『落下』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
落下
夜寝ているとたまに
下に落ちた夢を見て
びっくりして起きる時がある
落下する亊はやっぱり
気持ち良い物ではないですね💦
落下
落下する夢をたまに見る。
その夢はいつも
小さい頃通っていたログハウスから始まる。
地下にあった真っ白な壁の迷路を進み
広いところに出て寝そべっていると
床に吸い込まれるように落下する。
夢の話ってつまらない。
小説のあとがきに
これは夢で見た話だと書かれていると
とたんに読む気をなくす。
怒りすら湧いてくるときもある。
くだらないと思っているのかな。
夢の海での垂直落下アトラクション
垂直落下が苦手な人が殆どだろう
だけど私は垂直落下はまだ楽しめるが
ストーリーや音の大きさが原因で
未だにそのアトラクションが苦手だ
親も友達もとても不思議がり、面白がる
私が乗れないことで会話が弾んでいく
私が乗れないことで会話が弾み、会話が楽しくなるなら
このまま乗れなくてもいいかもと
夢の海への想いを馳せるのでした
お題「落下」
『落下』🧡
いつもジェットコースターに
乗ってる気分。
僕の気持ちも
ぐらぐらしてて
急に傾いて。
あの人の言葉で
ぐらぐらですんでたのに
落下しちゃった。
もう、元には
戻れない。
滑り台を滑る感覚
まではいい
子供の感覚だ
それ以上は無理です
速度のあるものも
無理です
落下47
タンジェント響の中に風薫る
落花生に言った。「落下せい!」
なにかの本に書いてあった。だじゃれ図鑑みたいな。しょうもな!……読んだ当時はそう思った。ただ、このだじゃれが僕をだじゃれ好きにさせた一つの要素でもある。あとは、、、「モーターに胡椒かけて故障してもーたー」かな。
僕くらいの年になると、ある能力が急激に伸び始める(らしい)。しかし、しばらくすると、横這になる(らしい)。ここで頑張るかどうかが大切だ。自分はこれくらいだと、努力を辞めると文字通り、「落下」する。ここが正念場だと、もっと頑張れば、また伸びる。
今、僕はテスト週間だ。勉強、頑張らないと(それならまず、スマホを辞めろ)。
落下
今の俺は、落下して行っていまは、上がって行っている途中だと思う 楽しい
私は、愛されずに一生を過ごした。ホントに辛くなって、ふとした時、「…死のう。」そう思った。靴に手紙をいれて、屋上へ行くと、一人の生徒が、私をチラチラ見ていた。
(不快に思ってんのかな。)ここで飛び降りて、トラウマ植え付けてやる。泣きながら、ニヤけながら、飛び降りた。落下中まだ意識があった時、思った。
( 笑 良い気味) …
ニコマエノヤツノベツシテンテキナヤツ
アンモラル 引かれて落ちる 林檎の実
罪の意識を 味わう地面
池田屋の階段落ちのような恋
演技でもいい 転がり落ちて
【落下】
落ちてゆく、落ちてゆく。
どこまでも落ちてゆく。
ようやく底についたと思ったら、また穴があいて落ちてゆく。
どこまでゆくんだろう。
どうなってしまうのだろう。
あてもなく暗闇の中を進むといつしか楽しげな音楽が聴こえてきた。
美味しそうな香りもする。
そこにいる人達は友好的に笑いかけてくる。
あの落下がなければ。
ここには辿り着けなかった。
落ちるのも悪くはないものだ。
落下して止まり、上がっては落下しやや上がる。
上下しているけれど横にも進んでいる、はず。
『落下』
辛くなった時、
ベランダとか屋上とか
から飛び降りてみたいって思う時あるよね。
たまに夢でも、ベランダから
飛び降りる夢を見ることがあるよね。
その夢って、ストレスが溜まってるらしい。
癒しを見つけて、少しくらい
現実逃避してもいいんじゃないかな?
落下
何もしない人ひなこの言葉がふさわしい
まあ、自分もそうなのだが
夢を見ていた。
落ちていく。
きっと、この高さなら死ぬだろう。
落ちる。
けど、抗う事はなくただ落ちた。
夢。
いつ夢だと思ったものだろう。
まだ、死なない。
それが、分かって。
頭を下にして落ちた。
人生の思わぬ落とし穴に落下してしまうこともある。
そこから這い上がるのに時間がかかることもある。
「助けて」と声を上げても届かないこともある。
この悔しさをバネにもうこれ以上落ちることはないと。
這い上がったあとに思えるよう、悲しみきったあとは前を向いて歩んでいく。
落下
昨日ベランダから落ちる夢を見た夢占いでは
注意力が低下してるらしい
確かにそうだった
仕事でも些細なことでミスしたし
プライベートでも彼女と喧嘩になった
最近ついてないや
【落下】
目を閉じて
勇気を出して
もう一歩
踏み出す先は
逆さの世界
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別アプリで詠んだ「私が死ぬだけの10短歌」より
#021 『天界からの落とし物』
ある朝、毎朝恒例の掃き掃除をしていたら、緋袴を履いた少女が境内に落ちていた。
中高生くらいの可愛らしい少女だ。
……空から美少女が降ってきた系のラノベが流行ったのって、もうずいぶん前のことじゃないか?
真っ先に思ったのはそれだった。今の流行りは確か異世界転生やらやり直し系悪役令嬢ものじゃなかったか?
どこかから迷い込んだだけと思わなかったのは、我が家の境内では昔からこういうことがよくあるせいだ。
でかいものだとソファやテーブル、小さいものだとぬいぐるみやら文具やら食べ終えたスナック菓子の袋やら、時には古くさいブラウン管テレビやら電子レンジやらといった電化製品のこともあった。
子供の頃、級友に話したら嘘つきだと決めつけられ、それはそれは面倒な思いをしかけたものだが、実際を見せたら「不法投棄じゃね?」で話が終わった。
悔しかったので親父にねだって監視カメラを取り付けたが、そういう時期に限ってなかなか何も落ちてこない。
空のどこかから出現した物が落ちてくる決定的瞬間が取れた頃には俺は進学していて、ついでに、監視カメラを取り付けた理由も忘れかけていた。
その後も何かの飲み会で話したことはあったが、何せ空から落ちてくる物だけに大半は落下の衝撃で壊れていて役に立たない。役に立たないだけならまだしも廃棄の手間と金がかかるってんで、終いには憐れまれる始末だった。
話を戻そう。我が家の上空がどこかの不思議空間につながっているのは確定だとして、だ。
辺りに落ちていた棒切れで突くと、少女は小さく声を上げた。……生きてやがるよ。
いや、これはさすがにただの不法侵入者かなと思いかけた頃、そいつはうっすら目を開け、身を起こした。
「おぉ……おおおおぉ!?」
くりくりとした目で忙しなく周囲を見回す姿に、じわじわと嫌な予感を覚える。根拠はない。断じてないが……。
「おおぉ! ここが人界か! おぬし、名はなんと言う?」
勢いよく襟首をつかまれ、がっくんがっくん揺らされる。
多分、あれだ。俺は気づかないふりをして立ち去っておくべきだった。
あかんやつを拾ってしまったと思ったが、どうやらあとの祭りのようだった。
十分後、俺はそいつとともに客間にいた。
本人が言うにはそいつは神様のはしくれで、人界にはかねてから興味津々だったのだと言う。
家に入れる気はさらさらなかったのだが、仕方がない。休日には珍しく早起きしてきた娘に見つかってしまったのだ。
そりゃ、あれだけ大声で騒がれればな。
「……で? 天界の神様とやらがなんで巫女姿でこんなところに?」
そいつは両手で湯呑みを持ち、立ち上る湯気を不思議そうに眺めている。
「巫女姿、これか? 良いじゃろ? コスプレというやつじゃ!」
なんて?
「近くの学校の制服と迷ったんじゃがのー。そっくりの制服は売ってなくてのー」
そりゃそうだ。
「えぇと……それで? 神様はいったいなんのために我が神社まで?」
「なんのため……はて?」
神様とやらは不思議そうに首を傾げる。
「なぜか知らんが、落とされる側の身になってみろと侍従に突き落とされてのー」
コメントのしようもなく黙っていたら、首をふりふり、そいつは続けた。
「前々から、いらなくなったものはポイポイ捨ててたんじゃがのー。なんでもかんでも捨てるなと怒られてのー」
お・ま・え・かー!!
「まあ、役に立っとるじゃろ? このソファ、わっちがずいぶん前に飽きて捨てたやつじゃもんなぁ」
「神様、神様? 大半はゴミでしたけど?」
努めて冷静に俺は言う。神様とやらは再び不思議そうに首を傾げた。
「ゴミはゴミでも、役に立ってるじゃろ?」
いや、だから大半は本当なゴミでね、と続けようとした言葉を俺は呑み込んだ。来春には小学生になる娘が神様とやらの横にぴったりはりついている。
「ねー、パパー。かおちゃんもね、お空の上から落ちてきたよー? ぴゅーんって」
……駄目だ、娘は可愛い。ゆえに娘の前で神様とやらを糾弾するわけにはいかない。
「おぉー、かお! かおはめんこいのー」
並んでソファに座り、向き合ってキャッキャするさまは可愛らしいが、俺にしてみれば人質をとられているようなもんだ。
この天界からの落とし物とやらをどう始末したらいいのか、答えが出るのは遠い先のことになりそうだった。
お題「落下」
2023.06.19 こどー
落下する夢を見る
高い所から落ちるわけではなく
ただ、足元が崩れ落ちて身体が宙に投げ出される
暗い暗い底があるかも分からないまま重力に従順に
いっそコンクリートでも針の山でもマグマでも着地してくれれば楽なのに
いや、こんな愚かしい自分には終わらない責苦の中にいる方がお似合いなのだろうか
自嘲し目を閉じる、開いてても風景は何も変わらない
夢なのは分かってる
目を覚ますのを待つだけだ
あぁ、でもいっそ
こ の ま ま さ め な く て も
「ねえ大丈夫?」
ハッと意識が浮上した
酷く汗をかいていて、夢見も相まって気持ち悪い
目を覚ました俺に安心してか、濡れるのも構わず抱きしめられる
その優しさに嬉しい気持ちと惨めな気持ちから引きちぎられそうになる
お前が抱きしめてなかったら真っ二つなってるかもな、なんて
くすりと笑みを浮かべたことに安堵してか、すりすりと肩に頭を押し付け甘えてくる
なあ知ってるか?
いつだって落下する俺を引き上げるのも、奈落へ突き落とすのもお前次第なんだぜ?
一体どこでこんな関係になっちまったんだろうな
「落花生ってなんで落花生なの?」
一秒、二秒と間を置いてから「漢字の理由が知りたいの?」と問い返せば、手元を見つめたままこくんと頷いた。
ふむ、と顎を触るがすぐにスマホを手に取る。こういう由来の調査やイメージを挙げるときこそインターネットに頼るべきである。幼い子供の隣ですぐ検索結果を見せるのも探求心を減衰させそうで悩むが、おやつタイムには逆らえないからね。……などと心の中でだけ喚く教育熱心な己に言い訳を提出しておく。
そして落花生を剥いて小さいお口に渡しながらテーブルに寝かせた画面をスクロールした。
「なんか、落花生のお花が理由なんだって」
「ふうん。ね、ね、それちょうだい」
ふうん、って。興味がないのか。聞いたのはそちらさんだけれど。続けようとした説明も頭から放り出して黙って奥のコップを取ってやった。
子供だから、まあ、そういうこともあるでしょう。
剥いてやる手を止める。なんだかコーヒーを淹れたかった。一度スマホの画面を落としてカーテンで隔てられたキッチンへと向かい、沸かしておいた湯を湯呑みの中の粉へと注いで混ぜる。薄かった。
心の中でだけ喚くコーヒー好きの己がやいのやいのと騒ぐが、薄い上に湯呑みで飲むななんて今更の話であった。ここ数年のおっちょこちょいでカップが減りまくっているので仕方がない。香りはマシなのだし良いのである。
小さな体の隣に再び腰を落ち着け、また落花生を手に取る。中身を盛った皿はすでに空になっていたので、二人でもそもそと指を動かしていく。それでもスピードは随分と差がついていた。
大変頑張っているようだが、難しいのだろう。諦めて差し出されたそれを恭しく受け取り、すぐに剥いて口に放り込んでやる。そうして嚥下まで見届けたらその口が動き出した。
「きれいな漢字だよね」
殻皿へ捨てる間にコーヒーを覗き込んで嗅ぐ、丸くて小さな頭を見下ろす。どういうことだろう。
「流れ星みたいなお花なのかな」
一秒、二秒と間を置いてから「私もお花は見たことないな」と相槌を打った。
彼女の頭上で、薄く黒い夜空の中に星の花が落ちていく様を、ひっそり想像する。良いな、落下星。なら、うん、それでいいんじゃないかな。生来の怠惰よりも愛おしさでそう考える。
出しっぱなしにしていたパッケージの印字をそっと遠ざけて「今度、見に行こうか」と笑った。