『胸が高鳴る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花に
蝶々が
歌うように
小枝で
小鳥が
歌うように
浜辺で
波が
歌うように
夜空で
星が
歌うように
どうぞ
わたしに囁いて
胸が高鳴る
あの言葉
「ずっと一緒だよ」と
歌うように
囁いて
# 胸が高鳴る (75)
「胸高鳴るとは正にこのこと!」
鹿撃ち帽とインバネスコート、上質な仕立てがみちみちに膨らんだスーツ姿の探偵───否、探偵っぽい益荒男は、大虎のような声量で高らかに吠えた。
ついでに、パイプを持っていて欲しい片手に斧を掲げた。薪を割るための立派な備品であるはずの大きな斧だが、この男が掴むと500mLのペットボトルくらいにしか見えない。野蛮だ……。小さなホテルの、そう多くない宿泊客の誰かが呟いた。
ぼくもそう思う。
「オーナーさん、よろしいのですね。この男、本当に扉を割りますよ」
「は、はい、はい。なにしろ、マスターキーは、中の彼が持っているのです。オカくんは、日の出の頃には仕事を始めるような男なのです。こ、こうなってはもう、」
そこまで言って、そこから先を言えなくなってしまった白髪のオーナーさんはウウと唸った。
仕方あるまい。
何しろ、日の出の頃には仕事を始めるようなオカくんの靴を履いた片足が、朝7時も過ぎたホテルの裏庭で発見されてしまったのである。
片足だけが、膝上10cmくらいのところから、バッサリ。
「聞いたか友よ。俺の目の前に密室がある。木造の、古風ゆかしく、なんともいとけない密室が」
「密室に使う形容詞じゃないよ」
「では、ウーム、儚げな、としておこう。さあ解決するぞ、今するぞ!」
寝起きとは思えない肺活量で雄叫び、探偵は斧を振りかぶった。二の腕が丸太みたい。今気づいてしまったが、ぼくの友人は廊下の自販機よりそこそこデカいんだな……。この男がいるホテルで人死にを出そうとは、よほどの気狂いがこの衆人の中に混じっていると見える。
衆人注目の大男は、メジャー選手もかくやというフルスイングで、軽々密室のドアを叩き割った。ペラペラのベニヤみたいに簡単そうだった。
何をか言わんや、だ。
やれ、胸が高鳴るね。
胸が高鳴る
あなたの電話
が鳴ると何故か
胸が高鳴るの…
いつものわたしと
ちがう
もう1人のわたしが
でてくるの
ふしぎ…
あなたは
きっと…
魔法使いなの
なんでも
魔法が使える
達人…
あなたにかかれば
だれでも…
もう1人のあなたが
出てくるかもね
でも
あなたは
わたしのもの…
たいせつ
どろり、と視界が解ける。意地で瞼を押し上げてはまた下げて、それでもまた上げて。物凄く眠いけれど寝るには勿体ない気がする。風呂上がりの、体温が冷えていく感覚が心臓を少し速める。肌寒い。
「もう、眠いの?」
斜め上からの声に頭だけを動かして応える。目を閉じれば映画の音楽が響き、まだ見たいと目を開ければテレビから発せられる独特な青い光が酷く眩しくて。
急に肩が温かくなる。それと対比してか、小さな毛布に入り切らなかった足元が一段と冷えた気がする。さむい、と隣に縋り付いた。半身から受け取る熱と、己のものでは無い匂いが心臓を強く打った。
お題 胸が高鳴る
期待に胸が高鳴って
誇らしい気持ちで息を吸い込む
自分の努力をねぎらい
これから存分に力を発揮しよう
つぎつぎ道を切り拓いて
素晴らしいものを成し遂げたい
それができる気がするんだ
ここから始まる
全身に力が漲る
前途洋々
晴れ渡る空
世界が 未来が輝く
いざ、さらば
「胸が高鳴る」
#50
胸が高鳴る
子供の頃はよく胸が高鳴るような事があったけど、大人になって来てなかなか胸が高鳴る事が少なくなって来たかな…
毎日の生活で見過していたような…
でも最近、自分を楽しませるのって大事だと思う。
負のループにハマると自分を追い込んでなかなか抜け出せないから
プチでも良い 自分を喜ばせる事 (* ̄艸 ̄)
胸が高鳴る
今ならWBC
普段は野球は
そんなに観ないけど
どのスポーツでも
代表戦はやっぱり違う
国をかけて戦ってるからか
引き込まれてしまう
一喜一憂しながら
心臓に悪いと思う時もあるけど
期待を込めて観てしまう
頑張れ侍ジャパン
あの子のことが好き。シャトルランをしてるあの子
をみて急にそんなことを思った。陶器のような肌、
宝石のような瞳、絹の如し髪、あの子の口から溢れ
る言葉はどんな罵倒だったとしてもきっと綺麗でし
ょう。今まで好きって自覚していなかったことが嘘
のようにあの子のことを褒め称える言葉がスラスラ
出てくる。あの子のことを小瓶に入れてしまえてし
まえたらとてもいいでしょう。自分だけの物にして
しまえたらどれだけ良いでしょう。あぁ、どうやっ
たら自分だけのものになってくれるかな。考えただ
けで胸が高鳴る。私なんかに目をつけられて、可哀
想で可愛いあの子。恨むなら私が好意を自覚してし
まった事、私に優しくしたことを恨んでね。
【胸が高鳴る 】
私は今、学校の廊下で展示されている、
(おそらく美術部の人達が展示したであろう絵)
一つの絵の前で突っ立っていた。
動けずにいた。
その絵は、随分とシンプルな絵で、
画用紙の真ん中に、様々な花が描かれていた。
鮮やかな色が使われておらず、全てが白黒だった。
周りの絵は鮮やかに彩られているのに対し、
この絵は、いわゆる「地味」な類に入るのだろう。
そんな絵だった。
でも、何故だろう?
身体も、目も、心も、
そこから動こうとしない。
動こうとも思わない。
やけに胸が高鳴る。
…物凄く、感動している。
なんだろう?
何がそんなに私に感動を与えるのだろう?
みて、考えて、みて、考えて…
全く分からない。
わかるのは、
私はこの絵に心から感動している、ということだけだった。
「夏樹(なつき)ちゃん、何みてるの?」
突然声をかけられてびっくりしながら振り向くと、
そこには、高橋美雪(たかはしみゆき)先輩がいた。
『美雪先輩⁈』
「わ、ごめんごめん。
驚かせちゃった?」
『いえ…大丈夫ですが…』
「…って、これ…」
そう言いながら美雪先輩が指差したのは、私がずっと眺めてた、感動する絵だった。
「これ、亜希(あき)が描いた絵じゃん⁈」
『あき?』
「西濱(にしはま)亜希。あそこにいる眼鏡かけてる男の人!
…やけに真剣に描いてるなと思ってたけど…」
この絵の作者が近くにいるっていうのにも驚いたけど…
「結構、地味な絵描いてたんだね」
"もっといろんな色使えばいいのに。”
私はこの言葉に一番驚いた。
白黒だからこそ、いろんなことが感じられるんだと思っていたから。
「まぁいいか、
もうすぐでチャイムなっちゃうから、夏樹ちゃんもこんな絵みてないで教室戻った方がいいよ〜」
ばいばいと言いながら教室へ向かう美雪先輩の背中を、茫然としながら眺めていた。
…どうやら、この絵をみて胸が高鳴るほど感動しているのは私だけらしい。
なんでだろ、と思いまた絵を眺めた。
…何も変わらず、胸が高鳴るほど感動している自分がいた。
なぜ…?
(胸が高鳴るほど感動するって、なかなかないことだけれど…
「感動」するものとかって、人によって違うのかな)
私は教室へと急いだ。
今日、あなたに会える。
胸が高鳴って落ち着かない。
いつもより周りがキラキラして見える。
早く顔が見たい。
いっぱい話をしたい。
朝からそわそわしていた。
そんな経験も、遠い昔のことになった。
だけど、あの胸の高鳴り、
キラキラした景色は、
思い出すと、鮮やかに光りだす。
「胸が高鳴る」
目覚めのたび
朝日を浴びるたび
今日の私が始まる
昨日よりもより良い自分が
一体どんな「今日」を彩るのか
私を受け入れたあの人に
授けられた「自分」を
導かれた「今日」を思って
胸が高鳴る
今日も大好きなあの人に会える。
そう思うと胸が高鳴る。学校に大好きな同性の先生がいる。毎日のように会っているのに、いつでも会いたくなる。朝いつもより早起きして、心を弾ませながら髪の毛のセットを終え、朝ごはんを食べ、家を出る。足が軽くなりもうすぐ、もうすぐという期待が込み上げてくる。登校途中、先生の車を見かけた。
「ああ、今日も大好き。」
私の1日はいつもこうして始まる。
いつまでもいつまでも
その場に来ると高揚して
落ち着きのなくなる感情を
大切にしたいと感じることで
大切か更新されていく
胸が高鳴る
#5 胸が高鳴る
若くして子供を産み育て
周りにあれこれ言われ
全く子育てに自信がなかった
子供が小学 中学 高校と進み
就職をしたら私の手から子育てが終った
あー私の子育ては間違いではなかったと。。
20年かけてやっと育てた私に
💮はなまるをあげたい
【続く】
僕は漫画みたいに運命?とか
胸が高鳴ることがあるわけないのに
そう思っていた
でも、君にあって一目惚れして
胸が高鳴るってこうゆうことかってわかった
それで君と過ごしていくうちに
それわもう言葉では表せないほど好きになっていた
でから、告白を頑張ってした
そしたら君は嬉しそうに はいと答えた
その時とても嬉しかった
だからずっと一緒にいようと約束をした
それで結婚して子供もできてずっと幸せに暮らして
それでまだあの胸が高鳴りはずっと治らなかった
やあやあ!最近後書き見たいのにハマっている人です
本当わね?死人でも作ろうかなぁ〜と思ったけど幸せの方がいいのかなーって思ったから死人が出なかった
でも、その代わりになに書いたらいいのかわからなかった。頑張った方なんですよーこれでも褒めてくださってもいいくらいに頑張りましたよ!
それでは、また明日が良い日になりますように。
『胸が高鳴る』 115
「最近胸が動悸動悸して、頭がクラっとしちゃうんだ。
……これは恋かな?」
「 ……ねぇ大丈夫?凄く心配だわ。
病院に行った方が良いんじゃないかしら?」
「冗談だよ!
君がそんなに心配してくれるとは思わなかった。僕は優しい友人をもてて嬉しいよ……!」
「それは……あんな事言われたら誰でも心配するわよ。本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だって!
見てよ、顔色だって良いでしょ?
昨夜もよく眠れたしね!」
「あぁ、そっちじゃなくて。
あんなにつまらない冗談を、恥ずかしげも無く言えるだなんて……頭、大丈夫?」
「…………最近、僕の扱い酷くない?
胸が痛くなるんだけど気のせいかなぁ?」
「それは故意ね」
私が見る景色は数年前から変わっていないようで、
日に日に変わっていくようにも見えた。
外の空気はもう吸えない。
首のみが動かせる毎日。
もうすっかり慣れてしまった。
人を呼ばない限りは、ずっと1人。
でも私が呼んだら嫌がるはずだ。
自分では何も出来ない私は、
今日も1人同じ景色を眺めた。
外の空気も、風も、何もかもわからないが、
日付を見ればもうすぐ春である。
だからかわからないが、
今日はいつもより胸が高鳴る。
もうすっかり慣れてしまっていたこの高鳴りも、
今日はいつもよりひどい。
苦しい。
早く人を呼ばないと。
自分では何も出来ないんだから。
でももういいか。
もうこんな景色飽き飽きだ。
もう一度外の空気を吸いたかった。
そして、静かに私の胸の高鳴りは止まる。
「胸が高鳴る」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というLINEのオプチャでは、
オープンチャット初めてやでって人も、
雑談したいなって人も、
とりあえず暇つぶしたいって人も、
誰でも大歓迎です!!
ぜひ来てください!!
/胸が高鳴る
どん・どん・どん・どん
ノックみたいなそれは
わたしの胸で震える血と肉の音
どん・どん・どん・どん
いつのまにか
ほんとうにいつのまにか、だ
わたしはスタートラインに立っている
どん・どん・どん・どん
ウソだろ こんなの
ただの線だと思ってた
道路工事のチョーク
アスファルトの継ぎ目
そのくらいにしか見えていなかったのに
跨ごうとしたその向こうは急な下り階段
(ほとんど崖、)
後ろからはもう人が来てるし
見てるし
どん・どん・どん・どん
ものごとってこんなふうに始まるの?
爽やかな朝とかに始まるんじゃないの?
ねえ、
ひとりぼっち
フラッグも振られず
ピストルもなしに
なし崩しに跨ぐスタートラインから
風が吹き上げ目に入る
悲鳴をあげながら
わたしはもうなんだか笑いだしている
【胸が高鳴る】
もうずっとこんな気持ち感じてなかったと思う。
大人になるってそういうことだ。色んなことを諦めて、色んなことを確かめもせず、ただただ「ってWikipediaに書いてあったよ」って言うだけになる。周りの友達がそうなってって、会社でも大体はそんな感じで、だからもしかしてこのもやもやはとても子供っぽいんじゃないのかなって、お酒も飲めないから、布団の中でずっと抱え込んできた。
本当にたまたま開いたウェブサイトの、トラッキングで現れただけの、あるデバイスの広告。今買えばゲームソフトが無料で付いてくるとうたってる。価格はまぁそれなりだけど、少し食費を抑えればなんとかなりそう。分割払いも対応だったから、私はすぐにそれを注文していた。
それが届いてすぐ書かれたとおりに設定をして、サイトの案内通りに登録をして、部屋を片付けて安全エリアを作って、ああ、疲れたなんて言ってる暇はなくて、すぐにヘッドマウントディスプレイとコントローラーを身に着けてチュートリアルを始める。
バッと広がったその空間は、リアリティには欠けているけれど、確かに、そこに、大きく広がって、まるで自分の部屋ではないようだった。
「すご……」
ドキドキと胸が高鳴っている。こんな小さな機材で一つ世界が作られた。そういうものだってWikipediaにも書いてあったのは知ってる。でも、胸がドキドキするなんて、誰も教えてくれなかった。
コントローラーで案内をしてくれるキャラクターにハイタッチする。キャラクターが教えてくれたシューティングゲームで遊んでみる。本当に私の部屋なのだろうか、驚くほど遠くに的があって、それを撃つのが楽しい。
少し疲れて一旦デバイスを外す。そこにあるのは何の変哲もない、いつもの自分の部屋。だけど、その白い機械を見るだけで、また胸が、ドキンと脈打った。
お題 『胸が高鳴る』
自分が死んだら、友人は悲しんでくれると思う。もしかしたら、自分のことなど忘れて笑って生きていくかもしれない。
想像するだけで、胸が高鳴って仕方ない。
さあ、いつ死んでやろうか。