『蝶よ花よ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あぁ、憎たらしい
昔からそうだった。
大事に大事に育てられたのね?
全てが自分の思い通りになると思っているのかしら?
とんでもない皮肉だわ
努力してきた人をみれば、決しておごることもない
前を見て進む人は、決して不遜な態度を取らない
私はこの言葉が嫌い
そうやって甘やかされて育った人間の末路は
ひねくれた私よりなお悪い
#蝶よ花よ
蟲の呼吸___蝶ノ舞__戯れ___
鬼を許さない
姉を、継子達を、人を、殺す
鬼達を絶対に許しはしない
花の呼吸___弐ノ型__御影梅___
鬼を殺す
それが私の使命だから
鬼は許しちゃいけないものだって
師範が言ってたから
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「地獄に堕ちろ」
師範!!
許さない
憎い
死なないで
初めて、鬼を憎んだ
ああ、師範___
生きて欲しかったのに
一緒に…やっと、いきたいって_
殺してやる
絶対に許さない!!
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かみかざり
わたしの、かみかざり
しはんから、もらった
大切なもの___
『頑張ったね、カナヲ』
___うん…
頑張ったよ
私、頑張ったよ、師範
生きて、一緒に帰りたかった
今までありがとう
さようなら…__
【最初から決まってた】【蝶よ花よ】
分かっていたことじゃないか。全て、最初から決まってた。今更なんだ。さぁ、手で雑に涙を拭って顔を上げるんだ。手に触れる布が湿って冷たい。私、なんで泣いてんだっけ。数時間前の出来事に意識を向けて思い出す。あー、振られたのか。また、振られた理由は同じ。嘲笑うなら嘲笑えばいい。蝶よ花よ、私の何がいけなかったというのか。いや、分かり切っていることか。人は人じゃないと恋愛をしたくはないらしい。最初の方は受け入れるよ、なんて言葉で私を安心させるくせに少し経ったくらいのところで毎度私を見限るんだ。
「やっぱり俺らは同じ種族の人と恋愛をするべきだと思うんだ。」
そんな言葉。最初から諦めていたことではある。それでも、まだ希望があると思ってしまったんだ。呑み込めない言葉を無理に飲み込めば飲み込むほど喉が詰まる、息が苦しくなるんだ。分かっていたことでも分かりたくはない。
「同じ種族の恋愛がつまらなそうって言ってたのはそっちなのにね。」
誰に言うでもなく独りの葛藤のため吐き捨てる。何度呪ったことか。いくら変わりたいと願ったってもらった身体を捨てるのは怖かった。誰か少しだけ受け入れてくれる人がいればいいのに。
【蝶よ花よ】
「あのヒト、蝶よ花よと育てられたからね。世が世なら、お姫様なんだよ。それだけが誇りなんだ」
吐き捨てるように言って、自分の声の冷たさに気づいて、慌てて謝る。
「ごめん。こんなこと言われても困るよね」
「いや」
印象は確かに強烈だった。初めて会った時の、黒くて裾の長いものを着て、真っ赤な唇でわらった祖母を思い出す。
「ばーちゃん、ラスボス感、半端ないもんな」
「ラスボスね……その例えは初めてだ」
(ボスって言えないこともないなぁ)
「ははは」と乾いた声で笑い、眉を顰める。
「生きた化石だよ」
祖母と暮らす家は息苦しい。でも母を残して出ては行けない。重い考えに沈みそうになった時、「シーラカンス?」と少し間の抜けた声が耳に入る。
「シーラカンスって……言った?」
聞き間違えたのかと思って繰り返すと、
「あぁ、シーラカンス。生きた化石だろ?」
当たり前のような顔をする。
「なんか……」
泣きそうになって、キョロキョロと視線を彷徨わせる。他に……といってもそれしか思いつかなくて、「ありがとう」を言う。
「あ?」
なぜ礼をされたのか、まるで分かっていない声が返ってくる。
「うん。ラーメン食べに行こう。奢るよ」
「あ? この間行ったばっかだろ」
「いいんだよ。嬉しいから」
「嬉しいと、ラーメンか」
「うん」
今までできなかったことをする。今は、それだけで充分なんだ。
蝶よ花よ
私は子供の頃、蝶よ花よと育てられた。 欲しい物は全て与えられ、別に欲しくない物でもたくさんの物を買い与えられた。
父親は不動産の会社経営をしており、何がそんなに儲かるのかはわからなかったけれど、使いきれないほどのお金があった。
当然、私は世間知らずで我儘。一度着た服は着ないし、電車も乗った事がない。食べる物は普通だと思っていた物が世間では驚く程の贅沢で、家にジムやプール、シアタールームがあるのは一般的ではないようだ。
そんな私が今、猛烈にハマっているなが、ネットで見た福岡県のご当地ヒーロー〝フクジャーズ”
どうしたら彼に会えるんだろう。
電車は怖くて乗れないし、車で福岡までなんて吐きそうだし、、、。ヘリ?引かれるか?
(会いたい!どーしても会いたい!)
思い切って福岡県の事務所にメールしてみた。
私は◯◯不動産会社の◯◯の娘です。フクジャーズ様にお会いしたく、こちらに来て頂けませんか?
全ての費用はこちらでご用意し、お礼として◯◯◯万円お支払いします。如何でしょうか
数日後
是非、お会いしたく思います
と返事が来る。
やっぱり、世の中お金だ!
ちょろい!ちょろい!
雨
ただ歓喜で溢れる
土は泥になりながら恵を知り
芽は倒れながら養分を喰らう
人間は歪んだ顔を傘で隠す
雨
ただ歓喜で溢れる
花は散りながら恵を知り
森は叫びながら養分を喰らう
そこで
赤い花弁の部屋をそなえた
1輪、凛と立つ花
憂鬱な蝶はそれを目におさめた
晴れ
ただ悲鳴で溢れる
たった1足で
土は崩れ
芽は踏まれ
花は踏みにじられ
森はなくなる
1輪、凛と立つ花
赤い花弁に
蝶はそっと身を委ねた
蝶よ花よ
蝶よ花よ
蝶よ花よ…、うーん、難しいお題だなぁ…(;´_ゝ`)
浮かばないや…💦ごめんなさい…
蝶よ花よと私を育ててくれた家族
可愛がってくれる家族
でも私に新しいチャレンジはさせてくれなかった。
彼と出会った。
彼は私を連れて色んなところを連れていってくれた。
家族とは違って新しいことを教えてくれた
蝶よ花よと育ててくれた家族も好きだけど
色んなチャレンジをさせてくれる彼も大好きだ
─────『蝶よ花よ』
「蝶よ、花よ」
ルビジウム
ホウ素
ガリウム
インジウム
タリウム
リチウム
銅
ナトリウム
バリウム
ストロンチウム
カリウム
セシウム…
あの花にはどの色が似合うだろう。
その周りを舞う蝶は
何色に惹かれたのだろう。
美しい花は棘を持ち
美しい蝶は毒を持つ。
厳しい自然界の中で、
今日も凛と咲き、
今日も凛と舞う。
いつか、この美しさが消えてしまうからこそ
儚くもあり
今が一番美しい。
【蝶よ花よ】
夜の10時頃
オレは化粧台の前に座り
ボディーラインが出る服を着て粧す。
この日はカーニバルが更に盛り上がる日。
有名人やセレブが来る特別な日だ。
フロアに出ればそこはオレの舞台となる。
特に「ダンサー」でも「踊り子」でも
「コンパニオン」でもないが
同じぐらい振り舞える。
いくらオレのようなゲイ野郎でも
ここでは飛び抜けて輝ける『イケてる奴』になれる。
音にのせてセクシーに体をくねらせれば
観客の視線は独り占めできる。
性別関係なく男も女もクギズケ。
魅了されたファンは
いくらでもオレに酒を奢ってくれる。
シャンパンにテキーラ…なーんでも
酔う心配?
ああ、オレはお茶しか飲まないから大丈夫。
だから悪酔いして持ち帰られることも無い。
逆に相手が酒に酔いつぶれて
先にダウンしてしまうから心配無し。
万が一オレが酔ってしまっても踊っていれば
アルコールが抜けて勝手に酔いは覚める。
オレは1人で踊った方が楽しめるから
1人で参加するのが好き。
もちろんファンに愛想を振りまくけど
思わせぶりをするだけ。
女に絡まれるのはかまわないが、
男に絡まれるのは勘弁。
踊れなくなるから邪魔者はいらない。
特に抱きつく男は厄介だ。
もし美味しそうなターゲットがいたら
楽しむついでに得意な色仕掛けで話しかけて
酒を飲んで音にのる。
「 あなただけのプライベートダンスしてほしい?」と
サラッと口説けばそれだけでお持ち帰りは上手くいく。
カーニバルは朝まで止まない。
オレは朝まで踊り続け観客を魅了する。
そこに『花』を咲かせる
『蝶』となるのだ。
蝶よ花よ。子供を可愛がる。そんな意味だったな。子供と関わることなんてほぼないし縁のない言葉だ。
一応兄に子供ができたからやろうと思えば可愛がれるけど産まれてから一度も会ってないしこれからも会いたいと思えない。
興味がないんだな他人に。それが実の兄であろうと兄の子供であろうと。仮に自分の子供であっても興味がなかったと思う。
まぁ実際の子供じゃなくてそれこそ生き物じゃないものに使っても違和感のない言葉ではあるからバイクとかパソコンを相手に使ってもいいんだよな。
でもそういう物すらそこまで愛せる対象がない。愛がないんだな俺には。
自分の人生に熱がなくなっているのがわかる。なにをしても冷めている自分がいる。年を取ると大抵の人はこうなるんだろう。
愛する家族がいれば違うんだろうな。これは独身者特有の感情だと思う。
でも俺には愛する家族なんていないからどうしようもないな。殺したいほど憎い親はいるけど。
ちょうとはな
蝶と花
ぱんだとたけ
熊猫と竹
そらとくも
空と雲
こうやって組み合わせる事でより、綺麗さが増すんですよ、、、じゃあ、人間とだったら
AIと人間
こうなるだろう、そしてこの世界は、AIに支配され人間は、"消えるだろう"、、、
〜蝶よ花よ〜
私の親はどちらもモデルをしている。それ故に、私も少し顔は整っている方だ。
私は私の顔が好きではない。顔だけで告白してくる人がいるからだ。でも、1番の理由は「可愛い」からだ。
周りの人は私を見てよく「かわいい!」と言う。嬉しいとは思う。親も言ってくれるし、スカウトもされる。でも、周りが私に「可愛い」を求めるから、私は可愛くあり続けなければいけない。
それに、よく嫉妬されるため同性の友達はあまりいないし、近づいてくる人はだいたい「可愛い」私の顔目的だ。
モデルの娘であり整った顔でモテる、仲良くしといて損はないのだろう。
「私の中身を見てくれる人は、どこにいるんだろ」
蝶よ花よと可愛がられても、顔だけなら嬉しくはないから。
そんなことを呟き、今日「も」肌のために早く寝る
蝶よ花よ
蟻よ草よ
たいていの人は、蝶や花のように
もて囃されて育ってきてはいない
ほとんどの人が蟻や草のように
踏みつけられたり けなされたり
居ないかのように扱われてきただろう
蟻は蝶にはなれはしない
草は花を咲かせない
それでも いつかは 一瞬だけでもって
夢見るんだ
「蝶よ花よ」
たおやかなイメージにつけられるけど、
なかなかどうして、蝶も花も大変な一生だと
思うよー。
蝶よ花よ、貴方の美しさに
私は救われております。
どんな過酷な状況下でも
懸命に咲き 華麗に飛び
嗚呼 蝶よ花よ
どうか 安らぎを我らに。
…なんて信仰して育てないでよね。
肩身狭いわ。
#蝶よ花よ
蝶よ花よと育てられ、私は家を出た。
いわば私の両親は過保護だったのかも知れない。一人っ子だったとは言えど
あまり友達とも遊べず、
この間までご飯も炊けなかったのだ。
両親はひたすらに愛をくれるだけであった。
一度触れれば
飲み込まれてしまうような、
気持ちの悪い愛情なんていらない。
私は転んでも見守ってくれる親が良かった。
両親は早速お付き合いしている人はいないのかとメールをしてくる。
悪いが男に愛を与えることが
怖くなってしまった私が
結婚なんてするはずがないだろう。
むしろそれで良い気がする。
それが唯一の反抗である。
両親に感謝を伝えることは
言葉の花束を贈っているようなものです。
#蝶よ花よ
蝶よ花よと両親に育てられた兄は成人して直ぐに家を出ていき、今では音信不通。
僕は、両親に疎まれて育てられた。
何をやっても兄と比べられ、出来損ないと罵られた。
それなのに、なぜ僕がこんな両親の世話をしなければならないのか。
両親は「あなたのためだったのよ」と耳触りの良い言葉を並べているが、それでも僕はこいつらに虐げられた日常が思い出される。
こんなヤツらどうでもいい。
だから僕は決めた。
同じことをしてやろうって。
金は出してやる。
でもそれ以外は絶対しないし、なにかある度に罵ってやる。
それが僕からの最大の親孝行さ。
想いは
いつも還って行く
あの日のあの場所へ
夕暮れの海の上に
いまにも落ちそうに傾いた
下弦の月
二人だけの
安らかなひととき
恋の始まり
想いの始まり…
そうか!
あなたとの日々は
もう
「過去」なのだ!
「過去」という
その言葉に
その文字に
その響きに
あてはめて
愕然とする
淋しさが
一気に
雪崩のように
押し寄せてきた
☆ 心模様 Part 1 (237)
「蝶よ花よ」
夢を見た。
紫と水色のきれいな蝶が、暗くて静かな洞窟の中を舞っていた。
蝶について行くと、そこには、赤く光る花の海が広がっていた。