『花畑』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ:花畑 #308
「頭の中花畑か?」
馬鹿にして嘲笑う声が聞こえてくる。
そこには眼鏡をかけた前髪の長い男子がいる。
声の主は陽キャの私にとって
あまり関わりたくない男子。
「何考えてるかわかんね―」
そう言って眼鏡男子の机を蹴っている。
全く足グセが悪い。
ガンガンと机を蹴る音が教室に響く。
みんなそちらを見ているが、
一向に止める様子はない。
「アンタのほうがお花畑よ」
私はヒヤリとした。
みんな一斉にこっちを向く。
「あぁ?」
そう言って陰キャ男子もこっちを見る。
「アンタみたいな男子が一番嫌い」
私はボソッと言った。
私はたまにこういう事がある。
私の中の『正義』がうずいてしまうのだ。
大抵そう言う時は私が次のターゲットになる。
別に私は目立ちたいわけじゃない。
私を目立たせるようなことをする奴らが悪い。
私の周りに人がいないのもそういう訳だ。
私がこういう事を言ってしまうから。
陽キャ男子は私に言われるだけ言われると
イライラしながら教室を出ていった。
みんな何事もなかったかのようにするか、
私のことを冷ややかな目で見るのだ。
いつもと変わらない。
「あ、ありがとう」
近くでそんな声が聞こえた。
私はそっちを見ると眼鏡男子。
こんなことを言われるのは初めてだった。
いつもなら何も言われることはなくて、
ターゲットになるから誰もよって来ないのに。
私は思わず呆然としてしまった。
自分の席に帰っていく
眼鏡男子の後ろ姿をじっと見ていた。
君を好きになったあの夏から、自分が変わった気がする。君の行動を過剰に捉えてしまったり、君の口癖を無意識に真似してたり、君のことを四六時中考えていたり、テンションが高かったり。こういうのって頭の中お花畑って言うんでしょ?自分が自分じゃいられなくて、気持ち悪くてしょうがない。知らず知らずのうちに、この気持ちが消えてたらいいのに。
あの頃は、ただ広々とした草原だった。
何の変哲もない、広いだけの場所。
けれど今は、色鮮やかな景色が広がる
綺麗な花畑になりました。
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一つだけ置かれた、白色のベンチに座りながら
そんな景色を眺める。
...嗚呼、
出来ることなら
お前と2人で...
この景色を眺めたかったなぁ...
#花畑
61作目
3ヶ月前、夫に浮気された。
原因は私には分からない。
きっと冷めたのだろう。
私は愛していた夫のために家事をこなして夫のためにお金稼いで夫の理不尽にも耐えてきた。
その時までは愛していたのだ。
だが浮気現場を目撃した瞬間、喜怒哀楽が消え去り無になった。
離婚手続きは順調に進み、2週間ほどで完全に関わりが潰えた。
もう男関係はいらないと思っていたが、、、。
今、会社の上司と2人きりでコスモス畑にいる。
穴場スポットらしく私たち以外に誰もいない。
そういえば元夫もコスモス畑で告白してきたっけ。
「亜海さん、今日誕生日でしたよね」
「よく覚えてますね」
感情があまり感じられないような回答になってしまうのはあの時からだ。
「僕、亜海さんのこと会社の後輩ってふうに見れなくて、、えぇと、、亜海さんって凄くクールでかっこよくて、好きになってしまったんです!もしよろしかったら僕とお付き合いしてくださいッ!!」
元夫と同じようなシチュエーション。
私的にその上司は仕事もできて優しくてルックスも良くて相手のことよく見ているすごくいい人だと感じている。
それでも、、、
「ごめんなさい」
どうしても上司と告白してきた時の夫と重ねてしまう。
頬が紅潮するのが分かる。
ああ、私あの人に浮気されてもまだ好きって感情消えてなかったんだ。
尽くしてきたのに裏切られた、それなのにまだ好きって、、
脳内お花畑でしょう?
花畑
私は今日、花畑にいた。
野に咲く花のことではない。宝石の花畑だ。
祖母の遺品の宝石を親族で分けあって所持しようと言われ、エメラルドやアメシスト、パール、珊瑚などのついた様々な宝飾品と鑑定証の数々に囲まれた。
本当に素敵で、手入れの行き届いた美しいアクセサリー。
こんなに綺麗なものを、私なんかが付けても構わないのだろうか?
おどおどしていると母が「それはそんなに値段張らないから」と告げた。
「そんなに……」
そんなに、とはいくらのことだろう? そんな価値の優劣で遺品を選ぶなんてことはさすがに。
母はなんてことないように言った。
「時価●K円くらいだから貰っていいよ。あっちのはお家建てられるけど」
軽い気持ちで踏みいった花畑が、途端におそれ多く感じられた気がして苦笑いを隠すのに必死だった。
花畑……。
人生を台無しにしてくれた、頭の中がお花畑のあのゲス女を、絶対に許さない。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
花畑……。
田んぼに、転作した蕎麦の花が満開。
そこは、田んぼ? 畑?
それは、暗い森の中に突如として現れた空間だった。
木々が無いこの小さな空間にだけ大地にまで太陽光がたっぷり降り注ぎ、色とりどりの小さな命が散らばっている。
「へぇ、こんな場所あったんだね。知らなかった。」
声を僅かに弾ませながら、命を踏み潰さないぎりぎりの場所まで近付きしゃがむ君。その後ろ姿に、思わず釘付けになっていた。
「貴方にあげるなら、これかな。」
君がおもむろに指さした花……それは見た目だけで選んだのか、それとも、意味を知っているのか。綺麗な赤色のゼラニウム。
お題#2:花畑
花畑
彼女は頭の中がお花畑…
ポカポカとあたたかいね
ふしぎだね
夢心地…
ヒガンバナに囲まれて笑うお前が
このまま消えてしまいそうで
思わず手を伸ばした
#花畑
死から生還した人の体験談で良くある
“川の向こうにお花畑が見えた。死んだ○○が手招きしてた。(または『来るな』と言った。)”
渡った先に色とりどりのお花が咲いてて、お父さんとお母さんがいるんでしょ?渡るよね!!お母さん、抱っこして!
でもその時
『にゃ~~~ん!』
ってキミが呼んだら、帰って来ちゃうと思う。
ご飯、あげなくちゃね。
お腹すいちゃったね。
お水も美味しいのに取り替えようね。
川は、いつか一緒に渡ろうね。
それまでは、ご飯あげなきゃね。
トイレも綺麗にするからね。
いっぱい撫でてあげなきゃね。
守るから、ね!
花畑。
昔、花畑と思った花壇。
友達と一緒に笑い合った日、あの日友達を止めてさえ居れば…
助かったのに
ラナータはきれいな花畑を見つけました。「クロキにも見せてあげよう」
スキップしながらクロキの家に向かうラナータ。2人は花畑に行きました。
夕暮れ時になり、ラナータは家に帰る時間になりました。「僕が送っていくよ」
2人で作った花束を持ってラナータの家に行きます。
家ではキャルがラナータの帰りを待っていました。「おかえりなさいお嬢様。クロキ様、わざわざありがとうございます」
ラナータは花束をキャルに渡しました。キャルは花瓶に花を生けました。
お題 花畑
私の家の近くに花畑がある。コスモスの花畑だ。秋になると濃いピンクや薄いピンクの花が風に揺れてたくさん咲く。
わたしは一度だけ家族とその花畑に行ったことがある。薄手の長袖が丁度良い季節。花が満開に咲いていた。あれはおばあちゃんがまだ生きていた頃だ。
私と母、父、おじいちゃんとおばあちゃんであの花畑を見に行ったのだ。
コスモスの花畑を初めて見た私はあっけらかんとした気持ちだったと思う。こんなにも花が密集しているのを見たことがなかったからだ。デジカメでおばあちゃんの姿をおさめた。とても良かった。
台所にある小さな花瓶には大輪の花を咲かせるコスモスが。思い出は色褪せない。
"花畑"
「おぉ……」
「これは壮観だな」
午後はお互い空いていたので、近くの花畑に来ていた。
「まさか、近くにこんな花畑があるとは…。こんな場所、よく見つけたな」
驚いた声で聞いてきた。
「んなの、たまたまだよ。たまたま」
少々得意げに言う。けど、それは嘘。近くに秋の花が咲く花畑があると聞いて、見つけたのだ。秋に咲く花は綺麗なのが沢山あるから、ほんの一部でもこうやって一緒に見たかったから。
「…そうか」
と、目を伏せながら微笑み、正面を向く。そして深呼吸をして、秋の花の香りが漂う空気を吸い込む。
「良い香りだ…」
それに倣って俺も正面を向いて、深呼吸をする。秋の空気と共に秋の花の香りが鼻腔をくすぐって、何だかとても落ち着く。
「そういえば、貴方は秋生まれだったな」
「あぁ…、そういやそうだな」
不意に自分の誕生日について振られて驚いて頷く。確かに暦の上では秋だ。…冬よりの秋だけど。
寒い地域だと俺の誕生日はすでに雪が積もっていたりするから、そっちの方の人達からしたら俺は冬生まれと言われるかもしれないなぁ。なんて考える。
「この中に、貴方の誕生日まで咲いている花があるのだろうか?」
「はぁ?無理無理。今から11月の下旬まで咲いてる花は、いくらなんでも流石にねぇよ」
あったらとんだ異形だろ、そんな花。んなゲテモノの花、絶対見たくねぇ。…見たら夢に出てきて魘されそう。
「冗談だ。そんな目で見るな」
じゃあ言うなよ。お前が言ったら1ミリも冗談に聞こえねぇよ。
「…目で語ってくるようになったな。視線が痛い」
「はっ、そうかよ。…じゃあいつか目でバグスター倒せるようになったりしてな」
と、わざとらしい言い方で言い返す。
「倒せはしないだろ。…だが動きを止めるくらいはできそうだな」
「真面目に考えんなよ。あと俺を遠回しにメデューサ呼ばわりすんな」
「フッ、済まない。…ひとまず、あの辺りを見て回るか」
この野郎…。けど折角来たんだ。普段見る事の無い花だって幾つもある。季節を感じながらゆっくり見て回ろう。気を取り直して
「おぅ」
と、返事をして、2人並んでゆっくりと歩きながら秋の花々を見て回った。
母の故郷には広々とした古墳群があり、近年では観光資源として季節に合わせた花畑も整備されている。春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモス。特に春は一面の桜並木も色づき、古墳に生える芝の緑と菜の花の黄色と相まって、まるで桃源郷のようにのどかで美しい光景が広がる。……桃源郷はちょっと良く言いすぎたかもしれない。
でも古代の人々が眠る古墳の上で現代の子どもたちが草すべりをしている様子には、温暖なこの地の人々のおおらかさを感じられる。宮崎県西都市、まこちよかとこですので機会があればぜひ。
#花畑
いつかわたしにも
咲かせることができるだろうか…
心を癒す花々を
私だけの言葉で
私だけの思いを込めて
色褪せないフラワーガーデン
あなたに魅せることができたなら
美しく、優しく、温かい、
お花畑にも、汚れや冷たさが、深いところに隠れているのだと思う。
自然の美しさを、
世界の色彩を、
見えない君が教えてくれた。
後ろ姿ばかりだった。
君の顔が見たかったな。
/花畑
書く習慣/164日目。
「 花畑 」…
不屈な腹痛…
🚽^ω^)バーン
💩
私「ちょ…ちょっくら
お花を摘みに行きますわ」
友「オホホホホ…いってら」
はるか昔、
庭の花畑で、
貴女は花を愛でながら💩した。
「お花を摘みに行ってきます。」
日本では元々登山用語として広まった様…
何か女性が座ってる姿が
お花を摘むいでる様に見えるからだとか、
( ^ω^ )ん?この言葉作った奴が男なら
見たって事になるな…うらゃ…許さん!
男性だと、「雉打ち」だって…
^ω^)ふむ…黙れ…だっぷんおう。
雉肉持ってきてから言い訳せい。
そんな中…
私は、花畑に人工肥料をあたえた…
決して、お粗末なものではない…
決して、決して、うぅ…
✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿パッ
🥀<あふん…
〈ブッ〉
では、また明日…
お花畑でまた会いましょう。⚤
このまま花を咲かせたい…
菜園の小さな白い花がね…
可憐で可愛いのです
もう少しすると
緑色の細長い実になります
もっと少しすると紅くなり始めて
真っ赤な唐辛子になります
キミに照れてた僕みたい…
……
ミーチャン…
桃色に咲かせて笑うから
頬が桃色に揺らめくから
キミに恋をしました
好きなんだよ…好きだから…
幸せにしたいから…
だからね…
キミに恋してます