『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
本というのは美しい
言葉がとか
物語がとか
そういうのじゃない
一人一人に作者の思いが込められていて
一冊一冊に作者の思想が浮き出ていて
ラストの一行に作者の努力が詰められている
全ての作品に作者の人生が収束している
存在が美しいんだ
本というのは美しい
人生は美しい
美しい言葉で、
優しく話す人でいたいです
こんな世の中だからこそ
【美しい】
2人で向かい合い
彼女のベールをそっと上げる
僕を見上げる
涙で潤んだ君の瞳
息をのむほど
今日の君は美しい
「美しい」
あなたの迷いながら、傷付きながら進んできた道を誰かが否定するなら、私はただそばにいようと思う。私はきっとそうする。
ときどき弱気になって、諦めたくなったときは、立ち止まったあなたと一緒に休んでみようと思う。私はそうするでしょう。
信じて歩き続けている途中で、もっと綺麗なものを見つけたら、あなたの手を取って少し寄り道してみようとも思う。そんな私でありたい。
どんなにもがきながら生きても、何が正しいのか分からない。何度も同じような朝を迎えて、夜に眠る。これでいいのか分からない。なのに、不安と自信の曖昧なこの境界を、美しいとも思った。
人様の生垣の
草花ちぎり
我が怒り散らして
木の葉舞え
(260116 美しい)
"美しい"
時々、果てしないほど美しいと思うことがある。
手首にくっつき、小さく時を刻み続ける。
中身はきっと私が思うほど繊細で、小さい歯車がいくつも重なり合っている。
ただの小さな物質で、紙の束。
けれども一つ一つに世界が収められていて、人を泣かせたり笑わせたり怒らせたり
手のひらに収まるくせして膨大な力を隠している。
ただの白にただの黒を乗せている、日本の伝統。
知れば知るほど奥が深くって、のめり込まずにはいられない。
流れる様なものもあれば、堅く鎮座している様なものもある。2色のみで人の心を揺れ動かすものが他にあろうか
ペンを手に持ち、紙の上で走らせる。
それはきっと途方に暮れてしまうほど長い間で構築された緻密なもの。
1cm角ほどにも収まらない小さな小さな言語を今日も構わず書いている。
きっともっと、美しいものがある。
「椿が美しく散ったのならば。」
貴女は美しかった。
誇りを持ち誰にも負けない魅力を放つ。
貴女は演者だった。比喩とかそんなんじゃなくて貴女は演者として舞台に何度も立っていた。
その姿は美しく誇らしかった。
彼女は言った。
『世界はどうしてこんなにも美しいのかしら。』
彼女は泣いていた。1人で苦しみながらそれでも愛を探し抗った。そして彼女は運命の人を見つけた。
その相手が男でも女でも構わないほど彼女は愛らしそうに相手の頬を触った。
世界に絶望し泣いていた彼女の世界が美しく咲いた。
彼女は現在この世界に存在しない。
なぜ?
それは単純だ。理由は「彼女」は貴女が舞台の上でのみ作り出した。
「彼女」は物語の登場人物でたった一人の貴女が演じきった人物だった。
この舞台を見て僕は何度も何度も泣いた。
貴女が歩いていた。
劇の登場人物の仮面を脱いで。
黒色の長い髪が夕日に照らされ輝いていた。
白色に似た肌に椿のように紅い口紅をつけている。
「先輩。」
僕が言った。
貴女は僕の演技の先輩だったから。
「どしたのぉ?」
貴女は言った。
舞台の上の彼女とは一風変わったおっとりとした人だ。
「少し話しませんか」
僕は今日の劇の感想でも話そうとしていた。
全く下心がなかったわけではない。
僕と貴女はこじんまりとしたカフェに入った。
少し古びていて客は少なく店長は僕たちの座った席からかなり離れたカウンターで新聞を読んでいる。
「先輩。今日も凄かったですよ。」
「なにがぁ?」
「先輩の演技がです。」
「ならよかったなぁ。」
沈黙が少し続いた。
先輩が口を開いた。
「この世界ってさ醜いと思わなぁい?」
僕は何を言ってるのか分からなかった。
「だってさぁ。...みんな私が凄いとか言うけどそれって私のスタートラインがみんなよりもすこぉし進んでただけじゃないのぉ?」
また僕はなにも言えなかった。
「才能とか顔とかそんなの産まれもっただけじゃん。
本当に凄いのは私じゃくて私を産んだ母さんなのかもねぇ。」
先輩はカフェの窓からそとを見た。
まるでこんな世界から逃げたしたいと思ってるように。
「なぁんで私はちょっとフライングしちゃったのかなぁ。みんなと一緒に身の丈にあった生活をしたかっただけなのにぃ。」
僕はなにも言えなかった。
「...ごめんねぇ。こんなこと言うつもりなかったんだぁ。」
先輩は席を立ってお金を机の上に置いた。
「先に帰るねぇ。お疲れ様ぁ。」
僕はなにも言えなかった。
今日は先輩が「彼女」を演じる最後の舞台だ。
「彼女」は今日で死んでしまう。
名残惜しく思うものの先輩がただの先輩として戻ってくるそんなの日だった。
僕は裏方で照明を担当していた。
舞台が始まる少し前先輩が僕のもとにやってきた。
「お疲れ様ぁ。ラスト頑張ろうねぇ。」
僕は「はい」とだけ返した。
「ねぇ。世界ってさどうしてこんなにも美しいのかな」
僕は驚いた。前と言っていることが違ったから。
でもすぐに気がついた。
今の先輩は「彼女」なのだと。
「あのね。こんな私を愛してくれるのは君だけなんだよ。君が居るだけで私、少し生きていたいと思えるんだ。」
これは「彼女」のセリフだ。
でもこれは先輩の言葉でもあった。
先輩にとって演技とは「先輩」自身が少し死ねるそんな時間なのかもしれない。
椿のように誇り高い貴女が美しく散っていく。
椿の色が赤から茶色へ。
はたまた緑色から赤色へと変わっていく。
そのごとく貴女が美しく散ったのならば。
僕は散った花びらを眺めて涙でもながそう。
椿が美しく散ったのならば。
また新しい蕾が花になるように隣で支えていたい。
「なんて世界は美しいのだろうか。」
僕は心の奥底で小さく呟いた。
「美しい」
好きだからそう思う。
それでいい。
私にとって、美しいことは絶対的な価値を持っている。他の人が宗教などを信仰するように私は美を信じていて、美的感覚に基づいて判断をして間違ったことはほとんどない。
美とは崇高なものだと思う。
【美しい】
「美しい」とは何か。
美しい容姿。
美しい歌声。
目と耳で感じるもの。
美しい匂い。
美しい味。
美しい手触り。
鼻と舌と手で感じないもの。
けれど、美しい言葉は、心で感じるもの。
私たちは、五感だけで生きている訳ではない。
――どこかひとつだけでも、美しくありたい。
白鳥
虹
湖
富士
白神山地
ねぶた祭り
大トロの寿司
スカイツリー
函館の夜景
人の心
あの人の横顔
みんなみんな美しい
美しいのはわたしとあなた
とただ言いたかっただけで、
ほんとうに
美しいのは君の笑顔と君だけだと思う
帰ろうおうちへ
還ろう
わたしへ
美しいのはままならないから?
これが本音と建前
わたしはわたしに許可をする
美しいのはわたしの見てる世界
わたしの目は美しいものをみるために
わたしの耳は美しいものを聴くために
わたしの鼻は美しいものをかんじるために
わたしの口は美しいものだけをことばにする
美しいのは君
あなたは美しくはないもの
美しいものしかわたしは見えない
本音をゆうわたしは美しいのかしら
でも建前のわたしは苦しくて
あのあとみた夢は
夢を夢だと認識する夢だった
美しいものしかみたくない、聞きたくない
この世界が雪で埋もれて、霧に包まれてずっと真っ白でいたらいいのに
わたしは、美しいとは見た目ではなく、人間性だと養母から教わった。茶道の師範をしていた養母はわたしに、所作や言葉の美しさを重視する教育をした。わたしは中学にあがると、女子校だった為か作法の授業があったのだが、すぐに優等生となった。
一方で実家では罵詈雑言が日常的に飛んでいた。主に酔った父が一方的に発する言葉だ。お前はダメだ、死んでしまえ、どうして生まれてきた。ザクザクと心を抉られていたのは最初だけ、そのうちそういう環境にも慣れた。
なので、わたしは、意識すれば敬語を綺麗に使いこなし、お辞儀や座り方も美しくこなせる、反面、同時に無意識のうちに人に刺さる鋭い言葉のナイフをも、身につけてしまった。
わたしにとっての美しさとは、本質的ではなく、あくまで表面だけの薄っぺらいものだと自覚している。故にわたしは、醜い。
【美しい】
【美しい】
曇りなき潔白のようで
混濁の中にある華
支える茎と根
美しい
美しい人間
人間というものは美しい…わけがない。
まあ、多少美しく思えるところもあると思う。綺麗なものを綺麗だと思える感性や相手に寄り添えるその心、とか。
でも、それよりも、憎しみを感じたり苦しみを感じさせたり。
人間を生きることはマイナスなことが多いと思う。
実際、嫌なものや傷ついたことこそ心に残り続ける。
わたしはそんなふうにさせない……とは言い切れないけど、そんな気持ちにさせたくないから、相手に寄り添い、わかろうとする。その精神を忘れない。
本当の美しいはそういうことだと思う。…てか、思った。
『美しい』
今日は彼女と少し高めのディナー。
スーツはなれないが、格好ついているだろうか...
待ち合わせ15分前。
予定より早く着き、ショウケース越しに
身なりの確認をしていると彼女の声が聞こえた。
「おーい!お待たせ。」
.....!
「いやあ、ドレス思ったより手間取っちゃって...」
...
「でもお互い早くに着いたね。私も結構楽しみで早く来れてよかった。」
...
「ね。大丈夫?」
「あ、あぁ。ごめんごめん。
綺麗で見とれて声に出てなかったよ。」
なんて思ったの〜?とからかい気味に来る彼女を見て
幸せという2文字を早速味わえた気がした。
語り部シルヴァ
(美しい)
いつまでも、美しく、いたい。。
女性の永遠の。願望だ、、
あなたたちとたくさんの時間を過ごしましたね。
初めて教室で出会った時の雲も、
初めてご飯を食べに行った時の味も、
初めて一緒にカラオケに行った時の音も、
初めて一緒に映画を見た時の感情も、
初めてあなたたちと秘密を話し合った時の温度も、
言うのが怖くてはぐらかしたあの夜も、
ひとりで全てを諦めて逃げたあの日も、
全てが美しく、消えそうなくらい脆い思い出です。
これからもこんな日々を続けてくれますか?
私はこんな願いにも、ずっと軽い蓋をし
隠し続けようとするのでしょう。
もう、こんな蓋でもしまいこめてしまうこの想いたちに。
この、淡くぬるい泡沫を逃がさないために。
「美しい」ўциа
美しい
銀河鉄道
宇宙へ
二人の旅は
永遠に続く
「美しい」という言葉は、色んな受け取り方があると思います。私は、宮沢賢治さんの作品で「銀河鉄道の夜」を思い出しました。原作の最後は二人の旅は終わりますが、私の中ではずっと二人の旅は続くと思い込んでいます(笑)。
美しい
親愛なるあなたは火葬
敬愛なる貴方は海の底
愛惜なる貴方は空の彼方
愛しきあなたは夜の奥
ひと雫のあなたはぽしゃんと落ちきって、もういない。
夜の霞に消え去って跡形もない。
水垢みたいにこびりついて私に残った貴方。
洗剤をつけて洗ってしまえばすぐに落ちてしまうでしょう。
けれど、落としてしまう理由がないの。
だって、だってとても素敵にこびりついているから。
愛が、愛があるから。
親愛なる、
敬愛なる、
愛惜なる、
愛しき貴方。
火で焼けて、
海に沈んで、
空に飛んで、
夜に消えてしまった。
愛している、愛しているわ。
信じてくれなくったって、愛しているわ。
だから、いつか。
きっといつか、あの水垢を落としに来てね。
きっといつか、また水垢をつけに来てね。