『落下』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
落下/
落下は日本語で下に落ちること。
落上は中国語で
水や粉が降り掛かるという意味らしい。
では落横は?
横に落ちるという概念は無いらしく
そんな言葉は存在しない。
意味を持たせるとしたらなんだろう。
クラスで横に座る君の笑顔に
恋に落ちること、
オーディションで横に座る人が落ちること、
漫才で本来の落とし所より
少しずれた落ちをつけること、
人生のどん底に落とされた人らが
疲れ果て最後に行き着く横丁、
こんな意味のないくだらないことを
考える僕の横で君は微笑んでくれている。
あぁやっぱり
君の横にいると落ち着くなぁ
落下
3階のベランダに出て委員長が出てくるのを待った。
才色兼備の委員長は、小さい子供の頃から雨粒のように告白を浴びてきた。それらを完全拒絶するために、いつしか半天球のバリアを構築した。以来、彼女に告白しようとする者はいない。
だが、それも昨日までの話。
間もなくして、委員長の姿が現れた。歩く姿も可憐だ。
僕は用意していた1輪の薔薇を手に、意を決して飛び降りた。
僕ひとりの力じゃ無理でも、落下の勢いを利用すれば。あの無敵バリアも破れるはず。
真っ逆さまに落ちていく。体で落下の速さを感じたが、逆に意識の方はスローモーションになった気がした。輝く黒髪、上品な後ろ姿。はっきりと見える。もちろんバリアも。
拳を握り力を込める。絶対に破ってみせる。
スーパーパンチ。赤く輝く拳がバリアに届く寸前、もう一方の手で持っていた薔薇の花びらが、空気抵抗に耐えられず散り散りに飛んでいってしまった。
あっ、と花びらに気を取られて、ヒッティングポイントがずれてしまい、拳はバリアの球面を舐めて終わってしまった。
僕は勢いのままバリアに激突。その場で気を失ってしまった。
委員長はそんなことなど露知らず、優雅な足取りで離れていく。
あーあ、薔薇は余計だったな。次は箱入りのドーナツにしよう。これなら大丈夫。
落下
カシャーン
またやってしまった。
怪我を心配する子どもたちと、床が傷ついていないか気にしながら、掃除機を持ってくる旦那さん。
『全くおっちょこちょいなんだから。』
ガラガラ音を立てて掃除しながら旦那さんがぼやく。
『仕方ないよ、形あるものはいつか壊れるんだから』
『お母さん、怪我しなくて良かったね』
優しい子供に育ったなぁと、感謝しつつ、
『グラビティのある星なんだから、しょうがないよね~』とのたまう私。
割れてしまったティーカップは、お気に入りだったのてちょっぴりさみしいけど、やっばり我が家は今日も平和です。
❴落下❵
此処から落ちたら、楽になる?
此処から落ちたらあの世に逝ける?
ワタシはだぁれ?
アナタはだぁれ?
分からない、、
ワカラナイ、、、
ワタシハナニモノ?
【落下】
落ちるとこまで
落ちてみたけど
まだまだ続く
二重底
・落下
バラバラになった希望の欠片を拾い集めて。
両手いっぱいに抱えて少しずつ歩き出す。
その刹那。
黒く高い波が自分を襲い、深い闇へと突き落とす。
真っ暗な闇の中。
でもどこか、安心している。
自分という醜い存在を闇が覆い隠してくれる。
全身の力を抜き、横になった。
ゆっくり、暗闇の雲に沈んでいる。
闇に呑み込まれたって構わない。
落下
よく物を落とす、仕事してても、家でも
握力が弱いのか。
何回も拾わないといけないから
イライラしてくる笑
[透明な空に墜ちれたら]
「もう、何もかも終わらせてしまいたいなっ…笑」
誰も聞いていない屋上で1人呟く。僕の人生は散々だ。いったい前世どんな悪事を働いたか問いただしたいほどに。親も家庭環境も周りも恵まれなかった。この人生で何が楽しかったか考えても親友のあいつのことしか出てこない。
ひとつ訂正だ。親友だけには恵まれた。でも、ごめんな。携帯の電話画面を開く。
「もしもし、雪?」
「うん、あのな伝えたいことがある」
「どうしたの…そんなに真剣に。今どこ?めっちゃ風の音聞こえるけど、外?」
「うん、外。僕は、僕は渡瀬に会えた事だけが幸せだった。約束守れんくてごめん。」柵に足をかける。
「雪??絶対、俺を置いていくなっていっただろ!後、5分だけ待ってろ」プツッと電話が切れた。あの渡瀬が語気を荒げるなんて珍しい。
5分くらいなら待とうかな。なんて考える僕も甘いんだろう。ぴったり5分。渡瀬が来た。
「雪っ、俺を置いていくなよ。…ごめんな。家庭環境も何も変えれなくて」頭を撫でられる。
「渡瀬のせいじゃないよ。でも、もう疲れたんだ」
沈黙が続く。
「雪…。…俺も一緒に連れていけよ」
もうすぐだ…
うだるような暑さが、少し和らぐ頃
とある場所でソレを入手する。
大量の水に入れ、火をつける…おっと、塩を忘れるなよ!
弱火でコトコト1時間弱
もうすぐだ…
冷蔵庫で相棒が待ってるぜ
もうそろそろか?
よし、お待ちかね!
茹でおおまさりの完成だ
プシュッ
ぷはーっんンまいっ♪
え?そうじゃない?
落花違いだったか…!?
【落花もとい落下】
落下
落ちていく、どこまでも
1度落ちてしまえば、何かに
接触しなければ、人は止まることを知らない。
だから思う。人が道を踏み外し、その人を
その人の、落下を止めるのであれば
複数人がいい。
だって、1人では、落下の重さに耐えきれない
それに、両方怪我をする。
下手をすれば、後戻りはできなくなる。
だから、手を差し伸べるのなら
人は、多い方がいい。
よく、高い建物から落ちる夢を見る。
前見た夢はなんだったか。あぁ、そうそう。
私、ジェットコースターとゆうものがどうにも苦手で。そういうのが苦手な方でも大丈夫、なんて書いてあったから、試しに乗り込んでみたら。あら不思議。思わずシートベルトをひっぺがしてしまいたくなるくらい恐怖感でいっぱいになりました。
まぁ、そんなことを今だらだら話してもただの無駄話で終わるだけなので、簡潔に伝えると。
ここは、空。そう、空。___そら?
「おぉ、空から見る地上ってなんか粗大ゴミみたい」
これは夢の話。失礼とかノンデリ、なんて言わないでほしい。傷付いちゃう。きゃぴ。
夢ってオーバーなリアクションができないからすんごいしょうもないことしか言えなかったのが心残り、なんて思ったところで目が覚めました。
どうやら私の苦手なジェットコースターが、エベレスト並に巨大化して、一番楽しいと言われる頂上からの落下のところで、続きがないことに気付き、「え、これ死ぬわ」と思いながら周りを見渡せば、
「この下がないのが楽しんだわ〜!」
頭がいかれたのかと思いました。
みなさんも、ジェットコースターはきちんと線路があることを確認してから乗りましょうね。
『落下』
俺はちゃんと働いていた。
少なくとも周りの馬鹿よりはしっかりしていたし、
優しく接してあげていた。
なのにあの馬鹿共は俺を陥れてきた。
まぁ、稚拙な罠に俺がかかるわけがないけど。
最終的に陥れはされなかったけど、
あの馬鹿共には報いを受けて貰わないといけない。
あんな稚拙なものではなく、
もっと複雑で誰にも気づかれない罠で。
その決意から1週間
あの馬鹿共には絶望のどん底に墜ちてもらおう。
落下
僕の人生はまさに今、垂直落下している
これほどの失態をしでかすとは思わなかった…
なんて、今更言っても仕方ないけどね。
垂直落下した人生の階段を。
…ゆっくりと、登っていけるように頑張ろうと思う
◤反対か内側◢
正解を探す旅へと
バスに乗っては歩もうと
田舎に行ってはしゃがもうと
辺り見回し夢を見ようと
高々数分の悪あがきの匂いは
実は案外悪くはなくて
旅で見つけた失われし物
夢の欠片を彷彿とさせん
落下の心地も似ているかもね
浮遊感も無敵ではない
無敵を振る舞う反重力に
はたまた示す反物質に
幾度となく振り回された
ひらりとする服の内側
テーマ:落下
アクション映画が好きでたくさん観てきた。
銃撃とか爆破とか、ド派手なアクションも嫌いじゃないけど、やっぱり生身で挑むアクション、とゆーか、スタントがたまらなく好き。
中でも、高所から落下するスタント。
飛び降りるんじゃなくて、落下するやつ。
ヒーローが「トゥ!」とか言ってカッコ良く飛び降りるのとは違って、あっちこっちにぶつかりながら痛そうに地面まで落ちるシーン。
代表格はやっぱり、ジャッキー・チェンのプロジェクトAの時計塔からの落下。
あれはたまらんかった。
最近では、あれはジャッキーだけでなく、代わりに別のスタントマンも落ちてたとか言われてるけど、そんなことはどーでもいい。
あのシーンを命がけで撮ってくれただけですべてのスタントマンに感謝する。
若かりし頃にあれを見て、真似事もたくさんやった。
二階の屋根から飛び降りようと落下地点を模索したが、寸前で臆病風に吹かれて計画を取りやめたのもイイ思い出だ。
これも自分の性癖と言えるのだろうか。
落下スタントと同じように、何故かやたらと好きなのが、アニメの爆発シーン。
しかも、滑らかに描かれた爆発のアニメーション。
これがたまらない。
代表格は、安彦良和の描く爆発シーン。
クラッシャージョウとかヴイナス戦記とか。
巻き戻して何度も見ちゃうくらい好き。
ずいぶんマニアックな話をしてるような気がする。
まあ、いいか。
テーマがちょっと異質だから仕方がない。
このマニアックな好みに賛同してくれる人はいるのだろうか。
賛同して、🤍をくれる人はいるのだろうか。
たぶん今回で、🤍3000を達成出来そうだ。
落下どころか、ポイントアップしてるこの感覚もたまらない。
これはきっと、賛同してもらえると思う。
#落下
以前、テレビ番組の中で、こんなインタビューを見かけた。
あなたは人生において、成功の波に乗っていて、その波に乗れなくなった時、別の成功に飛び移りますか?それとも、
「そのまま落ちるかな。」
どうして?
「落ちていく景色も見るんだ。」
落下
地上にいたはずなのに
気付けば遥か下の真っ暗な穴倉に
落っこちていた
うーん またか
そう、これは夢
数ヶ月に一回のペースで
必ず僕はここへやってくる
最初は暗闇なのだが
目が慣れてくると少しずつ
周りの様子がわかってくる
今日は、金平糖のような星屑のような
手のひらくらいの大きさの物体が
あちらこちらに転がっているようだ
よく見ると鈍く光っている
どことなく可愛らしく見えたそれを拾ってみた
…思いの外、温かかったので
そっと胸に抱いてみる
すると、可愛らしい星は輝きを増して、
宙に浮かび、地上の方向へ
ゆっくりと飛んでいった
なんだか優しいような愛おしいような気持ちになった僕は、沢山のその子たちを夢中になって空へ放ち始めた。
ふっと我に帰った時、
上空には小さくなった星たちでいっぱいで…
僕の左目からひとすじ 涙が静かに流れた
ここは穴の中ではなくて…
日の沈んだ静寂の時…
夜…
人生のどん底に落下するか、人生の頂点へ落下するか。
落下したときもしかしたら自分は逆さまで、実は向かっている方向は上かもしれない。無理矢理にでも自分の人生を明るくしたいなら常にポジティブに考えるしかない。
どん底の穴に迷い込んできた仲間を見て喜んでいてはいつまでも抜け出せない。上にいる人を羨むだけじゃいけない。
お休みなさい。(朝ですが、)
あなたとの思い出を数えてたら
落ちていたんだこの恋に
風感じ
ビル群を見て
思い出す
地面に吸われる
赤い果実を
【落下】