落ちていく』の作文集

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落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/23/2022, 3:13:15 PM

落ちていく

あぁ、もうそろそろだな

子供を寝かしつけていると
こっちが先に眠くなる
自分の心臓のリズムに合わせて
トントンと寝に落とす
子供の体がピクッと何度か動いたら
寝落ちする一歩手前

やっと寝てくれたと
こっちも後で眠りにつく

11/23/2022, 3:13:05 PM

落ちりゃいいのにと思ったって
落ちやしないのだけれど

落ちたらいけない
そう思えば思うほど
落ちていくのよ

11/23/2022, 3:12:45 PM

紙コップを逆さにすると中身が落ちていく。本当は上っている、それも違って、ただ取り残されている。落ちているのが私だったことを思い出す。
『落ちていく』

11/23/2022, 3:11:00 PM

消しゴムが落ちた、と思って床に手を伸ばしたら、
机をつかもうとした左手が書類の山にぶつかり、書類とその上のペン立てが雪崩のように落ちてきた。

「何やってんだ」と自分で自分につっこみを入れたとたん、先ほど口に放り込んだばかりの飴玉が、歯の隙間からぽとりと落ちた。

ついでに慌てて何かの線をひっかけたようで、顔を上げるとモニターの電源も落ちていた。

あー、これはやばい。
この後きっと上司のカミナリが落ちたり、社員証とか財布を落としたりするんだ。

テンション落ちる前に、今日は早上がりしよ。

11/23/2022, 2:52:16 PM

落ちていく

君の最後はあまりに質素なもので
なんだか味気ない。
死ぬのなら最後に隣を
僕に譲ってくれてもいいじゃないか。
なんで、僕の前から消えたんだ。
「君が居なくなった日」

11/23/2022, 2:42:54 PM

嗚呼。

まさかこうなるとは。

落ちていく。

これが最後か。

あの目まぐるしい感情の渦巻に、
無重力の感覚という終止符が付くとは。

皮肉なものだ。

落ちていく。

だけど…

悪くはないかも。

浄化されているような気がする。

重みも圧迫もない世界。

悪くは、ない。

限りなく短い間だけど。

生きている。

今までよりもはっきりと。

私は今生きている。

嗚呼。

11/23/2022, 2:26:50 PM

落ちていく____

私のアール


わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に

三つ編みの先客に、声をかけてしまった。

「ねえ、やめなよ」

口をついて出ただけ。

ホントはどうでもよかった。

先を越されるのが、なんとなく癪だった。

三つ編みの子は、語る。

どっかで聞いたようなこと。

「運命の人だった。どうしても愛されたかった」

ふざけんな!

そんなことくらいでわたしの先を越そうだなんて!

欲しいものが手に入らないなんて

奪われたことすらないくせに!

「話したら楽になった」って

三つ編みの子は、消えてった。



さぁ、今日こそはと靴を脱ぎかけたらそこに

背の低い女の子また声をかけてしまった。

背の低い子は、語る。

クラスでの孤独を

「無視されて、奪われて、居場所がないんだ」って

ふざけんな!

そんなことくらいで私の先を越そうだなんて!

それでも、うちでは愛されて

あたたかいごはんもあるんでしょ?

「おなかがすいた」と泣いて

背の低い子は、消えてった。






そうやって、何人かに声をかけて追い返して

わたし自身の痛みは誰にも言えないまま。






初めて見つけたんだ。

似たような悩みの子。

何人目かに会ったんだ。

黄色いカーディガンの子。

「うちに帰るたびに、増え続ける痣を

消し去ってしまうためここに来たの」と言った。

口をついて出ただけ。

ホントはどうでもよかった。

思ってもいないことでも、声をかけてしまった。

「ねぇ、やめてよ」

ああ、どうしよう この子は止められない

わたしには止める資格が無い。

それでも、ここからは消えてよ。

君を見ていると苦しいんだ。

「じゃあ今日はやめておくよ」って

目を伏せたまま消えてった。






今日こそは、誰もいない。

わたしひとりだけ。

誰にも邪魔されない、邪魔してはくれない。


カーディガンは脱いで

三つ編みをほどいて

背の低いわたしは

今から飛びます。



作曲.作曲/くらげP

11/23/2022, 2:23:14 PM

もう二度と味わいたくない
卵入りの袋が落ちていくときの絶望感

11/23/2022, 2:22:11 PM

あなたは窓側の席

私は彼の後ろの席

11時~14時くらいの時間の太陽は
窓側の席の人達の眠りを誘う
それは私も例外では無い。
まぶたが重くなってきていた。

目線を黒板ではなく目の前に向けると
明るい髪色をした頭が上下に動いていた。

「ここ問題をじゃあ23番の人解いてみて」

なんて先生が言ってることすら聞いてなかった。

「ねぇ,当たってるよ。」

いつの間にか前の席に座っている彼が振り向いて
私に言ってきた。

「...えっ,はい。」

やばい全然聞いてなかった。
みんなの視線が私に向いていて
なんで聞いてなかったのか後悔した。

「えーっと...。」

「ここ。」

前の席の彼が自分のノートを指していた。
指している所を答えると

「正解。」
と先生の声が聞こえて私は安堵した。
彼にお礼を言おうとして前を向くと
もう彼は前を向いたいた。



キーンコーンカーンコーン

授業終了のチャイムがなった。
今まで先生の声や
先生に当てられたら生徒の声しか聞こえなかった
教室は生徒の声で溢れかえっていた。

「あの,さっきはありがとう。」

私がそんなことを言うと

「あぁ,いいよ。この時間眠くなるもんな。」

彼はそう言って笑った。

"私はその時彼に心を射抜かれたんだと思う。"

彼は私にでも優しくしてくれた。


私は大体の確率でバスに乗遅れる。
そのため教室で時間潰しのため
課題をやるなんて日常茶飯事だった。
しかし,頭がいいわけじゃない私には
応用問題を解くことができなくて,

「あぁもう,わかんない。」
なんてひとりで机に伏せて呟いていたら

「何が分からないの?」
聞こえるはずがない彼の声がして思わず顔を上げた。

「教えてあげる。」
優しい声は2人しか居ない教室で響いてドキドキした。

いつもはチャラチャラしてる
陽キャなのに
優しいとことか
勉強出来ることとか狡い。
と思いながら私は彼に勉強を教えてもらった。


私の隣に座って教えてくれるところ。

しっかり私の目を見て話してくれるところ。

いつもはしないのにメガネをかけているところ。

前の席に座る彼の勉強している姿が新鮮で
私の脈は大きく波を打った。


私はどんどんあなたに落ちていくみたい。





─────『落ちていく』

11/23/2022, 2:16:01 PM

落ちていく

あの子の命が
落ちていく

それを眺めるわたし
哀れみの瞳で

でもふいに足場が崩れた
目の前の真っ暗に吸い込まれていく

ああ、わたしも落ちていくのだ

『落ちていく』

11/23/2022, 2:07:34 PM

理想の家族。
友達。
恋人。

手の中にあると思っていたものが、落ちていく。
サラサラと砂時計の砂のように。
止まるところを知らずに落ちていく。
最終的に何かしら残るのだろうか。

そもそも初めから手の中には、何もなかったのではないか。
たくさん持っている人が羨ましい。

これ以上落ちないように。
どうしたらいいのか、分からない。

11/23/2022, 1:58:34 PM

眠気が覚めぬまま時間が過ぎていく
終わらせないといけないことは山程残ってる
睡眠欲は三大欲求の中で最も強いというのは本当らしく、
瞼がだんだん閉じていくのがわかる
僕は、しばらくその欲に抗った
しかし、打ち勝つことはできなかった
そして、深い眠りに落ちていった

そんな夢を見た
作業をしていたはずなのに、
いつの間にか居眠りをしてしまっていたようだ
早く作業を終えて、
居眠りの間に見た夢のように深い眠りに落ちたい

11/23/2022, 1:57:48 PM

「なぁ、俺は強いと思うか?」
俺は少し声を震わせながら、友人に問うた。
「どうした、俺にそんなことを訊くなんて。
 急に弱々しくなるんじゃねぇよ、なんて…。」
どうやら彼は困ったらしく、冗談で濁した。
「今日、好きな子にこう言われたんだよ。君は強いから…って。」
「愚問だな。お前が強い筈ないじゃねぇか。」
彼の表情が珍しく、真剣なものへと変わっている。
「それなら、どういう意味だったんだよ。」
「それが狙いだろ。お前の頭ん中を自分の事で一杯にしたかったんじゃねぇ?
 つまりお前は、そいつの手の内に『落とされた』ってことだろ。違うか?
 俺が思うに、そこがお前の弱さだ。
 よってお前は強くない。むしろ『落とされた』弱い人間だ。」
あからさまな皮肉を込め、彼は言い放った。
俺は悟ってしまった。
彼がこんなことを言えるのは、彼も『落とされた』側の人間だったからではないかと。
それと同時に、気付いてしまった。
彼が今までに見た事がない程悲しそうな表情で、何処か遠くを見つめていた事を。

11/23/2022, 1:45:13 PM

俺は日に日に推しに落ちていっている笑
だって、毎日「好き」を更新している
どうして俺は、、
こんなの引かれるはずに
好きなんだろう。
いや、分かってるよ
表面のあなたしか見ていないことは
でも、その全部を好きになっちゃったんだから
…引かれたって
あなたのことが好きなのは変わらないよ
どんどん俺は
あなたに落ちていく。

11/23/2022, 1:43:51 PM

―落ちていく―

落ちていく、落ちていく
何がかは分からないけれど
落ちていく、落ちていく
今までずっと大切にしてきたものが
落ちていく、落ちていく
何があっても絶対手放してはいけなかったものが
落ちていく、落ちていく
手指の隙間からみるみるうちに流れ
落ちていく、落ちていく
深く、暗い奈落の底へ
落ちていく、落ちていく
今までに味わったことの無い感覚、
自分が自分でなくなってくような、
体の中、頭の中、自分の全部が蝕まれてくような
嗚呼、

―堕ちていく

11/23/2022, 1:35:50 PM

どこへ?
どこへ落ちるの?重要なのはそこだよ。落ちたことじゃなくって。

ほら早く考えて
戻らなきゃいけないんだろ。

…え、「戻らなくてもいい?」
あ、そう…
君って結構、逞しいんだな。

11/23/2022, 1:31:59 PM

落ちていく


落ちていく。
2人はお互いに縋って、
足を引っ張り合い、
落ちていく。

せめてお前だけ落ちろ。

11/23/2022, 1:27:11 PM

落ちていく


湯の中に、落ち葉が落ちていく。
何枚も。
透明な湯の中へ
色づいた落ち葉がゆったりと、
落ちていく。

お気に入りの、温泉宿。
古びた建物の屋上にある、露天風呂です。

綺麗だなぁ、と思う瞬間です。

11/23/2022, 1:24:31 PM

入学式

教室に入るとそこには初めましての先生。

第一印象はスーツかっこいいな、だった。

今思えばその時が、

「恋に落ちて行く瞬間」

だったのかもね。

11/23/2022, 1:24:01 PM

彼は考えていた。難しい問題だった。答えは中々出せなかった。誰のことも傷付けたくなかったから。君。無論彼自身のことも。難しい問題。トロッコ問題の比じゃないな。明日になったらこの世から道徳なんて消し去ってやる。彼は考える。言葉を探す。左手で鼻をなぞり一旦口呼吸。独楽のように脳味噌が回転し前頭前野が風を切る。音。

遠くから音がした。きっと春雷だ。ねえねえどうしたの。いやなんでもないんだよお願いだから笑っていてくれ。時間が経っていた。まだ答えが出せない。彼はたまらず頭を掻いた。ゆっくり墜ちていくふけがたった一つ。それは酸素の濃さを覚えながらからだ全部を震わせて叫ぶ。おい!俺はなんのために生きるんだ!俺はなんで!なんで!ふけ。声は少し雷に似ている。
途端脳味噌が急停止した。だから頭蓋が少し痛んだ。難しい問題。彼はとうとう決断した。涙は出なかった。口呼吸をやめてからゆっくり嘘をついた。端的にいう。明日はきっと良い日になる。ねえ。
ニーチェは知っている。神はとっくの昔に死んでいる。ニーチェも死んでいる。彼もまた堕ちていくのだろうか。堕ちて猶命を尽くして叫ぶのだろうか。音がする。音がする。雷はもう止まない。雨が一粒落ちてくる。春だ。

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