『終わらせないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【書く練習】
〔限界〕
今日はもうダメだ
頭がぐるぐるする
調子いいと思ってたのに
上がりすぎてたみたいだ
アクセルべた踏み状態で
午前でエネルギー使い果たした
午後はエネルギーゼロなのにそれでもやろうとしている
早口で捲し立てて、声も大きく、態度は半ば横柄で
疲弊している体を無理やり動かす
疲弊している頭を無理やり働かす
周りからみたら、やけにテンション高くて元気そうだね~と言われる
外からみてるとそんな感じだけど、
内側はギリギリのところを綱渡りしてるようなものだった
元気なんかじゃない、もう限界なんだ
でも自分じゃどうにもならない、止められない
壊れるとわかっていても、止められない
もっと早く気づいていたらと思うがいつも上手くいかない
もうやめたいのに
終わらせないで
怪我をして仲間はずれにされた白鳥と嘘がつけないうさぎが友達になった。嘘がつけない、というのは諸刃の剣である。思ったことをすぐ口にしてしまううさぎの周りには誰も近付かなくなってしまった。白鳥を除いて。
「あなたはいつまでこの湖にいるつもりなの。」
『いつも言っているだろう?羽が傷ついて飛べないんだ。仲間はみな既に北へ行ってしまったけどね。』
「他にも怪我をしていた白鳥はたくさんいたわ。」
『何でも他と比べればいいってものじゃないよ。僕は僕のペースでやっていくさ。』
「焦ったりしないの?」
『君は何か焦っているのかい。』
「何も別に…そういうんじゃないけど、」
ある日突然白鳥は言った。
『今日、北へ立とうと思うんだ。よければ君に見届けてほしい。』
「…ふうん。いいけど。」
『元気がないね。具合でも悪いのかい。』
「決してそんなことはないわ!」
『ならいいんだけど。それじゃあ、僕は行くね。短い間だったけどありがとう。』
「待って…!私ずっとあなたのこと!」
そこまで言って、うさぎは自嘲気味に笑った。
「やっぱりなんでもないわ。また来年、会えるのを楽しみにしている。」
真っ白な白鳥は一枚羽を落として北へ向かっていった。
素直に人を見られないあいつの方が
よっぽどヤバいよ
だからあなたはその素直さを
ずっと忘れないでいて
そしてその真っ直ぐさを
終わらせないでいて
#終わらせないで
終わらせないで
他人のために
自分を終わらせないで
まだ恋人の関係終わらせたくない
もっと一緒にいたい
─── 終わらせないで ───
終わらせないで
灰にならないで
星にならないで
行かないで
お願いだから
生きて
そしてまた天使のようなあなたの歌声を
終わらせないで
宇宙は広い。
小さい頃からスペースサッカーの神童と呼ばれ、サッカーでは誰にも負けたことがなかった。小学生で名門チームの下部組織に所属し、高校生の時にはトップチームでレギュラーとなっていた。トップチームでもエースストライカーとしてチームの勝利に何度も貢献してきた僕は、スペースサッカーに嫌気がさしていた。
何をやっても上手くいきすぎて面白くない
のだ。
そんな僕のドリブルの足元からボールを奪い取った選手ガいた。今まで、ドリブルを止められたことなどない。
奴のチームは名門でもなんでもなく、人類とスペースノイドが混ざったいわゆる雑草チームだ。奴だけでなく正確なアーリクロスを上げてきた奴もクロスの精度は名門のそれと変わらない。分からないものだ。
僕が井の中の蛙だったとは思ってもみなかった。宇宙は広い。この試合、思い通りに行っていないが、それでも楽しい。
あと10分で試合終了の笛がなってしまう。
まだまだ試合がしたい。終わりたくない。
終わらせないで欲しい。
今まで水の中で、もがき苦しんでいたが、やっと息のできる場所にたどりついたのだ。
最後のコーナーキックで蹴ったボールは、ゴールキーパーの手をかすめ、弧を書くように曲がった。しかし、ゴールポストに弾かれ点数にはならなかった。あの双子のセンターバックの1人が足を出したのか。僕の弾道を変えるなんて誰もできなかったことだ。
僕たちのチームは雑草チームに負けた。負けチームのエースストライカーは、点数が取れなかった責任を取らなければならない。僕は名門チームを辞めた。蛙が川に飛び出したのだ。
明日からは雑草チームのエースストライカーとしてスペースサッカーを続けて行こう。僕の知らない世界が広がっている。
11月22日、私は短大の受験に落ちた。社会人になり初めての大きな挑戦であったが結果は惨敗。人生で2回目の挫折を味わった。
受験当日、会場には私以上に経験を積んできたり、努力をしてきた人が集っていた。狭き門であることはわかっていたが、一気に自信を失った。人柄や適正に関して言えば正直負ける気はしていなかったし、落ちた今でもその考えは変わらない。しかし、やはり合格しないと格好がつかないし、自分の人生の道が閉ざされてしまうような気がする。本来、2年や3年繰り返し挑戦して合格を掴みとるものらしいが、私は今年必ず受からなければならない。そうしないと自分のプライドが許さない。これまで私は勝てる勝負しかしてこなかった。しかしそれには、必ず勝てるような下準備をしてきたことも確かだ。今回私はそれを怠っていたように思う。受験の準備として仕事をセーブするために転職し時間はあったが環境の変化などに自分の気持ちや体がついて行かなかった。しかしそれも全て言い訳。やっている人は当たり前にやっていることだ。それを怠ったせいで大切なチャンスを逃したのだ。
勝負はあと3回。絶対に負けられない。私の人生、こんなところで終わらせられない。
終わらせないで
今この時。
今この瞬間。
恋が止まってしまう。
高鳴る足と心臓が
うるさくて。
私、私。
脳みそがグツグツ煮られてるかのような、
血が沸騰した感覚。
あ、あ。これはダメな恋。
でも好きは止まらない。
罪だと分かっても、
この甘さに酔いしれたくなって。
なんて香りを放っているの。
くらくらしちゃう。
勝手に自分の人生を終わらせないで
まだまだこれからだよ
終わらせないで
ハガレンとかの、まだまだエドの旅を見たいなぁという「終わらせないで」
鬼滅の、転生オチで締めくくり、まるで結末を一義的にするような「終わらせないで」
ニセコイの、無理やりタイトルに収束させるような「終わらせないで」
[終わらせないで]#01
╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌
『ママー!』
思いっきりハグをして
『パパー!』
楽しげに腕を組んで
『兄ちゃん!』
小さなことで喧嘩して
…あぁ
もし私が大人になってしまったら
こんな楽しい日常が終わってしまうのかな…?
なら、子供のままで居させてください
どうか…"終わらせないで"…
╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌ (小さな時の私より)
「終わらせないで」
映画のワンシーンには、女性が付き合っている男性へと向ける悲痛な想いのたった一言として、「終わらせないで」と確かに言っていた。
それの影響あってか、エンドロールが流れている今、確かに思うのだ。「終わらせないで欲しい」と。
実に強欲で、影響を受け過ぎていて、大の大人が何を言っているのだと鼻で笑われそうではあるが、確かにそう思ったのだ。
このこの気持ちを隠すように、気付かないふりをするように、私は次の映画を手に取った。
それが20代の頃の生活だった。
今更になって若かりし頃の生活を思い出したのは、未練があったからなのか、歳故なのかは定かではない。
過去の自分が見れば「過去に縋っている男」として冷ややかな目で見るのだろう。だか、この歳にもなると過去の幸せを思い出して、ささやかな酒のつまみにはなるものだ。
きっと、昔に比べて随分変わったのだろう。私も、社会も。
私は20代のあの頃に比べ、顔に沢山のシワが出来たし、覚束無い足取りになった。
社会は止まることを知らずに回り続け、自身が周りと同じように歯車になっている内には変化など、気付きもしなかった。しかし外れてみてようやく気付くのだ。社会は大きく変わっていたのだと。
それを気付いた時には、なんとも言えぬ虚しさを覚えた。私は自覚することも気付くことも無かったが、きっと私自身も社会も、変化はいつも内側からあったのだろう。
目まぐるしく変化し、始まって終わっていく世界で「終わらないで」と不変を望むのはきっと無理な事だろう。映画で見た愛も、甘酸っぱい恋も、ニュースで見かける流行も、いつの間にか始まっていて、いつの間にか終わっている。
人生という長きに渡る道のりで気付いたのは、たったのこれっぽっちだった。
命よ、終わらないで。と心臓に向かって言ったところで、所詮は終わってしまう。醜く生に、一抹の希望に縋るよりはこちらが手放す勢いで暮らした方が幸せなのだ。そう思うことにして、私は終わらされる側ではなく、終わらせる側になれるように。と病室で隠しておいたビールを密かに飲んでいる。
人付き合いはギブアンドテイク
それが成り立たなくなったら
天秤がどちらかに傾いたら
終わりにしたほうがよい関係性に生まれ変わる
だけど
終わらせたくない
終わりにしたくない相手の場合
どうしたらいいのか
強気になることも
忘れる勇気も出ないまま
また夜が明ける
旅行終わりに体調を崩したのでキープのみ。後日回復してから書きます。
──お題:終わらせないで──
私はアンカーではなかったらしい。
新しい背中が遠くで待っている。
#終わらせないで
ふと目が覚めると、
目の前に、かわいい寝顔。
思わず見惚れてしまう。
しかも、あったかい布団に、
覚め切らない体。
まだまだ眠れるのに。
タイムリミットがあるから
この時間が、より貴重になる。
今日がお休みだったらいいのにな、
と心から思う。
この時間を、終わらせないで。
目覚ましが鳴る少し前。
「終わらせないで」
食べ物を買い込んで、国内、、海外とわずドラマを一気に動画サイトで見るというのが、私の休みの楽しみだ。
日本のドラマは11話で終わることが多くて、どうしても物足りない部分が出てくる。ただ、描ききれないところは、自分で考えたり、スピンオフなども配信があったりして楽しませてくれる。
ドラマは自分の知らない世界に導いてくれるし、ときめかせてくれるし、サスペンスの考察も楽しい。
最終回が近くなると、いつも思うことは同じだ。
終わらせないで!!!
作者様、製作者様!!どうか、長く続けてください!!
という事だった。
なのに私は懲りないのだ。
最終回を迎え、寂しくてロスになりながらも、また私は新しいドラマを開封していく。
私は、懲りないのだ。
終わらせないで
願うこと、叶えること
希望を抱くこと
そして、夢を見ること。
誰もがいつも、完璧じゃない。
自分が、我慢すればと
笑ってやり過ごす時もあるだろう。
けれど、どうか
終わらせないで。
荊棘に囲まれたその先に
あなたの願いや夢が咲いている
時もあるだろう。
手を伸ばせば、傷を負うかもしれない。
そんな時、あなたなら…どうする?
荊棘を切り開いて進むのか
夢の蔓がコチラに伸びるまで待つのか
背中に翼があればと、鳥たちを羨むのか。
それとも、そこを終着点にしてしまうのか。
あなたなら…どうしますか?
【お題:終わらせないで】
終わらないでと思うことは
最近はあんまりないかも。楽しい時が終わってしまう時は、そんなことを思いそう。
逆に、早く終わらないかなと思うことは多い。渋滞とか、嫌な人の近くにいる時とか、仕事とか。こう書いていくと、楽しくない時間の解説ばかりが出てくる。
そう考えると、楽しい時はあまり解説の言葉を必要としない。逆に、早く終わって欲しいとか楽しくない時は、たくさん言葉にして、愚痴ったりして、なんとか紛らわそうとしてる。
ということは、言葉の役割の一つとして、嫌な気持を紛らわすというのもあるんだろう。不幸な話ほど共感が高いのは、そういうこともあるのかもしれない。