『胸が高鳴る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
胸が高鳴る
この音楽
ありがとうこの音楽のおかげで
やっと自由になれた
この切ない思いから
この悲しい記憶から
ありがとうこの音楽のおかげで
やっと胸が高鳴る
この楽しい音色に
この美しい音色に
ありがとうこの音楽のおかげで
音楽の世界に
○○○の世界に
足を踏み入れられた
○○○にはあなたの好きな楽器を入れてみてください。次数にはとらわれないで。
「今月末、会えるかな?」
遠距離恋愛中の彼からLINEがきた。
久し振りに会える。約3ヶ月ぶりに会えるんだ。
私は、「もちろん!」と返信した。
どんな服にしようか?
どこへ行こうか?
まだ半月はある。
今からたくさん考えよう。
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約束の日、とびっきりのオシャレをし、彼と待ち合わせしている駅に着いた。
あと10分で彼が来る。
彼と私は付き合って3年、出会った当初から遠距離恋愛をしているので、物理的距離が離れていることに慣れてはいるが、やはり会えるのは嬉しいものだ。
インターネット上で知り合った私たちが初めて会ったのは3年半前だった。
共通の趣味のオフ会が開催され、そこで初めて顔を合わせた。
私は話していくうちに惹かれていったが、彼は一目惚れだったようで、告白していいものか随分迷ったと後から聞かされた。
そんなこと考えないで、告白してくれても良かったのにね。なんて。
そんなことを考えていると、彼が乗る電車が見えてきた。
もうすぐ、彼が降りてくる。
いつもすぐに私を見つけて、ワンコのように駆け寄ってくる。
そんな姿を想像して、私はクスッと笑ってしまった。
「胸が高鳴る」
赤いカーテンが僕を隠した。
でも、カーテンコールが聞こえる。
胸が高鳴る。
世界が僕を呼んでいる。
胸が高鳴る
その瞬間のあなたは
きっと誰よりも輝いて
とってもあなたらしい
表情をしてると思う
とっても素敵だよ
春は胸が高鳴る
好きな人とまた同じクラスになれた嬉しさ
毎日会うことができる
毎日が楽しくなる
想像しただけで胸が高鳴った
私の青春にはいつもあなたがいた
それだけで、キラキラしていた
月並みの言葉だが、甘酸っぱい日々
色とりどりの花
温かい穏やかな風が運ぶ春の匂い
あの頃の私を思い出す
『胸が高鳴る』
『あの人』を初めてみた時、俺は胸が高鳴った。
俺、煌驥は徒歩で通学している。
俺のいつも登校する時の道には横断歩道がある。
その時に、ある美少女が居る。
名前は知らない。知っているのは顔、性別、あとは……俺とは違う結構偏差値の高い女子校に通っている、と言うくらいか。
あまりにも知っている事が少な過ぎる気がするがまあただバレない様にちょっとだけみてるだけだから良いか。
なんて考えていたら件の横断歩道に着いた。
あの子が居ないな。珍しい。体調不良か?
そんな風にあの子を心配していると、不意に後ろから声をかけられた。
『あの、煌驥さんですか?』
誰だよと思い振り向く。そしたらあの子が居た。
俺が横断歩道でチラチラ見てる美少女。話しかけられるとは思っていなかった。
『あ、はい。そうですけど。』
と返事をするとあの子からよくわからない言葉が来た。
『言いたい事があって。これからよろしくお願いしますね? 仲良くしてください。』
そう言ってあの子は去っていった。
さっきの言葉、どう言う意味だ? これから? 横断歩道で? 意味がわからない。
そして今何時だとスマホを見る。
遅刻寸前だ。走らなければ間に合わない。
『やっべ!! 遅刻する!!』
そう言い本気で走る。このペースなら間に合うはず。
その時の俺は、知らなかった。この後俺の人生は思わぬ未来に進む事を。そして俺が走って行った後に『まずは一歩前進です。ふふ、逃しませんよ、煌驥さん?』と学校に行くと見せかけて近くの電柱に隠れて言っていた事を。
教室に行き、時計を見る。セーフだ。
荷物を自分の席に置き、今朝の事を考える。
まさか話しかけて貰えるとは。凄く嬉しい。
でも1つ疑問が出て来た。
なんであの子は俺の名前を知ってるんだ?
その答えも、なんで俺が電柱に隠れて言っていた事を知ってるのかも、秘密だ。
胸が高鳴る
ショッピングモールのガラス越しに
知っている背中を見つけた
そのとたん
大きく1つ鼓動が跳ねた
まばたきもできず
息も吸えず
苦しいほどに
胸が高鳴る
うそ
なんでここに
来たとこかな
帰るとこかな
ひとりかな
話しかけてもいい?
今日わたしどんな服着てた
なんて声かけよう
・・ちょっと待ってこれって
結局その人は
こちらを向いたら知らない人で
わたしの脳内のドタバタは
まったくの無駄だったけれど
なんでこんなにうろたえたのかと
考えれば
考えるほど
胸の鼓動は高まるばかり
『胸が高鳴る』 3月19日
目一杯空気を吸い込んで深く吐いてみても
鳴り止まない音が
うるさいのは君との間に
沈黙しか挟まってないからだろうか
その沈黙を伝ってこの鼓動が
君にバレてしまわないよう
もう一度大きく息をつく
いつの間にか景色の流れが速くなって
君を置いていってしまわないよう
胸が高鳴る何かを探しにどこかへ
ベタ凪の静寂に座ったまま、風景を切り拓く
「あなたが死を迎えるとき、じゅうぶんに生きているように気をつけなさい」
「あなたはそのために死ぬ覚悟がある。しかしそのために生きる準備はできていない」
「衝動を大切になさい。自分自身でいるために」
迷いながら、時々ある種の死を通り抜けながら
静かに探す
【胸が高鳴る】
“タイムスリップ”
それは所詮、物語の中のものだと思っていた。
今居る場所が戦国時代なのだと気づくまでは。
「さっさと歩け!」
2人の兵に挟まれ、歩くことを強要されながら、どう言い訳をしようかと考える。
まさか令和から来たただのシェフだなんて言えるわけがない。
「信長様、怪しげな奴を引っ捕らえました!」
…信長?
俯いていた顔を上げると、目の前で座っていたのは威圧的な雰囲気を醸し出す男。
冷徹な瞳が俺の事を見る。
この人が、あの織田信長?
ごくりと唾を飲み込む。
さっきまでの恐怖心はどこへ行ったのか、俺の胸は高鳴っていた。
胸が高鳴る
野音の空の下
君が出てくるのを待ちわびているよ
今日はどんな音楽聞かせてくれるの
★胸が高鳴る★
わかっているの
きっと、抱いちゃいけない気持ちだって
だけど、もう引き返せない
顔、目、声、笑顔、手
黒い髪、背の高さ、真っ白な白衣、そのひたむきさ、その気高さ、その眩しさーーー
あなたの全てに
あなたという存在に
私の胸は壊れそうなくらい、強く激しく高鳴ってしまう
自分じゃどうにもならないの
どうしていいかわからないの
ドアが開いて
あなたの姿が見えた瞬間
小さな診察室(へや)の中
あなたの、温かで力強い手が優しく触れてくれる瞬間
あの場で
あなた自身と私の耳にだけ届く、静かで規則正しい、あなたの呼吸音(いのちのリズム)を感じる瞬間
小さな空間いっぱいに溢れる
あなたのまとう和らかな気配に、心ごと包まれる瞬間
高鳴る鼓動が、まるで身体中で小さな花火が弾けるみたいに鳴り響く
自分の人生で大切な決断をする時の基準は
ハートにグッとくるかどうか
つまり胸が高鳴るかどうかだ
キミが
目線の向こう側にいるとき
つい追ってしまうし
近くに居るときや通り過ぎるときは
身だしなみが変なことになっていないか
気にしてしまうし
居なかったら
寂しい気持ちがあるんだ
それでいて
話す時はとても胸が高鳴って
この鼓動が聞こえないだろうかとか
声が上擦らないかとか
楽しい会話をしようとか
そして何よりも
少しでもキミのことを知れたらとか
思っているんだ
もう君の気持ちはわかっていた。
こんな真夜中に偶然地元に居るからドライブに行かない?なんて言われて
行かない理由も見つからない。
「行く…かな。」
「じゃあ家の近くに行ったらメール入れるね」
高校を卒業したばかりだった。
実家に戻っていた私は、親に嘘をついても会いたかった。「カナが悩んでて話聞いて欲しいって」
と一番の親友名前を出した。
はやく帰ってきなさい。こんな夜中に。とグチグチ言ってる母親。
偶然来たメール。明日の午前中には飛行機に乗って帰らなきゃ。チャンスなのか…
ドキドキしながら準備をする。
田舎の道路に車の光が見えた。
あれだ!胸の鼓動が聞こえるほど緊張していた。
急いでたので化粧もする時間無かった。どうしよ、恥ずかしい。そんな考えてる間に彼の車が私の横に来た。
「待たせてごめん。乗って。」
「待ってないよ、化粧するぐらい時間欲しかった…」
「拗ねてるの?」
「拗ねてない!」
暗いところに連れていかれる。何か変な感じ…怖い。
「ねぇ、あんまり暗いところ行かないで、怖いじゃん」
「じゃあ外出よっか、星みようよ」
彼は星を二人で見たかったらしい。何を怖がっていたんだ私。ちょっと恥ずかしくなる。
「ねぇ」「ん?」告白のチャンスを狙っている私。
あー言えない!!
「これから何を言ってもこの車で家まで帰してくれる?」
「当たり前じゃん」と笑う。
「あーー!」
「あーーー!」
二人で同じ暗い星空を見て、同じ流れ星をみていた。
「今の見た?」「え?見たの?」「やっぱり同じの見てたね!すごい!」
今なら私の気持ちを伝えられる。ぎゅっと目をつむって、神様お願いしますと心の中で呟いた。
「好きです、付き合ってください」
胸が高鳴り、車の灯りで少し笑ってるように見える。
帰りは彼の片手は私の手を握ってくれていた。
胸が高鳴る
ドッドッドッ……
な、何だこれは。心臓が飛び出そうなほど激しく運動している。これが……恋!?
花屋で出会ったその子は日陰で蹲っていた。一人ぼっちの僕と似たものを感じて、放っておけなかった。でも、違った。君は陽の光を浴びて綺麗になった。毎朝、起きるのが億劫だった僕に希望をくれた。
今日僕は、小さなサボテンへの恋心を自覚した。
胸が高鳴る。今から私は全てを捨てられる。今まで気にしていたことも何も必要無くなる。楽になれる。こんなに嬉しいことが産まれてからあっただろうか。あぁ嬉しい。眼下に広がる街もこの高さも人も何も怖くない。これで私は幸せになれる。
あぁ幸せだ、本当に幸せだ。本当に本当に…本当に?
胸が高鳴る
15歳以上年上の私の好きな人 -推しを
見ると胸が高鳴る 私の胸の中心にあるものの
ドクンドクンという音が脳裏に響き渡る
私の推しは2.5次元だ だからライブでしか
顔を見ることができない
何度も何度も落選してきたが
ライブビューイングのチケットが当選した
推しの姿を見て
「あぁ、やっぱり大人なんだな」と思った
推しは年齢を公開していないが私は
昨日小学校を卒業したばかりで おそらく
このくらい年が離れているだろうなとは
分かっていた
分かっていた 分かってたんだよ
でもその背丈 骨格を見て 推しが成人男性
だということを改めて理解した
年齢が近くたって離れてたって
この恋は叶わない恋
けどね年齢が離れすぎてるのは嫌だよ
推しを見ると胸が高鳴る
その分胸が苦しくもなるんだよね
君が隣にいるだけで胸が高鳴っていた
ってことだけは覚えてる
声も匂いも仕草も時間が経てば
思い出せなくなっていくのに
君が不意に発した言葉や物事に対する姿勢は
今でも僕を奮い立たせる
僕はきっと前だけを向くことはできない
あの胸の高鳴りを忘れられるその日まで
【胸が高鳴る】
真っ暗な舞台。開演の合図とともに、重たい緞帳が持ち上がる。
まるで夢と現実の境目みたいな、客席と舞台を隔てる幕が上がるとき。
光も差す前で、何も無いようなその不安定な空間を眺める。
この暗闇がずっと続くなら---いつまでも、この不思議な場所にいれるなら何をしようか。
劇が始まる前のほんの一瞬。緊張とはまた違う,ぞくぞくするような、心が高鳴る。