落ちていく』の作文集

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落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/23/2022, 2:22:11 PM

あなたは窓側の席

私は彼の後ろの席

11時~14時くらいの時間の太陽は
窓側の席の人達の眠りを誘う
それは私も例外では無い。
まぶたが重くなってきていた。

目線を黒板ではなく目の前に向けると
明るい髪色をした頭が上下に動いていた。

「ここ問題をじゃあ23番の人解いてみて」

なんて先生が言ってることすら聞いてなかった。

「ねぇ,当たってるよ。」

いつの間にか前の席に座っている彼が振り向いて
私に言ってきた。

「...えっ,はい。」

やばい全然聞いてなかった。
みんなの視線が私に向いていて
なんで聞いてなかったのか後悔した。

「えーっと...。」

「ここ。」

前の席の彼が自分のノートを指していた。
指している所を答えると

「正解。」
と先生の声が聞こえて私は安堵した。
彼にお礼を言おうとして前を向くと
もう彼は前を向いたいた。



キーンコーンカーンコーン

授業終了のチャイムがなった。
今まで先生の声や
先生に当てられたら生徒の声しか聞こえなかった
教室は生徒の声で溢れかえっていた。

「あの,さっきはありがとう。」

私がそんなことを言うと

「あぁ,いいよ。この時間眠くなるもんな。」

彼はそう言って笑った。

"私はその時彼に心を射抜かれたんだと思う。"

彼は私にでも優しくしてくれた。


私は大体の確率でバスに乗遅れる。
そのため教室で時間潰しのため
課題をやるなんて日常茶飯事だった。
しかし,頭がいいわけじゃない私には
応用問題を解くことができなくて,

「あぁもう,わかんない。」
なんてひとりで机に伏せて呟いていたら

「何が分からないの?」
聞こえるはずがない彼の声がして思わず顔を上げた。

「教えてあげる。」
優しい声は2人しか居ない教室で響いてドキドキした。

いつもはチャラチャラしてる
陽キャなのに
優しいとことか
勉強出来ることとか狡い。
と思いながら私は彼に勉強を教えてもらった。


私の隣に座って教えてくれるところ。

しっかり私の目を見て話してくれるところ。

いつもはしないのにメガネをかけているところ。

前の席に座る彼の勉強している姿が新鮮で
私の脈は大きく波を打った。


私はどんどんあなたに落ちていくみたい。





─────『落ちていく』

11/23/2022, 2:16:01 PM

落ちていく

あの子の命が
落ちていく

それを眺めるわたし
哀れみの瞳で

でもふいに足場が崩れた
目の前の真っ暗に吸い込まれていく

ああ、わたしも落ちていくのだ

『落ちていく』

11/23/2022, 2:07:34 PM

理想の家族。
友達。
恋人。

手の中にあると思っていたものが、落ちていく。
サラサラと砂時計の砂のように。
止まるところを知らずに落ちていく。
最終的に何かしら残るのだろうか。

そもそも初めから手の中には、何もなかったのではないか。
たくさん持っている人が羨ましい。

これ以上落ちないように。
どうしたらいいのか、分からない。

11/23/2022, 1:58:34 PM

眠気が覚めぬまま時間が過ぎていく
終わらせないといけないことは山程残ってる
睡眠欲は三大欲求の中で最も強いというのは本当らしく、
瞼がだんだん閉じていくのがわかる
僕は、しばらくその欲に抗った
しかし、打ち勝つことはできなかった
そして、深い眠りに落ちていった

そんな夢を見た
作業をしていたはずなのに、
いつの間にか居眠りをしてしまっていたようだ
早く作業を終えて、
居眠りの間に見た夢のように深い眠りに落ちたい

11/23/2022, 1:57:48 PM

「なぁ、俺は強いと思うか?」
俺は少し声を震わせながら、友人に問うた。
「どうした、俺にそんなことを訊くなんて。
 急に弱々しくなるんじゃねぇよ、なんて…。」
どうやら彼は困ったらしく、冗談で濁した。
「今日、好きな子にこう言われたんだよ。君は強いから…って。」
「愚問だな。お前が強い筈ないじゃねぇか。」
彼の表情が珍しく、真剣なものへと変わっている。
「それなら、どういう意味だったんだよ。」
「それが狙いだろ。お前の頭ん中を自分の事で一杯にしたかったんじゃねぇ?
 つまりお前は、そいつの手の内に『落とされた』ってことだろ。違うか?
 俺が思うに、そこがお前の弱さだ。
 よってお前は強くない。むしろ『落とされた』弱い人間だ。」
あからさまな皮肉を込め、彼は言い放った。
俺は悟ってしまった。
彼がこんなことを言えるのは、彼も『落とされた』側の人間だったからではないかと。
それと同時に、気付いてしまった。
彼が今までに見た事がない程悲しそうな表情で、何処か遠くを見つめていた事を。

11/23/2022, 1:45:13 PM

俺は日に日に推しに落ちていっている笑
だって、毎日「好き」を更新している
どうして俺は、、
こんなの引かれるはずに
好きなんだろう。
いや、分かってるよ
表面のあなたしか見ていないことは
でも、その全部を好きになっちゃったんだから
…引かれたって
あなたのことが好きなのは変わらないよ
どんどん俺は
あなたに落ちていく。

11/23/2022, 1:43:51 PM

―落ちていく―

落ちていく、落ちていく
何がかは分からないけれど
落ちていく、落ちていく
今までずっと大切にしてきたものが
落ちていく、落ちていく
何があっても絶対手放してはいけなかったものが
落ちていく、落ちていく
手指の隙間からみるみるうちに流れ
落ちていく、落ちていく
深く、暗い奈落の底へ
落ちていく、落ちていく
今までに味わったことの無い感覚、
自分が自分でなくなってくような、
体の中、頭の中、自分の全部が蝕まれてくような
嗚呼、

―堕ちていく

11/23/2022, 1:35:50 PM

どこへ?
どこへ落ちるの?重要なのはそこだよ。落ちたことじゃなくって。

ほら早く考えて
戻らなきゃいけないんだろ。

…え、「戻らなくてもいい?」
あ、そう…
君って結構、逞しいんだな。

11/23/2022, 1:31:59 PM

落ちていく


落ちていく。
2人はお互いに縋って、
足を引っ張り合い、
落ちていく。

せめてお前だけ落ちろ。

11/23/2022, 1:27:11 PM

落ちていく


湯の中に、落ち葉が落ちていく。
何枚も。
透明な湯の中へ
色づいた落ち葉がゆったりと、
落ちていく。

お気に入りの、温泉宿。
古びた建物の屋上にある、露天風呂です。

綺麗だなぁ、と思う瞬間です。

11/23/2022, 1:24:31 PM

入学式

教室に入るとそこには初めましての先生。

第一印象はスーツかっこいいな、だった。

今思えばその時が、

「恋に落ちて行く瞬間」

だったのかもね。

11/23/2022, 1:24:01 PM

彼は考えていた。難しい問題だった。答えは中々出せなかった。誰のことも傷付けたくなかったから。君。無論彼自身のことも。難しい問題。トロッコ問題の比じゃないな。明日になったらこの世から道徳なんて消し去ってやる。彼は考える。言葉を探す。左手で鼻をなぞり一旦口呼吸。独楽のように脳味噌が回転し前頭前野が風を切る。音。

遠くから音がした。きっと春雷だ。ねえねえどうしたの。いやなんでもないんだよお願いだから笑っていてくれ。時間が経っていた。まだ答えが出せない。彼はたまらず頭を掻いた。ゆっくり墜ちていくふけがたった一つ。それは酸素の濃さを覚えながらからだ全部を震わせて叫ぶ。おい!俺はなんのために生きるんだ!俺はなんで!なんで!ふけ。声は少し雷に似ている。
途端脳味噌が急停止した。だから頭蓋が少し痛んだ。難しい問題。彼はとうとう決断した。涙は出なかった。口呼吸をやめてからゆっくり嘘をついた。端的にいう。明日はきっと良い日になる。ねえ。
ニーチェは知っている。神はとっくの昔に死んでいる。ニーチェも死んでいる。彼もまた堕ちていくのだろうか。堕ちて猶命を尽くして叫ぶのだろうか。音がする。音がする。雷はもう止まない。雨が一粒落ちてくる。春だ。

11/23/2022, 1:18:24 PM

🍀落ちていく

先生に心落ちていく。
成績が落ちていく。
葉が落ちていく。
私が落ちていく。

先生に心落とされたのはいつだったのでしょう。
知らない間に落とされて、もう昔には戻れません。
そのまま落ちたまま。

成績が落ちたのはいつだったのでしょう。
3年生になって先生との関わりが無くなった頃でしょうか。
今、期末考査に向けて勉強しています。
先生に褒められ、話したいがために。

葉が落ちたのはいつだったのでしょう。
気づいたら裸の枝が寒そうに震えています。
早く春になるといいね。

私が落ちるのはいつでしょう。
それは分からなくていいことです。
物理的には落ちていません。
精神的には様々なことで落ちています。

ちなみに合格発表は落ちていません。
これを読んだ受験生、就活生は必ず受かります。
保証はしませんけど(( 責任負えないので、ごめんなさい。

11/23/2022, 1:17:01 PM

沈む
しずんでいく

溶ける
解ける
融ける

ほどける

そんな感覚が心地よくて

ゆっくりゆらゆら


でも底が見えないのが

すこしだけ

こわい

11/23/2022, 1:08:37 PM

落ちていく

あれはそう20代の頃。友人と3人でアメリカのフロリダへ旅行したお話です。
〇ィズニーワールドで本場のタワーオブテラーに乗った時に、今は違うかもしれませんが、安全装置が長いバーがガチャンと上から降りてきてお腹あたりで止まるタイプのものでした。
ところが!思ったよりバーが降りてこないんですよ。
あれ?こんなもん?と思ってましたが…
違う!横の恰幅のいいダンディな方のお腹でストップされてる!なんていうワガママボディ!横に座った私たち3人組は小柄。
まあそうは言っても、大手のアトラクションですから。うんうん、なんて思ってましたが…
落下した瞬間、落下速度でおしりが浮き、バーを両腕でしがみつかなければまずい状態に!やっぱダメー!!!死ぬー!まじで死ぬー…
…ある意味すごい恐怖を味わえましたわ。
友人2人も同じだったらしくガチで死を覚悟した瞬間でした。
それ以来…落ち物系アトラクションはガチで乗れません。

11/23/2022, 1:07:35 PM

指定校取られちゃった、
義理の祖父の葬儀で休んだ一日で
私の人生狂っちゃった
一回の欠席で

"落ちていく"

11/23/2022, 12:55:03 PM

落ちていく あなたを
黙って見ているのは
どのくらいの
罪なのでしょうか

落ちていく わたしの手を
誰も
掴んではくれなかった
そのことが傷痕になって
残っているとしても
わたしがあなたを
助けることの
どこに不思議がありますか

落ちていくのが
あなたの望みと知ったなら……
やはりこの手を
離したくありません


#落ちていく

11/23/2022, 12:54:19 PM

落ちていく


カーテンを開けると酷く空が曇っていた。どうやら今日は雨らしい。
充電ケーブルに刺さったままの携帯電話を使って天気予報を調べる。外にはもう既に雨音が聞こえ始めているのに。何故だか自分で調べて "今日は雨だ" という確証が欲しくなる。そんなことしたって何の意味もないのに。
目で見ても耳で聞いてもやはり今日は雨だった。

雨だから憂鬱、というのは外に出る用事があればこそだ。小さく狭いこの部屋から飛び出す予定もなければ、雨音は心地良い。世の中とは隔離されているみたいで、全てが他人事のようだ。
天気予報を調べ終えると、無意識で開いてしまう小さな水槽のようなスペースは、幸せや不幸せな情報がすごい早さで泳いでいる。
今日だけは自分とは関係ないと思いたい。

意識が流されていくように視線を窓へ向ける。ガラス一枚隔てて見るだけで、自分のスペースを認識する。心は窮屈だと感じる。息苦しさは、マスクやアクリルがないと他人とは接する事が出来ないみたいに。と同時に息苦しさの中に安心も覚える。きっとこれは言葉にしてはいけない、と錯覚させる。心は荒んだのだろうか。

雨粒が窓を伝って落ちていく。ガラス越しに指でつついても、そのペースは変わることなく自分の早さで落ちていく。それを美しいと思う。きっとまだ大丈夫なんだろう。
「そっか雨なんだよな」
誰もいない部屋に放ってはみるものの、透明になって吸い込まれていく言葉。静寂を守る時間に嫌気が差した。
深く潜る為に瞼を落とす。カーテンは開けたままで。

11/23/2022, 12:44:43 PM

私は今日、死にたかった。

だから屋上に来た。

けど、出来なかった。

高いところから地面へと落ちていく感覚を、私は知らなかったから。

隣で無惨に砕け散った友人を見て、こうはなりたくないと思ってしまったから。

あの時の友人は、これから死ぬ恐怖に震えたような、そんな顔をしていた。

11/23/2022, 12:44:21 PM

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なんでこんなに苦しいの私の心

あの子への嫉妬なんて
消えてなくなってしまえばいいのに

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