『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
脳裏
いつ起こるかわからない
腹痛に脅え、楽しそうに
生きるのもままならない。
ふと目覚めた夜の闇に
漠然とした不安が脳裏に過る、
静まり返るこの世界に
まるで一人だけ取り残されたようで。
私が消える時でさえも
私はそれに気づかないだろう。
私はまた目を閉じる。
おおきないしを もちあけて
ふりかふった そのしゅんかん
おかあさんの ことはか
あたまにうかんた
いきものに やさしくしなはい
けっして いしめてはいけまへん
そうたった
そうたった
そうたった
ほくは いしを しすかに
しめんに おいた
こめんなさいこめんなさい
そうくりかえしなから
ありんこは にけていった
こめんなさい は ほくのほう
ちかくにいた かまきりをつかまえて
あたまのうらに ましっくてかいた
いきものを いしめては いけまへん
たけと
いきものを まてしか
かけまへんてした
ほくの あたまにも
こうやってかいておけたら
いいのにな
おかあさんを まいにち いしめる
あいつの あたまのうらにも
かひてやれたら いいのにな
ゆうやけこやけ あかとんほ
きょうもいちにち おわってく
さみしそうな おかあさんか
まってるから
きょうもほくは あのいえに かへる
物理的に上を向くといいらしい。「はい今世お疲れ様でした」ってなった時とか。「おらにちからをー」って上向くと嫌な気分が飛んでくんだって。
すげぇよ悟空。心理学じゃん。
脳裏に願いを
・脳裏に願いを込めて、言葉にして、何回も唱えるように呟く。すると行動に繋がり、やがて運命をも変える。
歴史上の有名な偉人はそのようなことを言っていた。
・では、私もより素晴らしい人生への第一歩として、脳裏に願いを込めてみよう。
一生健康でいられる。
セミリタイアできる。
大切な人と自由に過ごせる。
これが現実なら私はこの上なく幸せだ。
・だが、脳裏に願いを込めることにばかり意識すると、脳は疲れてしまう。
なぜなら、がむしゃらに良いことばかり考えると、悪いことも思い浮かんでしまうからだ。それを止めようと無理やり良いことを考えると、さらに疲れるだろう。
そういう時は悪いこと考えてたって良いじゃないか。人間は陰と陽で出来ているのだから。悪いこと考えてても、いつかは良いことを自然に考えれるようになるさ。
そんな感じで、マイペースに良いことを脳裏に留めておくのが、すんなりと願いは叶いやすいのだ。
脳裏
どんなに幸せなことがあっても
脳裏に焼き付けられた
「恐怖」は
一生消えない
一時的に消えていたとしても
ふとした瞬間
思い出す
君は独りじゃない
助けを求めれば
助けてくれる人もいる
抱え込みすぎないでね
すれ違いざまに鼻先を掠めた香りのせいで、忘れ去っていたものが脳裏を過ぎった。
思い出したくないものだったのか、それとも思い出す必要のないものだったのか。今となっては分からない。
けれど、それは確かに事実として私の心を押し潰し続けていたはずのものだった。
その場で振り返り、香りを纏っていたであろう人物を探す。けれど、不慣れな町の人混みの中ではすれ違っただけの誰かを見つけることなんて出来ない。
香りの持ち主であるだろう誰かは見つけられないまま、雑踏のすみっこに立ち尽くす。
……いや、きっと見つけられなくて良かったのだろう。見つけてしまえば、きっと私は私の傷をその人にぶつけてしまうから。
浮き彫りになった記憶がまた目に触れないよう奥底へと押し込んで歩き出す。
もう、振り返ることはしなかった。
『脳裏』
脳裏をよぎる
脳裏を掠める
脳裏に焼き付く
そんな単純な言葉しか出てきやしない
自分にはその程度のことしか書けないのだろう
あぁ、なんと浅いことか
根本浅いとか浅く無いとか
そんなことを気にするのが間違えているのか
つい上手いこと言おうとしてしまう自分がいる
あぁ、嫌気がさす
文章や詩なんて
内面を発露させるものではないのか?
そう思っているはずなのに
あぁ、それでも上手いことが言いたくなる
そして何も言えなくなる
なんとくだらない人間か
なんと浅い人間か
それでも書くことをやめられない
何故なのか
何を求め、何をしたくて書いているのか
お題が悪いと言いたくなる自分がいる
そう、それは言い訳
己の力の無さを
言葉の少なさを露呈するだけ
あぁ、くだらない
そんな想いが
脳裏をよぎり
脳裏を掠め
脳裏に焼き付く
また泥沼にハマって抜け出せなくなる
深夜の闇に引きずり込まれてく感覚
正論ばっか言う人はこう言う
必ず朝はやってくるから
って。
でもさ、わたしにとっては今この瞬間
闇に包まれたこれが世界の全てで
この闇の先に光が待ってるなんて
想像もできない。
今楽しくなくて未来にも希望がないなら
頑張る意味ってあるの
過去の私が問うたこと
その答えをわたしはまだ教えてあげられない
感覚がある。
引き裂かれ、
凍える機能。
人には許容がある。
私という限界に、
触れた気がした。
「脳裏」が線を、
超えようとする。
怒りが、悲しみが、
溢れかえって、
波は引いていった。
まだ壊れない。
脳に裏なんて
あるのかな?
どこよ?それ
って言いたいところだけど。
確かにあるよ。
あれ。
あの時。
忘れてしまいたいと思った分だけ
確かに、濃く、
焼きつけられてる。そこが
脳裏。
誰にも言いたくない
わたしだけ、知ってる場所だ。
#脳裏 2022.11.10
酔ったおっさんが独りよがりな説教をコイてる時
オレの脳裏に浮かんでいたのは
「菊って、なんで米が入ってんだろ?」
でした
おしまい。
#脳裏
097【脳裏】2022.11.10
《では、ちょっとわたくしに向って、これは傷つくだろうな、という悪口を言ってみてくれませんか?》
《え? ホントに言っちゃっていいんですか?》
《いいんですよ。とにかく実験ですから》
《それでは、言いますよ……この、ブサイク、最近は髪もうすくなってきてるぞー》
《うっ……ぐさっ》
《今日はすでに3回噛んでるぞー、テレビに出るのなんかやめちまえー》
《ううっ……ぐさぐさぐさっ》
《あっ……だ、大丈夫ですか?さすがに言いすぎましたよね》
《いや、アナタ、もしかして普段から思ってること言ってるんじゃあないでしょうね?》
《そんな、めっそうもないですよー!……クスッ》
《まぁ、というふうにですね……悪口を言われて心が傷ついた、なんて言い回しを、ふだんわたくしたちはなにげなーく使っているわけなんですけども、脳のほうでも、体に痛みを感じているときと同じ部位が反応している、ということがわかった、ということなんですよね?……》
《はい、そうなんですよ。これをわかりやすくしめしたのが、こちらです》
テレビの中の小野アナウンサーは、おもむろに、となりに立っていた志の輔の頭蓋骨をかぱっとあけた。剥き出しになった志の輔の脳みそには、悪口を言われた数だけ刃物が刺さっていた。
《イタタっ……いたいよう、言葉の刃物、いたいよう……》
《というふうに、どうも脳は、言葉の刃物に刺されたときも、本物の刃物で体を刺されたとき同様に、痛みを感じているようなのです》
《あの、この刃物、言ったアナタの責任で、はやく抜いちゃってくださいよ》
《はい……だけど、私なんかが抜いて、血がいっぱい出たりしちゃいませんかね?》
《そりゃアナタ、NHKの美術さんの技術を信じて、すぱっと!》
《では……せーの、すぱっ!》
《あぁ、ほっとした。自分の悪口を聞かされたら、その人の脳の中ではこんなことになってるんだ……ってわかってたら、悪口なんか、もうとんでもなくおそろしくて、言えなくなっちゃいますね》
《そうなんです。いまの志の輔師匠と同じように、悪口を言われて脳に刃物が刺さった人物の映像を見た人はその後も悪口を言うか、と実験をしてみたところ、なんと、10人中10人が悪口を言わなくなったそうなんです……》
へえ、すごいな……10人中10人が。ということ以上に、最近のためしてガッテンは、志の輔の体までもをガッテン装置として使うのか、とたまげたところで目が覚めた。
そうだ、ガッテンは、もうやってない。終わった番組だったんだった。
あれは夢だったんだ、と自分にいいきかせるものの、脳みそに刃物が刺さったまま痛がる演技をする志の輔のシュールな映像が、どうしても脳裏から消えなかった。
それにしても、脳裏、ってどこだ?……ああ、頭蓋骨のなかで、ってことか。どうもあのシュールさから、しばらくは立ち直れそうになさそうだった……。
女の子になりたい。
体じゃなくて心が女の子になりたい。
そしたら絶対完璧に人生上手くいった。
いつからだっけな、こんなことで毎日のように悩んでたのは。
普通に恋して、デートしたりとか、何も気にしないで友達と笑いあって恋バナして。
そんな人生歩みたかった。
友達に体触れられても何とも思わないで、かっこいい男の人に惚れてさ。
その癖に女の子扱いが辛いもんね笑
誰か魔法かけてくれないかな、辛いよ。
もう眠いな。
そういえば、あの課題やっていないな。
明日やればいいか。
疲れているから今日はもう寝よう。
明日って寒いのかな。
カーディガンで平気だよね。
いいや、起きたら考えよう。
本当に疲れたな。
ああ、パソコン充電してなかった。
明日使うんだよな。
朝イチで充電すれば間に合うか。
今から起き上がるのは無理。
やばい、目覚まし鳴ってない!
なんだよ、4時半か。微妙。
あと30分したら起きるわ。
やったわ、これ。
『脳裏』
昨日は蝕まれる月を見ながらシャッターを切り
最近は美味しかったカレー屋さんのカレーに向けて
シャッターを切っ
#脳裏
常に頭の中で何かを考えて何かを想い続けて何かと戦い続ける
きっと『無』の時間なんてない。
だから最近寝たくなるんかな…
高い高い所から見下して、軽々しく夜を掴んで逃げてはすでにすっかり海鳶の色
『脳裏』
脳裏とは・・・
脳の裏?
それどこ?
実体は無いけれど
無限に浮かぶ想像の領域は
脳裏?
ホントに?
誰か見たの?
うひひ
そんな事しか浮かばんかったわ
私の脳裏には
(´,_ゝ`)プッ
「脳裏」
いつからか、ふと脳裏に浮かんでくる光景がある。
夢にしては、あまりにもはっきりとした
イメージが残っていて。
でも、昔見たにしては現実味のない取り合わせで。
現実主義の私でさえ
前世の記憶の類だろうか、と疑うほどの
鮮烈な光を放つ圧倒的な光景。
物語の種とは、案外こういうものなのかもしれない。
脳裏