『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
美しさって誰が決めたんだろう?
みんな、そのまま素材のままが美しいのに。
てか
美しいって、なんだよ?
誰のための、なんの、美しさだ?
私が私を綺麗だと
気づけばいいだけなのだ。
美しい
雨に煙る山の景色…所々霧がかかって、水墨画のように見える…濡れた木々の緑と、白くたなびく霧のコントラスト…
数日振り続ける雨にはうんざりするけれど、偶に見える、自然の刹那の出来事に心奪われるも綺麗だと思う…
時折現れる、こんな自然が織りなす景色が美しいのが、疲れた心にぐっと迫ってくる…
山は語らない。
けれど、その沈黙が
心の奥に触れてくる。
苔むす岩をすり抜ける風、
時折聞こえる鳥の歌、
すべてが、
「いまここ」に満ちている。
湖は凪いでいた。
波紋ひとつないその面に、
空の色と、過ぎし日の夢が重なる。
私はただ、立ち尽くす。
その静寂の中で、
心のざわめきが、
ひとつずつ剥がれていくのを感じながら。
山は昔からそこにあった。
湖もまた、
幾千もの季節を映してきた。
けれど、
この美しさに初めて出会ったような、
そんな錯覚にとらわれるのは、
きっと私の中の時間が、
今ようやく、ここに還ったからだ。
何も求めない風景。
何も証明しない存在。
だからこそ、
私のすべてを受け入れてくれる。
沈黙の中に、
言葉にならない祈りがある。
そしてその祈りは、
風となって空へと昇ってゆく。
私は小さな存在。
けれど、
この景色の中にいることで、
限りないものと繋がっている。
美しいとは、
きっと、何かを「超えている」こと。
この山も、湖も、
ただ在るだけで、世界を照らしている。
【美しい】
主観だよ
美しいとか、醜いとか
今は何を見ても感じなくなってしまった
忘れてはいないけど、あの感じが戻ってこない
何が好きで、何が嫌いか
興味が砂のようにサラサラと両手からこぼれ落ちる
取り戻そうとすればするほど
砂はさらに落ちて行く
焦りがじわりとにじむ
その砂はきっとキラキラと美しいのだろうと思った
美しい
美しい世界ってどういう世界?
理想の世界は美しいのかな?
誰にも認めてもらえない
それでも美しいと思えるものを見つけたい
だれか、わたしを
みつけて
【美しい】
「いいなぁ…」
私は今日も教室の隅からあの子を見ている。
美人で、性格も良くて、頭も良い。
休み時間になれば、男女問わず皆んなが寄ってくる。
窓の外を見ながら呟く。
「私も綺麗になりたい」
『変わらなくて良いと思うけど』
「ひゃ!!」
変な声が出てしまった。
え、あの子が私に、話かけてきた、
「か、変わらなくて…って」
『最近、私とよく目が合うでしょう?』
『その時いつも思うの』
『貴方の目や髪の色、
光に当たってとっても綺麗だなって』
誰しもが誰かに憧れている。
そんなお話。
仕事でミスをした。
友達と喧嘩した。
排水溝に小銭を落とした。
何もないところでこけた。
テストの点が悪かった。
低気圧で頭が痛かった。
それでも、見上げた空は美しかった。
「美しい」 #29
あなたが美しいと思う。
あなたを構成する全てのものが美しいと思う。
くるりと上を向いた睫毛。
やや直線的で少し中性的な体のライン。
縮毛矯正をかける前は毛先だけ丸まっていた髪。
低めのちょっとハスキーな声。
左右対称で完璧だと感じる笑顔。
話す相手によって異なる抑揚の付け方。
まるで世に知られていない芸術作品のような。
とても美しいと思うけれど、誰にも教えようとは思わない。
私だけが、彼女の真の価値を知っている。
AIの方が知識は高くて広いが
圧倒的に人間のが方が濃ゆくて深い
そんなバランスが美しい
「ねえ、何見てるの?」
空を見ているあなたに話しかけた。
「ん〜空が美しいなって…」
あなたからはそんな言葉が出るなんて意外だった
いや、人間が本当に美しいって言うんだって驚いたがあってるかな
「えっ、美しい??」
驚いたから聞き返しちゃった
「うんそうだよ、ほら見てみてよ」
そう指さした貴方。
だから、私も空を見た
いつもと変わらなさそうな空。
私にはあなたが言う美しいが分からなかった
「う〜ん、、よく分かんない」
「え〜本当にわかんないの?」
そう笑って言ったあなた。
「うん、美しいってそもそも使わないから何が美しいんだろうって思う。」
「あ〜確かに美しいはあまり使わないもんね」
「うん、でもこの空は美しいって思うんでしょ?」
「うん、なんか美しいなって思ったね、」
「そっか」
私には美しいがあまり分からない
けど、
「𓏸𓏸!」
私の方を見てニコって笑うあなたのことは
なぜか美しいって思った
fin
身体中に数多の傷痕が刻まれていようと、
血にまみれようと、
お前は何よりも、
【美しい】
お題『美しい』
昔、心理テストにはまっていたことがあって、
「崖の上から湖を眺めた時、あなたは何ていう?」という質問があった。
私はそれに対して「美しい」と答えた。
そうしたら、その答えは「死ぬ時に言う最期の言葉」だと言われた。
「美しい」と言えるということは、きっと死後の世界はきれいな場所なんだろうなということだ。
まだ先の話の予定ではいるから実際のところよくわからないけどね。
美しい
努力して、努力して、成功して。
努力を惜しまない、努力の天才はとっても
美しい。
→わたくしの考えるところ
美しさの定義は人それぞれ、千差万別である。個人的な価値観のフィルターを通して見るものが、全統一であるはずがない。好きな言葉ではないが、「多様性」というのは、こういう時に使う表現なのかもしれない。
ところで、今日とても美しいものを見た。
アプリを開くと、何もない画面に「美しい」。それだけ。これが「美しさ」なら、さほど感動しなかったんだろうが、形容詞「美しい」だ。奥行きを感じる潔い簡素さ。
それが私にはとても美しく感じられた。
テーマ; 美しい
濁世という泥水の中から出でて咲く。
蓮の花のような、そんな在り方に憧れる。
そうなりたいと願い、そうなれない自分に失望し、それでもまたそうでありたいと足掻く。
もしかしたらその姿こそが美しいのかもしれない。我が事としてはなかなか自認に至れないけれど。
目に痛いほどの輝かしさが好きでした。
誰もが目を惹きつけられる美しさが好きでした。
アナタは自分をひどく嫌悪し、卑屈で、後ろ向きでしたが、それを覆い隠してしまうほどの輝きを持って生まれてきてしまいましたね。
可哀想に。
同情して、哀れんで、嫌がる賛辞を与えました。
眉間に寄せた皺も、憎悪が込められた瞳も、悪辣な言葉を吐く唇も、その全てが美しくて。
私は、ただ、その美しさだけが、大好きでした。
【#03. 美しい】
人はみな違う色を持っていて
同系色が混ざり合ったり
正反対の色同士が仲良く存在している
しかし、片方の色が強くなると
もう片方の色は死ぬ
そうやって死んだ色が出来上がっていく
時が過ぎ
人は死んだ色の存在も
名前も忘れてゆく
多くの人は死んだ色を初めて会ったかのように接する
そうやって世界は進んでいるということを考えると
人はそれを美しいと言えるのだろう
美しい
ザーザーザー…
雨が降っている中
美しく何処かが寂しい森の奥深くの集落へと死柄木弔 こと志村転孤が1人で歩いている。
転孤『………』
(廃墟集落みたいだ…)
トンネルを通るバスから降りた転孤の表情は優しい笑顔
(人口10人か…)
転孤は、ワニのロゴが入ったファッションブランド
ラコステの黒服、ニコアンドのデニムズボンを履いて
ネイビー色のジャケットを着ている。
2025年6月10日に見た夢を小説化しています。
途中です。
眠くなったので後日書きます
美しい。
なぜあなたはそんなに美しいのだろうか。
私となんて比べものにはならない。
美しいとは外見だけではなく中身も美しいもののこと。
見た目だけでは判断できないもののこと。
ああ、美しい。
【美しい】
雨上がりの水溜まり
赤く染まった夕陽
キラキラ光る宝石箱
澄んだような君の瞳
色付いた唇