『胸が高鳴る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きな人、所謂"推し"のフォトブックの発売は夏。
今日はそのフォトブックのお渡し会参加券付き先行予約が始まった。
このところあまり元気がなくて、好きなものへの興味関心より疲れや不安が勝っていたこともあり、購入を悩んでしまったのが、心境の変化かなんなのか。
少し前なら、会えるなら行くしかない!と意気込んで即購入していただろうになぁ。
休み取れるかなぁ?時間間に合う?とか、余計な悩みごとが増えたからってのもあるんだけど。
でも。
会えることが決まっちゃったら、急にドキドキというか、わくわくというか、楽しみな気持ちが溢れてしまって。
私の人生には、大きな目標がないから、短期目標を作るようにしている。
いつかビッグに!なんて夢を持てるほど、自分には力がないと自覚してしまったから、今年中に、とか、何歳までに、とか、名探偵コナンの最終回を見るまでは、とか。
なので今日は、その短期目標が新たにできた日。
「7月14日まで生ききる!!!」
できれば少し痩せて自信もって会いたいので、半身浴でもしますかァ〜といった22:58
《胸が高鳴る》
風が心地良い。
一歩先には道がなく、はるか下にはアスファルトを走る車の列。
ああ、ワクワクが体から溢れだしそうだ。
ここまで来るのに、たくさんのことがあった。
たくさんに我慢して、時に戦って、負けても進み続けた。
頑張ったよ。
嬉しいことも、楽しいことも、悲しいことも、嫌なことも、いろいろあった。
この手には、そんないろいろを書いた紙飛行機。
ここで今まで積み重なったいろいろを捨てて、また歩き出そう。
新しく歩きだす。新しい私を始めるんだ。
考えるだけで胸が高鳴る。
さあ、飛び立て!
昨日は【不条理】で、今日は【胸が高鳴る】。
テーマの寒暖差で風邪引きそうだ。
胸が高鳴る…。
感覚的な解釈では、
「胸が高鳴る」は、まだ体験したこと無いものをこれから体験するという時に起きている気がする。
「わからない」または、「知らない」からこそ期待値が高く、未知を知る喜びのようなものもそこには加味されているのかもしれない。
既に体感してしまったものの場合では、自分の好ましい、または快感をなぞる事に喜びを感じる為、期待値という感覚は意外とない。
胸が高鳴る=未知を知ることの喜びであるならば、その中心にあるものは人間の好奇心なのだろう。
人の本質とは、「知りたがり」なのかもしれない。
気にしてないと言いながら
あなたを探している
あなたが視界に入るたび
胸が高鳴っている
そうか、
これが恋というものか
自分に正直に
どんな時
そう感じたのか
もう一度よく
思い返してみて
「胸が高鳴る」
話すだけで緊張して
姿を見るだけで気分が上がる
月日が経って
今では胸が高鳴ることもない
ただ私の隣はこの人で
この人の隣は私で
平穏な日々がただただ愛おしい
「胸が高鳴る」
胸が高鳴るときってどんなとき?
家族や友達、大切な人たちと笑い合うとき。
特別な日に幸せで心が埋め尽くされるとき。
テストでいい点数を取ったとき。胸が高鳴る。
もっともっと小さなことにも目を向けてみると、毎日かもしれないよ。ご飯を食べれる、愛してくれる人がいる、生きている。
胸が高鳴っている。ありがとう。
8:06
いつもの列車。
車内アナウンスが今後の停車駅を順に告げていく。
前から五両目の右端のドアから入り、向かいの降車ドアに彼を認めた。
目を閉じ、ワイヤレスイヤホンで何かを聴いている。
細い睫毛がエアコンの風に震えている。
彼との接点は、あの時だけ。
あの日、
いつもだったら十両編成の列車の、前から一両目に乗車していた私は、他の路線が信号機の不具合により運転見合わせとなった影響でホームが大混雑したため、後ろの車両にスペースを探さざるを得なくなっていた。
いつもと違う状況に、私はかなり焦っていたんだと思う。
ポニーテールにしていた髪から、祖母の形見のシュシュが落ちたことにさえ、気づかないほどに。
「これ、落としましたよ」
右肩を叩かれて振り向くと、目の前に祖母の形見のシュシュがあり、見上げた先に、長めの金髪頭、両耳に緑色や銀色のピアスが光り、細い睫毛が空気に震える切れ長の目をした、きれいな顔立ちの男性がブレザー姿で立っていた。おそらく他校の制服だろう。
いまだかつて出会ったことのなかった人種に、私はすぐに返事ができなかった。
「え?あ、…ありがとうございます」
やっと出した声は変に掠れていて、周りの雑踏に搔き消され、彼の耳には届かなかったかもしれなかった。
シュシュを受け取ろうとした時、発車ベルが鳴り、車掌がマイク越しに声を張り上げた。
「間もなく扉が閉まります。駆け込み乗車はお止めください」
はっと彼は車両と私を交互に見たかと思うと、おもむろにシュシュに伸ばした私の腕を掴み、
「あんたも乗るよな?」
と、またも返答する間もなく、私を引っ張って五両目に飛び込んだ。
なんでこうなったの!?
私は、パニック状態になった。
確かに、乗るつもりだったけど。
でも、知らない人、というか、祖母の形見を拾ってくれた恩人と、まさか一緒に乗るなんて、てか―。
「これ」
ぎゅうぎゅう詰めの車内で、リュックを前に抱え、扉に片腕を伸ばした状態で、彼はもう一方の手で私の前にシュシュを差し出した。その時、爪先立ちしても吊革に届かない低身長の私が圧迫されないように、彼が気遣ってくれていたことに、私は気がついた。
カッと頬が熱くなる。
「あ、ありがとうございます。」
シュシュを受け取り、左手首にはめた。学校の最寄り駅に着いたら、髪を結び直そう。
「顔赤いけど、熱い?しんどくなってないか?」
頬の赤みに気づいた彼が神妙な顔で聞く。
私は顔の前で両手を横に振った。
「だ、だいじょぶ…です」
胸が、ドキドキして苦しい。
学校の最寄り駅は快速でたった二駅。
それなのに、いつも以上に長く乗っているみたいに感じた。
結局、降車駅は私が先で、彼がどこで降りるのかは知らないままだ。制服から学校を割り出すことも出来なくはないけど、本人に黙って調べるのは何となく気が引けて、検索にかけるのはやめた。
彼と話すきっかけになるものは、できるだけ残しておきたい。
「どこの学校に行ってるんですか?」
そう、聞けたらいいのに。
話しかけることができたらいいのに。
目を閉じて音楽を聴いてる人が相手なんて、ハードルが高すぎる。
そこへ、彼と同じ制服、同じ背格好でツンツン頭の男性が車両の接続扉を開けて、五両目
の後方へ行こうとしたところ、彼の真横で歩を止めた。
出し抜けに、男性は右手の人差し指で彼の右頬を突っついた。
カッと彼が両目を見開き、仰け反った。
あ、
瞬間、彼と目が合った。
私の心臓が、確かに跳ね上がった。
『胸が高鳴る』
目を瞑り、深く息を吸う。情けないな。自分で決めた事なのに、足が震えてる。前奏が流れ始めた。もう逃げられない。深く吸った息を吐く。流れた音を聴きながら、自分の心の中に集中する。大丈夫。ここからは僕の舞台だ。頭に浮かぶ歌詞をひとつひとつ大事になぞっていく。喉を大きく開いて腹の底から声を出すんだ。遠く、遠くに届くように。全身を震わせ、泣き出しそうになるのも全部歌に変えて。全部、全部…。
まだ余韻の残る体育館の中、拍手が聞こえてきた。いつの間に曲は終わっていた。一瞬だった。夢だったかもしれないなんて思ってしまうほどに。だけど、身体に残った熱と、有難く受け取った称賛の言葉が、それが夢でなかったことを物語っていた。正直、緊張であまり覚えていない。本当に情けない話だ。何処かで行われた、よくある文化祭の一演目の話。
胸が高鳴る。
胸が高鳴るのは
明日Liveだから。
明日胸が高鳴るのに
天気が荒れるって
蓬莱さんが言ってた。
楽しい生誕祭なのに。
「私ね、1組の彼のことが気になってるの!告白しちゃおうかな…。
目が合う度ね、ドキドキしちゃうの!」
なんて、恋に焦がれる友達がいた。
そして必ず聞かれる。
「誰か好きな人、いないの?」
ドキリとする。
私だって、恋がしたい。
お互いに愛を確かめ合いたい。
でも、肝心な身近な人に対する「好き」が分からない。
私に恋の季節は永遠と訪れない。
それでも私は生きていく。
なぜなら私は私を愛し、信じているから。
〈胸が高鳴る〉
「今日な、仕事の休憩で珍しく駅前のカフェに入ったんやけどな。そこで隣の席におった高校生カップルがめちゃめちゃに初々しくてな。なんやものすごいときめいたんよ」
夜、向かい合って夕飯を食べてる時にふとそんな話題になった。
「女の子の方が今度の休みにどこに行きたいいう話から好きなドラマがどうだとかって色々一生懸命話よるんやけど、男の子の方がええ顔して聞いとってなぁ」
「それにオッサンのお前はときめいたんか?」
「オッサンいうなや…まぁ高校生からしたら十分オッサンか…てちゃうよ、なんや自分らがそんくらいの頃のこと思い出してもうて」
「俺らが?」
「俺があーだこーだ話すん、お前もよく真面目な顔して聞いとったなぁて思い出したら、なんやこう…」
「若い頃の俺を思い出して胸を高鳴らせたんか?」
「茶化すなて。…そうやよ。ホンマあの頃から今まで色んなことあったなぁて思い返して、胸高鳴らせてみたんよ。まぁお前はそんなんなさそうやけどな」
何を言ってるんだ、この男は。
「俺は今でもお前が毎日笑うたびに胸高鳴らせてるわ」
笑うたびにちらりと見え隠れする八重歯が、あの頃から今に至るまでずっと変わらず可愛くて愛しくて、そう即答すると。
目の前の男はそれまで饒舌だった口をピタリと閉じ、急にしかめ面になり。
「あかん。夕方んアレは胸の高鳴りとちゃうかった。今こそ俺は高鳴りすぎて弾け飛びそうや」
なんて真面目な顔で言うもんだから、俺は思わず声を出して笑ってしまった。
【お題:胸が高鳴る】
《胸が高鳴る》
日の丸の小旗を振りながら出征兵士を見送る少年少国民 憧れの学校の正門を初めてくぐる日 新しい靴を履いてお出かけ しし座流星群の夜に屋上で君と サプライズの発動待ちの仕掛人 3日前から並んでやっと手にしたドラクエ 新種を発見したかもしれない瞬間 イチロー来校 そうだ告白するなら未成年の主張で、と決めた夜 初めて焼いたケーキ、オーブンを開ける瞬間 たとえ気のせいだとしてもリーマン予想を解く手掛かりがつかめたような気がしたとき
いい感じの音楽を聴いたとき
好きな人と目があったとき
お花が綺麗に咲いてくれたとき
ペットや動物が、なついてくれたとき
たくさんの違う「胸の高鳴り」。
それは、幸せになる第一歩。
推しが未来に向かっていく姿を想像すると、胸が高鳴る。可愛くて歌声が私のどタイプだ。
その姿を毎日見ると、とても癒されて心がぎゅーっと締め付けられる。ありがとう。そしてその笑顔と歌声は皆を虜にしてくれる。これからも推しとして応援し続けます。 【胸が高鳴る】
『胸が高鳴る』
今僕はひまだ。
なにをしよう。ん〜。ん〜。眠くなったから寝るか 、
次の日
さあなにをしよう。友達と遊ぶかそれか好きな子がいるから告白とかしちゃおうかな。
たまには胸が高鳴ることしたいし好きな子に告白してみるか。
んでも今日は流石に緊張するし、明日でいっか。
やっば、めっちゃ緊張する 。
でもちゃんとセリフとか言えればもしかしたら成功するかも…!
((楽しみ〜!!))
好きな子になんて言おう、。
ん〜〜〜。…(眠りについてしまう。)
次の日
やっべ、もう昼か、うわ〜、好きな子に昨日連絡するの忘れた最悪。
もういいや、諦めよ。
いや、今連絡してみるか。
(ライン)
「今暇なんだけど空いてる?
もし空いてたら会わない?」
12:45
あれ、 いつもはすぐ既読つくのに、なんでだ。?
「おーい」
12:58
ん〜、 今日忙しいのかな、?また明日待ってみるか
次の日
ハァ〜よく寝た。
あっ、そういや既読ついたかな。
(ライン)
「今暇なんだけど空いてる?
もし空いてたら会わない?」
既読12:45
「おーい」
既読 12:58
ん〜あれ〇〇さんて、あれっ、ん〜思い出せない。なんかすごい事があったような、、。
友達にラインで聞いてみるか。
(ライン) 「〇〇さんが既読つけてくれないんだけど
なっかあったか知ってる?」
既読13:08
「ちょいまち」
「あ、おけ」
既読13:08
「ねえさあ、お前やばいって」
「んなにが」
既読13:09
「〇〇さん亡くなったんだよ??」
僕は思わず携帯の電源をけした。
また僕はしばらくしてから携帯の電源をつけ、友達に返信をした。
「 え 」
既読16:44
僕はまた口癖のようにいった。
「あ〜〜〜暇だなぁなにしようかなあ〜」
君が現れた
もう何十年も会えなかった君が
手を伸ばす
だけど手はすり抜ける
まるで君が幽霊だと決めつけるかのように
だけどそれでもいいんだ
やっと君に会えたんだから
お題『胸が高鳴る』
お題:胸が高鳴る
いつも変わらない家、家族との会話 。
学校 、友達と遊ぶ休み時間 、こんな当たり前の事
だけでも 胸が高鳴る って凄く幸せな事で素敵だと
思った 。
「胸が高鳴る」
日常で起こる小さな幸せに胸が高鳴る。
目的地まで行くのに信号が青ばかりだった。
分量を量かったらほしい分量を一回でぴったり量れた。
さっきまで雨が土砂降りだったのに、
外に出るとやんでた。
など小さな幸せだけど、遭遇すると胸が高鳴る。
もっといい事があるかもしれないと思って。
でも、連続していい事は起こらないけどね。
【胸が高鳴る】
話し声や歌声の音域が
人それぞれで異なるように
胸の鳴る音の高さも
きっと違うのだろう。