『蝶よ花よ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
⑥蝶よ花よ
蝶よ花よとは
私のためにある言葉だと、
中学まで育ってきた。
神童という言葉も
街の小さな中学から高校受験で
現実を知った
受験に失敗し、進んだ高校では
可愛い女子が正義だった
就職して、合コンでもそうだった
蝶よ花よって
親だけだったのね
〈お題:蝶よ花よ〉ー評価:良作
飛び跳ねる蝶の美しさに惑わされると、その活発な身振りを咎める人はないように。
花の慎ましやかな見た目に惑わされては、その根が悪性であることを知る人はないように。
私は私である為に人を惑わす術を持たない人である。学習を軽視した私の浅はかな理想は現実を知らないが故。理想が絵空事に等しき妄言となったのは、一重に自己を知った後も変わらず学習を軽視したからである。
蜜も吸えぬ、蜜も作れぬ私が蝶や花やと偽ってみても結局は蟻にすら見向きもされないオチである。
然りとて泣き喚いてみたとて、害虫駆除と変わらぬ心持ちで押し付けあって、可哀想な人が私を泣き止ませに走るのだろう。
涙すら通じぬ私の要求が罷り通らないのは、蝶でも花でも私が成れなかった、とそれだけのことであった。
蝶よ花よ
蝶よ花よと愛でろなどとは言わないが、せめて疲れた時は肩を貸してほしい。
日々家
〖 蝶よ花よ 〗
クラスの美人は蝶よ花よと育てられたらしい。
私とは大違いだ。
いいな、と何度思ったことか。
だけど、蝶よ花よと育てられるのはちょっと違う。
時には叱ってくれる人もいて欲しい。
愛情を
蝶よ花よと
言うけれど
蝶は虫なんだよ
昆虫だよ!
蝶よ花よ
私にもようやく春がきたのかな?
学校が一緒の男の子にゲームに誘われたので相手の顔は知りませんが楽しそうなのでやってみました。案の定とても楽しい時間を過ごせませした。そこで私はあなたの顔を知らないことを伝えたところ「明日駅で話しかけるね」と言ってくれてとても親切だなと感じました。次の日実際にその人は話しかけてくれました。私は緊張して相手の目しか見ることが出来ず全体像を覚えられずにいました。その後も何回かゲームを一緒にやりました。ある日学校の行事で外に出ることがあり、あの人の全体像があやふやだったため友達に○○君ってどの人と聞いたところ塩顔イケメンがその先にはいました。私の頭はパニックになりました。その後映画に誘われて一緒に見に行く際に駅で待ち合わせをしていたところクソイケメンが爽やかな格好をして待っていて正味クソビビりました。その後無事にその日を終わろうとした時友達から電話がかかってきました。するとその友達は「○○君○○ちゃん(自分)のこと好きらしいよ」さらに続けて「○○ちゃんと付き合えなかったら俺の高校生の間の恋愛終わったわ」と言っていたことを教えてくれました。それを聞いて驚いたと同時に嬉しさと不安が残りました。私はゲームする以前は彼と関わったことがなくなぜ好きになって貰えたのか分かりません。そもそもこれらの出来事が1-2週間の間のことなので余計に不安になりました。これは私も彼のことを好きになる準備をしてもいいのでしょうか?
紫の蝶々が綺麗な花に乗って居る、本当に綺麗だった蝶々などそこら辺に居るが私が見たその蝶々は花の様に綺麗だった✨
皆さんは蝶々は綺麗だっと思いますよね♪
【蝶よ花よ】*62*
って感じではなかった気がするな笑
わりと自由奔放〜
だからこんな好奇心旺盛、自由人、即行動タイプに育ったんだろーなぁ
そのわりにはのんびりでマイペースというね笑
この前向きな性格は
おおらかに見守ってくれた両親のおかげ♪感謝です!
「ただいまー!」
「おかえりなさいませ♡」
元気よく帰宅の挨拶をしてくれた我が子に、渾身のハグを御見舞する。
「もう、暑いよぉ」
嫌がってみせるが、本心ではない。その証拠に、口角が上がっている。
「今日は何をされた?面白いことはござったか?」
「なんで侍?」
私の子はボケたらちゃんとツッコんでくれる良い子なのだ。
「友達が育ちを自慢していたのですが、意味がよくわからなくて。『腸よ鼻よと育てられた』そうです。なぜそれが自慢になるのですか?」
「ハッハッハ!それは『蝶よ花よ』ですな!子どもを大変可愛がることをそう言うのです。まさに私と貴方様の関係ですな!」
「なるほど、あいわかった。ほめてつかわす」
簡単な説明で納得したらしい。口調も合わせてくれたし、ウチの子天才かもしれぬ。
「有り難き幸せ。それはさておき、今日のおやつはシュークリームですぞ!」
「ほんと!?やったあ!」
シュークリームはこの子の好物だ。しかし、喜んだのは自身のためだけではないことを私は見抜いている。
シュークリームは、ヤツの好物でもあるのだ。
我が子を指導してくれる優秀な家庭教師を捕まえて『ヤツ』とは、いささか失礼であることは自覚している。
だがしかし、私にはヤツを敵視する理由があるのだ。
私の宝、私の天使、私の命たる我が子は……
ヤツをめっちゃ好いているのである!!
もう夢中なのである!!
なんなら恋しているのである!!!!
別に手を出されたとか、そんなことはない。出されていたらとっくに処している。
だがヤツの様子を見るに、あの子から向けられる気持ちをきっぱり拒絶していない!
いやまぁ、あの子を傷つけたら処すんだが……
いやでも、ヤツはきっと、あの子の純粋さを弄んでいるのだ。そうに違いない。
いくら容姿端麗で成績優秀で武芸百般に通ずるからといって、あの子のパートナーに相応しいとは限らない。
何と言ってもあの子はまだ子ども、私がヤツの本質を見極めてやらねば!
「というわけです」
「そういうわけでしたか」
指導時間終了後、珍しく先生を駅まで送ってくると言って家を出た私。
一緒に行くと言い出したあの子を宥めるのには苦労した。
最終的にヤツの一言で留守番を受け入れたあの子を見るのは複雑な気分だったか、目的達成のためには致し方ない。
「それで、先生はどうなさるおつもりで?」
「そうですね……確かに、師弟の枠を超えて好かれているのは感じています」
だろうとも。
「そのうえで……正直に申しますと、私自身はそのことを非常に嬉しく思っています」
「え゙!?」
「ああ、早合点なさらないでください。お子さんと今すぐどうこうなろうとは考えていません」
「しょ、将来的にはアリだと!?」
「先のことはわかりませんよ。未来が見えるわけでもあるまいし」
先生は飄々と答えてみせる。
私のほうは狼狽するばかりで、年下になったかのようだ。
「ただ、これだけは言えます」
先生はふと足を止めて、私の目を真っ直ぐに見つめた。
「私はあの子を、蝶よりも花よりも大切に思っています」
あまりにも真剣な言葉と視線。その圧力下で、私の喉は音を発することができなかった。
「今は良いではないですか、それだけで」
先生はそう言って笑うと、駅の雑踏へと消えていった。
テーマ「蝶よ花よ」
蝶よ花よ
小さい頃は蝶よ花よと持て囃され、少女から女性になる頃には伯爵令嬢とチヤホヤされていた。誰もかれもが羨む様な生活を送り、誰からも愛されていた私の人生は、一発の銃声でガラスのように砕け散った。
父が撃たれた。
父である伯爵は国の官僚に属していたが、穏健派で外交にも力をいれていたし、国内にも目を向け貧しい人にも優しかった。
それでも父は殺された。この国の行く末は暗く、貧しいものになっていくはすだ。
私の人生も一変した。館には住めなくなり、夜逃げ当然に館をあとにした。今までは父の庇護のもとに生きていたが、仕事をしなければならなくなった。蝶よ花よと育てられた人生は全く役に立つものではなくなった。
あれから2年。
私は父を撃った国賊組織にスパイとして潜り込んている。迷彩服に身を包み、化粧っ気のない顔で髪もホコリにまみれている。それでも生きている。
幼少期の華やかな生活の中で1つだけ役に立つことがあるどすれば、それは母国語以外に言葉が話せることだ。他国の言葉を話せる事で、国賊組織が他国とする交渉の要となっている。つまりは外交。
それは父と同じ仕事。
父とは仕事の目的が違うかもしれないが、父と同じ外交の仕事をしていることを胸に強く生きていかなければならない。
絶対に生きのびてやる。
ネタバレするかもしれない。hrak映画です。
※ワンクッション短すぎだろ。
私の生きる理由。
私にとってのそれは、彼女を殺すこと。
今まで、どんな不幸にも意味はあるのだと信じて生きてきた。それでも、知って仕舞えば世界は、私にも目を向けてくださると、一瞬でも報われた気がした。
初めこそ彼女は私を拒んだ。
触れる、それが彼女にとって一番残酷なことだったから。それでも大丈夫だと、私がいると、微笑んで伝えると、彼女は私に心を開いてくれるようになった。
知っていた。
彼女は"力が暴走する"ことも、それによって"私"が苦しむことも、辛い思いをしていると。
だからこそ、彼女は自分が自分では無くなった時、殺してと、お願いだと頼んだ。
それが彼女のために、人生になるのなら。
蝶よ花よと私が大切に想い過ごしてきた彼女の最期は、最初から決まっていたんだと。
信じて殺すしか道はないと。
「俺の気持ちなんてものより、ずっとずっと彼女の方が大切だろう」と。
俺が殺すしかないんだと。
もし彼女の力が最初から無ければ、私がここにいることも殺すことも会うことも、初めから存在しない未来だった。
それなら、彼女と出会わず死ぬ人生を択ぶよりマシだと感じた。
だから。
俺を止めるな。
#2024.8.7,8.「蝶よ花よ」「最初から決まっていた」
まだhrak映画観てない方ごめんなさい。
いやあ………jurioとanna、よかったですね…!(悪マイト無視)
悲しくないのになんで泣きそうな私がいるんだろう
ねぇこんな気持ちをあなたは隠さずにいられますか?
拗ねたフリしたり 枯れたフリしたりしてごめんね
秘密隠したいけど咲いていたい
こんな初めての痛みをありがとう
蝶よ、届けてください愛を。結ばせてください愛を。
固く、固く、赤い糸で
花よ、言わせてください好きを。 溢れる好きを。
一度だけ言えたあの日も ずっと言えずに終わる今日も
君でよかったな
初めての恋をありがとう 初めての好きをありがとう
今年も沢山の花たちをありがとう
もう引きずらないで笑うんだ。
最後の日まで好きでした。
“センパイ さようなら”
虫たちが教えてくれた
刻一刻と変化している
太陽は悼み水は淀み
人世紀へ警鐘
虫に愛想つかされた人は
残りの食料を奪い合う
新人世紀は簡単に崩壊一途
人が塵になる日は近いかも?
喋よ、よく来てくれたね?どう今日も花の蜜を吸いに来たのかい?私はそう言ってお花を置いてあげた。何故なの?何故そんなに私の方に来るのかい?貴方にはお母さんが居るのでは無いの?って言って喋は、花の蜜を吸ってまた帰った。あんなに綺麗な喋が居ると現実が見れなくなるよ。
大切であればあるほどに
手出し口出しせず
見守ってあげないと
#蝶よ花よ
蝶よ花よ
なぜそんなにも
私の心を
華やかにさせてくれるのか?
蝶よ花よ
私のように舞い踊れるのだろうか
蝶よ花よ
私のように咲き乱れるのだろうか
自然は美しい
でもそれ以上に人は美しい
私は美しい
私はもっと美しくなれる
蝶よ花よ
私を引き立たてよ
春愛でて 夏増えぬとも 秋越えて
越冬してくる あなたに会いたい
昨秋から心身のバランスを崩し床に伏していた。
冬が来て、年が変わっても具合は良くなるどころか、ますます自分が弱っていき、社会から忘れられているような不安に苛まれていた。
そんな灰色の日々、唯一、支えになったのは初秋に庭に植えた球根だった。チューリップ、水仙、ヒヤシンス、ムスカリ、ラナンキュラスを植えてあった。
布団の中の自分と土の中で眠っている球根たちが重なる。今はここでこうして力を蓄えているのだ、春になったら芽をだし花を咲かせる球根のように私も布団から出て、庭へ出て花の匂いを思いきり吸い込み、蝶の様に春爛漫の世の中を謳歌するのだと想像した。
その時間だけは悲しみや苦しみから解き放たれる事が出来た。
春が訪れ、最初に水仙が咲き、順に庭いっぱいに花が咲き出して、蝶も時折遊びに来た。私も少しずつ外に出ることができるようになった。けれども、紫陽花が咲きだす頃にまた、体調を崩してしまった。
再び辛い日々に戻ってしまったが、
それでもこの夏が終わってまた秋になれば、球根を植えようと思う。
そして凍てつく心を
蝶よ花よと希望を持つことで
溶かしていけたら。
#蝶よ花よ
蝶よ花よ
ひらひら舞う蝶よ
何かの良い知らせを届けに来てくれたのか?
蝶は私の周りを舞って
綺麗な花の周りを舞った
ここにこんな綺麗な花が咲いているよ
と教えてくれた気がした
私のすぐ近くには綺麗な現実があるのにどうして気が付かないのだろう?
どうして綺麗だと感じれないのだろう?
私は私の心を掃除して
また新たに綺麗だと感じて行こう
そう決めた蝶との出会いだった