『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【美しい】
雨上がりの水溜まり
赤く染まった夕陽
キラキラ光る宝石箱
澄んだような君の瞳
色付いた唇
目を閉じて椅子に座っている君はとても美しい。
あわよくばその目を開いた君も見てみたいけれど、それは叶わぬ願いというものだろう。
なぜなら君は人形だから。
ぼくが一人でも寂しくないように、と友が作ってくれた、人間と同じ大きさの人形の君。でも目を入れられることはなかった。
材料がないとかそういう問題じゃない。目を入れる前に友が亡くなってしまったからだ。
ぼくに人形作りのノウハウなんてない。
だから君は永遠に未完成のまま……
もし君に意思があれば嘆き悲しんでいるのだろうか。
それともぼくの側にいられて幸せなのだろうか。
どっちなのかはわからないけど、ぼくはずっと君に愛を囁くよ。
美しい君が側にいてぼくは最高に幸せだ……ってね。
えぐれてともって月のかげ
銀のひかりと波のおと
海辺に種をまきましょう
流れて消えていくように
いつか心が枯れたとき
どこかで花が咲くように
テーマ「美しい」
『美しい』
“キレイ”という言葉と“美しい”という言葉は
似ているけれど受ける印象が違う
“キレイ”は客観的な美しさ
“美しい”は主観的な美しさ
ということらしい
キレイな人も素敵だけど
美しい人を目指していきたい
泥水に浮かぶ
アメンボの波紋が美しいように
汚れてしまったこの世界にも
必ず輝くものがある
あなたは美しい
そう、あなたは美しい
「美しい」
「ビー玉が『美しい』と思えなくなったのは、いつの頃からだろうか…」そんなことを考えながら、僕は宝石の沢山並べられているショウウィンドウの前を通り過ぎた。
少し前…
小雨の中にサッカー場が点灯していて…
緑色のネット裏で…
静まり返る芝生グリーンに
小雨の靄が灯りが照らされて…
幻想的で…
誰も居ないから…
俺に魔法でもかけましたか?(笑)
管理事務所の明かりがもれてたけど…
……
スタジアムに降る靄の歓声に
君の響き渡る声援を感じたんだよ
美しい
この世で1番美しいものは水。
プールに光が溶けて泳いでる時、
あの時は感動したなぁ。
カメラを構えて
写真を撮った
思わず見惚れてしまった
気づきたくなかったのにな
嗚呼、なんて___
_美しい
息を呑むほどの絶景
青と白に支配された空
様々な色で地平線の先まで彩られた景色
人工的な断崖から見渡すその景色を目に焼き付けた
後ろにはかつて存在していた村や道路が眠っている
多くの人々はその壁を見にこの場所にやってくる
だが俺は違う
100mほどある壁の上に立ち見回す
犬を連れた夫婦
物見遊山で来た学生
遠くから来た旅行客
その全てを俺は下に見てその場所に立つ
絶景と言われる場所で
壁を流れる水と共に落下する
全てを失った俺には落ちながら思い出される
その全てが美しかった
その場所には誰が植えたでもない彼岸の花が一輪咲いていた
小さくて膨大な世界、それは掌の中。
美しき壮大な世界は、小さな箱に収まらず。
───顔をあげて。
焼き付けるのなら、その瞳に。
【美しい】
だって私が知るあの人はこんなにも、こんなにも。
【美しい】
好きな人が出来ました。
誰にでも優しくて、太陽のようなキラキラした笑顔が素敵で、どうしようもなく目を奪われてしまう。
でも、私以外にも同じように思った人が……多分いるんだろうな。
だって誰の心の中にスルッと入って、「困ったことはない?」って聞いてくれるんだよ。
人懐っこくて幼さを残す表情は心の壁を簡単に壊しちゃうんたから!
ある時、彼が女の子と二人きりで楽しそうに話していたところを見てしまった。
友達かもしれないのに胸がチクチクして痛い。
彼の気持ちは分からないけれど、女の子の瞳に私と同じ気持ちが入っているのが分かる。
それが余計に胸をえぐった。
見なかったことにして仕事に戻る。
心に刺さる棘を見ないふりして仕事を進めるけれど、うまく笑えていたかな?
いつも楽しい仕事が少しつらいし、周りの景色の色がモノクロに見えてしまう。
こんなの私らしくない。さすがに切り替えなきゃ。
そんなことを考えて拳をギュッと握って周りを見た時に見慣れた車がお店に来て私の前に止まった。
「ごめん、修理お願いできる?」
そうやって出てきたのは想いを寄せている彼だった。
ああ、やっぱり好きだな。
そんなことを思いながら彼を見つめていると不思議そうな顔をされる。
「お願いしても、平気?」
「あ、はい。すみません!」
「良かった!」
私は慌てて彼の車を修理が出来るスペースに案内した。
「良かった、君が店にいてくれて」
「え、どうしてですか?」
「だって、君は俺の専属メカニックだと思ってるから!」
ニカッと歯を見せて笑ってくれる彼の表情は、やっぱり太陽のようなキラキラした笑顔で。男性なのに綺麗で私の胸を高鳴らせる。
やっぱり、私は彼が好きだな。
おわり
三九〇、美しい
※「おまえ、一人なの?」の続きです。
「おまえ、何してんの?」
綺麗だと思った。透き通るような白銀色の髪も、アメジストのような紫色の瞳も、少し日に焼けたような褐色の肌も。びゅん!と風が吹き、羽織った赤色がふわりと宙を舞う。目に映るすべてを目に焼き付けようと感覚を研ぎ澄ませていれば、彼から先の言葉が飛んできた。
「何してんのって…特に何もしていませんが」
言葉を反芻して思考を巡らせてみるが、思い当たる節はない。ぱちり、ぱちりと何度か瞬きをして口に出した。が、彼はそれが気に入らなかったらしい。顔をこれでもかと顰めた…かと思えば今度はため息をついて呆れたように言った。
「そうだった、おまえはそういうヤツだったよな…」
本当に表情豊かな人である。今まで彼を見てきたからこそ思うのもあるが、この一瞬だけでここまで百面相できる人は早々いないだろう。そんな彼から贈られた言葉なので先の発言は褒め言葉だと受け取っておくことにする。
「いいか、よく聞けバカ女」
「はい、何です?」
「こんなとこまでノコノコと馬鹿正直に着いて来るヤツなんかいねーんだよ、このアホ!」
〚美しい〛
彼に惚れてしまった僕は。
1日中、彼の横顔をみつめている。
彼には、すきな人がいるから。
僕なんかに気づかないだろう。
すきだけどさ。
すきな人に好きな人がいると知ったら。
僕は、ただ応援することしかできないでしょう。
それに。
僕と彼は同性だし。
ただの友達としか、考えられない。
でもその美しい生まれつきの金髪と。
茶色の瞳がより、彼を引き立たせている。
そんな気がする。
明日もすてきな日になりますように。
あなたのその人柄。
優しくて、弱くて、涙もろいけれど、だからこそそういう人たちの味方になるべく、それを隠そうとしない。
そんなあなたのこころは、この世界で一番美しいと、わたしは思う。
どんなわたしもわたしだから、無理に変えようとしなくていいと、あかたは言ってくれた。
そんなあなたは、わたしにとって、あの映画のヒーローよりもかっこいい。
あなたになりたいけれど、それはすぐに諦めた。
わたしはわたしだと、あなたが言ってくれたから。
わたしはわたしの人生を美しく生きる。
_________________________________美しい________。
ステージにともる琥珀の照明
背筋伸ばし微かな笑みを浮かべ
静かに置かれた指から一呼吸のち
弾く弦からこぼれ溢れる音色
音の洪水にしばし酔いしれる
奏でる仕草 その響き はずみ共鳴する
魂が震える気がした それは
美しい生命のソナタ
#美しい
8「美しい」
人は美しい。
花も美しい。
自然も美しい。
ただ、花と自然を比べてわかるように、
美しいものは大きいものもあれば小さいものもある。
この世界は美しいもので溢れている。
だからこそ、毎日毎日を過ごしていく中で、
小さくても大きくてもいいから、美しいものを探そうと思う。
生き物、植物、自から変化していく、生から死へのすべてのものが美しいと感じる。
【美しい】
なかなか使わない表現だ
照れちゃう
綺麗がギリギリな所
そんなヒネクレだから
異性にもあまり使わない
なんだかおべっかだったり
下心満載じゃんよぉ
なんて思われそうで
思っててもなかなか口にしない
その代わり
人格やライフスタイル
感性や気づかい
なんてのは抵抗なく口に出来る
我ながら
変な価値観だとは気付いてる
今後の課題ってことで