"美しい"
時々、果てしないほど美しいと思うことがある。
手首にくっつき、小さく時を刻み続ける。
中身はきっと私が思うほど繊細で、小さい歯車がいくつも重なり合っている。
ただの小さな物質で、紙の束。
けれども一つ一つに世界が収められていて、人を泣かせたり笑わせたり怒らせたり
手のひらに収まるくせして膨大な力を隠している。
ただの白にただの黒を乗せている、日本の伝統。
知れば知るほど奥が深くって、のめり込まずにはいられない。
流れる様なものもあれば、堅く鎮座している様なものもある。2色のみで人の心を揺れ動かすものが他にあろうか
ペンを手に持ち、紙の上で走らせる。
それはきっと途方に暮れてしまうほど長い間で構築された緻密なもの。
1cm角ほどにも収まらない小さな小さな言語を今日も構わず書いている。
きっともっと、美しいものがある。
1/16/2026, 11:27:56 AM