『落下』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『落下』が伴うスポーツで思い浮かぶ
のは、水泳の飛び込み、スカイダイビング、
バンジージャンプ。
バンジーはスポーツよりアトラクション色
の方が強いかもしれませんね。
全てに共通していえるのは『落下』フォーム
が美しいこと。
でもTVや動画で見るのが専門で、それらを
挑戦することは一生ないと思います。
なぜなら、想像するだけで恐怖で足がすく
んでしまうからです。
〜お題『落下』〜
「落下」
ちょっと手元がぶれて、べちゃっ。
ソフトクリームが地面に落下。
残ったコーンを悲しくかじる。
炎天下の屋外でソフトクリームを食べた時の話。
(終)
心が落下していく
身体のキズは浅いのに心のキズは深い
身体のキズは見えるのに心のキズは見えない
見えないから安心できない
怖い
辛い
痛い
いつもなら全然平気なことなのに
様々な積み重ねがどんどん恐怖を高くし
落下したときの恐怖を倍増させた
私は戻ってこれるのか
『落下』
子供の頃、露地に咲く
『オシロイバナ』で
落下傘を作って楽しんでた事を
思い出した。
根本から花を摘み、
雌しべが切れないよう、
祈りながら
そーっと
種の部分を引っ張る。
上手に出来たら
色鮮やかな
落下傘の完成。
種を吊るした花びらを
頭上に掲げ、
パッ!
と手を離す
ピンクの花が
回転しながら
落ちていく様は
まばたきを許さない程
子供の心を惹きつける。
オシロイバナの花言葉は
『はかない美』
エレベーター
エスカレーター
橋
吹き抜け
観覧車
ベランダ
マンション外廊下
タワー
飛行機
ジェットコースター
スキーリフト
ゴンドラ
階段
︙
この10年でようやく落ち着いてきた
高所恐怖症
辛かった辛かった辛かった
あー。。。
落ちていく、落ちていく。
ちょっとしたスイッチで
ずどんっと重くなって、落ちていく。
底知れない”落下”は
気づかないふりをするしかない。
そうしてるうちにとりあえず
元のところには戻れている。
お題『落下』
友達の提案に乗るんじゃなかったと思う。大学の仲いい友達と海外旅行へ行き、誰が提案したのか、今すごく高い場所にいる。
水着姿で足に紐をくくりつけられて上半身にライフジャケットを身に着けたかっこう。俺は今から高所からバンジージャンプを決めようとしている。
上から見る景色は壮観で、激しく流れる滝と雄大な湖が見えるが、それが逆に恐怖を誘った。
友達はもう皆、バンジージャンプをすませている。遠くて顔があまりよく見えないが多分にやにやしながらこちらを見ているだろう。腹立たしい。
だが、ここでやらなかったら何年かにわたってネタにされるだろう。それは避けたい。
俺は意を決して飛んだ。
たしかに景色は綺麗だが、それを味わう余裕は引っ張られるゴムと上下に体が弄ばれる感覚によって奪われてしまう。
何度かバンジージャンプを終えて、紐からつられるだけの状態になって俺は湖にしかれたマットの上に降ろされた。
よろよろしながら友達のもとへと帰ると
「お前、目ぇ死んでね?」
と笑われた。こいつら、あとで覚えてろよ。
「落下」
落下と書いて思い浮かぶのは
落下点です。
小学生の時に入っていたバレーボール部で
レシーブの指導を受けていた時のコーチが
しきりに落下点落下点と言っていたからです。
オーバーパスの基本の形はおにぎりの形とか
パスの基本5セットとか
バレーボール部で一番下手だったけど
バレーボールの授業やクラスマッチでは
レセプションの構え方がガチと驚かれたので
意外と覚えてるもんだなぁと思いました。
Theme;落下
アラームが鳴る前に、私は汗をびっしょりかいて目を覚ました。
しばらく大きく息をついていると、ようやく冷静になってきた。
まただ。またこの夢だ。
最近いつも見る夢。深い深い縦穴をどこまでもどこまでも落下する夢だ。
この夢のおかげで、私はこのところ寝不足だった。
夢占いでは、落ちる夢は凶夢とされることが多いという。
精神の不安定さを暗示していたり、困窮や事故などの急激な没落への警告だったりと解釈されるらしい。
そうは言われても、不慮の事故だったら何の対策もできないではないか。
夢占いを全面的に信じているわけではないが、それでも不安ばかりが募っていく。
いつ事故が起きるのだろう。
それとも急病だろうか。
不安で満足に眠れず、浅い眠りのなかで落下を繰り返す。
私の精神はだんだんと疲弊していった。
また深夜に目を覚ましてしまった私は、少し汗を流すことにした。
ランニングシューズを履いて、寝静まった街を走る。
落下中の奇妙な浮遊感がまだ身体にまとわりついている気がして、それを振り払うように走る。
…そうやって周囲が逸れた次の瞬間、衝撃を感じると同時に私の身体は宙を舞っていた。
ああ。これが夢の暗示だったのだろうか。
しかし、あんな夢を見なければこんなことにはならなかったのではないだろうか。
どちらが正しいのかわからないまま、車にぶつかって跳ね上がった私の身体は、覚えのある浮遊感に包まれていった。
線香花火が燃え尽き落ちるまでの間や
風もなく桜の花びらが散り落ちる時に
例えられる人の世の儚さと潔さの美学
失われた景色と受け継がれていく物語
#落下
落下
天国へ落ちていく垂直落下
スカートひらりと真っ逆さま
みたいな曲あるよね
あれ好き
平日の朝と同じ重さの足枷。
ふわりと浮かぶチュールのスカート
夢の中で大きな機体が落下して、体が跳ねて起きるとき、ありますよね。
びっくりして少しの間動けなくなって、なんだ夢か、なんて思って、すぐ横を見ると、隣で何事もなかったかのように恋人が寝ているわけですよ。
たった今隣の人間がベッドを揺らしたのに、それはもうすやすやと。
そんなとき、あーなんか幸せだなって、思ってしまうんです。
寝つきが良すぎて何が起こっても目覚めない恋人が、心底愛おしくてたまらないのです。
【落下】
※語り口調ですがフィクションです。
※落下要素ほぼなし
落下といえば思い出がひとつ。
昔は高い所が大好きだった。ありとあらゆる木に登り叱られる事もよくあった。
しかし、あるできごとにより高い所が苦手になった。
その日、私はある建物の屋根に登り寝転がって空を見ていた。
その事がすでに問題ではあるのだがまあそれは置いておく。
しばらくすると近くを走っていた○鉄(現○R)が急停車した。転がったまま聞いていると線路に置き石をした奴がいたらしい。
そうなればもうおわかりかと思うが、一番近くにいた私が疑われたのだ。
すぐに降りるように言わたが登るより降りる方が難しかった場所だったのと怒りまくったおっさん2人に急かされたせいて足を滑らせ途中から落下した。
足がかなり痛かったのだが昭和の時代、それも○鉄時代だ。大丈夫かとも言わずとにかく怒鳴られた。違うと言っても聞く耳ももたず最後には二度とやらないように厳重注意され解放された。
怪我は捻挫。骨折しなかっただけ良かったがおかげで人間不信におちいった。これも落下といえなくもないか。
今ではその場所もなくなりただの思い出に過ぎない。
だが、落下といえばこれがすぐさま思い出せるほど今でもトラウマになっているできごとではあった。
落下…
子どもは、時として危険なことをする。
小学一年の春、家に二階が出来た。
窓から外を眺めて思った。
「飛べるかも」
それから試行錯誤が始まった。
美しく飛びたかった。
しかしアイテムも限られていたので、傘で飛ぶことにした。
近くの土手を飛んでみた。出来た。
少し高いブロック塀から飛んでみた。
傘は風圧を受け、心地よかった。
横風のない晴れた日がいいと思った。
決行の日は近づいていた。
そんなある日、二階で妹と追いかけっこをしていた時、
妹が部屋から出て階段を降りようとした。
私もすぐに追いかけた。
妹は慌てて踏みはずし、階段の一番上から一番下まで落ちた。
私は妹が落ちる背中を見ていた。
こういう時はいつもスローモーションなのだ。
妹は、木から滑空するムササビのように、とても美しく飛んだ。
妹は手の骨にヒビが入った。
結局私は、二階から飛ばなかった。
今でも、妹とあのときの階段の話をするときがある。
だが、私が二階から飛ぼうとしていたことは、誰も知らない。
今私は落ちている。
友人が何かを伝えているが
私はさっぱり分からなかった。
5,6年の仲とかそんなのではなく
私たちは今落下している。
そんななか話そうとしてこないで欲しい。
スカイダイビングをしたいと言った君が
私よりも怖がって
今は私に話しかけるなんて
どうかしている。
風で声が聞けないし
初めて見る景色に
君の声を聞く余裕なんてなかった。
地面に足をつけた時
またスカイダイビングをやりたいと思った。
次もきっと君と落ちるんだろうね。
─────『落下』
落下
上を目指せば落下する事もあるさ
きっと底は浅い
這い上がる道を確認しながら底まで落下してしまおう
地に堕ちた太陽。
無重力かぶれの宇宙飛行士。イカロスの銀翼?
あるいは新月という名の月でしょうか。
私のところだけ重力が極端に大きくなったような感覚。
頭が重い、痛い。なんだか身体も熱いような気がする。
不自由だ。どうやら私、体調不良らしいですね。
「しんどい」っていうのをややこしく表現したら、
どうなるかなぁ。なんて、ぼんやり考えていたの。
それにしても、自分のことを「太陽」に喩えるなんて
傲慢だな。って自分で自分をわらった。・・・笑ったけど、
それも力なく乾いた笑いしか出てこなくて、こりゃあ
参ったなぁって思ってる。
今、落ちるなら、夢の中がいいかも。
#28 落下
ああ またこの夢だ
落下し続ける夢
地面に着いたら
目が覚めてしまうから
どこにたどり着いたのかわからない
普段物を良く落とすことがある。それは横着することによるもの。効率を良くしようと思う気持ちが強くなることで、安全面が欠如していることがある。そのほか、急いでいるときも同様である。いつもリスクを考えながら、行動すれば、自ずと落とすことも減ると思う。