『落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
落ちていく太陽
落ちていく枯葉
落ちていくネガティヴ
落ちていく。なにか。
自分にとって落としたいものと上げたいものを。
選別して
太陽をまたみる。
【落ちていく】
二歳児くらいの子は、パタパタと丘を駆けていく。
「みててね~!」
そういうと、自分の身体の半分くらいある、ピンク色の大きなボールを下に向けて、放り投げた。
ボールは弾みをつけて、ポンポンとリズミカルに下へと落ちていく。
自分で投げて、転がり落ちたボールを、きゃっきゃと笑いながら追いかけ、それを抱え、また上へとのぼる。
「みててね~!」
その子は、また、先ほどと同じようにボールを放り投げる。そしてそれを見ては笑うのであった。
何が面白いのだろう。
ボールが下へと落ちていっているだけなのに。
「誰に『みててね』って言ってるの?」
「ママ! あのね、そこにいるパパにみててもらってるの!」
ママと呼ばれた彼女は、信じられない、といった表情で、こちらを見る。
「みててね~!」
私は見てることしかできない。
私のからだをすり抜け、ボールはまた下へと落ちていくだけだった。
君の笑顔
君の姿
君の声
全てに
落ちていく
あなたに巡り合わせてくれたことが嬉しいのに
それだけで奇跡なのに
それ以上を求めてしまう。
どんなに願ってもあなたには
この気持ちが届かないけど。
でも今だけは、あなたの瞳に映っていたい。
たった1人の大切な恋人になりたい。
いつかは別の人を好きになるのだから、
だから今だけは別の人に出逢うまでは君に落ちていく
落ちていく
「落ちていく」。落ちていく。
周りには何も見えなくて、ただ自分にかかる力だけが、私が落ちていることを告げている。
この力に身を委ねたら、私は何処に行くのだろう。
そう思いながらも、この力には抗えない。
私の前に、引き上げるその腕が、力強いその掌が。
私は、その手を取っていいものか?
巻き込むことになりはしないか?この大切な存在を。
私の逡巡をものともせず、救ってくれるのは、貴方だけだ。
嬉しく思う私の視界が、涙でぼやける。
一度掴んだら、二度と離せない。
覚悟してほしい。私を助けるという、その意味を。
#落ちていく
物質が落ちるのは
万有引力の法則のせい…🍎
地獄に堕ちるのは
悪事を働いた自分のせい…
恋に落ちるのは
キミのせい… (〃∇〃)アハ♡
🌈黒猫のつぶやき🌈
いろいろ落ちていく〜
引力に支配されてるよ〜
落ちていく枯れ葉
木々にはもう
数えられるだけの葉
一枚だけ残っている
枯れ葉を見ていると
小さい頃に見た
『最後のひと葉』の
絵本を思い出す
気持ちが落ちていても
きっかけがあれば
持ち直せる
『線香花火』
火をつけて
動かさず
線香花火を最後まで
落とさずに
パッパパッと
花は咲いて
ふいにポトッと
落ちていく
何度も挑戦するけれど
やっぱり落ちてしまう
はかない線香花火
それが好きな理由
落ちていく…
落ちていく…
昨日ワクチンの5回目を打った
今までもそうだったが、次の日の夜がいちばんきつい
ポカリスエット飲みたいけど、家にあるのは水出しの麦茶だけだけだし
困った、怠い
ベッドで布団にくるまって早すぎる就寝を考える
1日何もしなかったな
何もしない休日は焦りが先行して心が苦しくなるんだよな
明日は仕事だし億劫な気持ちはつのるばかりだ
今日は変われなかったのはワクチンのせいだなんて考えながら
自分を変えることできない弱い自分を身の内に隠しつつ、寝てしまおう、おやすみ
落ちていく…
落ちていく…
落ちていく___
【人が恋に落ちていく瞬間ってどんな感じなんだろうか】
一目惚れした彼がいる。
もうそろそろ彼を好きになって1年が経つ
私はいつも彼を見ている。ずっと。
彼の ''笑顔'' ''泣き顔''
自分の中では彼の様々な表情を見てきたと思っていた。
彼が友達を待っている。
彼の視界に入りたい私は
彼の目の前で来もしない友達を待っている。
そんな時、1人の女の子が彼に話しかけた。
その時の彼の表情がが今までに見た事のない表情で、まっすぐ綺麗な瞳で彼女を見ていた。優しい目だった。
彼の友達が彼の元へ来た。友達は彼に話しかけるが、彼の視線の先はさっきまで話していた彼女。
ずっと見ていた。優しい瞳 で ずっと彼女を見ていた。
その時に私は思った。
彼は彼女のことが…。
私は初めて見た。
『人が恋に落ちていく瞬間』を。
体が宙に浮く感覚に首筋がひやりと凍り付いた。
何にも足がつかない不安定な体。
耳元を掠める風の音。
覚束ない思考。
全てが自身を驚怖に陥れる。
散漫な思考の中には確かに後悔という二文字があった。もっと向き合ってみたら良かった。苦しむあの子に手を差し伸べてやれば良かった。
全てがスローモーションに思える。助けてと言える筈の口は驚きに開いたまま、動かない。
八月の青空を背景にあの子が立っていた。
無様な私を嘲笑うように貶すように、私を突き落としたあの子が笑っていた。
#落ちていく
落ちていく
1人で いつも どこまでも
でも、今日は君が僕を引っ張った
今日は怖くなかった
今日は笑顔で
落ちれる気がする
落ちていく
アリスはうさぎを追いかけて、穴に落ちていった。
世界が輝いて見えた少女は恋に落ちた。
すべてに絶望した少年は空を見上げて落ちていった。
こくり、こくりと船をこぐ男性は眠りに落ちた。
喪服に身を包んだ女性の涙は頬を伝い、落ちていった。
愛憎を知った天使は羽を奪われ、地に落ちた。
今日も世界のどこかで誰かが何かに落ちていく。
ひらひら、ひらり。
手の平から花びらが落ちていく。
1枚、2枚、3枚…
色んな色の花びらが地面に落ちていく。
その光景がなんか好きで、すくっては落とすを繰り返してしまうのだった。
どうしても愛せなかったこの世界を
頭から爪先まで ゆっくりと
落ちてゆく
刹那 けれど時が止まったように ゆっくりと
柔らかな日差しも流れ行く雲も
思えば俯いてばかりの人生だった
仰げばこれほどに美しい景色があったのか
ああ、最期に生まれたこの未練が
来世もこの地球(ほし)に産み落としてくれるだろうか
どうしても愛せなかったこの世界に…
あの美しい空にもうすぐ、届く。
「落ちてゆく」
落ちていく
初夏の夜クーラをつけるにはまだ早いがなんとなく暑い感じもするからこの時期は眠りにつくのに網戸にすると風が心地よい。
スマホのゲームをしてさぁ寝よう。
ぐっすり寝て急に足を引っ張られ落ちていく感覚になり慌てて目を開け隣で寝ている夫を見たがいつもの寝姿でいびきをかいている家にいる猫の仕業でもないようだ。
何度も経験はあるがこの現象は金縛りの一種でオバケに足を引っ張られ落ちていったのか、人体の不思議なのかサッパリわからない。
この現象はなんなのだろうか。
顔を見るとうれしい
しゃべるとうれしい
傍にいるとどきどき
ないしょ話うれしい
これはもう、そういうことだよね
#落ちていく
落ちていく
雨の音…
繊細なメロディー
落ちていく
あなたの心…
しんぱい…
でも
わたしには
見守るしかでき
ないの…
ごめんね
☆落ちて行く☆
我が家に、紅葉が来て、私はかなり神経質になってます。
何度か書いてますが、紅葉は『猫かび』です。
猫だけでなく、人間、犬にもうつります。
我が家には、母の猫が二人と私達の愛犬めいちゃんがいます。
なので、紅葉は、違う部屋に隔離です。
私は、朝5時に起床します。
めいちゃんの散歩に30分いきます。
帰宅後、紅葉専用の洋服に着替えます。
そして紅葉の部屋を掃除します。
紅葉は、私がお部屋に行くのをじっとケージの片隅で待ってます。
(紅葉は、鳴かない子。いや、鳴いても時間にならないと来ないのを小さながらに理解してるんです。)
そして朝の薬を飲ませて掃除の開始です。
紅葉は、掃除中ハーネスを着けて楽しそうにへやんぽをしています。
その間に、塩素系の漂白剤を水で薄めた物を霧吹きにいれ、紅葉が使うもの全部消毒。
もちろん床も、窓も、壁も、紅葉の手が届く所全部。
それから、紅葉のケージにトイレを消毒し、カビ菌をやっつけます。
そして、また服を着替え、着替えた服を塩素系漂白剤が入ったバケツにつけおきし、お仕事にいき、帰宅。
帰宅するとすぐに、めいちゃんのお散歩に1時間。
それが終わるとすぐ、また、紅葉専用の服に着替え紅葉をケージから出してお部屋を自由にお散歩。
お散歩を終えると、紅葉がカビ菌を部屋じゅうにばらまいているので、また部屋を消毒。
そして、家事をし…。
この時も、注意してるけど私がカビ菌を廊下等にばらまいているかもしれないから、塩素系漂白剤を水で薄めたやつで、家中拭き掃除。
そして、2日に1回のペースで紅葉を薬浴。
紅葉を薬浴したら、お風呂をカビキラーで掃除。
そんな事をしてたら、あっというまに、夕方…
また、めいちゃんの散歩に1時間でかけ。
人間の夕飯の準備。
最終が、紅葉をケージから出して2時間ゆっくりと紅葉と戯れます。
毎日私の1日はこうやって終わっていきます。
ベッドの中でめいちゃんを撫でながら、TikTokを見るのが習慣なんですが…
最近は、ちょっと見たら落ちてます。
いつ寝たかも解らないまま、朝です。
でも、私は、毎日充実してます。
『落ちていく』
星の光も、月の明かりも見えない夜
雨粒がフロントガラスを滑る
いくつもの流れが刻まれて
新たな流れがまた刻まれて
5分もすれば、さっきまでの流れは消えてしまう
そうしてすべの軌跡は消えてしまうのかな
降りしきる雨はどこへ向かうのか
ただただ、地面を求めて降りしきるのか
何も考えず、何も望まず
降るままに、重力に惹かれるままに
雨と同じように生きられたら楽だろうか
落ちるままに、流されるままに
雨が降る、雨が落ちてくる
僕の心も流してくれないか
何も無いところへ
何も感じないところへ
何かに惹かれるままに
ただただ、深いところへ落ちていく
そう望むのに
そうありたいはずなのに
落ちるところへ、落ちるままに
そう望んでいるはずなのに
何故、こうも落ちないように足掻きたくなるのか
落ちることはできないらしい
雨のようになれたらいいな
私は、1度も早く大人になりたいなんて思ったことはなかった。だって、私はいまこの時を幸せだと思ってるし大切にしたいと思ってるから。
それは、たとえ好きな人が高校生で私が小学生でもその考えは変わらない。
「おはよう、はなちゃん」るかさんはいつも挨拶をする時しゃがんで私の目線に合わせてくれる。
そんなるかさんが、私はすき。
「おはようございます、るかさん!」
「今日も、はるは遅刻みたいだね」るかさんは笑って言った。はるは私のお兄ちゃんでるかさんとは違っていつも意地悪だし遅刻ばっかしてる。
小学校の校門の前でるかさんと別れて私は教室に向かった。
教室までに向かう足どりはるかさんといる時と違って重かった。
大人になりたいとは思ってない、けど今苦しいことがないわけではない。
教室にはいると私の目の前に男の子2人が私に声をかけてきた。
「よく平気で学校来れるよな、来んなよ」そういった彼は私を突き飛ばし自分の席に戻って行った。
クラスメイトは、そうなって当然だ。そんな顔を私に向けていた。
私も当然なのかもしれないそう思っていた。
でも、それは私がのろまとさ地味とかそういう理由だからではない。私は地味でものろまでもないから。
当然かもしれないと思うのは私がひどいことをしたかもしれないから。