顔でいて欲しい