『終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終点が、今ここだったらいい
そしたら、全て諦めついて
絶望に生きていけるのに
ここが終点じゃないと分かるから
何とかしなきゃって焦ってしまう
楽になりたいのに。
終点
今までの人生、
私はとにかく先を急ぐことしか考えてなかった。
まるで新幹線のように、
たくさんの駅を猛スピードですっとばして。
それはそれで充実してたけど、
通って来た道の景色を眺める余裕すらなかった。
だからこれからは、
各駅停車の在来線で
人生の終点までのんびりと進んでいきたい。
たまには途中下車もしながら。
作品No.132【2024/08/10 テーマ:終点】
特に目的もなく
バスに揺られて
たどり着いた終点
初めて見る場所
なのに
なんの感慨もわかない
また来た道を戻るだけ
終点
まさか終点まで寝るとは、、
今までそんなことしたことなかったのに
もう今日は帰る気にならないわー
そんなことを考えていたら
好きな人が女の子と抱きついてた
私の恋もこれにて終点です
あぁー、寂しいなぁ、
終点は
まだまだ先。
もっと、もっと
先へ、走らなきゃ。
ここじゃ、終われない。
終点
人生の終着
新しい始まり
悲しみはあれど泣いてる暇はなく
踏み出す力があれば前へ進める
大切だったもの
後悔したこと
全て終点に置いていこう
生まれ変わる始発でもあるここで
旅立とう
【終点】
ある私鉄の終点は、降りると改札階が二層にわかれている
わかりにくさで有名な地下街にたどり着くまでの、
その駅そのものの構造もまたわかりにくい
もう一本の私鉄、地下鉄が3 本、JRのターミナルもあって
私にはもうなにがなにやらわからない
終点は、あるいは始点だ
始まりもおわりも、混沌としている
そしてときおり、無性にあの街に行きたくなる
『次は──終点、終点───』
真夜中
僕は今夜も終電で家路を辿る
人の居ない寂しい車内
窓越しに見つめる
燦然と輝くネオンの街は
僕にはとても眩しくて
飲み込まれてしまいそうだ
こうやって今夜も
夜に沈んでいく
『お足元にお気を付けて────』
⑧終点
自分の終点を考えた
そこには
大好きな人はいるだろうか?
好きなものに囲まれているだろうか?
惜しんでくれなくてもいい
泣いてくれなくてもいい
ただ好きなものに囲まれて
静かにいけたらいいなあ…
終点
私は毎朝、終点まで電車に乗る
人混みが嫌だからあえてずらして
一本早い電車に乗る
私の乗る駅から終点まで約30分
座って音楽を聴いて終電まで待つ
最初のきっかけが
好きな人を見るためだったのは
ここだけの秘密、
「終点までご乗車ですか?」
面倒臭そうに駅員が言う。
「……はい。…すいません。」
かすれた声でそう呟く。すると駅員は慌てて、
「ああ、すいません。こんな態度で…。ただ、終点まで乗る方は珍しいので。ほら、終点より5つほど手前の駅の方が乗り換えもありますし、都会でしょう?何をされに?お仕事でしょうか?」
…言えない。所詮、自分のやっていることはニート同然だった。まともに言える様な職にもついてない。数十秒間黙り込む。駅員は何かを察したのか、
「すいません。プライベートですもんね。ごめんなさい。あ、これ、切符です!」
と、切符を差し出してきた。
電車に乗ると、通勤ラッシュを過ぎたあたりなのか人はまばらだった。
「これで、ダメならもう終わりにしよう。」
揺れる車内を眺めながら、息をフッと吐く。
ここまで何も言わずにずっと駆けてきた人生だった。
上手くいかない方が多かった。
それでも諦めなかった。
でも、どんなに諦めが悪い自分だとて心が折れてしまう事だってあるのだ。
その日は偶然か?はたまた必然か?
自分の夢への終点が見えてしまう。
こんなにも残酷な、夢への絶望。
いつの間にか、駅から出ていた。
外に出たからなのか、元々人がいないからなのか。駅前というのに人気はなかった。
目指すは、駅前のビル12階。ふらつきそうな足をしっかりと地面を踏みしめる。
「大丈夫。自分なら、きっと出来る。」
それは、今日初めて自分にかけた唯一の励ましだった。
夕方。電車は満員だった。笑い声で車内は溢れかえっていた。
「いいと思います。これなら、きっと大丈夫です。絶対に。凄いと思います。よくここまで…諦めなくて、本当に、本当に、良かった…良かったです…。」
言われた言葉を思い出す。あたり前だ。自分は諦めが悪いのだ。本当に、本当に、夢みたいだ。
車窓を眺める。トンネルを抜けて景色がどんどん変わっていく。それは明るく、初めて見るはずではないのに、初めて見るような絶景だ。まるで自分が馬のように駆けていくようだ。
これまでの自分とは、今日でサヨナラだ。
そう思った。
どこからか、チャイムが聞こえる。
それは、今までの自分への終点を告げるチャイムだった。
終点。
SL旅をしてきた日にこのテーマとは。
何だか運命的だ。
今日一日で、たくさんの列車に乗った。
地元の路線を二つ。
つくばエクスプレス。
関東鉄道常総線(初乗車)。
お目当ての真岡鉄道(初乗車)。
電車、電車、電車、ディーゼル、蒸気機関車。
種類も豊富な上、初乗車のものもあって楽しかった。
関東鉄道常総線の終点「下館」を目指す車中での出来事と、人生初のSLについて…書きたいのだけど、今は眠いので、また明日。
おやすみなさい。
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おはようございます。
さて、何から書こう。
色々な体験をした日は、言葉が散らかり過ぎて困りものです。一つを拾うと、あれもこれも。時系列順に出てきてくれれば良いのに、ランダムで出てくるものだから、整理が大変。
一回眠りを挟んだので、少しでも整理されていれば良いのですが。さて。
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母親と行く親子二人旅。
車のない我が家は、電車旅が多い。
母親も私も、乗り鉄や撮り鉄ではないが、電車に乗ることは好きな方だ。
人生の中で一度は乗ってみたいと言い続けていたSLに今回とうとう乗ることになった。
SLの発車駅「下館駅」に向かうには、つくばエクスプレスの「守谷駅」から関東鉄道常総線へ乗り換え、「水街道駅」にて再度乗り換えが必要となる。
常総線「守谷駅」のプラットフォームにいると、母親が面白いことに気がついた。
通常、駅のアナウンスは「電車」という言葉を使うが「列車」という言葉を使っているという。
耳をすましアナウンスに注意を向けると、確かに「列車」と言っている。
プラットフォームに入ってきた車体を見て、納得した。
2両編成の車両の上部には、パンタグラフが付いていない。
調べてみると「ディーゼル」を使用した「気動車」と出てきた。
普段乗らない列車に乗るだけで、旅の気分は格段にあがっていく。
「下館」行きと書かれた列車に乗車したのだが、三駅先の「水街道駅」で乗り換えが必要だという。
通常、行き先の電車に乗れば、乗り換えは必要ないはすなのだが。路線ルールなのだろうか。とても不思議な感じがした。
「水街道駅」にて乗り換えをし、今度は一両編成で終点の「下館駅」へと向かう。
田畑が目立つ長閑な景色を列車は行く。
途中途中に止まる小ぢんまりとした駅も、味があって良い。
旅の気分を味わっていると、田園と筑波山の雄大な姿が織りなす、見事な景色が車窓に広がった。
薄黄緑。緑。時折、黄金色。
稲穂が風に吹かれている。
その光景を見て、思わず「あっ」と声を上げた。
一人散歩の時の景色が頭の中に広がっていく。
思い出の中の景色は、目の前の広大な景色よりも小ぢんまりとしたものだったが、記憶の彼方に置き去りにされていた、中学生の時の言葉が蘇ってきた。
「山が見えたら、もっと素敵なのに」
生きていると不思議な事はある。
つい最近懐かしいと思い出していた光景の、理想の光景が目の前に広がっている。
このタイミングで忘れていた言葉を思い出すだなんて。
まるでこうなることが、初めから決まっていたかのような。まるで、運命のような。
車窓の奥では、筑波山に見守られる稲穂が、そよそよ風に揺れている。
その光景を観ていると、滾々と感情が湧いてきて、体の隅々にまで行き渡っていくのを感じた。
透明で清らかなものに満たされていく心が、ふるふると揺れ琴線に触れはじめる。
過去。現在。全てに共鳴しあった心が、ハーモニーを生み出していく。
穏やかでどこまでも優しいその音に、鼻の奥がツンとする。
鼻を啜りはじめた私に、母親が「アレルギー?」と心配そうに聞いてくる。
違う。違うよ。
心が溢れて零れそうなんだ。
そう伝えたかったけど、言葉にならなかった。
終点の下館駅に着くまで、私の心は共鳴の音を奏で続けていた。
終点 夏月駅
とある夏の日の夜。──途方に暮れた男がいた。
「ここは、一体どこなんだ?」
流れるような冷たい風が、パニックで熱くなった頭を撫でた。
【終点】
始まりがどうであろうと
どんな経路を辿ろうと
どれだけ路の先が霞んでいようと
終わりは総てに等しく訪れる
その時笑っているかもしれない
その時泣いているかもしれない
その時誰かが傍らに居るかもしれない
その時独りきりかもしれない
その訪れを待ち望むかもしれない
その訪れを拒むかもしれない
けれど終わりは等しくやって来る
終点を迎えた時
瞳に映るのはどんな景色だろう
#11 【終点】
電車に乗ったら、終点までいこうよ
改札を出なければ大丈夫
誰もいない駅のホームでくちづけてね
終点
「は〜疲れたぁ」
そんな事を駅のホームに小さくはき、今日も電車に乗り込んだ。
私が降りる駅は終点の"天上"駅だ。私が乗るこの時間帯は誰一人として乗っていないのだが、今日は一人の女性が乗ってきた。駅名は"天使園前"駅だ。お、珍しいな!と思ってついついジロジロ見ていたら、それに気がついたのか私に
「あなた、よくここまで頑張ったわね」
そう話しかけてきた。私は何のことだ?と思っていたら続けて彼女が
「そんなあなたに、プレゼントを用意してきたの!渡したいからこっちに来てくれる?」
と言った。私はこの27年間女性を見たことも、話したこともなかったのでどうしたら良いかわからず警戒しながら近づいていった。しかし、初めて見た女性に見惚れて行きその警戒もなくなり、淡々と近づいていき女性の目の前についたところで向こうから話しかけてきた。
「ありがとう。じゃあプレゼントあげるね!」
そうしてワクワクしていた所を斬られた。
「ふふ、一緒に逝こう?」
そうして私は亡くなった。
「終点〜天上〜天上〜
お忘れ物が無いようご注意ください。本電車をご利用いただき誠にお礼申し上げます。繰り返します。終点〜· · ·。
(フィクションだよ!)
終点。
うちは終点。
始発だから
席が座りやすい。
終点まで
乗る人は
少ないけど、
寝てたら
すぐに着くなぁ。
電車に乗るのが好き。
終点
終点に着いたならば、降りなければならない。
――ほらやっぱりこんな時になって、やりたい事が溢れ出す。
日々家
あぁ…
日曜日の17:30ね…
「チャッチャカチャカチャカ、チャンチャン♪」
……それは【笑点】
お粗末っ!
人生の終点が、笑点のようであれば♪
【終点】
終点
何となく電車に乗って、幾つもの街を通り過ぎたら、見知らぬ町に辿り着いた…なんて、妄想をしてみた…実際は、電車に乗ったのは、20年位前で、近所の単線の1両の電車くらいしか見ない…
でも、子供の頃から、電車は憧れで、知らない遠い場所に行ってみたいと、思っていた…あの、謎の美女と、機関車で旅するアニメの影響もあったけれど…
知らない街で、誰も知らない中で、ひっそり暮らしてみたい…そんな想いを胸に秘めていた…