『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
[脳裏]
暗闇に包まれ 巡る巡る刻
昔の記憶が蘇るのは 何故なのだろうか?
忘れたくないから、だろうか?
最期の瞬間脳裏に過ぎるものって何だと思う?
僕は君の顔だと思うな。
恥ずかしそうな顔や、拗ねた顔、怒った顔に涙を堪えたしかめ面
それから控えめな花が綻ぶような微笑み
ずっと傍で見てきたから、とびきりの笑顔を持っていくよ
『脳裏』
脳裏に焼きついたあの光景。
狭くも広くもない、僕の心のスクリーンに映ることをやめてくれない。
他にも沢山の場面があるはずなのに。
それはまるで、上書きするかのように全てを覆う。
〝脳裏〟
私は嫌な記憶を脳裏に蘇らせてしまう。
そして辛くなり涙をこぼす。その涙を拭けるのは自分自身だけ。脳裏に蘇らせていい記憶を増やしたいものだ
脳裏では嫌い
脳裏では嫌だ
脳裏ではウザい
脳裏ではやめたい
脳裏では逃げたい
脳裏では真面目じゃない
私の脳裏は最低だ。
でもそんなこと言えないから
言えるわけないから
皆んなの描く私である
私になる。
本音は無視して
私であれ。
美しく佇まってこそ
私。
–脳裏–
________________
好きだよなんて言わないから
せめて友達として私を扱って
________________
Theme:脳裏
脳裏
不吉な予感が過ぎる場所。
素敵なアイデアが閃く場所。
懐かしい記憶が蘇る場所。
「思い出とか脳裏に浮かんだり、する?」
ふと気になって、うちのヒロさんに聞いてみた。
「脳裏ですか。漢字では脳裡とも書き、頭の中または心の中という意味ですね」
間を置かず、彼は語義から真面目に確認してくる。
「ヒ」ューマノイド「ロ」ボットだから、ヒロさん。
父の命名は安直だったけど悪くない名前だ。
「残念ながら私の頭部には動物でいう脳に該当する装置がありません。ゆえに脳裏も存在せず、存在しない部位において映像や音声等の情報展開は不可能です」
予想外の答えにヒロさんをまじまじと見る。
いやどこをとっても見た目は人間だよね。
「え、脳…ないの?」
「はい。今お嬢さんは私の顔を注視していますが、この頭の内部のほとんどは、眼球と耳殻の視聴覚機器そして人工声帯の制御装置で占められています」
「ああ…なるほど。そしたらひょっとして記憶装置は胴体に置かれているとか?」
「ご明察です。胸郭内部に記憶装置があり、その中心部で知覚統合処理がおこなわれています」
ヒロさんは微笑みの形に口角を上げた。
ゆっくりと自分の胸に手をおいて、お嬢さんの思う答えとは違いますがと前置きする。
「私が思考するとき、ヒトの心臓があるべき位置で記憶や感情が行き来します。お父上はそのように私を設計されました」
彼はもう一度、今度はにっこり大きく微笑んだ。
「つまり私の心の在り処はここなのです」
************
「脳裏」
************
所感:
脳裏ってどこだろうね?という疑問から、脳裏のない存在について考えていたら初めてネームレスじゃないキャラクター「ヒロさん」が爆誕してしまいました。
脳裏にこびりついた
あれやこれやを消し去る
そこに残るのは
わたしではない わたし
どちらが幸せなのだろうか
どちらにも
幸せがあるのだろうか
/ 脳裏
暗い。
真っ暗闇だ。
音も聞こえない。
誰もいない。
ただ。
延々と繰り返される光景に
胸を締め付けられるだけ。
それまで見た事がなかった
幼さの残る素直な笑顔。
絶対に失いたくない。
そう思ったのに。
今はただ。
切り取られたその瞬間に
囚われて苦しめられるだけ。
-脳裏-
糸で繋がった、脳の記憶は
いずれ消えゆく枯れる花の様に
劣化して行く、人は、それに
気付かずに日々を過ごしている、
氷青
〜脳裏〜
幼なじみが亡くなった
小さい頃から遊んでいた幼なじみが小6の時亡くなった
交通事故で飛び出した飼い犬を追いかけて道路に出てそのまま…
飼い犬は無事で幼なじみは頭を強く打ち体の数カ所を骨折脳震盪で亡くなったという
呼吸が出来なくなるまで泣きわめいた
ゼェゼェとなる喉を抑えて泣きわめく
優しかった人が車に跳ねられてぽっくりと逝ってしまったと思うと怖くなった
助けて……と心の中で繰り返し繰り返し叫ぶが声が出ないから1人わんわんと泣くしか出来なかった
お葬式が始まる
あれ…私の席ってどこだっけ…
そんなことを思いながら適当な席に座ろうとする
すっと体が引き寄せられる場所に向かう
気づくとみんなが私の方を向いて手を合わせている
両手の拳を強く握っているお父さんやハンカチを目に当てているお母さん
そして幼なじみ
何かがおかしい
視点が反転しているようなそんな気分に陥った
なんで…私がここに…
ふっとあの事故が脳裏をよぎる
あ……亡くなったのは私…なのか
そんなことを思いながらすんっと鼻をすする
寂しいな……
【一言】
最近は投稿をサボってました((殴
と言うよりもお題が難しくて出来なかったんです((殴
すいません、ただサボってただけです
久々投稿なので楽しんでみていただけるとありがたいですがこんな内容楽しめませんね!?
久々投稿が亡くなったから始まるのはタチが悪い!!(自分で書いたくせに)
Clock
〜脳裏〜
幼なじみが亡くなった
小さい頃から遊んでいた幼なじみが小6の時亡くなった
交通事故で飛び出した飼い犬を追いかけて道路に出てそのまま…
飼い犬は無事で幼なじみは頭を強く打ち体の数カ所を骨折脳震盪で亡くなったという
呼吸が出来なくなるまで泣きわめいた
ゼェゼェとなる喉を抑えて泣きわめく
優しかった人が車に跳ねられてぽっくりと逝ってしまったと思うと怖くなった
助けて……と心の中で繰り返し繰り返し叫ぶが声が出ないから1人わんわんと泣くしか出来なかった
お葬式が始まる
あれ…私の席ってどこだっけ…
そんなことを思いながら適当な席に座ろうとする
すっと体が引き寄せられる場所に向かう
気づくとみんなが私の方を向いて手を合わせている
両手の拳を強く握っているお父さんやハンカチを目に当てているお母さん
そして幼なじみ
何かがおかしい
視点が反転しているようなそんな気分に陥った
なんで…私がここに…
ふっとあの事故が脳裏をよぎる
あ……亡くなったのは私…なのか
そんなことを思いながらすんっと鼻をすする
寂しいな……
【一言】
最近は投稿をサボってました((殴
と言うよりもお題が難しくて出来なかったんです((殴
すいません、ただサボってただけです
久々投稿なので楽しんでみていただけるとありがたいですがこんな内容楽しめませんね!?
久々投稿が亡くなったから始まるのはタチが悪い!!(自分で書いたくせに)
Clock
『脳裏』
3月15日 曇り
今日は朝、予定なし。
昼からリモート会議に参加。
今日も頭が痛かった。
誰かにハンマーで軽く叩かれて、それがじわじわと広がって、目がきゅっと引き締まって眉間にじわじわと広がったものが集中して、そしてカツン、とひとつき。
なんだか不思議な痛みがあった。
頭が痛くなった後には、必ず貴方の笑った顔が脳裏をよぎっている。
場所は決まって雲ひとつない花畑。
その殆どが白昼夢のようなもの。たまに現実との区別がつかなくなることだってある。
貴方が私の前に姿を見せなくなってひと月がたった。貴方は今どこで何をしているのだろうか。
そんなことを考えるだけで、貴方の顔が脳裏をよぎるだけで、目が眩んでしまう。
ほんとうに、馬鹿ね。貴方は、何時までも。
また明日も、貴方の笑顔が脳裏をよぎる。
まるで、「あの時」が無限にループしているみたいに。
°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.
3作目。駄作。日記体にしてみましたが、どうも失敗してしまったようです。
脳裏
静かに目を閉じて、脳裏に浮かぶ
若かった自分の姿。
目を開ければ、体は老いて気力も萎えて、くたびれた自分。
脳裏に残った姿を、取り戻す事はもうできない。
ならば、目に写るこの姿とともに楽しく暮らす術を考えよう。
この姿へと移り変わってきた自分を慈しんで。
ようやく旅立ちの日が来た。
尊敬する先生からメールをもらってから8ケ月が過ぎた。
諦めた方が良いのかと悩んだ事もあった。
だけど僕たちは乗り越えたんだ。
見送ってくれた君の笑顔を思いだす。
大丈夫。きっとうまくやるから。
離陸のアイズがあり、そっと目を閉じた。
離陸は少し苦手だ。
脳裏に浮かんだ君は、どうして泣き顔なんだろう。
今私は恐怖を感じている。
なぜなら、私以外に誰もいないはずなのに扉が勝手に閉まる音がしたのだ。
大きな音を立てて、カチリっという音まではっきり聞こえた。
嫌な予感が脳裏によぎった。
幽霊…。
霊感はないが、怖がりな私は震え上がった。
幽霊ではなくとも、泥棒かもしれない。
私は武器になる物を手に、恐る恐る音のした方へと忍び寄る。
静かに覗き込むと…
何もいなかった。
私は"良かった…"とホッとして部屋に戻った。
あの瞬間に貴方が言った一言が今でも脳裏に浮かぶ。
「〇〇って誰の味方なの?」
友達をかばったら偽善者、誰とでも仲がいいと八方美人、
幸せになりたいと願うほど不幸になってしまう……
ねぇ、誰にでも優しくしたいと思うのはダメなことですか?
「脳裏」
エリザベス女王の葬儀のニュースを観ている時、私の脳裏に浮かんでいたのは、餡かけチャーハンだった。
餡かけチャーハン。
「チャーハンはパラパラが王道」という方には、もう正面切ってケンカを売っているとしか思えない代物だが、意外と街の中華屋さんのメニューにはない。天津飯とも少し違う。私の中の餡かけチャーハンは、餡にお酢は入っておらず、どちらかと言うと中華スープを餡状にしてかけました、みたいな味だ。
1997〜1998年の間、私はロンドンで過ごしていた。少ない給料をコツコツと貯め、半年は語学学校、もう半年は放浪という計画だった。安アパートを借り、節約に為に、もっぱら自炊という生活だったが、月に1-2回ほど外食も楽しんでいた。
その時通っていたのが、チャイナタウンにあったWong Kei (ワンケイ)という店だ。「地球の歩き方」にも載っていて、「安くて美味いが、接客は最低」という評判だったが、私は気にしたことがない。3ポンドほどで、山盛りの餡かけチャーハンが食べられるのだ。貧乏学生にとって、これ以上に望むものはない。接客なんて、二の次三の次で十分だ。その Wong Kei で、私は、態度の悪い店員に、毎回餡かけチャーハンを頼むのだった。
お腹がいっぱいになれば、グリーンパークで昼寝をしているか、客の少ないギャラリーを見てまわるかという、お金はないけど時間はたっぷりというお気楽さ。
偶然にも滞在中にダイアナ妃の葬儀が行われ、バッキンガム宮殿周辺の群衆にまぎれて、悲しくもないのに悲しそうな顔をして見ていたりもした。
いろんな国の人と出会い、いろんな考え方を知り、いろんなことを体験したロンドン。
今でもロンドンと聞くと、楽しかった日々と共に、あの悪名高き Wong Kei を思い出す。エリザベス女王の葬儀で餡かけチャーハンというのも、そういうことだ。
死ぬまでに、もう1度ロンドンに行きたいと思う。その時まだ、Wong Kei はあるだろうか。
脳の裏側にくっついた記憶が剥がれ落ちてくれない
君と見たこの景色も 君と歩いたこの道も
全部消えてくれないの
なんで消えてくれないかな
私だけが辛い思いをしてる