あの子のことが好き。シャトルランをしてるあの子
をみて急にそんなことを思った。陶器のような肌、
宝石のような瞳、絹の如し髪、あの子の口から溢れ
る言葉はどんな罵倒だったとしてもきっと綺麗でし
ょう。今まで好きって自覚していなかったことが嘘
のようにあの子のことを褒め称える言葉がスラスラ
出てくる。あの子のことを小瓶に入れてしまえてし
まえたらとてもいいでしょう。自分だけの物にして
しまえたらどれだけ良いでしょう。あぁ、どうやっ
たら自分だけのものになってくれるかな。考えただ
けで胸が高鳴る。私なんかに目をつけられて、可哀
想で可愛いあの子。恨むなら私が好意を自覚してし
まった事、私に優しくしたことを恨んでね。
【胸が高鳴る 】
3/19/2023, 10:49:47 AM