『終わらせないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方と俺の物語を終わらせないで,
席替えをして貴方と近くになれたのに他の子ばっか頼って,
もうこの物語を描き始めて1年が経とうとしている。
貴方の笑顔、貴方の声、貴方の顔全てが愛おしい。
こんなに思っている、
だからこんなにすぐに物語を終わらせないで
1日目テーマ;終わらせないで
満天の星。唯一の友を失った私に与えられたのは、いっそ憎たらしく感じられるほどに美しい夜空だった。
彼女と屋敷を抜け出した夜、昼間の大雨に濡らされたままの森、その草原に自分たちが濡れるのも構わず横になって星座を眺めたのは何年前の話だったか。月、そして星々の柔い光に照らされる草花で冠を作ったのはどの夜だったか。
呪われた私を「月の魔女」と呼び、隣にいてくれた彼女を失った私は、どう生きればいいのだろうか。
逞しく優しい少女。私よりこの世界に生きている年数は短いのに、私に手を差し伸べ導いてくれた少女。身体に魔石が埋め込まれ、それが寿命の物差しとなる種族、宝石飼いの一族。その一族の生まれである彼女は、人に囚われ生きる私に世界を教えてくれた。
魔法使いと宝石飼いの一族の両親を持つ忌み嫌われた混血。中途半端な存在である私の手を引き森に連れ出し「君の好きに生きなくちゃもったいないだろう?」と笑った彼女。今でも忘れられない出会いの記憶。
主人の元から逃亡し、世界中を歩き回った。
時には美味しいものを食べ、時には面白い芸を見て、時には仕事を受け、時にはトラブルに巻き込まれて。
そろそろ主人に見つかってしまうだろうか。そう彼女が瞳を曇らせ隠居を提案してきた頃だった。
宝石飼いの一族。身体に埋まった魔石を代償として砕き魔法を使用できるその一族は、裏では高値の奴隷としても取引されていた。そんな仲間が裏路地に連れていかれるのを見た彼女は、彼らを解放しようとして、自爆で身を滅ぼした。
私が、昼間に普段よりも多い魔力を使っていなければ、きっと彼女も死ぬことはなかった。
奴隷たちを転移させ、最後の最後で魔力が尽きなければ。彼女が私を囮に逃げてくれれば。
「どうして、魔力を持って生まれたボクらは魔法を綺麗な形で使っちゃダメなんだろうね」
初めて見た、泣きながら諦めを見せる彼女の顔。数刻前に、私が見た彼女の最期の表情。
彼女の身が爆ぜるのと、私が奴隷たちのいる彼女と出会った森に転移させられたのは、一瞬の差は生じたがほぼ同時だった。
夢のような時間は終わりを迎える。呪われた血の魔女。魔物と同じ青い血液が全身に巡る私は、どうしたって世界に溶け込むことができない。呪いのせいにして、避けて避けて避けて。彼女に甘え縋って。その結果、彼女は、最愛の友は命を砕いた。
強く噛み締めた唇から伝う青。どんな原理なのか黒い髪の一部が疎らに夜空の輝きを真似て放つ青。
彼女のいない世界で、私はもう生きたくない。けれど、彼女が生まれ変わり再びこの世に生を受けるのなら。彼女が、涙を流すことのない世界にしていたい。
まだ、終われない。終わってはいけない。ああ、だから、お願い。重ねる贖罪の中で、どうか、どうか。呪われた私の身体で、きみを救いたかったと後悔させ続けて。
『終わらせないで』2023.11.28
終わらせないで、と誰かが叫んでいる。
それが誰かは分からないが、常に自分の傍にいたような気がする。
仕方がなかったと言い訳のように唱えれば、その誰かはまた、終わらせないでと叫んだ。
なので、また仕方がなかったと自分に言い聞かせる。
もらい事故のようなものだったのだ。それは。
たった一つの小さな力だったが、傷口は深くジクジク傷んだ。
終わらせないでと叫んだ誰かは、悲しそうに恨めしそうに睨んでくる。
いまさら、どうすることもできない。
子曰、君子貞而不諒。という言葉があるが、短絡的でない君子になれるほどの余裕は自分にはない。
頑なにその声を聞こえないふりをしていると、誰かはついに諦めたのか声をあげなくなった。
そうなると、急に言いようのない消失感に襲われる。
ごめんと謝ったところで、その誰かは応えてくれないし、気配すら感じることもできない。
後悔先に立たず。
細かなことでなく、大義を信じればよかったと後悔したときには、もう遅かった。
まだその糸を切らないで
たとえどんなにこんがらがっていても
どんなに色が変色しても
どんなに千切れそうになっても
自ら糸を切ろうと思わないでほしい
だってそうだろう?
その糸だからこそ結べる何かがあるはずなんだ
見つからなかったとしても
結べる所を作ればいい 生み出せば良い
大丈夫
君の糸はとても綺麗だよ
お題『終わらせないで』
終わらせないで
言ってないこと
伝えきれてないこと
沢山あるんだよ
一緒に行きたい場所もあるし
美味しいものも食べに行きたいし
まだ、見せてないものが
沢山あるんだよ
神様
お願い
まだ、終わらせないで
お願いだから
強く願っていたのに
どうして、、、
神様、お願い
私の心の中にある思いだけは
終わらせないで
お願いだから
この関係を今終わらせれば、あのメンヘラから逃がせると思ってたんだ
これまでずっと、クラス違ったのにさ、今年同じクラスになれちゃって。もしかしたら、修学旅行も同じ班で、同じ部屋で、マスクももうしなくていいからさ、余計きみの笑顔がキラキラして見えて、未練引きずってさ。だっさいなって思うけど、あのままだったらわたし、いよいよ終わってたよなって
下の名前で呼んでって言ったきみ
「ふたりのときだけね」って返したわたし
実はデートの時何着たら良いか悩んでたきみ
知らなかったから嬉しくってもだえたわたし
「クリスマス空いてる?」ってさりげなく聞いてきたきみ
「今この瞬間埋まりそう」ってこたえたわたし
オンライン授業の間に電話かけてきて、「〇〇不足だよ」なんて珍しく言ってきたきみ
テンパってzoomから退出しちゃったわたし
あーあ全部覚えてら
「終わらせないで」って、あの日一言言ってくれてたら…
まあ君に限って、わたしの思うとおりの行動なんかするはずないんだけどさ。
いまだに頭文字打つだけで、変換候補の1番上に来るきみの下の名前
ねぇ、わたしいま頑張って男の人と付き合ってるんだ。でも、だめだったよ。全然好きになれなくてさ。ああ「終わらせないで」っていうのはわたしだったかな。でもきみは最高にかわいいからさ、最高にかっこいいからさ、素敵な人に会うんだろうな。
また付き合ってくれなんてワガママ言えるはずない
だって、終わらせるべきだった。後少しで手が出るところだった。何度も、何度も、何度も、手を出したかった。気持ち悪いよな。でもきっと君は、優しい人だから、わたしの手を取ったんだろう?わたしのこと、恋愛的に好きじゃなかったろ?
わたしはすきだったよ。自分でも自分に引くくらい好きだったよ。でも、それに気付いたのは最近だったりするんだ。
ねぇなんでさ、別れよって言った後で、あんなにイライラして友達にあたってたの??どうして、今もわたしを下の名前で呼ぶの?言葉数が少なすぎるんだよ。「〇〇が別れたいなら」って言ったよね?君の気持ち、あの時ちゃんと聞き出せてたら。まだ続いてたかな?
ねえ違うじゃん
勝手に終わらせないでよ!
"元"恋人は何も言わず出ていった
離れて1ヶ月
まだ忘れられない
そういえば
離れる1週間前くらいから
「ありがとう」
が増えてた気がする
感謝されていたのに
悲しそうに微笑む顔しか
頭に浮かんでこない
……なんで
あの人の妹が
「亡くなりました」
そう告げた
終わらせないで
今のような楽しい、
幸せな時間、日常を大切な人と居る時間、
みんなで笑い合える日常が
これから先も続いたらいいのに
いくらこの先どうなっても
この日常だけは誰かの手によって
絶対終わらせないでほしい。
永遠にー。
「完治する可能性は、低いです」
その言葉は、あなたをどれだけ傷つけただろうか。
でも、自分の手で自分の人生を終わらせないで欲しい。
分かってる。貴方がどれだけ傷ついてきたのか、頑張ってきたのか。
それでも、私は自分勝手に言うんだ。
「あなたの人生を、あなたの手で終わらせないで」
終わらせないでよ。まだ、ごめんなさいも言ってないのに。ありがとうも伝えてないのに。
「今までありがとう」
そう言って真哉は、この家を出て行った。何が悪かったのか、何を治せばここにいてもらえたのか、何度も何度も考えてたらキリが無くて。
布団に入って泣きじゃくるような生活を繰り返してた。真哉と、撮った写真をずっと眺めて、ごめんなさいの練習をしてた。どうやったら真哉は帰ってくるかな。そう考える日々。
何も言わなかった。真哉はありがとうだけ言って出て行ったから、どうすればいいかわからない。ずっと真哉が帰ってくる方法を考えてる。
だって、終わりにしたくないから、私の恋は終わったんだって思いたくない。ずっと過去に縋ることが醜いことだと分かっていても、真哉に帰ってきて欲しい。その思いは本物で、自分の部屋で毎日叫ぶ。
「終わりにしないでよ!」
こんなに弱るのが早いとは思わなかった
注射をすれば、まだしばらくは元気でいられると思ったのに
神様、お願いだから、まだこの子の命を終わらせないで
親友と遊んでいた。
変化に気づけなかった。
簡単に離れていくことにもっと早く気づきたかった。
さよなら青春。
僕は君の親友になれなかった。
「終わらせないで」
遠距離の彼と2ヶ月ぶりに会えた。
3日間の期限付きで、、
2ヶ月分の想いは、私の中で埋まらなくて。
最後に言った、「私はこの感じで来年1年会えないのはしんどいかもしれない。」と。彼は泣きそうだと言った。
ごめんね。最後にこんなこと言って。
飛行機に乗る時「じゃあ、またね、。」とハグをしてくれた
あなたが愛おしい
この関係も、あの3日間も、どうか終わらせないで。
「終わらせないで」
あきらめないで
悔しいままで
うつむかないで
悲しいままで
努力してきたこと
無駄なんかじゃない
全部身について
力になってる ほんとだよ
出来ることはもうない?
全部ぜんぶやり尽くした?
捨て鉢に終わらせないで
最後まで食いついて
やり切って笑って、
そして大きく踏み出そう
「終わらせないで」
#259
終わらせないで
秒針が進み、夜景を作っていた光は消え、私たちの街は眠りにつこうとしていました。
返していないメールが溜まっています。学校に行かなくなってから半月ほど経ったでしょうか。
私は、幼なじみの麻里の家に来ていました。親から電話が来たときも、教授からレポート提出の督促メールが来たときも、知人からのLINEが来たときも、ずっとこの家で生活していました。
あのとき、麻里が電話をしてくれなかったら。私はここにはいませんでした。あのとき、麻里を泣かせた男がいなかったら。私は麻里の家を知りませんでした。
麻里は私の顔を見た途端抱きつき、はっきりと「死にたい」と言いました。私は麻里のことを尊重したかったから、それに応えました。
友だちとしての責務を果たしたあと、急に人恋しくなってしまったので、麻里の手をずっと握っていました。麻里はまだ温かくて、このまま残しておきたいなと思ったので、麻里の手を冷蔵庫に入れました。
次の日は大丈夫だったのに、だんだん崩れてきたそれを見て、このままじゃいなくなってしまうと思ったので、1番下のところを切って、切って、切ってを繰り返しました。
なぜだか電気がつかなくなってしまって、麻里は変な色になってしまいました。とても悲しくて、涙が止まりませんでした。
爪とちょっとの肉になった麻里は、私の死にたいを叶えてくれませんでした。
"終わらせないで"
──〜♪…
夕食も、シャワーも済ませた後、フルートを出して軽くワンコーラスを演奏する。
フルートを持ったのは久々だ。最近はやる事が多く、フルートを吹くどころか、触る暇すらなかった。
──良かった。音、最後に吹いた時と変わってない。
息をフルートの中に送り込んで音が出るまで心配していたが、杞憂だった。相変わらず、奏でているこっちがうっとりしてしまう程綺麗で伸びやかな音色。
ここまで触らなかったのは久方ぶりだ。けれど『音色が変わったんじゃないか』という心配は、フルートをもう一度触ったあの時には無かった感情。
──こんな俺でも、まだまだ変われるんだな。
曲の最後の一音を奏でて、フルートを離す。机の上に、開きっぱなしにして置いていたケースの中からクロスを取ろうと手を伸ばした時。
「みゃあ」
ケージの中にいた子猫が、開け放っていた扉から外に出て、足に擦り寄りながら鳴いてきた。
「みゃあん!」
「うおっ」
俺の顔を見上げて一際大きな鳴き声を上げ、驚いて少し身を引く。
──『止めんな』って言ってんのか…?
不思議そうに子猫と目を合わせる。そして数秒後、口角を上げる。
──俺も、吹き足りねぇ。
再びフルートを口に当てて、吹く体勢を作る。
そして、先程とは別の曲を吹く。ワンコーラスだが、軽くではなくしっかりと。そして先程より吹きごたえがある曲を選んだ。
ちらりと横目で子猫を見ると、座ったまま動かず、大人しく聴いている。
──小さくても、綺麗な音は静かに聴きたいんだな。
猫は聴覚が人より優れているから、俺の奏でる音がどう聞こえているのか分からないが、少し嬉しい。
──なら時間が許す限り、たくさん吹いてやる。調子に乗るなんて柄にもないけど、俺だってたまにはいいだろ?
そして本当に、時間が許す限りたくさんの曲を演奏した。
時計を見て、慌ててフルートをケースに仕舞ってベッドの中に滑り込むように入ったのは、それから数時間後の話。
終わらせないで
長年、自慰行為を、していて、2ヶ月くらい、オナキン、していて、今日の、お題が、終わらせないで。続けますよ?
終わらせないで
LINEが終わってしまった。ショップに行って認証すると言って継続してもらった。
今年ガラケーからスマホデビューした。それが最後のガラケーサービスで今年いっぱいで終了だった。
ガラも終了しないで電話専門にしたい。スマホは電話よりアプリ専門になってしまっている!何本も電話に出ていない!
来年からAM放送が順次無くなる。経費が嵩むかららしい。FMに移行するらしい。たくさんあるAMラジオはどうすればいいの!ブラウン菅TVと同じ運命かな!一斉に捨てられると困るからお家の飾りかな?
何年かたったらアナログレコードみたいに復活したりして!
アナログカメラみたいに首からぶら下げようかな!おしゃれ~♡って!!
71作目
最初の、バッテリーのバカデカイ携帯電話が欲しい 徳博😀
もし神様がいたらきっと僕らで遊んでいる。もしもそうじゃなかったらこれは一体なんだろう?僕の前で人が死んでいる。「大丈夫ですか!!」その人に触れたとたん頭にヒビが入るような痛みが走った。何かが流れ込んでくる。「誰かの記憶?違う…僕の記憶だ…」僕がこの人を殺したんだ。ひひ…なんだそんなことか、さっさと次の獲物を見つけなきゃ…「きゃー」あちらこちらから人が叫んでいる。「何十人も死んでるぞ」グサッ…パタンまた一人もう一人…あー楽しい終わッてほしくナいな~。
もしモ神様がいルならお願いです。
「この楽シいコノ幸福な時間ヲドうカウバワナイデクダサイ」
[終わらせないで]#7
『終わらせないで』と、君が言うから、走り続ける。
けれど、走り続けていることが本来の目的のように感じられてしまって、肝心な『叶える』には、どんどん臆病になっていく。
けれど、まだ言うから。
君が、『終わらせないで』と。
もしかしたら、言わせているのは、僕なのかもしれない。
…ただ、僕が望んでいるから言っているだけなのかもしれない。
終わらせたくない君が、僕が、かけた目覚まし時計が、鳴る。