花咲いて』の作文集

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花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/23/2023, 11:17:49 PM

此処には、いつもなにかに怒っている

おばあさんがいた。

町の人は迂闊に近づかないようにと

おばあさんと関わるなと言った。

僕には理解できなかった。

だっておばあさんは優しいから。

笑顔で花に水を上げてる姿は

おばあさんが輝いていたから。

花咲いている姿を見ているおばあさんは

優しい顔をしていた。

僕はおばあさんに毎日話しかける。

ツンツンしてるけど

追い出したりはしないから

本当におばあさんは優しい人だ。





─────『花咲いて』

7/23/2023, 11:13:31 PM

始まりに 歩を踏出す
煌めきながら
終焉に 胸が震える
次代を想いながら


         ―「花咲いて」―

7/23/2023, 11:09:16 PM

花咲いて

娘が生まれた日、恥ずかしながら妻の手を握り泣いてしまった。

娘が初めて立ち上がった日、ハラハラしながら
「がんばれ〜」
って、こっちが全身に力が入った。

幼稚園で描いたパパの似顔絵をもらって、ありがとうと抱きしめた。

小学校の運動会で一緒に走った。

中学生になると、妻とばかり出かけ、少し距離ができた。

高校生になると無視される事が増えた。 でも、テニス部頑張っていたよな。

大学生になるとお酒を飲んで帰ってくる事も増え、少し不安だった。

社会人になり、初任給でネクタイ買ってくれたよなぁ。ずっと大切にするからな。

そんな娘が明日、結婚する。

   花咲いて

   父から巣立ち

   白無垢に

幸せになってくれよな。

7/23/2023, 10:54:17 PM

運命ってモノがあるのなら

私の想いがどうなるか

既に決まっている


私の想いの花は

咲くのか

枯れるのか

それとも


どんなに辛くて

苦しくて

たとえ、幸せな時間が限りある僅かであっても

手にしたい



ひっそりと思い続ける辛さは

誰よりも知っている

「貴方のそばにいられるだけで・・」

きっと嘘

ずっと側にはいられない

私だけの

不確かな契約書

7/23/2023, 10:31:47 PM

【花咲いて】
 恋に落ちることを、まるで花が咲くようだと昔の人たちは歌ったけれど。いくら古典の教科書をめくってみても、私にはいまいちその良さがわからなかった。
 だって花なんて一年中何かしらが咲いている。それを恋に喩えるなんて、まるで恋なんてありふれたものだと言われているみたいだ。
「そうかな? 僕はけっこう好きだよ、昔の日本人のこういう感覚」
 だけど君は、そう柔らかく微笑んだ。教科書に印刷された三十一文字を指先でそっとなぞりながら。
「花を見るとさ、世界の全てが美しいもののように思えて気分が明るくなるじゃない? たぶん恋って、そういうものなんだよ」
 放課後の教室。差し込む橙色の夕陽が、君の横顔を照らし出す。伏せられた長い睫毛が、その目元に僅かばかりの影を落とし、君の姿を憂いげに彩っていた。
 どくんと心臓が跳ねる。見慣れた君の顔が、教室が、まるで世界で一番美しいものみたいだ。ああ、これはまるで。
(キンセンカの花、みたいだ)
 鮮やかで美しいのに、ギリシャ神話の悲しい恋物語を逸話に持つ花。幼馴染だからこそ知っている。私のこの恋は、実らない。
「ふうん。やっぱり私にはよくわからないや」
 ひっそりと咲いてしまった花を、君に知られることのないように。幼馴染として君の隣にい続けることができるように。気のない返事を必死に取り繕った。

7/23/2023, 10:30:09 PM

絵がとても上手なおばあさまがいた
息を呑むような色使いで
繊細で美しい花を描く人だった
プライドが高く、接し方に気を遣う人だった

いつからか、おばあさまの描く花の
色数が格段に減った
緑一色でヒマワリやタチアオイを描いていた
性格はすっかり丸くなっていた

7/23/2023, 10:17:50 PM

花咲いて、そして枯れる。
私の人生は花咲かずして終わる。

7/23/2023, 9:55:15 PM

___冬が、もうすぐ終わる。

寒く、心まで凍えきってしまいそうな、冬が。

あんなに真っ白だったこの部屋から見た景色も、あと少しで生き生きとした緑に包まれて行くのだろう。
暖かな太陽の光を浴びて、木々が青々と伸びゆくのだろう。
桜や菜の花が、咲き乱れるのだろうな。


だけど、花が咲いたら。
咲く頃には。

多分私はいない。




雪が消え花の蕾が綻び始めた頃。
ある誰も居ない病室に、春を知らせる暖かく柔らかい風が、吹き抜けて行った。

7/23/2023, 8:56:31 PM

野良猫の身体に花が一輪咲いている。
 見てはいけないものを見たような気がして、俺は足早にその場を後にした。







 帰宅して、妻から妊娠を告げられた。



(花咲いて)

7/23/2023, 8:31:43 PM

花咲くと…

なんか嬉しいよね?

チューリップとか
ひまわりとか…

なんか好きです。

桜が咲くと…

春の訪れ…
今年は桜咲くの寂しかった…

恭が遠くに行くと思って…
地元に置いておきたかった(;_;)
ケド恭は1人じゃないよ。
祖父母もいるから心強いよね?

姉も3日前から期間の仕事だよ。
恭のキライな人参
最後まで乗り切るよ。
応援頼むね…

今年は早かったわ😵
始まれば早いんだけどね。

#花咲いて

7/23/2023, 8:17:38 PM

花咲いて傷む。いつか枯れるだけにならないように祈って、胸が痛む。

7/23/2023, 8:11:18 PM

花咲いて


 脳内でけたたましく鳴り響くサイレンが、早く描けと僕を急かす。
 なのに描けない。描けない。どうしてか、描けないんだ。

 気づけば、真っ二つに折られた筆が、こちらを睨むようにして床に転がっている。イーゼルに固定されたキャンバスは、黒に飲まれて死んでいる。

筆を拾い上げる気力など残っていなかった。キャンバスを取り替える力もなかった。
 

 絶望にも似たなにかが、僕の耳元で問いかけてくる。
 ――可能性なんて、最初から無かったらしい。

 
 僕の蕾は、開花を知らずにしぼんでいく。そして、埋もれていく。次々と開花する花たちに押しつぶされながら。


 黒く塗りたくったキャンバスに、涙が滴る。

 諦め方を知っているのに、もがき方を知らなかった。
 こうして僕は枯れていく。水も、陽の光も注がれずに。

 ただ真っ暗な閉鎖空間で、絶望に涙を流す。
 こうして自分を枯らすことしか、もう僕に出来ることは残されていなかった。

7/23/2023, 8:07:04 PM

思い出



登下校のとき

たまたま君と一緒になって

漂う香りを頼りに探した

あの花の名前はもう覚えていないけど

今年もそろそろ



※花咲いて

7/23/2023, 7:30:20 PM

今日は、一年で一番日が長くなる。魔力が強まるこの日は、毎年、国で大掛かりな祭りが開かれ、あちこちに催しのテントが出る。
 わたしにとっても、特別な手助けをする、忙しい一日だ。

「お次の方、どうぞ」
 わたしは、自分のテントに入ってきた少年を、木の椅子に座らせ、目を閉じるように促した。
 吊りズボンを履いた少年は、大人しく言われるがままに腰を掛けたが、握った拳に緊張が表れていた。
 無理もない。これで、自分の運命が決まるのだから。

 わたしは息を吸うと、右手に持っていた一振りの枝をかざした。特殊な力を含む実がなった、ハイゼルの枝だ。
 さらさらと、少年の顔の前で、その枝を上下に動かす。
 ーーこの者の、秘めたる力が、現れますように。
 そして口の中で、呪文を唱える。手に持った枝が熱くなり、願いに応えるように震えた。

「いいわ、開けてみて」
 ぱっと、少年が目を開く。その茶色い瞳の奥には、先ほどまではなかった、小さな赤い花が映っていた。
「赤ーー〈炎〉の力ね」
「ほんと⁉︎ やった!」
 少年が顔を輝かせて、ぴょんと椅子から飛び降りた。テーブルの上にある鏡を覗き込む。
「父ちゃんと一緒だ」
 その様子に、思わず頬が緩んだ。
「よかったね」
「うん、ありがとう!」
 魔力を持つ者は、瞳の中に、その力に沿った色の花が咲く。
 だが、その種が芽吹くのは、一年にたった一日、今日という日にだけ。そして、〈時〉の魔力を持った者に、種の成長を手伝ってもらう必要があった。

 テントから出ていきかけた少年が、こちらを振り返った。
「お姉さんは、何の花の人ーー?」
 わたしは微笑んだ。
 わたしの瞳の中の花は、もうほとんど見えないくらい、色が薄くなっている。〈時〉の魔力のおかげで、この外見からは想像もつかないだろう、長い時を生きてきたから。
 外から、少年を呼ぶ、両親の声がする。
「花を、咲かせる手伝いをする人よ」
 そう告げて、テントの外へ彼を送り出す。
 
 きっと、わたしの花はもうすぐ散るだろう。でも、瞳の中に色鮮やかに開く、たくさんの花を見てこれたおかげで、心残りはあまりない。
 ただ、もし一つ願いが叶うならーーめったにない、〈時〉の花の芽吹きに、立ち会うことができたらいいなと思っている。



『瞳の種』
(花咲いて)

7/23/2023, 7:07:03 PM

花よ 咲け
夜空に大きな
花よ 咲け!

花よ 咲け
私の人生に
幸せの 花よ 咲け!!

7/23/2023, 6:53:41 PM

「月見草かな、俺は」

 話の流れで好きな花を言うことになった。
 月見草が好きだと言う少年に、一緒にいた少女が尋ねる。

「今はなかなか見かけないっていうあの月見草ね。なんで?」
「なんでって言われても、綺麗だろ。それに、夜にひっそりと咲くのも、その名前も、月に届かない想いを抱いて見つめ続けているようで……なんだかいじらしくてかわいいじゃん」
「あ、案外、ロマンチストなんだね……」
「な、なんだよ! 悪いか!? そう言うおまえは何なんだよ」

 顔を赤くして怒る少年。少女は笑いながら答える。

「私は朝顔かな。昔育ててたら愛情が湧いちゃって。それに朝型の私のように朝咲くし」
「朝顔に自分を重ねてるのか? そっちだってロマンチストじゃないか?」
「私はいーの。私は」
「なんでだよ!」

 そう言い合って、二人は笑った。
 そんな時間が永遠に続くと思っていた。


 夜に咲く月見草。
 朝に咲く朝顔。
 二つの時間が交わることなんてなかったんだと、少女は随分後になって気付いた。
 蕾が花開いた時にはもう全てが遅かった。
 少年の月でいることはできなかった。

 青く咲く朝顔を見て、涙を零した。


『花咲いて』

7/23/2023, 6:13:43 PM

毎日夜通し電話していたい
毎日飲み屋で酔いつぶれたい
二度と飲まねえって誓ったその舌で
明日も美味しんもんが食べたい
街中のネオンはまだ俺には厳しくて
あー四角い証明書さえあれば好きに出歩けるのに
カラオケオールが出来るようになっただけ大人か
駅の裏手のコンビニでチューハイ買って
隣の棚に友達のオススメ まだ度数高いな

毎日ロックバンドの箱行きたい
毎日好きな子とどっか出かけてたい
行先の選択肢は多くないからさ
それなりに楽しめるとこに行こうぜ
雨が降っても台風来ても 人混みの中に居たい
寂しい改札なんて通りたくない
終電逃したらドラマチックな展開が
なんて2.35:1の中の話だよな

特に特技が無いことが俺の特技なんだ
Spotifyのお気に入りにCreepy Nuts
誰でもいいから俺と朝まで共に過ごしてくれ

俺が身につけた才能はせいぜい
先輩からのテストのツテと
山手線どの駅でどんな奴が降りるか分かること

毎日夜通し電話していたい
毎日飲み屋で酔いつぶれたい
二度と恋しねえって誓ったその口で
明日もあの子に話しかけたい
街中のネオンはまだ俺には厳しくて
目が痛くなるようなドン・キホーテの看板と
ごった返す人の波 治安悪いけど心地いいな

明日は駅で
「今なに聞いてますか?」って
インタビューそろそろ受けれるかな
明日は駅前で
どんな人が路上ライブやってるかな

明日もどこか楽しいことに生きていたい

7/23/2023, 5:45:34 PM

花が咲いて美しくなった。
周りの花も綺麗で皆がすごいね、って噂してる。
でも、枯れてる花には皆触れないで、踏みつけてる。
枯れた花は元は彼たちを輝かす為に必死に頑張っていたのに
枯れた花は毎日、彼たちを輝かす為に色んな工夫してめっちゃ頑張っていたのに。彼たちはその花たちが邪魔だから
枯らすようにしていく日々。
そんな日々にも、新しい芽が生えてくる。
その芽には彼たちは優しくて、美しく咲いてく。
そのたび、そのたび、必死に咲いている花が枯れてく。
1番頑張って努力家の花が1番に咲いて、1番に枯れた。
その花には沢山お世話になった。嫌われ役の花だったから
その花の周りにいた花も徐々に枯れてく。
私、もう、枯れそうた。
過去は過去って彼たちは私たち花に言う。
でも、そんな簡単に根っこ取らないで、枯らそうとしないで
そんな願いは届くこともなく私は枯れてる。
最後に、彼たちに私の芽を植えさせること。
私と、いう花がこれから輝き、新しい世代に繋げれます様に
これ以上、私というは花がいても、周りの花に迷惑をかけることだと思います。なので素早くその場から枯れたらいい事いつか忘れる。美しく咲いていたあと花も、名前も。
花という、名前の人間を。
彼たちは枯れることはないでしょ。
周りが美しいから。花らしい、美しい光景です。
過去は過去なんですから。
過去の花がどこで花咲かせようかなんて、自由でしょ。
私は彼たちの話を風で聴くことでしょ。
美しい花は近付かない方が身のためです、
毒がある。そう思っておかないと、毒に殺られてしまうので
ご注意を。
今日もあそこで、花が咲いたらしいです。
なんて、名前なのかな。
美しく、咲きますように、心から願います。

7/23/2023, 5:33:17 PM

"つぼみが出て"
あなたに会って
"水をあげて"
あなたを知って
"花が咲いて"
期待をして
"花は枯れて"
あなたは違う人と付き合って

そしてまた
"つぼみが出て"

7/23/2023, 5:16:52 PM

あの子の花が咲いて
僕はそれを妄想して悔しいような
なんとも言えない苦しい気持ちになって
また忘れようとする
僕が蕾のまま枯れ果てるまで

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