『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
脳裏
脳裏に焼きつく
脳裏に浮かぶ
脳裏をよぎる
改めて脳裏とは一体どんな意味なのか
『頭の中、心の中』
私的に
不安、悪い予感、嫌なもの
これらを思ったり見たときに使う言葉
あまり、いい意味合いで
使った事ないかなぁ
『脳裏』
脳裏によぎる、あの人の姿。
あの人の声。
……忘れない。
脳裏の部屋
少し狭い丸い部屋があり、天井は眩暈が
するほど高い。
壁一面に、引出しがびっしり並んでいて
中はファイリングされている。
48年間で、見聞きし経験してきたことが
ファイリングされている。
ただ、どこに綴じたかを忘れてしまった
もの、または敢えて綴じなかったものも
ある。
そろそろ、空き容量は半分を切った。
データで保存せず、アナログに紙で保管
した、そんな脳裏の部屋。
脳裏
いつだって君のことがよぎる
君の泣き顔
引き止めるように僕の服を掴む手
行かないで
危ないことはしないで
私を…ひとりにしないで
叫ぶように懇願する君
そんな顔をしないで
僕の決心が揺らいでしまう
だけど、全ては君のため
君が平和な世界で笑えるために
僕はこの身をかける
某ゲーム二次創作
強さと引き換えに様々な能力・記憶・感情を引き受け共有してしまった、いつの間にか脳裏には色々な自分がいる。
それぞれの想い…愛情・友情・勇気・夢・憧れ・希望・願望・使命・責務・誇り・連帯・嫉妬・羨望・焦燥・悲哀・哀惜・諦め・挫折・怒り・憎悪・殺意。
おかげで本当の自分がよくわからない、自分はどこにいるのだろうか何をしたかったのだろうか。
いつの間にか自分の感情が本当の自分が見えない…視えない…観えない…。
「脳裏」
〜脳裏〜
脳裏に浮かぶ感情
あきらめたい、逃げたい
この気持ちと戦っている
人間辛い事が起きると幸せが来る証なんだ
だから、あと少し踏ん張ろう
弱音を吐いていい、沢山泣いていい
だから後ずさりしないで
レンズみたく
屈折して 反射して
映してるなら
逆さまね 今
浮かんで過った
貴方の表面は
焼き付けるには
光が足りない
(脳裏)
自分の脳裏にある事と自分が起こす言動が違いすぎてたまに嫌になる。
頭では分かっててもどうやったら正解になれるのか分からない。
脳裏を埋める大きく強いヒーロー像、でも現実は体も心も小さくて
(脳裏)
脳裏
最期に脳裏に浮かぶのは…そんな無意味な事が、不意に気になって…最近、同世代の死亡記事が続いているせいなのか…幾つか思い浮かべてみたけれど、結局何も察せない…よくある映画やアニメのように、そういう事が本当にあるのだろうか…
脳裏
焼きついたり
思惑だったり
イメージあたりかな
どれでもいい
どれも残像な気がする
残像だとすると過去になる
その複合体が脳を巡るのこと
思考過程がハッキリしない
説明する形になると
少しずつ形になっていく
言葉にすることは
ある意味では救済なのかもしれない
あなたから死を賜る瞬間が今も私の脳裏に焼き付く。
鋭い切っ先、煌めく刃。私を貫く剣(つるぎ)の柄には力がこもり、その瞳にはなんの光も灯さない。
愛してる、と私にそう囁くあなたの声が遠く消える。
あなたと過ごしたあの日々が硝子のように砕け散る。
出会わなければよかった?
愛さなければよかった?
私を憎み、その手を汚させた罪は私のせい?
すでにこと切れた私の身体に、あなたが二度目の刺突を構える。そこにかつての愛などありはしなかった。
私はもう二度とあなたを愛したりはしない。
愛する人に殺される残酷な結末はもういらない。
最期に見たあなたの涙の意味も…わからなくていい。
だからどうかこの悪夢を悪夢で終わらせて。次に目が醒めるのならば、あなたのいない世界をお願い。
もしもあなたを再び愛した瞬間、私はあなたを憎まずにはいられない。
そして私の心は本当に、壊れて、砕けて、跡形もなく、世界の塵のひとつにしかならないでしょう…。
【脳裏】
可愛い子には旅をさせよ
そんな言葉にならって娘を送り出した
ちょっとした小旅行
おじいちゃんおばあちゃんちへおつかい
多分今頃駅に居て、ドキドキしながら電車を待ってる
電車に乗ったら外の景色を見てきっと感動してる
おばあちゃんにはお迎えをお願いしたから
きっと向こうに着いたら再会に大喜びしてるんだろう
おばあちゃんはきっと甘やかすから
お菓子を貰っていっぱい遊んで、夜はぐっすり眠るんだろう
おじいちゃんは料理上手だから美味しいご飯を作ってくれる
娘はきっと食べすぎちゃうだろうなぁ
明日になったら3人でショッピングに行って
玩具を買って、フードコートでアイスも食べてたりして
でも娘は寂しがり屋だから
帰る頃には二人と離れるのは寂しくて泣いちゃうかも
家に帰ってきて「ただいま!」って
思い出話をいっぱい持って帰ってくる
娘が成長して帰ってくるのがとても楽しみ
娘の旅の光景が脳裏にどんどん浮かび上がってくる
「ふふっ、私も寂しがり屋なんだなぁ」
まだ娘が家を出て、1時間も経っていないのに
もう帰ってくるのが待ち遠しくなってる私
ブーブー
そんな時電話がなった
知らない番号だ
「あなたの娘が車に轢かれた」
電話の内容を聞いて、驚く私
病院に急いで向かう
きっと大丈夫
娘はケロッとしてるはず
「おばあちゃんちに行くの!」
なんて言ってお医者さんを困らせてるかもしれない
娘は無事だと、娘の元気な姿を思い続ける
病院に辿り着き、娘と再開する
そこに居たのは傷だらけの娘
目は開かず、一言も話さない
これは夢だ
きっと今ごろ娘は電車に乗っているのだと
脳裏にいる娘こそ真実なのだと
しかし現実は裏返ることはなく
ただただそこには旅から帰らぬ娘がいた
そして私は理解した
可愛い子には旅をさせても、その終着地は誰にも分からないのだと
脳裏-(11/9)
今年一年、自分は頑張ったと信じて、おひとり様デビューしたかった場所へ行く事にした
色々と情報収集したり、予約したりしている時に、ふと思い出す
当時遠距離だった彼とは、会いに来てくれる度によく行ってたな、と
細かな記憶は薄くなってしまったが、そういえば懐かしいなと脳裏をよぎる
初めてのおひとり様
ワクワク楽しみが大きい
おひとり様もここまで来るとベテランの域だな
#脳裏
頭の裏には
起きて欲しくない未来が映る
これは脳の裏だから?
いいえ
これは過去の裏の裏
「脳裏」
ただ、なんとなく
もう会えないような気がしてる
これまでも会えない時間が長い時もあった
でも、なんとなく
「終わり」という言葉が脳裏に浮かぶ
私はベルセルクが好きだ
ベルセルクの曲を聴いていたら平沢進の虜になった
今日はお昼寝の時にparadeをつけた
1日中何回も何回も聴いていると脳裏に焼き付いて聴いてなくても聴こえてくるようになった
明日は何をリピートしようかなとても幸せだ
『脳裏』2023.11.09
脳裏に浮かんだのは、この黒ずくめの男がただものではないというヴィジョンだ
己の力で勝てる見込みはないし、逃げ遂せることも出来ないだろう。
なので、慇懃に「こんにちは」と話しかけてきた男に、同じように挨拶を返すことしかできない。
厄介なヤツに好かれてしまった。
オレがこうして「ここ」にいることが面白いらしく、男は小難しい言葉を並べながらニコニコと笑う。
よくよく話を聞くと、オレの古巣にいたリーダー格とこの男は遠い親戚のようなものらしい。
そんな気はしていた。文字を多く並べたような言い回しも、紳士然とした態度も。そして、辞書に載っているような「笑顔」も。
胡散臭いと形容するにふさわしい男は、オレが気に入ったようで、食事にでもいかないかと誘ってきた。きっと断ることを是としないだろう男は、上手く表情筋を動かして、ニッコリと笑った。
女の子なら卒倒しそうなぐらいの完璧な笑顔。端正な顔立ちからそんなものを繰り出されては、否とは言えないだろう。
男の魅力はともかく、今のオレに否と応えるだけの猶予は無い。
脳裏に浮かんだヴィジョンには、男が良からぬことをするイメージもいたからだ。
だから、オレは甚だ不本意ではあるが是と応えることしか出来なかった。
「脳裏」
海しかないじゃない
思い出すのは……
あの海は何処に行ったのだろう
今の海は何処に消えたのだろう
私には
分からない事ばかり
でもね
いろあって
悩んで
怒る事ばかりだったけど
誰に言ってるのかも
そんな事分からない
誰が聞いてるのかも
分からない状態
散らついた記憶と
元に戻せない時間
全て幻の海が引き起こした事の始まりだったから
頭から離れない
"脳裏"
空を見上げていると『あの雲の形、兎みたいだなぁ』って思ったり、『なんかこの葉っぱ、この前スーパーで見かけた洋梨みたい』って思ったり、たまに全く別の『何かに似ている』とちょっと面白がったり遊んだりしてる。
いい大人が何やってるんだ、ってその度に自分を叱ったりする。やめようやめようって思っているし気を付けてもいる。けどまたやってしまう。
こんなガキみたいな事、もういい加減やめたいのに…。どうやったらやめられるんだ…?