『終点』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終点
この世界に終わりというものがあるとするならば
私は一体何になるんだろう
世界の終点で
君は何者になるのだろう
黎明の子よ
1次元に終点はあっても、2次元、3次元には終点はない
終点
人生の終点。
それは、死。
まだ先かも知れないし、
明日かも知れない。
苦しみばかりに目を向けてたら、終点までは辛いだけ。
光を、慈しみを求めながら、進みます。
―終点―
タナトスを乗せたこの列車
希望を失った虚ろな目が並ぶ
〇にたい、消えたい、壊れてしまいたい
そんな思いだけで動いたこの列車の
行き着く先はどこなのか
終点はあるのか
その列車が止まればそこで
何が起きるのか
[終点]
おわり?
どこにあるんだろ
どこから始まってどこが終わりか
どう終わらせるか
決めるのも自分だし
自分が終わりだと思ったら終わりでいいのかな
『バニシングポイント』
終着駅は消えてしまった 惑星の憂いで銀河は騒めく
乗客は見上げる ひとまず空を 乗客は見下げる フロアには謎の染み 私にはそれが 大陸に見えて 新しい行き先の地図に思えた スマートフォンも知らない情報だ 列車の行き先はいまだ真っ白 私は途中下車を決め込んで 無意識のうちに立ち上がっていた
名前
静寂には音がある。
名前とは祈りであり、回帰を望む海の音色が鳴る。
エントロピーが折りたたまれていく精神の傍らで、物質の枠に囚われた肉体は崩れていく。
寄せては返す波のような、始まりも終わりもない、時間軸から解放された夢を見ていたい。
揺らぐ視座から落とされた光は波を超えてゆく。
終わりのない旅だった気がする。
あてのない彷徨だった気がする。
ただ、遠くへ。
どこか遠くへ行きたいと、そう願っていたような。
──とうに働きを失った心の片隅で、そんなことを、思っていたような。
ぼんやりとした思考で足を進める。意思も目的もなにも持たないまま、ただ世界の果てに向けて歩む。
身につけた鎧と剣が重い。■■の証は擦り切れはてて、微かに名残が見えるだけ。だってここにいるのは■■の絞りカスだ。なにもなし得なかった残骸だ。
使命、とか。
平和、とか。
■■、とか。
なんだっけ。なにか大切なものがあったはずなのに。
ぜんぶ、ぜんぶ、わすれてしまって。
──ああ。
はやく、おわってしまいたい、と。
そんなことだけを祈って、棒きれのような足を進める。
終点の匂いかなこれ
どうだろう。誰か教えて。
ついちゃう前に
終点
「この電車は快速電車東京駅行きです。終点の停車駅は大船駅まで停まりません。他の電車へ乗り換えなさる方は東京駅で乗り換えをお願いいたします。」
と電車のアナウンスが言った。
僕は仕事でもなくただ1人で電車に乗り自分探しの旅に出ていた。
僕「横浜駅まで降りないから大丈夫。横浜駅着いたらいろいろまわってみよう。」
しばらく電車に乗り、目的地の横浜駅に着いた。僕は横浜でいろんなところをまわってみようとまた電車に乗り、中華街まで行った。
中華街に着いたら、ご飯を食べるためにお店に入った。
僕「これこれ!中華街に来たら食べようと思ってた肉まん!うめぇ!やっぱ肉まんっていいなぁ!」
とか言いながら肉まんをほおばるのだった。
肉まん食べ終えたら次は他の食べ物屋さんにも足を運び、そこでも買って食べ、お土産もついでに買うと次もまた電車に乗りみなとみらい駅に行くのだった。
みなとみらい駅に着いた。
僕「おー、やっぱ横浜に来たって感じするなぁ!すげぇ!景色やっぱすげぇ!」
と感動に浸りつつ、まわって見ることにした。
僕「ランドマークから見る景色もいいなぁ。やぁ、楽しい!1人で来てみてよかった。」
ランドマークやいろんなところをいっぱいまわって疲れた僕は帰ることにした。
日帰り旅行だったのだ。
僕「やぁ、自分探しの旅に来たけどなんかスッキリした。また横浜に来よう!楽しかった!ありがとう、横浜!」
自分探しの旅はこれで終わった。
なんだかスッキリしたし、また頑張ろうという気持ちにもなったのでよかった。
電車のアナウンスが言った。
「次の電車は終点の東京駅です。乗り換えの方は東京駅で乗り換えをして下さい。」
終わり
【終点】2023/08/11
─── じゃあ、また明日な。
父が躊躇いがちにそう言った。
何処となくこちらの様子を伺うようなおよいだ視線。
何回も緩ませてヨレヨレになったネクタイ。
ずっっと前からモジモジしている足元。
これら全部、父が緊張した時に見せる癖だ。
父が今までにないほどに緊張しているのは明確だった。
それもそのはず。
明日、初めて私は、父の再婚相手に会うことになってい
るからだ。
私はそんな様子の父に、いつもと変わらない様子で何も
気取られないように告げた。
─── うん!会うの、楽しみにしてる。
昨日の夜のことを思い出しながら、妙に頭に響く電車の音を聞き流す。あと2駅で待ち合わせ場所に着く。父が指定してきたその場所は、再婚相手の地元らしく、父曰く、彼女のことを知ってもらうため、彼女が1番リラックスできる地元がいいとのことだった。
写真を見せてもらったが、なかなかきれいで、穏やかそうな温かい感じの人だった。確かにこれなら、父が好きになるのも分かる。別に再婚に反対なわけじゃないし、この人なら家族になれるような気がした。
─── でも、私にとっての「母さん」は、1人だけ。
少し景色の変わってきた窓の外を見ながら、自分の唇を強く噛み締める。
『次は○○、◯◯に止まります。お出口は───』
お決まりのアナウンスが響く。気づいたら、もう目的地に到着していたらしい。
ため息をつきながら、私は席を立ってドアの前まで移動する。
この電車は、あと3駅で終点だ。
ドアの上の画面を見つめながら、私はため息をつく。
─── このまま、終点まで行っちゃおうかな。
/終点/
その電車で私と彼はいつも終点まで乗っていた。
終点にあるのは彼の家。私の家はその3駅前。
それなのに私が最後まで乗っていたのは、彼と出掛けた帰りはいつも「もう少し一緒に居ようよ」とどちらからともなく言い出していたから。
今、私はその電車に一人で乗っている。ひと月前に彼と別れてから、初めての乗車だった。
他に好きな人が出来たらしい。少し前から私への興味が薄くなっていることは何となく分かっていた。私は私の事を好きな人が好きで、同棲に近かったのに平気で他の女に魅力を感じる男なんか嫌いだ。だから、もういいのだ。
市街地で友達とレイトショーを観て、解散し、今はその帰り。最終便に近いこの時間帯はそれなりに混んで席が埋まっていたので、私はつり革を掴み、外を見ていた。
いつもの夜景だった。見慣れている店、見慣れている街。変わらない建物だけじゃなくて、変化するはずの空でさえ夜だから黒一色で、これも見慣れていた。
(……あぁ。面倒なことになった)
今更、気が付いてしまった。
選択をしなければいけないことに。
この電車にただ揺られるだけで終点まで行ける。降りる場所を決める権利が私にあることに、気が付いてしまった。
私はこれから先、終点まで「行かない」選択肢を取り続けなければならないんだ。そんなこと考えたくもなかった。ただ何も考えずに乗り続けていられれば良かった。
私は終点まで行きたかった。
終点から3つ前、電車が停まる。
「--駅、--駅。ご乗車ありがとうございました 」
人の群衆が一斉に電車の先頭、出口へと動いていく。私はつり革をぐっと握り締め、そして離した。
「終点」
終わらせようとしたところ
一区切りであってまだ先はある
〜鯖缶のコーナー〜
急に湧く鯖缶です。
みなさん、暑い日や変わりやすい天候
が続いていますが、お変わりございま
せんか。
これからも体調を崩さないように、ど
うか、ご自愛くださいませ。
たぶんね
人生に終点なんて
ないんだろうね
目標に到達したら終点?
ううん
終点の隣には
始点がある
目標に到達したら
新しい目標をもって
始点に立つ
いつもね
終点の隣には始点がある
そんな繰り返しで
私たちは成長していく
「終点」
人生の終点は、誰にも分からない。
死ぬときが分かっていれば、それまでにやりたいことをやれば良いが、そんな優しい世の中ではない。
限りある日を一日でも楽しく過ごそうではないか😊
今回も!!全然思いつかなかった~!!!
いつ
どこへ
何を求めて
終わりなんかない
人生なにが
起こるかわからない
だから
今を精一杯
生きるだけ
きみが
教えてくれた
偽りのない
人生を
真っ直ぐに
【終点】
私は電車に乗っていた。
私は3つだけ駅を乗るつもりで乗った。
この電車は区間の距離がかなり長いために私は寝てしまった。
起きた頃には、終点に着いていて、車掌も誰もいなかった。
電光掲示板には、【次はdhciros3!,&;@/@駅です】と文字化けしていた。その上を見ようとしたが、その時
私の意識は消え、また電車の中にいた。
まだ1駅目のようだ。
私はもう一度寝ることにした。
【終点】
驚くほど静かに車両が滑って進む。
僅かな引っ掛かりに当たったときの振動なんて無い。
この氷の上を進む様な感覚は、窓の外を見れば直ぐに理由が解るだろう。
海。
夜空に溶けていきそうなほど、暗く、儚く、繊細な色をした海。
まず初めに見た時、美しいと思った。
それからじわじわと怖いという感覚が胸の内を焼いた。
でもそれは心地悪いものではなく、癖になるような優しい痛みを発した。
線路の上なんて、この電車は通っていない。
俺がの手が透けているのも、足元からどんどんと消えていっているのも、
まあ、知らないということにしておこう。
頭にビルの屋上から一歩踏み出す景色がチラつくが、その後の景色は見たくなかったため脳をシャットアウトさせた。
夜空のちらちらと輝く星と、控えめに佇む月が海に反射する。
反射した光は、海をほんのりとした灯りで包む。
この光景は、いつまでも見続けられそうなほど綺麗だった。
足元から消えていっていたのが、今は胴まで侵食している。
腰が消えたのに、何で座席に座れているかはよく分からない。
ま、当然というか何というか、歩けはしなかった。
上半身だけで這いずり回るでもなく、その空間に固定されたようにピタッと止まって動くことができない。
どうせ消えるなら海に飛び込んでみたいと思っていたのに。残念だ。
頭まで消えてきて、目の部分が少し残っている。
口が消えたら喋れないのだろうかと少し試したが、喋れ無かった。
後は消えるのを待つだけだ。
怖くはない。あまり覚えていないが、俺は多分自分から死を選んだ。
死ぬ時どんな気持ちだったのか、何故死のうと思ったのか。
それは何も覚えていない。
今は、死んで良かったかな。ということは少し思っている。
ここが黄泉なのか何なのかは知らないが、こんなに綺麗なものが見れたのだから。
名前:〇〇 〇〇
年齢:26
死人番号:53-280896324
死因:自殺(転落死)
53-280896324の切符は無事に海に還すことができました。
ご冥福をお祈りします。
「ここが終点、人生の終わりだ」
目の前の彼はそう言う
私はいつの間にか教会のような美しいステンドグラスが張りめぐらされた廊下で小柄な男性と対峙していた
「んー、わかってなさそうだね君。ま、大体の人は君とおんなじ反応するし…」
「ここ、どこですか?」
「え?そこから?」
男はキョトンとした顔をした
どうやら知っていて当然らしい
「君どうやってここに来たか覚えてる?」
「いいえ、全く覚えてません」
「えっまじか...」
目の前にいる人?は気まずそうな顔をした
顔だけで会話出来ちゃいそう
「えっと、ここ死後の世界なんだ」
「あ、だから終点って言ったんですか」
「そう。そして人生の始まりでもある」
?どういうことだろう
「いわゆる転生ってやつだね。終わりがあるなら始まりだってあるだろ?」
「へーなんかすごいですね」
「でしょ、……そろそろ時間だ。第2の人生、たのしんでね」
その言葉と共に辺りが明るく輝きはじめた