さくら

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落下といえば思い出がひとつ。

昔は高い所が大好きだった。ありとあらゆる木に登り叱られる事もよくあった。
しかし、あるできごとにより高い所が苦手になった。

その日、私はある建物の屋根に登り寝転がって空を見ていた。
その事がすでに問題ではあるのだがまあそれは置いておく。
しばらくすると近くを走っていた○鉄(現○R)が急停車した。転がったまま聞いていると線路に置き石をした奴がいたらしい。
そうなればもうおわかりかと思うが、一番近くにいた私が疑われたのだ。
すぐに降りるように言わたが登るより降りる方が難しかった場所だったのと怒りまくったおっさん2人に急かされたせいて足を滑らせ途中から落下した。
足がかなり痛かったのだが昭和の時代、それも○鉄時代だ。大丈夫かとも言わずとにかく怒鳴られた。違うと言っても聞く耳ももたず最後には二度とやらないように厳重注意され解放された。
怪我は捻挫。骨折しなかっただけ良かったがおかげで人間不信におちいった。これも落下といえなくもないか。

今ではその場所もなくなりただの思い出に過ぎない。
だが、落下といえばこれがすぐさま思い出せるほど今でもトラウマになっているできごとではあった。

6/18/2024, 11:21:30 PM