胸の鼓動』の作文集

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胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/8/2023, 2:34:50 PM

胸の鼓動

今日はいよいよ運命の日。

…真っ白なベッドの上で色々と考えを巡らす。

あの人に会うために今まで食生活も生活習慣も
整えてきたんだ。

…大丈夫。私ならできる。

時計の針が進むにつれて私の胸の鼓動が速くなっていく

私の中に今残っている感情は
『幸せ』だけだった。

…そしていよいよ
その時がやってきた。

「…こんにちは。」

と相手が小さな声で言った。

「こんにちは。体調は大丈夫?」

「…はい。良好です。……今更なんですけど、
本当にいいのですか?」

相手は上目遣いで聞いてきた。

「…あなたは気にしなくていいって言ったでしょ。
私はこれを望んでたんだから。」

「……やっと、夢が叶ったの。」


私の夢は【ドナー】になることだった。
昔からずっと自分のことより相手のことを
優先していた。

もちろんこんなことを両親に言ったことはないが。
命がけで産んでくれたのに
自ら命を手放すなんて言えば、一番の親不孝に
なると思ったからだ。

でも、今は違う。

父と母は二人とも癌で亡くなってしまった。
そしてその癌は私にも遺伝している。

…あなたはもう長くないでしょう。

医師から告げられた言葉を聞いたとき、
一番に心臓は無事かと聞いた。

「心臓は正常に動いております。」

「じゃあこの心臓を誰かにあげたいです…!」
そう言って私はこの人のドナーになった。

…どうせ一人で、寂しく死ぬくらいなら
誰かの役に立てる死に方をしたい。

「そろそろお時間です。」
看護師さんがそう言った。

「……本当に…ありがとうございます…」
彼女は泣きながら言った。
体は小刻みに震えていた。

「大丈夫だよ。私の分まで生きてね」
そう言って私は彼女を抱きしめた。

「…はいっ!」

もう私の胸の鼓動は
ゆっくりになっていた。

9/8/2023, 2:32:43 PM

Episode.21 胸の鼓動


時々、喉奥で鼓動して込み上げそうになることがある。
原因は分かっている。

今日はすごく疲れた。
先生からの頼み事が沢山あった。
断ればいい、そう思う時もあるのだが…
先生から見た僕は何事も完璧で、笑顔の絶えない人でなきゃいけないと遠回しに伝えられたことがある。


僕は人からの評価を気にしすぎている。
外では気にしない、気にしていないように見せている。
家では全てを思い返して気にしだす。

こういう時、必ず自分の行動や言動が、自分のしたい方とは真逆で苦しくなる。


胸の鼓動が早くなる。
苦しくて苦しくて仕方がなくて。
でも今まで築きあげてきた "僕" を壊す訳にはいかない。

我慢しなければならない。
期待に応えるため、自分が生きやすくなるため。
大丈夫、大丈夫…大丈夫。


誰かに "僕" の崩れる姿を見られるのが怖くて、自分の部屋へと急いで向かう。


我慢して泣きそうになった時は、体全体が痺れて痛くなる。
手先と足先は軽く震えてしまう。
何度も経験しているはずなのに、見る度に焦りだしてしまう。

焦って上手く思考判断ができなくなって、頭の中にある歯車がどんどん早く回りだして、信号が飛び交って。


溢れ出る涙を止めることができなかった。
泣いて泣いて苦しくなって、泣けば泣く程自分の悪いところを責め続けて。
胸の鼓動を感じる暇もなくなる。

嗚咽しながら泣くせいか、喉奥で鼓動を感じる。
苦しさで込み上げてきた咳が止まらなくて。

助けを求めることもできない、許されない行為。
そもそも 「助けて」 だなんて言いそうなキャラでもない。


ごめんなさい。
自己管理もまともに出来なくて、仕事も正確にこなせなくてごめんなさい。
もっと頑張るから、頑張るからゆるしてください、ゆるして、ゆるしてください…ごめんなさい。


_____ガチャ

「なーなー、スマブラ一緒にや……
 な、なに?どうしたの大丈夫か?嫌なことあった?」

最悪だ。
兄が部屋に入ってきた。
家族に言われたらどうしよう。

「…っぐ、う…ぁあ……」

息が詰まって苦しくて言葉が出ない。
どうしようどうしようどうしよう。

…は?
なんで、なんで。
僕のこと嫌いにならないの?気持ち悪くないの?

「俺昔テストの点悪くて泣いてた時あったでしょ。
 その時お前が大丈夫だよーって言いながらぎゅーして
 きたじゃん、だから俺もお返し。泣いていいよ。」

「…う、ぁ……ああぁあっ…」


そこからの記憶はない。
きっと沢山泣いて、兄に慰めてもらったんだろう。
迷惑かけたけど、初めて心から認めて貰えた気がする。


目が覚めた。
目の前に見えるのは兄、優しい温かさを感じる。

「…ん……?」

「お、起きた?おはよう。」


気がつけば胸の鼓動が落ち着いていた。

9/8/2023, 2:28:24 PM

あぁ、すごくドキドキしてる。

こんなにドキドキしてることはないよ。

この瞬間を待ってたのかもしれない。

君はどんな感じなのかな?

ねぇ、どう思ってる?

僕はもう踊る感じ。

気持ちがふわふわと宙を舞ってるよ。

……あぁ、この瞬間が永遠に続けばいいのに。

こんなに柔らかいんだね、君の唇。


これが、僕のファーストキス。



■テーマ:踊るように・胸の鼓動

9/8/2023, 2:28:16 PM

4月の入学式。

初めての教室。初めましてのクラスメイト。
とても緊張しながら入った教室の中で君を見つけた。

いや、見つけたと言うよりはとても惹かれて目がどうしても離せなかった。見てると、胸が今まで感じたこのとないスピードで脈を打つ。口で表すのは難しいけど、胸が苦しいような温かいような、詰まったような知らない感覚に襲われる。


何故か分からないけど…





あの子のことをもっと知りたい、近くに行きたい。

                 【胸の鼓動】

9/8/2023, 2:26:30 PM

お題:胸の鼓動

「心臓をちょうだい」

「まだですか」
天井を見上げているのももう飽きた。

「まだですよ」
肉を切り開くこの瞬間に胸が高鳴る。

「あのう」
注意を引くため垂れている髪を引っ張ろうと手を伸ばす。なんだか少し動くのが怖い。

「ああ! 動かないでください」
「まだ終わりませんか」
「あなたの臓器までもを知らないと、気がすまないのです」

「……そうですか」
目を爛々と輝かせて言われてしまっては、引き下がる他ありません。

あなたのすべてが知りたいのです、あなたの胸の奥の鼓動までもを見なければ気がすまないのです、あなたのすべてが知りたいのですあなたのすべてが知りたいのです
「あなたのすべてが知りたい!」

ドクン、ドクン、揺れて見えるのは
あなたの心臓か、私の目眩か。

わたくし、内臓よりも手に触れたいです。
あなたの胸に耳を当てあなたの鼓動が聞きたいです。

「鼓動をちょうだい」

9/8/2023, 2:20:13 PM

胸の鼓動


 どくん、どくんと血が流れる音がする。

 胸は高鳴る、それでも頭はどこか静かだ。

 今日のために知識を蓄え、頭脳を磨いてきた。

 仲間を信じ、思いを託され、この舞台を目指してがむしゃらに走った。

 あとは、頂点を取るだけだ。

 この熱い心臓を抱えて、この冴えた脳を信じて。



高校生クイズによせて

9/8/2023, 2:18:48 PM

いよいよ始まる、高校最後のみんなとの演奏

色々あったなぁ…これが終わったら受験勉強だ、
やだなぁ、終わりたくない、ずっと吹部のみんなと
一緒に楽器を吹いていたい。

去年の先輩もこんな感じだったのだろうか、
私にはわからないけど、あの憧れた先輩たちの様に
私は後輩の目に映っているだろうか、

あぁ、始まる…
胴体と頭を繋ぐ首のちょっと下ら辺が、
ドクドクしてきたよ

さっきまで、分からなかったのに、
心臓の位置が分かるようだ
これは心臓なのか分からないけど、
どこかが、私の身体が私に訴えかける。


『全力で楽しめ、私はここにいる』


見えていないけど、写真でしか見たことないけど
訴えている、もっと楽しめ、もっと叫べと

私の身体の一部なのに、私の身体の一部で無いような

憧れの先輩に告白する時もこんな感じだったっけ
人前に立って話す時もこんな感じだったっけ

あぁ、君はいつもそこにいる
私を励ますように、私を奮い立たせる

さあ、行こう

#胸の鼓動

9/8/2023, 2:17:27 PM

どきどきした 去年の夏

『好きな人の心臓の音って安心できるから好き』

と私の身体に耳を当てる貴方、

この時間ですら、

貴方は私のもので、

私は貴方のものなんだと感じることが出来て

嬉しかったのを覚えてる。

でも今は?

背後から聞こえてきた君の声

『○○くんの心臓の音安心する!』

私に向けてじゃない、もう今は貴方のものではないし

私のものではない。

とてもどきどきした今年の夏

#胸の鼓動

9/8/2023, 2:15:19 PM

毎日夜通し電話していたい
毎日飲み屋で酔いつぶれたい
二度と飲まねえって誓ったその舌で
明日も美味しんもんが食べたい
街中のネオンはまだ俺には厳しくて
あー四角い証明書さえあれば好きに出歩けるのに
カラオケオールが出来るようになっただけ大人か
駅の裏手のコンビニでチューハイ買って
隣の棚に友達のオススメ まだ度数高いな

毎日ロックバンドの箱行きたい
毎日好きな子とどっか出かけてたい
行先の選択肢は多くないからさ
それなりに楽しめるとこに行こうぜ
雨が降っても台風来ても 人混みの中に居たい
寂しい改札なんて通りたくない
終電逃したらドラマチックな展開が
なんて2.35:1の中の話だよな

特に特技が無いことが俺の特技なんだ
Spotifyのお気に入りにCreepy Nuts
誰でもいいから俺と朝まで共に過ごしてくれ

俺が身につけた才能はせいぜい
先輩からのテストのツテと
山手線どの駅でどんな奴が降りるか分かること

毎日夜通し電話していたい
毎日飲み屋で酔いつぶれたい
二度と恋しねえって誓ったその口で
明日もあの子に話しかけたい
街中のネオンはまだ俺には厳しくて
目が痛くなるようなドン・キホーテの看板と
ごった返す人の波 治安悪いけど心地いいな

明日は駅で
「今なに聞いてますか?」って
インタビューそろそろ受けれるかな
明日は駅前で
どんな人が路上ライブやってるかな

明日もどこか楽しいことに生きていたい

9/8/2023, 2:14:20 PM

とくん とくん。








あなたに

くっつくと

聞こえる音。








あなたの

匂いに

包まれて









優しく

目を閉じる。




はぁ。






安心する。

一緒に居てくれて

ありがとう。


#胸の鼓動

9/8/2023, 2:12:32 PM

胸の鼓動

鼓動は身体のいたるところにある
胸で感じるとしたら緊張かな
シューテングゲームとか
不調で感じよね鼓動って割と

痛みなのかもしれない
それを緩和してる気がする
何も感じれない痛みはやばいかも
後で気がついたりする

痛いだけなら割と大丈夫なはず

余力がないと痛みはない
気がつけない

何度か縫ってるんだけどさ
身体が裂けても痛みはない
見たら痛いとは思うんだけどね

脳の仕組みなのかも

鼓動を感じることで冷静になれる
自分の状態がある程度は判る

人間の身体は不思議がいっぱい
痛みって鼓動だなっと思いました

9/8/2023, 2:05:48 PM

#毎日の小説の題名で長編小説に! #恋愛
#余命1ヶ月28日

あの日から数日、
私は確実に彼を意識してしまっている。
『なんで…!』
今まで恋なんてしたことない。
だから、これは恋…なのかも分からない。
いつか、分かる日が来るだろうか。
私は、そっと胸に手を当てた。
こうやって、緊張したときや
自分を落ち着かせたいときは
自分の胸の鼓動を聞くようにしている。
いつものリズムで私は変わらない、
普通の人間なんだって。すると、私はいつの間にか
落ち着いている。馬鹿なことで悩んでたな。
そう言えるくらい。
『……あれ?』
なんだか胸の鼓動がいつもと違って…
『……なんか…速い…?』
「何がぁ?」
『ビクッ』
ッ!誰?!
そう思って振り返ると、
「あ…ごめん、びっくりした?」
あの彼がいた。
『あ…いや、アレは誰でも驚く…と思う』
「確かに!これから、気をつけるわ!」
元気だなぁ。
なんというか、小学生みたいだな。
『そういえば、いいの?』
「?」
「何が?」
『ほら。』
そういって窓の外を指さした。
『ほら、いつもあの人たちとバスケしてるでしょ?』
『だから、今日はいいのか…なっ…て思って、』
……あれ?なにか不味いこと言ったかな?
なんか喧嘩でもしたのかな?
朝の雰囲気的に喧嘩はしていなさそうだけど。
あんなに仲いいしね。喧嘩してる姿が想像できないや。
「……すごいね。」
『何が?』
「いや、俺一週間だけコート貸してもらってたんだ」
……え?
「だから、もう使えなくてさ~」
「……ほら他の奴らが来たでしょ?」
また、窓の外を指さした。
先輩たちがバスケをしている。
『あ…』
私、知らない間に彼のこと目で追ってた?
『/////』
やっぱり、意識してたんだ。
キーンコーンカーンコーン
「あ…ヤベー!じゃ、バイバイ!」
「……あ、お前も遅れんなよ〜!」

『/////』
落ち着いて、落ち着け、自分。
つい、いつものクセで胸に手を当てた。
私の胸の鼓動はやっぱりとても速くて、
……コレが恋かまだ分からないけど。
いつもと違うこの胸の鼓動もなんだか心地良い。

彼のことはもう………

私は、胸を握りしめ、
自分の胸の鼓動を聞きながら、教室に急いだ。

【胸の鼓動】#3

9/8/2023, 2:02:53 PM

胸の鼓動
君と初めて一緒に下校する…ただそれだけなのに、ドキドキが止まらない…何時もと変わらない風景なのに、初めて来た様な感覚に襲われる…並んでいる影法師も、何となくぎこちない…君と交わす会話も、上の空で、君に緊張と胸の鼓動がバレない様に視線を逸らしながら歩いてる…

9/8/2023, 2:00:34 PM

『胸の鼓動』


胸の鼓動と聞いて真っ先に思い浮かんだのは恋であった。
しかし、考えてみれば何も恋だけではない。
驚いたとき、不安なとき、走ったとき、苦しいとき――。
心臓は激しく動き、その鼓動をこの身で感じる。

だけどそのどんなときでも必ず付き纏うのは、
「今にも心臓が止まってしまうのではないか」
という思いだ。
電池が入ってるわけでもなければ、充電式でもない。
生まれてこの方、自分の体の中で自然に動いている。

この鼓動は何だ?
なぜ鼓動が聴こえる?
なぜ動いていられるんだ?

こんなに激しく動いて、この心臓は止まらないのだろうか?
激しく動いて酷使し続けていれば人より早く止まってしまうのではないか?
この心臓の音が、明日もあるなんて保障などどこにもないのではないか?

様々な思いが頭をよぎるが、それは全て死への恐怖なのかもしれない。




ノンフィクション+創作加味 2023/09/08
(どんなときでも付き纏うという部分が創作。実際は毎回じゃないけど、時々思うことです)

9/8/2023, 1:57:38 PM

安心するんです
大切な人の
胸の鼓動を聞くと
温もりを感じると
今日も一緒に居る
一日一日がとても大事な一時
貴重なこの上ない今を
どっぷりと満喫しよう
永遠ではないのだから

9/8/2023, 1:55:04 PM

"胸の鼓動"

「んーっ…し、今日の分終わり」
データを保存し、今日も1日酷使したモニターの電源を落とすと戸棚の戸を開け、フルートの入ったケースを持って病院の外に出る。
もうすぐそこまで秋が来ているのを告げる風を浴び、空を見上げる。
「うお…」
今日はよく晴れているから星がよく見える。月も綺麗に輝いていて、夜空の美しさに胸が高鳴る。ちなみに今からやろうとしているのは、あの変な演奏会の後に見つけて、アレンジした曲。そしてこの夜にピッタリな曲名の曲だ。…さっきこの夜空に胸を高鳴らせた俺にも、だろうな……。ケースを地面に置いて蓋を開けフルートを取り出し、ふぅ、と一息吐いてフルートを口に当てて構える。
曲名は…《STAR BEAT〜ホシノコドウ〜》

最初はコーラスメインで。
《Lalalala Lalalala…》
と、ハミングするように音を奏でる。ちょっとのキーボードソロを奏でて、1番のAメロへ
《いくつもの夢を数えても 聞こえないふり続けてきた》
この後にコーラスが食い気味に入る。この曲は何箇所もそんな場所があるから迷ったけど、ボーカルメインでコーラスは可能な限りであまりアレンジ箇所に加えない、に落ち着いた。ここの辺りはちょっと悲しさと寂しさを溶かした音で奏でる。この辺りの歌詞は少しチクチク刺さる…。
《STAR BEAT!》
ここで音に爆発力を持たせて、サビに入る。サビではAメロBメロとは対象的に、明るい音に楽しさと喜びを溶かした音で奏で紡ぐ。
《まぶた閉じて あきらめてたこと いま歌って いま奏でて 昨日までの日々にサヨナラをする》
間奏でまた少し音に悲しさを溶かして2番に繋げていく。
そして2番に入る。
《懐かしい記憶をたぐって 星がめぐり届ける声 聞こえる》
そしてここで優しさを溶かす。
《声をあわせ STAR BEAT!》
1番の時と同じように爆発力を持たせた音でサビに入る。そしてまた音に楽しさを溶かす。音が走らねぇように、と気を付けながら奏でていく。
《眠ってる声が聞こえたら 意志と勇気が切なくて》
またチクリと…。まぁ、だから惹かれたんだろうな、この曲に。それでも楽しさを溶かした音を奏で続けて
《いま笑って いま赦して》
そして間奏へ。先程のよりも長い間奏を経て、3番へと奏で、3番に入る。
《遠くひとり 願うだけだった 夢のかけら まもること》
《ずっとひとり 祈るだけだった》
ここはどことも違う、細い音に悲しさを混ぜた音で紡いでラスサビへ。
ラスサビでは今まで以上に楽しさと喜びをたっぷり溶かして奏でていく。
《届けたい歌 キミの声》
そこに優しさも溶かし、楽しさと喜びと優しさをフルートの音に乗せて、歌の終わりへと音を紡いでいく。
《昨日までの日々にサヨナラをする》
アウトロへ、アウトロではイントロと同じように
《Lalalala Lalalala…》
と、ハミングするように音を奏で、ハミングの後は音に静けさを与えて、曲終わりへと音を凪いでいき、音を夜闇に溶かす。

ゆっくりとフルートを離して、ふぅ…、と一息吐く。置いていたケースの前にしゃがんで蓋を開け、フルートをケースに戻し、蓋を閉める。そして何だか急にこの曲を歌いたくなって、立ち上がって大きく息を吸い、歌い出す。当然キーは低いけど、曲の雰囲気と音をそのままに、夜空に向かって優しく、微笑むように歌い紡いでいく。

9/8/2023, 1:51:01 PM

どくん どくん どくん
 貴女の心の音が、大好きでした。
 心臓が脈打ち、ちが運ばれ、
 巡り巡って、またもとに戻る。
 これが生きているということか、と実感しました。

 
 とくん とくん とくん
 貴女の心の音が、大好きでした。
 心臓がしゃべらなくなり、くだがきれ、
 ちが行き場をうしなって、もうもとに戻らない。
 これが死ぬということか、と実感しました。

 貴女の心の音が、大好きでした。

9/8/2023, 1:46:51 PM

胸の鼓動…ときめきを感じたいとは思うけど
最近ないな…ので私は思考を停止した

9/8/2023, 1:45:58 PM

胸の鼓動


「終わるのが、好きなんだよね」
その人は妖しげに笑った。自分のものではない血をべったりとつけた左手で、息も絶え絶えな男の胸のあたりへを押しつける。
ゆっくりと、静かになる胸の鼓動をその手で感じ取りながら、恍惚とした表情を浮かべた。
「……悪趣味」
思わずそう呟けば、その人はどこか嬉しそうに微笑んだ。

9/8/2023, 1:45:57 PM

題:胸の鼓動

貴方を思うとドキドキが止まらないの。

学校で沢山会えるわけじゃない。

貴方は下の階で、私は上の階。

授業の移動であえるかもしれないって、

緊張しちゃう。

貴方はどーなんだろ。

私の思いを知ってしまったら、

どーなるんだろ。

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