『花畑』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
無口なキミが好きだった
キミをコウセイする光の粒になりたいと思った
キミといるの時の私が好きなんだ
特別な人
髪伸ばして白いワンピース着て、麦わら帽子かぶって花畑行きたい!
そんな君の夢を叶えるため、ぼくは今日も、
自分を売りに出かける
#花畑
渡るのは
怖くない
帰るのが
少し 怖い
ここを渡れば
きっと見えてくる
一面の花畑
話に聞くとおりの黄泉の道
「振り返ってはいけないよ」
耳の奥で声がする
大丈夫。帰るのは怖いから…
振り返りはしないさと
いつかの声に応えながら
目の前にならぶ揺れる花
招くように揺れる花
ひとつひとつ近づいて ふたつみっつと遠のいて
こちらからあちらへ
あちらがこちらへ
花畑の奥の方 水の音も流れゆく
招かれ辿り着いたその先に
永遠と呼べるものが何なのか
花たちだけが知っている
花畑。天国の代名詞としても使われる美しい景色。花が集まれば虫が寄ってくる。虫は捕食者を呼び、捕食者はより高次の捕食者を集める。美しい花弁の裏側は日々命の奪い合いだ。血を流し、骨となり土に還る。血を吸った花は更に美しく咲き誇る。甘い蜜に誘われたなら、もう逃げ帰ることはできない。
あなたの事が、好きなのです
一人静かに字の海へ潜るあなた
集団の中心で笑い合ってるあなた
不器用ながらも触れてくれたあなた
広くもない世界の片隅に居るワタシと
瞬きの様に過ぎゆく世界に生きるあなた
きっとあなたはワタシを忘れるのでしょう
だからワタシは希うのです
暑さの静まる夜長の頃、
紫色の花畑を見た時
ワタシをそっと
思い出して
#花畑
「わぁ~、今年もお花たくさん咲いてる!最初に来たあの日みたいだね!」
「うん、そうだね!此処でたくさん鬼ごっこしたり、お花の冠とかたくさん作ったよね!」
「あの日は楽しかったなぁ」
「ねぇ」
「だからさ、帰ってきてよ。」
「どこ行っちゃったの、◯◯、、、?」
花畑といえば、もうずっと見に行っていない。
花畑ってどのくらいの規模のものを言うんだろう?
駅前にあるようなちょっとしたスペースに植えられてる花々は?あれは花畑とは言わないよな。
視界一面に広がる花々が花畑と定義するならば、私が花畑を最後に見たのはいつだろう。
記憶を辿るが、全然思い出せない。
小学生か中学生くらいの頃に親戚と北海道の富良野のラベンダー畑を見に行った記憶はある。
これが最後だろうか?
花畑
辺り一面
綺麗な花が咲いている
そこで微笑む君の顔
今も忘れない
会いたいな…
____________
きみといるときは
花畑のように華やかで
綺麗な世界に見えたんだ
____________
Theme:花畑
────ふわり、と花の香りが漂ってくる
反射的に、香りの方へ視線を向ければ
そこには桃色の花が一面に咲き誇っていて
ため息が出るほど美しかった
浮世離れした美しい花畑を眺めていたら
「 」
不意に、君の声が聞こえた気がした
『花畑』
いつしかの夢でみた花畑。
色とりどりの花が咲いて
そこには蝶が舞って
そよ風が髪の毛を揺らしていたような気がする。
春の花も夏の草も秋の匂いも冬の雪もあって、
すごく綺麗だったような気がする。
実際にはない景色でも、叶わない場所だとしても僕は。
「いつかしにたえるならあの花畑がいい」
花畑
「花畑」
花畑――それは私の好きな場所。
私を癒してくれる。
風で私の髪が揺らぐ。
一面綺麗な花が咲いている。
#花畑
向日葵に囲まれて今日を生きる
今年の夏ももう終わり
秋桜に囲まれて明日を生きる
さあ秋の始まりだ
花畑は僕をそう誘う
立ち止まってなんかいられない
先へ先へと
私は花が嫌いだ。
いつかは枯れてゆく。それも、人間が思っているよりも早く。
とても悲しい生涯だと。
『その儚さがいいって言う人多いもんな……花束なんて後々ゴミになるだけだし。』
こんなに花が嫌いになったのは――あの日からだ。
入院中、1人の友人が持ってきてくれた花束。
花瓶に入れて、ベッドの横の机に置いてもらった。
その後から友人どころか誰も見舞いに来なかったので、水は看護師さんが変えてくれていたが、最初の頃の華やかさはもう無かった。
最初こそ『綺麗だな』と思っていたが、日に日に弱々しくなっていく。
入院中で心細かったのもあるが、弱々しくなっていく花と自分が重なっているような気がした。
「お花、捨てておきますね。」
ある日看護師さんがそう言い、花瓶を持っていった。
戻ってきた空になった花瓶を見て、物凄く切なくなった。
そして私はしばらく入院生活を続け病気は治り、無事退院となった。
“久しぶりにドライブ行こう♪息抜き大事〜!”
見舞いに来てくれた友人からLINEが届いた。
休職していたし、暇だったのでドライブに付き合うことにした。
「どこ行くの?」
「ん〜?秘密〜」
車に揺られること1時間、着いたのはひまわり畑。
見渡す限りのひまわり。
「わぁ…!」
思わず口から漏れた言葉に、友人が反応する
「すごいでしょ〜?テレビで見てさ!近いし行きたいなーって思ってたんだよね〜♪」
その後も友人は喋り続けるが、
友人の言葉はあまり耳に入ってこなかった。
風に揺られるひまわりが、こっちに手を振って、踊り、歓迎しているようにも見えた。
『1輪1輪が、、生きてる。』
花は単に、人間を一時喜ばせるだけの言わば嗜好品のような存在だと思っていたが、
人間の世界があるように、花の世界もあるのかと、新しい発見をしたかのような衝撃を受けた。
―――花は悲しい、可哀想だと…私はエゴを押し付けていただけだ。
命あるものなら終わりは来る。
ただ花は人間よりも早く終わりが来るだけなのだ。
大切な人が亡くなると、故人をしのび、いつか天国でまた会える。と言う話になるだろう。
花も同じなのか、枯れても、また咲き乱れる。またここで会える。
今を一生懸命生きている花たち。
私も、そう生きていけることが出来るかな。
この花畑の中の1輪みたいに、高く強く。
ひまわりのように、上を向いて―――。
【花畑】~完~
読んでくださりありがとうございます。
あと昨日のいきなりの最終話、思ってた以上に♡︎が来てびびっております…!
本当にありがとうございます。
終わった理由としましては、元々結末を決めてたのがありますが、
昨日のお題を見て「ウワアア今日終われってことお!?」
となりまして…!
でも今日のお題からの何やかんや(?)の最終回が良かったです…
なんのお題がくるか分からないのも面白さの中のひとつですね。
.花畑
──あの人は、「緑の手」の持ち主だった。
花畑を吹き抜けていく透明な風を頬に受けながら、私は空を見上げた。
雲ひとつない。夏の照りつくような日差しは過ぎ去って、眩しいばかりの光が降り注いでいる。
目を閉じて、両腕を大きく広げた。
深く息を吸うと、一面に咲く花の香りが、鼻腔を通り、肺へ、身体の内側に染みわたった。
一身に光を浴びて、咲き誇る花たちのなかに立っていると、自分もその一部になったような気持ちになってくる。
あの人が、大切に育て愛した花たち。
そして、私もまた、慈しんだ、可愛い花たち……。
「ごめんね」
私は呟くと、柔らかな花弁を引きちぎった。
もし、すべての人が、何かしらのギフトを持って、この世に生まれてくるとすれば──たしかに、あの人は、「緑の手」の持ち主だった。
どんなに育成が難しい花も、あの人の手にかかれば、美しく咲き誇った。
あの人が愛情を注げば、注いだぶんだけ、花たちがそれに応えるように。
丘一面に広がる花の絨毯を見れば、きっと誰もが分かるだろう。あの人がどれだけ愛情深い人だったか。
だから……そう。私は、失いたくないの。
目の奥が痛み、喉から熱い塊がこみ上げてくる。
震えが足元から這い上がってきて、胸が苦しくなった。
もし、すべての人が、何かしらギフトを持って、この世に生まれてくるとすれば──私は、何かと引き換えにしか、何も得ることはできないのだ。
握りしめた拳を開くと、茶色く変色した花弁が舞い落ちた。
水面に投げ入れられた石が、同心円の波紋を生むように、私を中心として、次々と周囲の花たちが首を垂れ、地面に倒れ始める。
辺り一帯に充満していた優しい花の香りが、急速に薄れ、代わりに腐臭が立ちこめた。
あの人に贈るはずの花束も、あの人が帰ってくる場所も、何もかも枯らしてしまった。
ああ、どうして私は──、
ただ抱きしめるだけで、あの人の病気が治るギフトを授からなかったの?
2022.09.17
かわいいあの子は一心に
れんげ畑の真ん中で
花かんむりを編みました
なんにもできないわたくしは
れんげの花をちぎっては
蜜を吸っておりました
かわいいあの子は微笑んで
花かんむりをわたくしの
頭にちょこんとのせたらば
またあしたねと手を振って
わたくしの声も待たないで
家へ帰っていきました
桃色畑に座りこむ
ふたりの少女はそれぞれに
春うららかな陽の下で
しあわせの花を見たのです
#花畑
花畑
まだ行ったことがない
でも、いつか行きたい
いきているうちに
ひまわりの花畑の中
あの暑い夏の中に
いますね
「花畑」
色とりどりの花達が 季節を教えてくれている 夕焼けと同じ色 燃えるような それでいて爽やかな 顔達が僕を包み込んでくれる ひとつ一つに命が宿り ひとつ一つ同じ種類の花であっても ひとつ一つに顔が違う まるで僕達と同じだ ひとり1人 全然違う いや違っていい 個性の花咲かせ これからも 手を繋ぎながら 自分らしく 生きていこう
心の中に花畑を。
ゼロから自分で花を育てよう
土を耕し
種を撒き
水をあげて。。
笑顔の太陽をさんさんに浴びさせて
わくわく優しい言葉の栄養も。
時に枯れてしまっても
また、咲かそう。