『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ〖終わりにしよう〗
限界だった。
傍には誰ひとりもいない。孤独。
傍に来てもいつの間にか居なくなる。消えていく。
将来無望。希望なんてない。
何もやる気が起きない。気力が湧かない。
意欲がない。楽しみが無い。
いつもあるのは焦燥と希死念慮。
夜が明けるのが不安だ。明日が来るのが不安だ。
明日は[普通]になれるかな。せめて[人並み]に。
普通にすらなれないなんて、俺は最低だ。
他人にあんな言葉かけられなくたって、こんな俺、自分も終わりにしたい。ああ、最初からそうすれば良かった。
じゃあ、終わりにしよう。
これにて俺の演劇(生涯)はお終いに。
そう呟いた君は……
ねえ、おかしいよこんな関係。
もうやめよう?
このままで居続けるのは嫌だよ。
だって僕、君に言ったよね?
離れないでって、
捨てないでって
そしたらさ「分かったよ。大丈夫だよ。」って
言ってくれたじゃん。
ね?
だから期待しちゃったじゃん。
僕知っちゃったよ。
君は優しすぎるって、
イエスマンなんだって。
あの時の返事も優しい君だから言ってくれたんでしょ?
「俺でいいなら、どうぞ。」って
…それじゃあ一方通行じゃないか。
一方通行の恋なんてダメだろ。
双方が愛し合って恋になると僕は思っている。
一方の愛は溜まって行くだけだから。
こんな関係は終わりにしようよ。
勝手に初めて勝手に終わらせてごめん。
「…僕以外の人と幸せになってね。」
お題「終わりにしよう」
「旅するように」
何もかも捨てて、知っている人がひとりもいないところへ行きたくなることがある。
家族もなく、友達と呼べるような関係の人もいない。
知り合いはいるが、お互い自分自身のことを詳しく話したこともないから、私がいなくなっても気にも留めないだろう。
幸いなことに、仕事は何処にいても出来る。
海外に出るのは色々と手続きが面倒そうだし、日本食が恋しくなるのは確実なので、日本国内であれば何処でもいい。
ひとつの地域に三年居るか居ないかの生活は、ある意味とても気楽だ。
その反面、面倒だし、時々こんなふわふわしていて良いのだろうか、とも思う。
だが、ひとつの地域にずっと居ると見えないものもあるのだ。
終わりを決めるということは、始まるということ。
環境を強制的に変えて、リセットをしないと息が詰まる。
それでも、時々思うのだ。
流れて、流されて、たどり着いたその先は、何処なのだろう、と。
地図を広げて、布団に寝転がる。
目についた街の名前が綺麗だったというだけで、其処に決めた。
いつか、ずっと此処にいようと思える日が来るのだろうか。
その時が来たら、今まで荷物になるからと買っていなかったベッドを買おう。
────終わりにしよう
初めから終わりにしよう
終わりの始まりとでも言っておこう
『終わりにしよう』
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殺人描写が含まれます。
苦手な方は読まず、飛ばすのを推奨します。
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「ねぇ、あなた。そろそろ終わりにしましょう。こんな事やっても、あの子は帰ってこないわ」
「うるさい。お前は黙って俺の言うことを聞いていればいいんだ……早く、次行くぞ」
妻を置いて、素早く次の所へと歩いていく夫の姿。
その姿を見届ける妻の表情は闇に満ちた表情で、夫にも呆れているようだった。
妻は夫の後ろを素早く着いていく。
そんな妻の姿はまるで、人間の形をした犬のよう。
「……てめぇら、俺の息子を知らねぇか!?」
ドアを蹴り飛ばしながらそう言う夫。
突然と現れた、不良のような夫に家で裕福に、幸せに暮らしていた家族は怯え立つ。
「な、なんだお前!!いきなり入ってきて!!」
「は、早く出ていかなきゃけ、警察呼ぶわよ!!」
「俺の息子を知らねぇかって聞いてんだ!」
怒鳴り散らかされる夫の声と、怯えた大声が夜中の街に響き渡る。これでは夫が捕まるとでも思ったのか、妻は空いている扉を閉め、室内に家族と夫と自身を閉じ込める。
そして、腰に潜めていた殺人用の包丁を取り出し人質にするかのように家族の一人の首元へと包丁を突き出した。
「ひ、ひえぁっ……!?」
「っあ、あなた……!!」
「……私たちの子供の在処を教えなければ、殺す」
そんな脅し文句を家族に妻は言った。
それに対し、家族は「お前らの子供なんぞ知らない」と震えた声とともに言い放った。
「よし」という夫の声が聞こえた瞬間、妻は家族の一人を殺した。壁や床に散らばる血痕と、家族の一人の悲鳴、バタッと人が倒れる音。
「……殺るの?」
「……」
妻の質問に、夫は答える間もなく悲鳴を上げていた一人を殺した。
夫婦の服には殺したであろう、返り血が着いており、とても外に出れそうにはなかった。が、夫婦はこの家にある羽織りものを羽織り、外に出た。
そして、妻が言った。
「ねぇ、あなた。そろそろ終わりにしましょう。こんな事やっても、あの子は帰ってこないわ」
宿題よ。睡眠時間を削ってきた宿題よ。
残念だが私の勝ちだ。
さあ、終わりにしよう
大人しく丸つけされなさい
最後の力を振り絞り、赤ペンを走らせる。
・・・
と、ここまでが夢だった。
終わりにしよう
始まってはないけれども
この書く習慣を終わりにしよう
【終わりにしよう】
もう終わりにしよう
疲れちゃった
何をするのも
どんなに頑張っても認められなくて
どんなに努力しても報われない
もういいかな…
本当はこんなはずじゃなかったのに
報われないと思うのはどうして?
誰に認めてもらいたいの?
いつも自分を認めてあげていないのは自分だった
誰かに認めてもらいたいのなら
自分で自分を認めてあげなきゃ
自分の最大の味方は自分でいてあげなきゃ
あまりにも可哀想だよ
自分だって1人の人間なのに
他人の人権ばっかり守って
自分は蔑ろにするの?
そんなのだめだよ
終わりにしよう
自分を否定するの
自分の敵になるの
自分との壁をつくるの
もう終わりにしよう
終わりにしよう
貴方を愛した私と決別する
もう一喜一憂しない
誰しも失恋ソングを聞くのは自分のためっていうこと
「終わりにしよう」
その言葉でやっとホッとした。
いや、ホッとしたっていうのはおかしいかもしれないけど、正直これ以上ないほどに安心したんだ。
彼氏のことは好き。
一緒にいると楽しい。
だけど、だけどね、
こわいの。
楽しい。愛してる。
けど怖い。
嫌われるんじゃないかって。
ここでこんな言葉いったらどんな反応されるだろうとか。
考えるのが辛いの。
だけど情けないことに自分から別れを切り出す勇気はなくて。
好きだけど好きだから辛い。
「うん」
一言だけ言って、涙を見せないように身を翻して夜の街に溶け込んだ。
題名「自由を」
終わりにしよう 、そう思った。
だって、この世界で私が自由に生きるにはあまりにも窮屈だから。学校に行ったら授業と部活。その合間合間にも友達と先生の顔色を伺って、話を合わせて自分を演じる。家に帰ったら私は末っ子の女の子だから、愛想のいい元気な娘と妹になる。
本来の、全てが面倒で呼吸すら面倒で食事すら煩わしいと思う私はきっと異常で、人間らしいと言えるだろう。だからこそ、1番自由な人間らしい私がこの世界に居るのは相応しくない。
ならば、私は次に行こう!
さぁ、次に堕ちる世界はどんな世界だろうか!今回の様に相応しくない世界かもしれない、逆に相応しい世界かもしれない!
たとえ、堕ちた世界が相応しくなくても、相応しくても私は一つだけ自信を持って言えることがある。
それは、「死は自由であり、不自由への第1歩である」
もし、私と同じ選択をする人がいるならば聞いてほしい。
「それ」は人生で1番の賭け事であるから、やるなら覚悟と自分は自由への切符を持っていると自負した上で選択してほしい。決して、その選択が不自由への第1歩とならないように。
副題「選択の死」
大二には最近気になることがある。
それはユリアの自室にあるガラス瓶の中身だ。
その瓶は手の中に収まるかどうかくらいの大きさで、中には何かの破片がいくつか入っている。
破片は淡い黄色と白で、組み合わせると球体に見えないこともない。
ユリアはそれを大事そうに部屋の棚の上に飾り、ホコリひとつ付かないよう綺麗に掃除している。
「ユリアさん、あの小瓶の中身って何?」
過去にそう聞いたことがあるが、ユリアは少し気まずそうにした後、「思い出の品なの」とだけ大二に教えた。
大二は特にそれ以上それに詮索することはなかったが、またその小瓶がふと気になってユリアにもう一度聞いてみた。
「ユリアさんそういえばあの小瓶の中って……」
「そうね、もう終わりにするべきね」
大二がそこまで言ったところで、ユリアは大二の言葉を遮った。
ユリアの声色はいつも通りで、優しいはずなのに、どこか悲しそうだった。
大二はなにかまずいことを言ってしまったと直感的に感じ、ユリアに対してできる限りの謝罪を述べた。
ユリアは気にしていないから、と大二をなだめた。
数日後、大二が借りていた本を返しにユリアの自室を訪れたところ、棚の上から小瓶が消えていた。
大二は自分がなにか恐ろしいことをしてしまった気がして、それ以上ユリアに追求は出来なかった。
人に優しくするのは、わたしが誰よりも優しくされることを欲しているから。あなたを甘やかすのは、わたしが誰よりも甘やかされることを望んでいるから。
馬鹿にされた、ないがしろにされたと感じるのは、わたしこそが相手を馬鹿にして、ないがしろに思っているからだ。
誰かと一緒に過ごしているようで、わたしの周りにいるのは他者のお面をつけた私だ。自分の価値観や感じ方を投影して、ひとりでに首をしめられている。仕事に、人生に疲れ、消えたい、終わりにしたいとすら思っていた日々のなかで、苦しみの全体を捉えようとしてみれば、壁にみえていたのは鏡だった。ねぇ、知ってはいたけれど、そんなに、わたしのことそんなに嫌いだったの。こんな大がかりなおままごと、終わりにしよう。
終わりにしよう
そう決めたのは何時だっただろうか
どうしてだっただろうか
終わりの見えない日々に
飽き飽きしていたのかもしれない
単純に新しいことを見つけたかった
そうかもしれない
終わりにすることは
新しいことの始まり
だから前を向いて、自信を持って
決めたんだ
終わりにしよう
あの人みたいに出来ない自分は
価値がないし、まだまだダメ
なんて、
意図的に他の人と自分を比べて
辛い、苦しい、進めない
と言ってること
そんな感情を味わうことを
経験したかったんだよね
だけど そろそろ
終わりにしよう
そして
自分を生きよう
終わりにしよう
もう、そろそろ…あなたの声が、苦しそうに、聞こえる…何となく予想していていたけれど、聞こえないふりをしていた…そうなることを、遠い先の事に無意識に避けていた…
後ろ指刺される関係ではないけれど、でも、叶わない関係なのは、最初からわかっていたつもり…あなたと私では、住む世界も違うし、不釣り合いなのも、理解していた…
でも、私は、ずっと本気だったし、この想いは、ずっと変わらない…けれど、あなたを苦しめているのも、心苦しい…どうにか、此の儘…
言うほど難しくない
言うほど簡単でもないけどね
#終わりにしよう
「月はもう見えないです。」
泣きながら君は言った。
そうか、僕達はもう終わりみたいだ。
【終わりにしよう。】
【終わりにしよう】
スマホを手に取り
電源を切る
今日一日を終わりにして
また明日会いましょう
終わりからはじまるものもある
終わってみて見え方が変わるものもある
終わらないと気がつけないものもある
大切なこと
日常にありふれているたくさんの感謝や愛情
終わってみると
ありふれていた身の回りの幸せに気がつくことができる
ほんとは
終わらせないで気が付きたかったよね