『花束』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花束もらってしまった
困ったな、家に花瓶なんかないし
水やりもゴミになった時も大変じゃん
はじめに頭を巡ったのはそれ
自転車のカゴに積んで街中を帰るのか
二番目がこれ
ごめんね花束
あなたもくれた人も本当にきれいだ
うちに来てくれてありがとう
私も花束をもらって心から喜ぶことのできる
素敵なひとに生まれたかった
テーマ『花束』
隣の芝生は青く見えるとはよく言ったもので、わたしの彼氏はわたしに無頓着だ。
「ねぇねぇ、こういう夜景を見ながら食事とかしてみたくない?」
「あー…うん。別にお前が行きたいならどっちでも」
「なにそれ!絶対行きたいって思ってないでしょ」
旅行雑誌を片手に頬を膨らましたってわたしの彼氏は顔色ひとつ変えやしない。今更それをどうこう言っても仕方がない。だってこういう人だって知ってたし。
わたしが新しい服を買ったと着てみても「いいんじゃね?」
わたしがメイクを変えてみても「よくわかんねぇ」
わたしがUFOキャッチャーで一目惚れした人形を取ろうと頑張っているときも「よくそんなの欲しいよな」
傍から見れば冷たい彼氏だと言われてもおかしくはない。
喧嘩をしたときなんかは本当になんでコイツと付き合っちゃったんだろって思ってしまうときもぶっちゃけある。
だけど、だけどね。
それでもわたし、彼のことが大好きなんです。
ホテルのラウンジから見える景色はそりゃもう綺麗だった。ディナーも終盤、デザートが運ばれる。中々フォークを持たない彼にハテナを浮かべていれば、なんと彼は照れくさそうに視線をずらしてわたしに花束を差し出した。そして言うのだ。「俺の苗字貰って下さい」って。
「なっなんだよ。お前、こういうのに憧れるって言ってたろ」
口を開けて呆けたわたしに彼は何か間違ったことをしたのかもしれないと慌てて弁解する。
稀にわたしの心臓を瞬時にかっさらっていくんだから、ほんとこういうとこがずるい。わたしが花束貰ってプロポーズに憧れるなんて言ったのは随分前のことなのに、覚えてくれていたことが堪らなく嬉しくて。このホテルだってわたしに隠れて予約をしてくれてたし。
こんなの、返事はYESに決まってる。
わたしの夫になる人は、無頓着に見えて意外と愛深い人なのだ。
花言葉は好きかい?
もちろん言葉だけじゃなく見た目が綺麗なのが1番さ。
中学一年生、小学校の終わりから仲良くなった友達がいた、
私は人に永遠なんてないし望んでない、期待するだけ無駄という夢のない現実な考えで過ごしていた。
ただ話すのを楽しんでいただけだ。
そんなある日、“13本“の薔薇をもらった。「ずっと一緒にいようね」それだけ言って_。
他の友達が花言葉について話していた、そんなもの何の意味もない、そんな考えを持ちつつ ふと13本の薔薇を思い出し調べてみた。
検索:13本の薔薇 花言葉『永遠の友情』
15歳の時、その友達と喧嘩してしまった、13歳のこともただの言葉だし謝る気もなかった。
そんな時無言で渡された15本の薔薇
検索:15本の薔薇 花言葉『ごめん』
16歳の時、私には彼氏ができた。毎日楽しく過ごせていた、はずだった。ある日、理由もなく別れた。
そんな時に渡された16本の薔薇
検索:16本の薔薇 花言葉『不安な愛』
17歳、怖くなって友人から避けるようになった。
そんなある日、私は殺された。階段のところで後ろから誰かに押されて_
翌日、階段には17本の薔薇が置かれてたらしい
検索:17本の薔薇 花言葉『絶望的な愛』
私が死んでから一年後、お墓には999本の薔薇を誰かが置いてたらしい。
親友はその日、私の一年後の同じ日に亡くなった_
検索:999本の薔薇 花言葉『何度生まれ変わっても貴方を愛する』
今だからこそ手渡しで
あなたの好きな花を集めて
あなただけの花束を
《花束》
花束を貰って喜べる人間でありたかった
貰った手前、喜ぶふりはするけれど
本心に花たちは映らない
花に込められた気持ちを汲み取って
相手の望む反応しかできないんだ
大袈裟に感動して
ちょっと涙ぐんでみたり
同僚一人一人にお礼を言った
今日でこの職場ともお別れ
芝居がかった自分に嫌気がさして
帰宅する頃にはもうクタクタ
そんな自分を見たくないから
花を見るのも嫌になる
捨てようかと思ったけど
花に罪はない
思い直して大きめのグラスに活ける
何も言わないのに
光を放つ訳でもないのに
花があるだけで部屋が明るい気がする
サエは少し花が好きになった
【196,お題:花束】
薔薇を100本、意味は「100%の愛」
おく場所にも困るし、プレゼントに使う人はそうそういないだろうと思っていた
「ぼ、僕と結婚してください!」
目の前に差し出されたのは大量の赤い花弁
顔も見えない程に巨大なその花束は、間違いなく自分に向けられているものだった
「えっ、...えぇ...?」
「あれっ、聞こえなかったかな?僕と...」
「それは聞こえてる!」
驚いた、というか彼の馬鹿さをなめていた
前に「薔薇の花言葉ってなに~?」って聞いてきたから、何か企んでいるのかと思っていたら
まさか、本当に薔薇を100本送る奴がいたとは...
「どうかな...?もう付き合って長いし...」
恥ずかしそうにもごもごといいながら、彼は返事を待っている
少々面食らったが、もとより彼のことが好きで付き合っていた訳だし、返す言葉は決まっていた
「もちろん、私でよければ喜んで」
瞬間ガッツポーズで飛び上がって喜んだ彼と、薔薇の花の置場について議論することになるのはまた別の話である。
ハッピーバースデー🎈🎂
一本の薔薇の花たば🐈⬛🌹
素敵な1日💓
花束
生まれてきてくれて…
ありがとう
あなたと出会えた奇跡に
感謝します
花束をどうぞ…
それぐらいしか
できなくてごめんね
初めて君を知ったのは、花が咲いている公園だった。
色とりどりの薔薇に囲まれた君は、
どんな花より美しく映った。
正しく一目惚れだ。
それから何度か見かけて、話しかけて、
ピクニックをする仲になった。
君を知る度に好きになっていく。
君との待ち合わせ場所に向かっていたら、
ふと目に留まった花屋。
店先に出ていた真っ白な薔薇を見た時、
笑顔の君が頭に浮かんだ。
花を買うには十分な理由だった。
花束なんて大層なものは、買えなかったけど。
この一輪に想いを込めたから。
「好きです。出会った時からずっと。」
どうか、伝わって欲しい。
大切な
人達の顔
思い出し
胸に抱けば
無二の花束
〈花束〉
あなたの心にお花を一輪。
少しずつ少しずつ増やしていこう。
優しさを、あたたかさを、自分を信じる力を。
小さなお花でいいから。
少しずつ少しずつ。
いつか大きな花束になる頃には、あなたはきっと大丈夫。
「花束」
私は幼い頃、目立つことがとにかく苦手だった。
お誕生日でお祝いされるのも家族でだけがよくて、
お店でバースデーソング歌ってもらうのすら苦手。
誕生日でも、家で食事するのがいいと言うほど。
そんな訳で、花束も私は苦手だった。
みんながもらう場面でなら貰えるが、
一人だけ注目される場で貰うことはできるだけ避けたい。
それでも、一度だけ貰ったことがある。
退院祝いに叔父からいただいた花束。
あの花束に込められた気遣いや心配を含めた
気持ちは、とてもありがたくて…
もっと喜んでありがとうと言える私でいたかった。
きっと、自分に自信が持てたら、
花束もバースデーソングも笑顔で受け取れるはず。
そんな自分に私はなりたい。
あの人にわたすとしたら、
花束とねるねるねるね、
どっちが喜んでくれるだろう。
誠意を示すなら花束だ。
でも、ねるねるねるねは食べることができるし、
色の変化だって楽しめる。
ねるねるねるねが、よさそうだ。
(花束)
#21【花束】
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あの日
忘れたくなくて 大切に残した花束は
色あせることなく 私の記憶と
一緒に残っているよ
───────────────────────
「皆様お忙しい中、ご参列頂き…」
親戚とかの前で、花束を持ったのは
たぶんあのときで最後だね
「俺、この花が好きなんだよな」
そう言って、勿忘草を指さした君
何でって聞いたら
「…おまえに、似ててかわいいから」って
分かりやすく顔が、真っ赤
だからウェディングの時、迷わずこの花にした
「真実の愛」
ロマンチックな花を選ぶわねって、母に言われたよ
真実の愛を誓った、ずっとはなれないと誓った
あの日
…なのに、なんでだろ
家に帰る
ただいまも、言わない
私と部屋は、もぬけの殻
ふと、どうしてか手に持っている花束を
水の入った花瓶に入れる
それは、
勿忘草のドライフラワー
あの頃には戻らないと
分かっていても
もう一度戻れないかな
なんて
わがまま、だろうか
「私は故人〇〇の妻です」
駅
たくさんの人
みんな話してる
声に出したり出さなかったり
誰かと、または自分と
話してる
ホームの周りは
様々な色や形や重さの言葉たちで
あふれてる
と、そこへ電車が来た
大量の乾いた風と共に
黒くてつやつやの車体が
滑るように入ってきた
特別列車だ!
その風に煽られて
漂っていた言葉たちが舞い上がる
線路からホームへ
足元から電光掲示板へ
屋根から空へ向かって
一斉に舞い上がる
言葉たちは上空の風に乗って
さらに高く飛んでいく
それはまるで
花びらみたい
色とりどりの花びらたちが
夜の空に消えて行く
さよなら
黒い電車は行ってしまった。
ホームは人でいっぱいだ
駅を行き交う人たち
たくさんの言葉
たくさんの花束
花束
花束を貰ったことがない。
だから、嬉しいのかわからない。
入院をしたことないし、遠くに引っ越したこともない。
花束を渡すタイミングはこんな時だろうと勝手に想像している。
本当はもっとあるかもしれない。
植物を育てた経験はあまりない。
貰ったところですぐ枯らしてしまう気がする。
そんなことになったら、申し訳なさでいっぱいになるだろう。
だから、なんとなくだけど花束や花は貰いたくない。
花は好き。
綺麗で色とりどり。
あ、、僕花粉症だった。
匂いを嗅いだらくしゃみと鼻水が止まらなくなりそう。
なんか花さえもらうことができない自分に悲しくなってきたな。
もうこんなことばかりだから慣れた。
僕が花束をあげるとしたら、間違いなく両親だ。
なんの花をあげるかは考えたことないけど。
でも、感謝の気持ちは伝えたい。
ここまで育ててくれたことに。
まずはお礼を言わせて。
ありがとう。
(こんな)僕を今まで育ててくれて。
これ、あげる。
感謝を込めた、花束だよ。
受け取って欲しいな。
一本の薔薇は、一目惚れ
三本の薔薇は、愛しています
五本の薔薇は、貴方に出会えて良かった
九本の薔薇は、何時も貴方を想っています
...私の想いは、三百六十五本の薔薇に込めて
最愛の君に、捧げるよ
---二作目---
顔を真っ赤に染めながら、君が必死に渡してくれた花束
今でも大事に飾っているよ
あの時の、嬉しかった気持ちを
何時までも忘れないように
#花束
207作目
同じ顔 よくよくみたら それぞれに
個性があって うつくしきかな
その花が、ひとつ咲いたら
夜が明けて
ふたつ咲いたら
辺りに光が、満ち
みっつ咲いたら
春が来た。
僕のハツコイ、君の笑顔に
君が好きだって言ってた花を花束にしてあげよう
だから、お願い、早く目を覚ましてよ、、