『落下』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
非常に私事なのだがここに書いておく。
私だけなのかは分からないが、夜、布団に潜り、目を閉じ、うとうととし始めてた時、時々、どこからか落ちていくような感覚になる。
そうだな、例えるなら某夢の国のテーマパークにあるアトラクション…急上昇し、天辺に到達した直後に落下する、あのアトラクションに乗ったような感覚、というべきだろうか。落下し続けている感覚がずっと続くような、そんな感覚だ。
何か身体の不調かと思い、一度調べてみたことがある。調べたところによると、この「落ちている感覚」というやつはジャーキング現象、と呼ばれるものらしく、横になり、全身がリラックスした状況を脳が「高い所から落ちている」という風に勘違いするらしい。
ひとまず不調な訳ではない、ということは分かっただけ良しとしたい。
今夜も落ちていくのだろうか。
気持ちは落ち着かない。 【落下】
「落下星」
いつからか
殻に閉じこもって
いつからか
皮を被って
歩くしかなくなっちゃったの
子供みたいに
無防備なまま
ぴかぴかで、にこにこのままだと
世の中の
ちくり
で
自分ごと
落ちたくなってしまうから
お題:落下
落下
何もかも上手くいったと思っても
ジェットコースターみたいにひっくり返る
運命には逆らえないのかな
裏切りの崖から突き落とされたような衝撃
落下していく走馬灯
涙を飲む暇さえない
救いようのないツイてない人生
夢じゃないよね?
どうすれば助かるの?
死にたくない!
もっともっと生きたいのに!
今更神頼みなんて思いたくないけど
叶うのなら、やり直したいもう一度。
運命に逆らうために。
立ち上がってやる
今度こそ間違えないように。
#落下
1人で歩く、いつもの夜道
切れかけの電灯が点滅している
明かりに集まった小さな虫たちが微かに音を立てながら
何をやってもダメだった
楽しいことなんて、嬉しいことなんて
なにもない
生きる意味も分からなくなる
ふと、今朝のニュースが脳裏に蘇る
1人の子供がマンションから飛び降りて亡くなった
きっとその子も、生きるのに疲れちゃったんだろうな…
正直に意見を言っただけで、批判されて
顔が見えないことをいいことに、暴言を吐かれて
人間の存在が、どんどんいらなくなってって
こんな世の中、生きにくいよ
自宅のアパートが目に入った
そして少しだけ脳によぎる、悪い考え
“この高さなら、ちゃんと消えられるかな?”
この世から去る勇気もないくせに、
気づけば毎日こんなことを考えている
錆だらけの階段を登った後、
自宅のドアの前に立って、下を見下ろした
たぶん迷惑とか、何も考えずに
この夜の闇に落ちていけたらいいのにと
あ、
気づいたときにはもう遅くて、それを受け入れるしか出来なかった。
そろりと窺うようにきみをみる。きみもまた沈黙を返してくる。
いつもは気にならないのに、なんとなく気まずくて視線を逸らしてしまう。
やっちゃったよなぁ……
どうしよう、心ばかりが焦ってしまう。
きみはまだ黙ったまま、こちらを見ている。
もしも未来を見る力があれば……!
もしくはタイムトラベルが出来れば、
そんなどうしようもない妄想が湧いてくるくらいには、パニックになっているようだ。
ほんの数刻前までは、きみとはまだ昨日と変わらない関係だったのに、ほんの少し他に気を取られたばかりに、きみとの関係は変わってしまった。
どうしよう、ほんと、
ぼくの焦りとは裏腹にきみは変わらない…
きみをすくわないといけないのはわかっているのに。
時間だけが過ぎていく。
タイムリミットまであとどれくらいだろう。
諦めるしかない、か……
ごめんね。
次はきっともっと上手くやるから。
きみのこと忘れずに前に進めるようにするから。
そう約束してぼくは、
現実逃避をやめて
手に取った無事な卵と床に落ちた無残なきみを見据えるのだ。
No.2 今日のお題:落下
ある日のことだ。私はどうしようもなくあの人に惹かれた。みんなからの人気者、背も高く、男女共に人気が高いサッカー部の人。その人の周りはキラキラ輝いているように見えた。そんな人に変わって私は逆。いつも周りの視線を気にするように生きている。本当の自分を出すのが怖い。いつかみんな離れていってしまいそうで、そんな時私の心の支えになってくれたのはあの人だった。自分の好きな事をやりありのままの自分を出しているあの人。私は勇気をかけてその人にLINEのメッセージを送った。「いまなにしてる?」私らしい地味な一言。すぐに返事が来た。「げーむしてる。」あの人らしいと笑う。
そんなたわいもない話をしているうちに段々と彼の沼にハマっていった。あの頃が懐かしい。その彼とは、「すき」と言い合える関係になった。あの日から私の心は彼の人柄や仕草全てを飲み込みながら毎日少しづつ彼のハートへと落下していっている気がする。幸せな日々よ。どうかこのまま続いておくれ。
落下
重力があるから
常に
落下しようとしてる
ほら
体重計の上に
落下してみよう
重さじゃなくて
落下する力の数値化だからねコレは
落下
人生での落下地点ってあるよね
今もうちょっとで、その地点に着いちゃいそうです
どうしたらいいんだ
周りの人達にイライラして
自分の事も嫌いになりかけてる
やだよー
もうあんな思いしたくないよー
第二の落下なんていらないよー
笑ってたいよ
泣きたくないよ
怒りたくないよ
悩みたくない
楽でいたいよ
助けて
物が落下する時、それぞれの音があって面白い。
特に、鈴が落ちる音が心地いい
「落下」
止めるのはどうしたらいい?
何かヒントだけでもください
気分って気持ちって下り坂と上り坂みたいに
ポジティブとネガティブがある
ポジティブは明るくて
ネガティブは暗い
気持ちって面白い
天気や気候、周りの環境によって左右される
時には曇ったり時には晴れたり
たまに雨降ったり
気分って天気みたいだよね
空から雫が落下する
背中に冷えた流れを感じる
もう梅雨の季節だっけ?
とカレンダーを見る
先生 「落下と言ったら何を思いつきますか?」
あみ 「人が!落下する」
ようた 「物がだろ!物が落下!」
はくと 「人生が落下!精神的にとか」
あすか 「キャリアが落下!なんかおかしい(笑)」
りま 「金が落下だろうち今その状態」
わかな 「家計が落下」
先生「色々でたな。じゃあ、先生はいまどの立場にいるでしょう!」
りま 「家計が落下っしょ」
はくと 「妻に嫌われたもんなw」
先生 「図星……」
落下
想像したことがあるだろうか。
自分が高い所から落ちるのを。
もし僕が自殺をするとして。
その方法が落下死としよう。
僕は前に倒れるように落ちない。
空を最後まで見ていたい。
だから、後ろに倒れるように落ちる。
わがままを言えば、両方見てみたいな。
それを体験するために。
バンジージャンプを絶対にしたい。
僕は、なぜか高いところに行くと気分が高まるんだよね。
言い方が気持ち悪くなっちゃうかもだけど。
興奮しちゃうんだ。
落ちたらどうなるんだろうかって。
落ちている時の景色はどんな感じかって。
そんなことを考える僕は気持ち悪いかな。
久しぶりに書くのに内容が気持ち悪くなってごめんなさい。
足を踏み外すて落下しないように。
土台をしっかり整えておこうね。
楽しいときにまさかの振られてた
が、さらに文句言われた
なんだ
振られたのにやたら話しかけてくる
意味わからん
今日は黙った
なんだったんだ
落下
私が死ぬまでにやりたい事が
ひとつあった事を思い出した
バンジージャンプ
日本で一番高い所から落下出来る場所は
もう調べがついてる
会社の慰安旅行で東尋坊へ行った事がある
吸い込まれそうになるな あの感覚は
そこから身を投じた人達の気配だったのか否か
私の願望だったのか否か
自死念慮はないつもりけれど
高い所から飛び降りたいって気持ちは消えない
だからここはバンジージャンプで手を打とう
ってなって何年経ったかな w
落下
興味が無い振りをしていた。
本当は手にしたいなと思っていたから。
でもどうせ手に取ることはないだろうと思っていたら、
まさに私の掌に吸い込まれるかのように、それは宙を舞った。
徐々に眼前に迫ってくる。
ああ、スローモーションって本当に起こるんだなと冷静に思いながら、でも高鳴る心臓の音が響いていた。
レースのリボン刺繍で束ねられたブーケは、私に向かうのが当たり前のように落下してきた。
トンっと音がした。
私の掌に当たったブーケは、その反動で別な方向へと軌道を変える。
そのブーケを逃すまいと自然と一歩二歩と足が出た。
これでは結婚したいと執着している女のようだ。
そして時はすでに遅く身体が転ぶ体制へとなった。
気づいた時には、知らない男性に抱き止められていた。
どうやら助けてくれたらしい。
周囲の「大丈夫?」の声掛けやら、何となく笑われているような目線を肌で感じながらも、私の目は助けてくれた彼に釘付けになった。
王子様みたいな人って、本当にいるんだと、メルヘンチックな感想が頭をよぎる。
「どうぞ」と手渡されたブーケ。
何となくコレは運命に違いないという警鐘が鳴りやまない。
抱き止められた感覚や、ブーケを渡された時に触れた手を思い出し、私は恋の沼へと落下した。
恋が落下、すなわち朽ちる瞬間は何だろうか。
「四月になれば彼女は」という小説を読んだ。恋とはなにか考えさせられた。恋とは、「生きる」という行為をより実感するための一つであると書かれていた。人は、死が迫ることで生きていることを実感する。でも、それじゃあ人は死ぬ間際まで生きていることが実感できないのだ。なんとなく、虚しく意味の無い人生だと感じてしまう。そこで、恋は「死」以外に生きることを実感させるためのひとつの感情になる。
恋が落下するということは、生きるという行為を実感するための手段をひとつ捨てることになる。
生きている実感がないまま、ぼんやりとした生活を繰り返す。
キミに会いに行きたくて
今夜もほうき星を探しに来たよ
ほうきの端っこにぶら下がって
びゅーんって飛んで行くんだよ
すっごくすっごく速いから
きっと辿り着けるはず
でもでも
でもね
うっかり手が滑っちゃって
落っこちちゃったら
どうしよう
キミと真逆の場所に
飛んじゃったら
どうしよう
キミがボクを
忘れてちゃってたら
どうしよう
それでもそれでも
びゅーんって飛んで行くからね
カッコよく着地するとこ
きっと見せてあげるから
今夜こそ
ほうき星を見つけるよ
『落下』
今日は一日中雨で
夜になってやっと止んだ
日が落ちていく様は見れなかった
代わりにすみれ色の曇り空を見た
すみれ色はやさしい
人間の視覚はかなりいい加減らしい
だけど今夜の空があなたにも
同じ色に見えていたらいいと思った