『繊細な花』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
それはとても素敵でみんなを魅了する。
みんなはそれを高く評価したくさん消費する。
しかしそれは使うとすぐに壊れてしまう。
世の中のものはたいてい魅力的なものほど儚い。
きみは繊細な花。
#37『繊細な花』
雨にも風にも負けない強い一輪
だけど
踏みにじられては
壊れてしまう
花が咲いていた 触ったら砕けそうな
ガラスみたいな花
引っ込めないで 手を伸ばした よく晴れた日
触れた時にだけ 覗ける心があったよ
痛みも少しだけ
たとえ君を傷付けたとしても 知りたかったから
繊細な花
「私は繊細な花なの」
耳をくぐって、脳に溶ける甘い声。人々を魅了するそれを堪能しているのは、今だけ、この世界で自分だけだ。
周りを差し置いて気高く咲き誇ったかと思えば、色彩の無い小さな花弁を付ける。
柔らかくて暖かい蕾をつけたかと思えば、凍えるように鋭い棘を生やす。
少し触れただけで大きく育った華は落ち、囃し立てれば拗ねてがくに覆われ、誰も見向きしなくなればまた色とりどりの華を身に纏う。
複雑怪奇な花だった。
「あなたは肥料よ」
「それは違う」
初めて貴方を否定したね。驚いたように丸くなった目は、すぐ尖った三角形になったものだから、自分は急いで口を開く。
「自分は肥料では無い。それではまるで貴方が花みたいじゃあないか。自分は、人だ。貴方も人だ。自分の隣にいる貴方は、何色の花でもないよ。だから、己のことを見世物のように言うのはお仕舞い。私に言わせれば複雑怪奇、他人に言わせればヘンテコ、貴方に言わせれば繊細な、ただの人。それが貴方」
独白劇に過ぎない。全ての人生に当て嵌る言葉だ。
心を蝕む何かが通り過ぎるのを辛抱強く待つように、貴方は下唇を噛んでいた。そして再び顔があげたときにゃ、まるで気高い人。高貴な乙女。それでいい。自信に満ち溢れ、気紛れに舞い踊る貴方より美しいものなんて、自分には生涯見つけることが出来ないだろう。
紅く厚い唇が開かれる。高揚。興奮。
「ばかね、ものの譬えに決まっているでしょう?」
嗚呼、美しい。
貴方はきっと、自分だけの花束。
6月25日(火)短歌
テーマ
【夕立 七夕 桃】
桃食むと
思い出される
シワの手を
今年も思い出せるしあわせ
→おばあちゃんに桃をむいてもらった。桃を食べると思い出す、手のしわもその優しさも。
うっせぇわ
友と口論
フルボッコ
リセットボタンは
夕立の傘
→フルボッコが思い浮かんだらもうね、ダメだったw 囚われてしまいました。運動部の仲間同士ぶつかっちゃったのかな?言葉で喧嘩をしちゃって、でも突然の雨で傘をシェアして帰る。言いたいこと言ったら夕立が晴れる前に2人は肩を組んでると思う。
私たち
会えないんじゃない
会わないの
七夕の雨
鳴らない通知
→七夕は雨が多いらしい。だけどきっと雨雲の上では織姫と彦星は結ばれている、私たちはその選択を選ばないけれど。
【ここからは番外編?】
この夏も
暑し涼しの 応酬に
勝てるのか俺、負けるかも俺
→自分は気をつけていても、暑いところから涼しい場所へ、またその逆だって体には大きな負担。どうかみんな気をつけて!
夕立に 打たれて帰る
エコバック
チキンカツだけ
死守すりゃ勝ちよ
→アワチンの献立より。
夕立に降られたサラリーマンの今日の戦利品は揚げたてのチキンカツ。しける前に、冷める前に家路を急げ!
「すぐだから」 台所から 届く声
胃袋はすでに ぎゅっと掴まれて
→恋人にしろ夫婦にしろ、キッチンから聞こえるこの声は好きでしょ。ちなみに私は豚汁と餃子が得意。
解説をつけると長くなっちゃう。ここまでお読みいただきありがとうございます。また、次のお遊びでお会いしましょう🩷
ゆっくりでいいんだよ
頑張って歩いてきたの知ってるよ
周りにあわせても
意味が無い
あなたの優しいところも
泣き虫なところも
私なりに見つめてきたし
あなたを否定するものは私が否定するから
おいで
大丈夫だから
たまにはゆっくりしようよ
ね?
今日の出来事
一生懸命訴えてたのに面倒くさいからと逃げてた上司
最近になって自分に被害が被るようになってきて初めて聞いたかのように騒ぎ始める上司。
その前に助けを求めてた部下
その部下は精神を病んで仕事ができなくなった。
そして部下が一生懸命訴えてたことが今になって大騒ぎなことになっている。
私からしたらいまさら何を騒いでいるの?
1年も前から言ってたじゃん
それも何回も何回も。
こっちが言っても無駄だからあなたの立場から言ってくれと。
それでも何も変わらなかったくせにほんとに何騒いでるん。
そして今部下が首になる前に訴えてたことが今になってそれも大事になってやっとみんなで教えなきゃだめだと…
遅いよ
もうあれだけ言っても変わらない奴は今更言ったって遅いよ
会社にとって大事な人とそーでない人の区別がつかない上司
自分が被害に合わないとどーでもいいと思う上司
お前は会社の社長だぞ
どこにも言えずただ悶々としてる私です
「高原に行こう」
山荷葉(サンカヨウ)
水分を含むと白い花びらがガラス細工のように透明になる花。
「あぁそういえば、聞いたことある気が」
「毎年この時期になると、サンカヨウ開花のニュースやってるじゃん」
「そうだっけ……で、そのサンカヨウがどうしたの?」
「見に行かない?」
もはや趣味とは言えなくなってきているレベルのレジンアクセサリー作りの参考にしたいのだという。
「いいけど、どこに咲いてるんだ」
「高山植物だっていうから、高原でしょ」
繊細なアクセサリーを作る彼女だが、性格はだいぶアバウトである。
────繊細な花
~繊細な花〜
繊細な花と私たち人間。
似たもの同士
花も人もとても繊細で敏感
【繊細な花】
(※性的表現有り🔞)
部屋に1人 人肌恋しくなった時、
布団をかぶりながら服をめくり
その火照りだした体に優しく触れる。
「んっ…」
左手の指を咥えながら右手で小さな蕾に触れる度に
ピクピクと体に電流のような快感が流れる。
さらに頭が程よくポーっとし始めた頃、
そのまま手をゆっくり下へさげる。
脈をうつソレにそっと触り、具合を確かめた。
「っ…」
ゾクリと脳が痺れ 息が荒くなった。
ソレに触れる度にビクビクと電流が全身に走るように
体が反応した。
心がキュンキュンして 、ドキドキして、恥ずかしくて
まるで『乙女』のようになってしまう瞬間だった。
限界に達する頃に
さらに脳がビリビリして目がチカチカしだした。
「あっ_____」
ついに限界に達したオレは
脳内も手元も真っ白にしてしまった…。
快楽の余韻に「はあ はあ」と息を切らしながら
吹き出た蜜を拭き取り、ふわふわの毛布に身を包む。
まだ脳内がふわふわしている時にくるまる毛布が
心地よく感じた。
ベッドの半分が寂しい。
隣にいた、あたたかなぬくもりの不在に
わたしはまだ慣れない。
タンスの引き出し、
ダイニングチェア、
湯船、玄関、
どこかしこに 彼がいたはずの不在の跡が
くっきりもと残っている。
同じ公園でお弁当を広げ
同じ道を歩いて帰る
わたしの毎日はそんな不在の跡に
苦しめられ、
花は結構たくましい。
ささやかな環境でも咲いたりする。
でも枯れからは逃れられない。
枯れるとき、花の繊細さを感じる。
植物の生態を知ると、その複雑さに目を瞠る。
他の生物に擬態したり、他の生物を捕食したり、色や匂いで誘ったり、何年も水が無くても平気だったり。
繊細というか、複雑というか、緻密というか。
とにかくその機能の不思議さと神秘は、人間なんかの想像の及ばない領域なのだと思い知らされる。
綺麗な花はでも、人間の目を楽しませる為にそんな姿をしているわけではない。品種改良した園芸用の花はともかく、自然にあるものは生きる為の進化の過程でそんな形をしている。
取り繕うとか、媚びるとか、そういうのが無い生き方というのがそもそも繊細で美しいのだろう。
END
「繊細な花」
繊細な花
花の寿命は短く…だからこそ
素敵な色とりどりの花を咲かせ
私達の心を癒してくれる
繊細で強い花は
一輪でも凛とした姿で
短い時間を華やかに飾る
私の人生も凛とした強い気持ちで
これからも歩み続けたい
あなた達に負けないようにo,+:。☆.*・+。
『繊細な花』8/380
今日で、この花を育てて半年になるんだ。
室内に飾っているんだが、中々難儀な奴でね。
環境にうるさいんだよ、この子は。
やはり日光が欲しいのか、カーテンを閉めると決まって不機嫌になるんだ。
そうくると元気な顔が見られなくなって悲しいから、
僕はちょっと窓を開けてやるんだ。
❴繊細な花❵
貴方が思う”繊細な花”って?
花言葉?色?見た目?
人はそれぞれ違うから、、
花も、本のわずかに違う、、
その違いを発見して行くのも、
人生ですね、、
繊細な花
それはまるでわたしのよう____
強く健気に咲く花も
実は繊細だったり
綺麗に咲くだけではないことを
それだけではないことを
誰が知っているのだろう
目に見えるものにしか与える印象がない
それは人も花も一緒だった
繊細で脆くて弱い
それを悟られないように必死に
生きる花だ
貴女の横顔に惚れて
息も止まるほど美しく笑って
辛い時もめげずに笑って
そして実ったのは
恋と言う心情
雨が降っても、風が吹いても
めげない
恋の花畑
「繊細な花」
勉強机の上に飾られていた黄色いスイセンの花。
ガラス製の葉がポキっと折れた時は悲しかったな。
繊細な花を思い浮かべると
どうだろうか。
花弁がすぐに散ってしまいそうな
すぐに折れてしまいそうな
触れると駄目にしてしまいそうな
そんな花を思い浮かべるだろうか。
ではどうだろう。
自分の価値観と先入観で
イメージしたのではないのだろうか。
色んな側面からみれば
はたしてソレは本当に繊細な花と
言えるのだろうか。
私にはわからない。