『絆』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『絆』
それを糸にたとえるならば、
さしずめ私は糸の束。
太い糸も、細い糸も。
古い糸も、新しい糸も。
千切れた糸さえ巻き込んで、
ようやく姿を作れるような、脆い存在。
もしも、道端の枝に引っかけたり、
ハサミが入りでもしたら、
ぷちり、と解けて消えるかも。
それでも、糸束みたいなこの身を抱いて
「幸せ者だ」と噛みしめるのです。
「絆」
きずな。
強く結びつくもの。
自分を助けるもの。
けれど、
絆は
絆(ほだ)されるとも読む。
むすんでほどいて
頼りない関わり
ごめんね。
心配かけているよね。
でも、俺が今どうしているかはきっと伝わっていると思うんだ。
救急隊員として、後には引けないものがあるんだ。
――
一緒に住むようになって、長く共に過ごす時間が増えることで言葉にしなくても彼女の言葉が分かる時がある。
もちろん、言葉にする大切さがあるのは分かっているから、ささいな言葉ほど大切に伝えるようにしているよ。
でも、緊張している時ほど言葉にしなくても通じる瞬間があるんだ。
今日は早く帰るつもりだった。
でも、帰る直前に大きな事故で行くことになったから、すぐにメッセージを送った。
終わったらすぐ帰るよ。
でも、今は救急隊員として人を助けてくる。
おわり
六五九、絆
どんなに親や兄弟に恵まれなくても
わたしには息子がいてくれた
どんなに喧嘩してもすれ違っても
側にいてくれた
絆があるとしたら
彼しかいない
ありがとう
絆
家庭環境が複雑だったため、家族間の絆はとても希薄なものになっています。幼い頃から、どんなに慕っても実子との差は埋まることがありませんでした。
Wi-Fiの設定のように簡単操作で絆を繋げることが出来たら、どんなに嬉しいことでしょうね。
絆って何?
結びつき?
繋がるもの?
わたしには?あるのか??
出会う前から繋がる運命の赤い糸?
お母さんと赤ちゃんが繋がるへその緒?
二人三脚で結ぶハチマキ??
目には見えなくて。
まっすぐでもなくて。
太くなったり、細くなったり。
ところどころ途切れていたり。
うん、わたしにもありそう。
絆。
君と日々
こころ通わせ
想い合い
縁が深まり
絆となる
キズナ…
切っても切れないとか言う人いるけど
切って良いと思う
自ら進んで切って良いと思う
守ろうとするからキズナが絡まり
自らを締めたげてく
だから切って良いと思う
古い仕来りが古いままで有ろうとするから
化石化した古い制度に社会が派手に壊されてる
温故知新は新しい観点から物事見てる人の言葉
自身の足跡を振り返り感じる思いの言葉
新しい風を入れないと
社会はどんどん腐食してく
悪しきしがらみは変化を嫌う怖い事だ
温故知新を我物と思う者に社会は委ねられてる
これからを謳歌する新しい観点を持つ世代へ
何か守るために大切な誰かの笑顔を忘れないで
悪しきキズナを切り尚に強く社会に繋がって下さい
……
戻らない幸せが有ることを
最後にアナタが教えてくれた
あの日の苦しみさえ
あの日の悲しみさえ
苦い檸檬の匂い
雨が降り止むまでは……
今でもアナタは私の光
……
檸檬
見えない糸が
いつでも繋いでくれている
どこに行っても、そうだよね?
空を仰ぐ瞳が、少しだけ揺れる
離れても、もう会えなくても
絆
絆、あと数日で東日本大震災の日が来る。あの時から日本中、世界中が絆で結ばれたことはないと思う。震災当日は仕事が終わって、家で昼ごはんを食べている最中だった。東北から離れていたのに、ちょっと揺れていたのを覚えている。
津波が押し寄せている映像は、ショッキングで恐怖という言葉しか思い浮かばない。もう二度と起きてほしくないと思う。
瓦礫の映像は絶望を植え付け、私の心を凍らせた。あの時は復興なんて無理なんじゃないかと思ってしまった。でもあれから15年、世界中の援助でここまで復興できたと思う。
でも今は、一部の人のエゴでたくさんの人が悲しんでいる。アメリカやロシアは、この時のことを思い出して今すぐ戦争をやめてほしい。
誰も子供が死んでいくのを喜ぶ人はいない。こんな狂気を見たいとも思わないはず。
このことは歴史に汚点として、残る行為だと思う。忘れてはいけない恥ずべき行為だ。
「絆」
たった一文字なのに、貴方を、君を、皆を。
支えてくれる、本当に大切な物。
「愛」も「絆」も「心」も。
本当に大切な物は、きっとシンプルで、飾らないもの。
絆
絆とは
声にしなくても伝わる
あたたかな糸のようなもの。
離れていても
触れられなくても
ふとした瞬間に
胸の奥でそっと結び直される。
強く引けば切れてしまうけれど
ゆるやかに寄り添えば
どこまでも続いていく。
涙の夜にも
笑った朝にも
その糸は静かに揺れて
私たちをつないでいる。
絆とは
約束ではなく
義務でもなく
ただ「あなたがいる」という
確かな気配のこと。
そして今日も
見えないその糸が
私をそっと支えている。
眞白あげは
『絆』
「俺とお前の絆はあってないようなものだ。まず、お前は女にだらしない。だから、俺はお前に対して呆れてしまう。次にお前は直ぐに嘘をつく。だから、俺はお前に猜疑心がある。さらに、お前は少しでも嫌なことがあれば逃げようとする。俺はお前に失望してしまう。そういえば、この前、自分の弟がからかわれているところを、お前は助けずヘラヘラしていたな。俺はお前が不甲斐なくて情けない気持ちになったよ。あっ、貸した金返せよ。俺はお前に憤怒に駆られている。言いたくなかったけど、お前は服装がダサい。だからお前を見下してしまう。だから、俺はお前が苦手なうえに、嫌悪感があり、不快に感じ、疎ましく、憎くて、憎悪と軽蔑の気持ちがあり、毛嫌いしている。顔を見るのも嫌だ。だけど、まあ・・・・・・あいつを一緒に殺っちまった以上は切っても切れない縁なわけだ」
繋がり、それは最優先するもの。
吾が家では、そう教わる。
吾が家を揶揄するのなら、こう言えるに違いない。
汝、恩を忘するるな。と。
代々、そうだった。
吾が家は、実力で登用された事は一度も無い。
全てては、繋がりが吾が家を名門にしたのだ。
だから、吾が家は言う。
繋がりとは、縁。
縁とは、吾が家の礎にして、最も後世へ伝えるべきものだと。
家族の絆。
友達の絆。
恋人の絆。
七草はナズナ。
イザムはシャズナ。
ホヤホヤの新妻。
幹久は東。
今日も1日おつかれさま。
大丈夫。ここまで一緒にやってこれたんだ。後は魔法使いに会ってお願いするだけ。
と思っていたのに、魔法使いはインチキ詐欺師の偽物だった。
ライオンも木こりも案山子も落ち込んでいる。
でも、詐欺師の言った一言はあながち間違っていないのだろう。
『ここまで助け合って来た絆でこれからも助け合って行けば願いは叶わずとも上手くやっていける』
そう、絆はある。まだ大丈夫。それぞれを補っていけばいいだけなんだ。
(絆)
オズの魔法使いのオマージュ、同じ困難に立ち向かった者同士だもの。
《絆》
絆そんなものないって思ってた
小学・中学といじめられて
同じハブられたもの同士での
1人になりたくないと言うお互いの利用関係
あって無いようなものだった
私はずっと心許せる友達は出来ないと諦めてた
次第に私には友達なんてできないと思い込んだ
高校生になった
いじめられることは無くなった
休み時間で話したり遊んだりする友達が出来た
けれど、私は高校3年間の関わりだと思ってた
3年間楽しく過ごせればそれで良かった
高校卒業後
私は路頭に迷った
進学した大学で心が壊れて辞めた事で
その先の未来が真っ暗になった
そんな時に携帯がなった
高校の友達だった子が噂を聞いて
電話をかけてきてくれた
嬉しくて泣きたがら話した
私は気づくのが遅かった
勝手に思い込んでた
けれど、私には
私が望んでいた友達が出来た
これが絆だよね
俺がマスクを外すと、いつだって思い詰めたような顔をする。けれども決して目を逸らさない。
たいていの人間は、肉色の生々しい傷跡と、引き攣れた頬の皮膚を見れば、顔に嫌悪をにじませて視線を逸らす。もしくは好奇の目で、じろじろと観察してくるのが常だ。
この傷を前にして、まるで自分の痛みのようにひどく苦しげに眉を寄せるのは、この男だけである。いっちょまえに罪を引き受けたような顔をするから、つい笑ってしまいそうになる。
馬鹿なやつだと、つくづく思う。もう十数年も前の出来事に、いつまでも囚われている。まあ、逃げられないように足枷を嵌めているのは、ほかでもない俺なんだけど。
あれは事故だった。咄嗟に庇ったのは俺の判断なのだから、べつにお前が気に病む必要はない。そう言ってやればいいんだろうが、あいにく俺はそこまでお人好しじゃない。
むしろ、ちょうどいいと思った。お前がだれかのものになるくらいなら、俺はお前の傷になる。骨の髄まで抉るような、とびきり深い傷痕に。
なんでもよかった、お前の心を繋ぎ止めることができるなら。いびつな形の絆でもかまわない。一生消えない傷を抱えるように、一生俺の隣にいてね。
【テーマ:絆】
絆
銃声が響いた。日常が終わった。
普段なら耳を澄まさずとも聞こえるはずの喧騒もなく、全てを上から塗り潰したそれは、空砲だった。
緊張で静まり返った大地に銃声が波紋状に広がり、周りで行く末を見守っていた観客は、皆にそれが伝播したかのように思い思いに叫んでいた。
銃の持ち主からできるだけ遠ざかろうと走る。我先にと駆け抜ける何者かを横目に、悲鳴を横切って、砂を蹴った。地面は硬く、柔らかかった。風は微妙に向かい風だった。
手に持った赤い筒を、仲間に手渡すまで止まれない。
汗が右目に入った。
風で砂が舞っている。
実況席の前を駆け抜けて、並んだスピーカーを追い抜いて。まだ銃声が反響している熱暴走を握りつぶして。
体を打ちつける何かを掻き分けた先で、友人が手を後ろに出して待っていた。
ああ、今のところは三位か。
自分の息遣いが聞こえた。
無責任に、これなら大丈夫だろうと思った。
テイクオーバーゾーンを抜けた後、観客になって、叫ぶ。
絆
一緒に働いている同僚がいる。
かれこれ10年以上になる。
ずっと二人で協力して働いてきた。
最近では、いろいろな状況下で、同じことを考えて共感することが増えた。
阿吽の呼吸で仕事ができる、この状況になるまでに10年以上の月日が経っている。
お互いが、自由に言いあえることが良いとは思わない。
お互いが相手の気持ちを考えて尊重できる、そんな仲だ。
そこに絆を感じているのは、私だけではないと思いたい。