『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ“終わりにしよう”
もう、潮時かなと思った。
一緒に食事してても、テレビ観てても、動画観てても、ゲームしてても、横に座ってても、横に寝てても、会話らしい会話をした記憶がない。
今日した話なんて…
「アレ」
と言われて
「うん」
醤油を渡す。
それだけ。
ちなみに、食事の場での「アレ」が
ソースやマヨネーズや塩…
…醤油以外だったら
「違う」
って言うのも追加で。
そもそも、これは会話ではない。
ついでに言うと
ゲームしててもって言ったけれど
二人で別のゲームをしている。
アッチはテレビに繋ぐタイプのゲーム
私はスマホのゲーム
最近いつ、会話らしい会話をしたのか
全く覚えていない。
だから、私は
食事を終えて、食器を洗い終えて
「話があるんだけど」
「なに」
「もう、終わりにしよう?」
そう言って、離婚届を見せた。
「終わりにしよう」
愚痴を言うのも
他人と比較するのも
誰かの言葉で傷ついて長い間モヤモヤするのも
自分を雑に扱うのも
もう今日で終わりにしよう
自分の時間を大切に過ごそう
終わりにしよう戦争を。
終わりにしよう争いを。
いくら宣言しても、
どれだけ祈っても、終わらない。
あれこれ悩むのは終わりにしよう。
さあ、次の言葉であなたとの関係を壊そうか。
10年付き添った彼にお別れを告げた
終わりにしよう。って
終わりにしよう
暴飲暴食をしてしまうここ最近の日常
ダイエットを成功したはずなのに、最近は気にせず
食べてしまっている自分がいる。
今日でひとまず終了する。
title of the day
- 終わりにしよう -
何度別れ話を繰り返してきたんだろう 。
これが最後のお別れだと
あなたの表情で察してしまった 。
煮えたカレーみたいに
ふつふつと、楽しかった思い出が蘇っては消えていく 。
最後に、出会った日を思い出した 。
私はどん底にいて、彼が差し伸べてくれた手は
太陽のように温かかったのを覚えてる 。
私はあなたに出会い強くなった 。
本当の最後と引き換えに、生きる強さを与えてくれた 。
また、どこかで出会えたら
〝今まじ幸せ!〟って笑顔で言えるように
あなたがくれた強さをもっと磨いていくから 。
「もう、終わりにしよう」
たった一人きりの親友が苦しそうに笑いながら言った。その瞬間、私の中の何かがガラガラと音を立てて崩れた。
「…どうしたの、何でいきなりそんなこと言うの」
何でもないことのように口角を上げる。そう、何でもないこと。なのに声が震えた。
「だってやっぱりおかしいよ。こんなことして、何も変わらないよ。寧ろ、悪い方に大きくなってる!だって希は、大きな子供みたいになってるよ!」
目の前にあった鋏を、ひったくるように手に取った。隣にあったティッシュボックスが、刃に当たって音も立てずに床に落ちる。
そのまま希は、親友に向かって鋏を振りかざした。
親友は、胸を真っ赤に染めて、死んだ。
全てを、終わりにしてしまった。残ったのは、絶望の海だけだった。
どうせチビだから……。
どうせ不細工だから……。
どうせ不器用だから……。
どうせ誰も興味なんて持ってくれないから……。
どう在りたいか、それが問題だ。
/「終わりにしよう」
人を信じることも
人に勝とうと思うことも
人に尽くすことも
人と比べられても
人に愛されなくても
全部全部終わりにしよう
この世界はきっと誰かと比べなくたって
幸せになる...
【終わりにしよう】#22
終わりにしよう NO12
夏の日差しは強い。地面は光と影にくっきり分かれている。
今日はお母さんとお買い物。夏休みに友達とプールに行くから水着を渋谷のデパートに買いに行く。
嬉しさでじっとしていられない。
そうだ!影を踏んじゃいけないゲームしよう!
玄関を出て近所のおじさんとすれ違う。〝ぴょ〜ん”おじさんの影を跳んだ。 バス停でバスを待っている間、車の影を〝ぴょ〜ん ぴょ〜ん” バスが来た。バズの中は休憩時間。
バスを降りてからも数人の人の影を〝ぴょ〜ん ぴょ〜ん”
お母さんに
「何しているの早く歩きなさい」と怒られる。 それでも〝ぴょ〜ん ぴょ〜ん”
電車の中は休憩時間。電車の中は涼しいな〜。
「しぶや〜しぶや〜」
降りてびっくり!すごい人、人、人、、、。
影を踏んじゃいけないゲーム、終わりにしよう。
地面は影しかない!
[終わりにしよう]
1年にわたる関係を
お互い気持ちなんか離れてるのに
一緒に居るのが当たり前だから引きずって
気づいたらお互いに傷つけて、
そっか、終わりにしないといけないんだね
[私たち、終わりにしようか]
『終わりにしよう』
終わりにしよう。そうしよう。
そう言ったのは、学校のチャイム。
もうブランコ遊びはおしまいだよ。
早く教室にお入りなさい。
終わりにしよう。そうしよう
そう言ったのは、ぼくのママ。
何をぼんやりしているの。
もう寝る時間だよ。おやすみなさい。
終わりにしよう。そうしよう。
そう言ったのは近所のあの子。
昨日、ブランコを取り合って、そのままだったっけ。
昨日はごめん。ケンカはもうたくさんなんだ。
終わりにしよう。そうしよう。
そう言ったのは、ぼく。
あの子に片手を差し出した。
ぼくもごめんね。これ、仲直りの握手だよ。
こうすれば あの時、言っていれば
この瞬間まであるのはただただ、「後悔」
理解してもしきれない激情は愛すらたやすく撃ち砕く
いいえ、いいえ。違うんだ。
愛しているから激情を知るの
愛しているから後悔がおしよせるの
あ、と思ったらもう終わり。
あなたのその言葉で心しか遺さず
もう終わり
#終わりにしよう
さようなら、きみをあいした思い出を緻密に閉じ込めてつくった永久プレパラート、もうすぐつぶすつもりだ
「君は、何がしたかった」
それは、あんまり大声ではなかった。街の中でそんな声をあげても、本当はきっと誰も気付きはしない。だけれど今日は全てが違って、その街は喧騒を全て取り払い、静寂にその ビル群を全て浸からせていた。
そして、彼の声に少女は振り向く。……否、それは性別などという概念は超越している。他のなにものよりも美しく、美しいという言葉を脳に直接語りかける。
それは返事を返さない。ただ、そこに在るのみである。
彼はその存在の詳細を知らぬ。ただ、それは全てを超越した上位体であり、人智の及ぶものではないことだけを理解している。
「世界は終わるんだろう。君の手で」
また彼は続ける。やはりそいつは答えないのだが、彼はその姿からひとときも目を離すことはなく、ただ見つめるのみである。
空に雲はなく、気持ちのいいほどの快晴で、その空の下においておそらく人類はすでに彼しかいない。それは錯覚なのかもしれなかったが、少なくともこの街にはもう人はいないのだ。
「錯覚ではありません」
ああ、心まで読めるのか。彼はうんざりして息を吐く。
いいやそれは、本当は大した問題ではない。問題は何故彼だけが生きているのかだった。
彼は鬱鬱とした男であった。安アパートで日々を過ごし、薄い壁の向こうから聞こえるアベックの声に苛立ちを覚えた。仕事はもちろん安月給で、色んな費用を切り詰め、なけなしの貯金をした。彼はその人生に飽き飽きとして、世界が終わればいいのにと考えていた。
だから、世界が終わるのならば自身も一緒になくなって仕舞えばいい。なのにこうして1人、誰もいない伽藍堂の庭で放たれ、行く先を失っている。
「君はこの世界に選ばれました」
そいつは続ける。
「人類は地球を滅ぼします。それを憂いた星は新たに再編することをお決めになりました」
そう言った途端、囲まれていたビル群は全て消え去る。地面に敷かれていたアスファルトは消失していき、彼の足元に湿りが現れる。その湿りはだんだん度を増していき、ついにはそこに水が満ちた。
何もなくなったそこに、水のみが姿を現した。
「あなたはアダム」
ならばそいつはイブだとでもいうのか。男は膝をつく。ならば自分は消えられないではないか。
「アダムとイブで世界を再編しましょうか」
そいつはそこで初めて、微笑んでみせた。
「君が好きだよ」
この状況で真贋を見極めることなんて不可能ではないだろうかと、ふと思う。口ではいくらでも方便を紡ぐことはできる。しかし、その左手にあるものはどうすることもできないだろう。
「どうしたら信じてもらえるかな」
薬指にはめられた銀色の輪っかを光らせながら信じてほしいなんて言うのは正気の沙汰とは思えない。この人は本当に気が触れてしまっているのではないか。肥大する邪推に促され、僕は少し意地悪をしてみたくなった。
「あんたの言動にはどれもこれも信憑性がないよね。信じほしいって言うならさ、それ外せないの?」
僕の問いかけをはぐらかすように微笑み、やり過ごそうとする。僕はそれを赦さない。もうその手には乗ってやらない。あんたの思う通りに事が進むなんて思わないほしい。あんたの望むのは、ひとつも与えてやらない。あんただって僕の望むものをひとつもくれないんだからお互い様だろう。今だってそうだ。その指輪外せずに居るじゃないか。もう僕を試したりしないで。それから、僕を恨んだりしないで。僕もあんたを恨んだりしないから。
「もうやめしない? こんなくだらない駆け引きをいつまでも続けていたって不毛だよ」
伝えたいもののすべてを飲み込み続け、妥協して手に入れた幸せなんて会得にならない。
「……え?」
「終わりにしよう。元々進展の望めない関係だったろ。僕たちは。あんたも然るべき場所があるんだから留まっておくべきだよ。二兎を追う者は一兎をも得ずって言うだろ」
「本当に言ってる?」
「関係を築くのはさ、火照った身体を冷たい海水で癒すのとは訳が違うんだよ。後悔してるの? ならその後悔を一生抱き続けてよ。僕を軽んじたあんたが悪い」
「そう、だね」
またそうやって笑うのか。赦せない。絶対に赦すことなんてできない。煮え切らない態度をとり続けるあんたが大嫌い。僕を選んでくれないあんたなんて大嫌い。なのに、僕の頭はあんたのことでいっぱいだなんて、理不尽だ。やめろ。もう、やめてくれ。あんたは僕の抱える苦しみがどれほどのものか知らないだろうし、知ることもないだろう。教えたことも、教えることも、ないだろうから。だけど、それでいい。別に。知らなくていい。あんたは何も知らないままでいい。こんな鬱陶しいものは僕の中だけに留めておく方がいいに決まっている。治らないとわかっている疫病を感染させて連鎖させるなんて地獄絵図を描く必要はない。
始まりがあったかどうかさえ、危うい関係は終わりを告げた。透きとおった青に、夏の雲が広がる空。坂の上の蜃気楼をすり抜けていく寂しげな背中。呼び止めることはしない。最後の最後まで指先すら触れることができなかった。
「僕もさ、あんたのこと好きだよ。……ううん、好きだった」
聞こえない。届かない。紡いだ言葉は虚構に溶けて、なかったことになる。
僕のせいで苦しむあんたは気持ち悪い。だから、とっとと忘れてよ。僕のことなんて。終わりにしよう、終わりに。もう見えなくなったあんたの背中を目掛けて、そんな想いを胸の中で綴る。
『もう終わりにしたいんだけど。』
「え?」
ぁ、、彼女かな、彼女できたんだ。
そうだよね、できたらそりゃ
いくら幼馴染で仲良くても
こうして2人で会ったり何かするのは、うん、彼女さんに悪い。
そうか、、、せめて好きって伝えりゃよかったなぁ。
「か、彼女どんな人なの?」
『は?彼女いないんだけど』
「え?」
じゃあなに?、、私ただ単に嫌われた?一緒にいたくないってこと?
泣きそう。
「え、わ、私そんな嫌われるような何かした?」
『、、、はぁ、、』
ため息つかれてしまった、、そんな、、。どうしようわからない、、
もう溢れる、、
『むしろその逆なんだけど。』
「ぇ、、?っ、」
私の目から流れる涙を指で拭ってくれる。
『好きすぎて、好きすぎてもう幼馴染とか友達とかそれ以上なんだよ。』
「え、それってど、っ、、」
遮るように唇にキスした。
『、、こういうこと、、っ。』
顔全体真っ赤に染める君を見て
私もつられる。
『な、、なんか言えよ、、。』
「、、、、
私も好き。」
恥ずかしいなと思って
ちらっと君の顔を見たら嬉しそうで
私も嬉しくなった。
虐められて不登校になった
母親はこんな僕を
学校に行かない僕を
毎朝叱る
叱る?
違う、暴言の嵐
父親は不機嫌だと発散の為に僕を殴る
何時しか
こんな僕が嫌になった
だから
今日で終わりにする
僕の人生は今日で終幕
さよなら
# 64
もう苦しかった。
大好きな君に向けられる憎悪も。
大好きな君に向けなければいけない悪意も。
全部がもう嫌だった。
今も彼女は俺に武器である刀を構え、振るおうとしている。
彼女の目からは怒り、憎しみといった負の感情が沢山感じ取れた。
『もう、終わりにしよう。』
そう言って俺は自身の胸に刃を突き立て、そのまま一気に刺した。
あぁ、不思議と苦しくない。
むしろ……もうこれで彼女を憎まなくて済む。
そう思うと心がどんどん軽くなった気がした。
薄れる視界には、戸惑った表情の彼女がいた。
刀を俺に向けたまま、硬直している。
君は……どんな人と、幸せになるのかな。
どんな人生を歩んでいくのか……見ていたかったけど、それはもう叶わない。
力が抜け、膝から床について倒れ込んだ。
願わくば……君にはもうそんな怖い顔はしないで欲しい。どうか、笑顔で過ごしていってくれたら……。
俺はそのまま目を閉じた。
#終わりにしよう