『落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
落ちていく
アリスはうさぎを追いかけて、穴に落ちていった。
世界が輝いて見えた少女は恋に落ちた。
すべてに絶望した少年は空を見上げて落ちていった。
こくり、こくりと船をこぐ男性は眠りに落ちた。
喪服に身を包んだ女性の涙は頬を伝い、落ちていった。
愛憎を知った天使は羽を奪われ、地に落ちた。
今日も世界のどこかで誰かが何かに落ちていく。
ひらひら、ひらり。
手の平から花びらが落ちていく。
1枚、2枚、3枚…
色んな色の花びらが地面に落ちていく。
その光景がなんか好きで、すくっては落とすを繰り返してしまうのだった。
どうしても愛せなかったこの世界を
頭から爪先まで ゆっくりと
落ちてゆく
刹那 けれど時が止まったように ゆっくりと
柔らかな日差しも流れ行く雲も
思えば俯いてばかりの人生だった
仰げばこれほどに美しい景色があったのか
ああ、最期に生まれたこの未練が
来世もこの地球(ほし)に産み落としてくれるだろうか
どうしても愛せなかったこの世界に…
あの美しい空にもうすぐ、届く。
「落ちてゆく」
落ちていく
初夏の夜クーラをつけるにはまだ早いがなんとなく暑い感じもするからこの時期は眠りにつくのに網戸にすると風が心地よい。
スマホのゲームをしてさぁ寝よう。
ぐっすり寝て急に足を引っ張られ落ちていく感覚になり慌てて目を開け隣で寝ている夫を見たがいつもの寝姿でいびきをかいている家にいる猫の仕業でもないようだ。
何度も経験はあるがこの現象は金縛りの一種でオバケに足を引っ張られ落ちていったのか、人体の不思議なのかサッパリわからない。
この現象はなんなのだろうか。
顔を見るとうれしい
しゃべるとうれしい
傍にいるとどきどき
ないしょ話うれしい
これはもう、そういうことだよね
#落ちていく
落ちていく
雨の音…
繊細なメロディー
落ちていく
あなたの心…
しんぱい…
でも
わたしには
見守るしかでき
ないの…
ごめんね
☆落ちて行く☆
我が家に、紅葉が来て、私はかなり神経質になってます。
何度か書いてますが、紅葉は『猫かび』です。
猫だけでなく、人間、犬にもうつります。
我が家には、母の猫が二人と私達の愛犬めいちゃんがいます。
なので、紅葉は、違う部屋に隔離です。
私は、朝5時に起床します。
めいちゃんの散歩に30分いきます。
帰宅後、紅葉専用の洋服に着替えます。
そして紅葉の部屋を掃除します。
紅葉は、私がお部屋に行くのをじっとケージの片隅で待ってます。
(紅葉は、鳴かない子。いや、鳴いても時間にならないと来ないのを小さながらに理解してるんです。)
そして朝の薬を飲ませて掃除の開始です。
紅葉は、掃除中ハーネスを着けて楽しそうにへやんぽをしています。
その間に、塩素系の漂白剤を水で薄めた物を霧吹きにいれ、紅葉が使うもの全部消毒。
もちろん床も、窓も、壁も、紅葉の手が届く所全部。
それから、紅葉のケージにトイレを消毒し、カビ菌をやっつけます。
そして、また服を着替え、着替えた服を塩素系漂白剤が入ったバケツにつけおきし、お仕事にいき、帰宅。
帰宅するとすぐに、めいちゃんのお散歩に1時間。
それが終わるとすぐ、また、紅葉専用の服に着替え紅葉をケージから出してお部屋を自由にお散歩。
お散歩を終えると、紅葉がカビ菌を部屋じゅうにばらまいているので、また部屋を消毒。
そして、家事をし…。
この時も、注意してるけど私がカビ菌を廊下等にばらまいているかもしれないから、塩素系漂白剤を水で薄めたやつで、家中拭き掃除。
そして、2日に1回のペースで紅葉を薬浴。
紅葉を薬浴したら、お風呂をカビキラーで掃除。
そんな事をしてたら、あっというまに、夕方…
また、めいちゃんの散歩に1時間でかけ。
人間の夕飯の準備。
最終が、紅葉をケージから出して2時間ゆっくりと紅葉と戯れます。
毎日私の1日はこうやって終わっていきます。
ベッドの中でめいちゃんを撫でながら、TikTokを見るのが習慣なんですが…
最近は、ちょっと見たら落ちてます。
いつ寝たかも解らないまま、朝です。
でも、私は、毎日充実してます。
『落ちていく』
星の光も、月の明かりも見えない夜
雨粒がフロントガラスを滑る
いくつもの流れが刻まれて
新たな流れがまた刻まれて
5分もすれば、さっきまでの流れは消えてしまう
そうしてすべの軌跡は消えてしまうのかな
降りしきる雨はどこへ向かうのか
ただただ、地面を求めて降りしきるのか
何も考えず、何も望まず
降るままに、重力に惹かれるままに
雨と同じように生きられたら楽だろうか
落ちるままに、流されるままに
雨が降る、雨が落ちてくる
僕の心も流してくれないか
何も無いところへ
何も感じないところへ
何かに惹かれるままに
ただただ、深いところへ落ちていく
そう望むのに
そうありたいはずなのに
落ちるところへ、落ちるままに
そう望んでいるはずなのに
何故、こうも落ちないように足掻きたくなるのか
落ちることはできないらしい
雨のようになれたらいいな
私は、1度も早く大人になりたいなんて思ったことはなかった。だって、私はいまこの時を幸せだと思ってるし大切にしたいと思ってるから。
それは、たとえ好きな人が高校生で私が小学生でもその考えは変わらない。
「おはよう、はなちゃん」るかさんはいつも挨拶をする時しゃがんで私の目線に合わせてくれる。
そんなるかさんが、私はすき。
「おはようございます、るかさん!」
「今日も、はるは遅刻みたいだね」るかさんは笑って言った。はるは私のお兄ちゃんでるかさんとは違っていつも意地悪だし遅刻ばっかしてる。
小学校の校門の前でるかさんと別れて私は教室に向かった。
教室までに向かう足どりはるかさんといる時と違って重かった。
大人になりたいとは思ってない、けど今苦しいことがないわけではない。
教室にはいると私の目の前に男の子2人が私に声をかけてきた。
「よく平気で学校来れるよな、来んなよ」そういった彼は私を突き飛ばし自分の席に戻って行った。
クラスメイトは、そうなって当然だ。そんな顔を私に向けていた。
私も当然なのかもしれないそう思っていた。
でも、それは私がのろまとさ地味とかそういう理由だからではない。私は地味でものろまでもないから。
当然かもしれないと思うのは私がひどいことをしたかもしれないから。
落ちてゆく
深海へ
私は助けてと手を伸ばし
誰かが救いあげるのを見ながら
すっと息を吐き出して
一人で沈んでゆく
救い出す人はなく
ただ静かに海に帰る
私の目の前を吐き出す息がカタマリになって
通り過ぎるだけ
*落ちていく
「落ちていく」この言葉からまず連想したのは「闇落ち」という言葉。
いい人だったのにいろいろあって、暗い、やな奴になってしまうこと。
他人の嘲笑とか、蔑みに、闇落ちしないように、と思う。
そんな奴らと同じレベルにならないように、と考える。
お題 落ちていく
運命がくれた愛を大切にして
あなたと見つめ合う
その間に恋に落ちていく
心に余裕が無くなるほど
あなたに夢中
#落ちていく…
落ちていく…
深みへと…
どんどん…
底のない暗闇へ
このまま…
目覚めなくていい
もう疲れちゃった…
上がっていく…
明るみへ
ゆっくりゆっくり…
光のグラデーション
そして
ゆっくりと
瞼が開いてゆくの…
テーマ“落ちていく”
信じていた。
ずっと。
ずっと。
「愛してる」
そう言ってくれていたのに。
…私では無かった。
隣りに居たのは。
1週間前まで、笑顔で隣りに居たのに。
今、隣で笑っているのは
私じゃない人。
白いドレス
白いタキシード
幸せそうに笑う二人。
赤ワイン頭上から掛けたいくらい。
その位の憎しみと恨みと執念。
どうしてここに私は居るの?
そっち側じゃないの?
「ユキネ、来てくれてありがとう」
白いドレスを身に纏った
「アスカ、おめでとう」
私はそう返す。
「あ、シュウゴさん、この子、私親友のユキネ。」
「ハジメマシテ」
私は笑顔を浮かべる。
彼は私から一瞬目を逸らし
「いつも、アスカがお世話になってます 」
そう笑いかけてくる。
「いえ、お世話になってるのは私の方です」
そう、笑顔で返す。
あぁ、腹立たしい。
今すぐ、その白い衣装を紅く染めたい。
赤ワインで。
…いや、赤ワインだからと言って
紅くは染まらないか。
「…これからも、アスカと仲良くして欲しい」
彼は目を逸らしながらそう言う。
「勿論です」
ねぇ、シュウゴさん?
言われた事無いでしょう?
アスカに
「愛してる」なんて。
今時珍しい、政略結婚。
そこに愛はない。
少なくとも、アスカは私を愛しているし
私もアスカを愛している。
私とアスカの関係を知っている
シュウゴさんは、目を合わせられないんだろうと思う。
昔見たドラマみたいに、結婚式場から連れ出したいけれど、流石に無理。
私の腕力と脚力じゃ、連れ出せない。
私は落ちていっても後悔はないけれど
アスカを道連れには出来ない。
落ちていくのは私1人だけで…。
(同性愛は難しい)
【落ちていく】
人は考える人度、あらゆる思考に落ちていく。
けれど、それも設定するだけで大きく変わる。
あなたがハッピーだと思えばそれでいいんだよ。
まさかって、そんなんでっててのも設定のひとつ。
その設定で、今まで気づかなかった当たり前にあった奇跡に貴方はたくさん「落ちていく」。
「落ちていく」
落ち切る所まで落ちて
這い上がってみせる
今まで以上に
お題「落ちていく」
※自殺注意
『天使』と呼ばれていた私は、もうここにはいない。
アイドル界の天使、なんて言葉が懐かしい。
付き合ってもいないのに雑誌に載せられた熱愛報道。
どのSNSを見ても、炎上していて救いの手などひとつも差し伸べられることは無かった。
みんなが私を『堕天使』と言った。
熱愛報道が出た数日後、私は自分の翼をもいだ。
翼をもがれた天使は、二度と天国には帰れない。
これでただの人間だ。そう思った私が甘かった。
家を特定されてしまい、ずっと怯える日々。
日に日に私の心はすり減っていた。
「天国に帰りたい。」
帰れないとは分かっているけれど、みんなに愛されていた日々が恋しいのだ。
ふわり、と空に身を預ける。
あぁ、羽ばたけずに落ちていく。
どんどんと近付く地面を見つめながら、私は意識を暗闇に落とした。
題 落ちていく
もう駄目だ、潔く手を放そう
身体は逆転して、足で天を仰ぐ
景色が吸い上げられる様に下へと滑って行き
風で包装された音を聴く
これが感覚の断末魔
境界線を越えた証
「私とあなたじゃ住む世界が違う 第五十七話」
志那と梨々華は、由里の描いた地図を頼りにスーパーまで辿り着きました。
「えーと、ココで良いのかな?」
「ちょうど、タイムセールをやっていますわね」
志那と梨々華は、スーパーの中に入ろうとしました。
「悪りィな!アジ30匹はワイのモンや!」
薄いベージュの肌、茶色いツリ目、ストレートロングの金髪、小柄寄りの中肉中背、黒と白のメイド服を着たやんちゃなイタズラっ子の女性が割り込んで来ました。
「ちょっと!割り込んで来ないでよ!」
「ナイトメア様の依頼、何としてでもアジ30匹ゲットしなければ!」
「ナイトメアの依頼?!」
「アジくらい、海で釣りなさいよ!」
「志那、そう言う問題じゃありませんわよ」
梨々華は、志那を静止しました。
「それなら、勝負!」
スレートウィッチは、志那達に勝負を仕掛けて来ました。
「望む所!」
「いざ、マジカルホログラム!」
スレートウィッチは輝かしい光を放ちました。
「うわっ、眩しい!メタルショット!」
志那とスレートウィッチは、互角に戦っていました。
「このままでは、他のお客さんに迷惑が掛かりますから、私も戦いますわ。フリージングアロー!」
梨々華も、二人の戦いに応戦しました。
「2対1なんて、卑怯だぞ!」
「トドメ!鋼吹雪!」
スレートウィッチは、志那達との戦いに敗れました。
「クソッ、マジカルホロスコープ出しとくべきだったかな…?」
スレートウィッチは、何処かへと行ってしまいました。
「ナイトメアの手下にも勝ったし、目的の物も買えたし、順調、順調!」
志那は、ご機嫌でした。
「ナイトメアの手下が、フリー程強くなくて良かったですわね」
「強い敵は、カインド達任せになっちゃってるからね」
「志那ー!」
由里が、志那達の所へ走って来ました。
「由里!」
「アレからシリウスさんがまた来てね、追加の買い物があるから買って来てって」
由里は、息を切らしていました。
「えーと、何と何?」
「卵と牛乳と小麦粉とパン粉と…」
「いっぱいありますわね…」
「あと、二人共ゴメンね。私、ずっと何かに操られていたみたいで、みんなをこんな危ない国に連れて来ちゃって…」
「由里の本心じゃ無いから良いけど…」
「本当はね、アレ、章司と一緒に2.5次元国に逃げるつもりだったのね。だけど、途中から意識を失って…」
「由里は悪くないから良いよ。許してるって」
「本当に…ゴメンね…!」
由里は、涙を流していました。
落ちていく。
班行動の前夜に堕ちていく。
あー、弾けるように笑う君の顔がまた見たい。
僕だけに向けられたあの、あの、笑顔が。
逢いたいなぁ。もう、無理か、