『窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓から見える景色はどんな景色ですか?
小さな女の子は言いました。
青く綺麗な空と。
青年は言いました。
晴れの日だと
おばあちゃんはいいました。
もう拝むことさえできなかったと。
死人は言いました。
もう何も言えないけどね。
私は
ここから見える遊ぶ子供たち
ここから見えるきれいな夕焼け
ここから見える初雪
ここから見える日の出
この窓からしか見たことはないけれど
いつも元気を分けて貰った
これからは色々な窓から見てもらって元気を分ける番だ
〘 窓から見える景色〙
この窓から見える景色も、
昨日までは君と一緒に見れていたのにね。
私の家の窓からは、色んな家の屋根とかマンションとか、空とかが見える。
別に面白いものが見えるわけじゃないけど、私はその景色が好きだ。
それはきっと、ずっと一緒に過ごしてきたからだろう。
窓から見える景色
窓から見える景色。
暗闇に光る無数の星を見上げて君は何を思うのだろう?そっと息を吸ってみた、心のなかに閉じ込めていた何かが疼いた。もう一度君に会いたい。叶わぬ願いだとわかっているけれどその想いは今も消えないままでいる。
この無数の星が君にも見えていますように
窓から見える景色
目をあげると
通りに面したラウンジから見える
窓ガラスの向こうは広い舗道になっていた
西向きなのに
天井まである大きな窓のせいでとても明るかった
目の前は建設現場だった
よく見るとあちらこちらで建築作業が行われていた
ここは病院通り
大きな病院や薬局が建ち並んでいる
これからまだ病院が増えるようだ
なにか釈然としない思いがする
病人を作っては金を吸い込んでゆく
そしてその金はより豊かな者にのみ還元されてゆくのだった
病人を作り搾取する経済が出来あがっているのだった
富める者がより豊かに
貧しき者はより貧しく
病める日も
貧しき日も
人の欲の分だけ
まるでネズミ講のように物は増え続けるのだった
健やかなる日も
富める日も
人の欲の分だけ
その富の中で幸せに生きる者は増え続けるのだった
それがこの国の幸せの形なら
名も無き者の詩う歌など誰の耳に届くのだろうか
病院の窓から見える景色は
今日も青い空に覆われていて
希望が胸をナイフのように切り裂くのだ
空は、いつもそこにあった。部屋の窓を開けると、自宅のベランダと隣の家の屋根が見える。電線は見えないが、物干し竿が視界に入る。
そうやって幾つかの障害物に遮られて複雑な形に切り取られた空がそこにあった。
先日まで群れをなして行進していた奥行きと陰影を持った入道雲はようやく長い栄光の季節を過ぎて、勢力を失ったようだ。今はうっすらと漂う羽衣のような雲があるばかりだ。
「洗濯物干さなきゃ」
何もないベランダを見てひとりごちた。
寝転がって逆さに見ていた景色を戻し、一瞬目に入った部屋の散らかりは見なかったことにして起き上がった。
思えば窓を開けて外の景色を眺めるなんて、しばらくしてなかった気がする。起きたときには30℃近い暑さの日々が続いて、家にいる間はずっと窓を閉めてエアコンを点けていた。
洗面所に行き洗濯機を開けると、すでに洗濯は終わっていた。これから洗濯すると思ったでしょ。朝は割と働き者なのだ。ワタシ、エライ(はくしゅ)
窓を開けてベランダへ出る。働き方改革のおかげで会社もゆるくなり、在宅ワークが定着した。毎日洗濯ができれば二人分の洗濯物なんてたいした量じゃない。5分と経たずに干し終えて部屋に戻ると、スマホにLINEが入っている。
「おはよう、ゆっくり眠れた?洗濯物、忘れないでね」
あー、えーっと、忘れてた。
ワタシノパートナーハハタラキモノナノダ。
エライエライ(はくしゅ)。
ずっと、見てみたかった。
あの窓の外に広がる世界を。
ずっと、行ってみたかった。
あの窓の、外側に。
すぐそこにあるのに、伸ばした手は届かなくて。
いつも、ずっとずっと遠いところにあって。
憧れていた。
あの日1度だけ見た。
あの蒼に。
窓から見える景色
どこにでもある家と道路くらいしか見えない。まったく、俺の人生のようにつまらない景色だ。
どこか景色のいい場所にでも引っ越したいものだがそんな金はなく、俺は一生このどうでもいい景色のような人生を送るのだろうな。
それにしても最近は蚊がえぐい。涼しくなったから蚊が大量発生している。まぁ大量発生といっても実際は一匹殺してもまたわいてくる程度だけど。
寝てる時に耳元で、起きている時も視界にいたりする。風通り良くするために窓を開けて部屋の扉を開けてるのが原因だ。
だけど窓やドアを閉めるとさすがに暑くなる。だから開けざるを得ない。蚊がいなくなるスプレーを使っても窓やドアが開いてるから効果がない。
こうも蚊がいるといっそ夏のほうがましだったとすら思えてくる。過ごしやすいのはいいけど嫌な季節だ。
→短編・窓の景色で気分上々
話の流れで友人と遊ぶことになった。駅のコンコースで待ち合わせ。
彼女の姿を探すも、まだ到着してはいないようだ。通りに飛沫をあげる雨が降っている。思わずため息。吹き抜けのコンコースに雑踏と雨の音が反響する。
どんより曇天、雨の空。足元は濡れるし、湿度で髪はうねるし、あまり宜しい気分ではない。
街行く人も何処となく沈んで見える。
「ごめんごめん、待った?」
「いま来たところ」
そんなやり取りもそこそこに私たちは通り向こうの商業ビルに行くことになった。雨を避けて遊ぶにはちょうどいい場所だ。消極的な消去法。
雨の下、二人で傘の花を咲かせる。
私は友人の傘が新調されていることに気がついた。「それって……」
彼女は傘の柄をぐるっと回した。「懐かしいっしょ?」彼女のパステルカラーの傘には、一角だけビニールの窓がついていた。
傘の視界不良を防ぐための窓付き傘は、子ども用こそ見たことがあるが、大人用は初めて見た。
「しかもこの窓、見て」
私は友人の傘に顔を突っ込んで窓から向こうを覗く。「世界がピンクだー」
ビニール窓は仄かにピンクで、曇天も相まって、私にくすんだピンク色の世界を見せた。
いつもの景色が古い映画のよう。雨はフィルムのノイズで、通りを行く人も雨に光る歩道も物語の世界みたい。
私もこの物語の一部だと思うと、何か気分が上がってきた。
「何かちょっとキュンってならない?」と、友人に問いかけられて私は大きく首を縦に振った。
「なるなる! この窓を通して動画を撮れないかなぁ?」
「おっ! やる気ですなぁ。そこの公園で踊って、動画をバズらせますぅ?」
目的地変更。積極的に攻めて行こう!
流行ってる曲とかダンスを相談しながら、意気揚々と私たちは公園に向かった。
テーマ; 窓から見える景色
朝起きて、窓をあける。
外の涼しい空気が差し込み、体を目覚めさせる。
最近外は涼しくなってきた。
外よりも部屋の空気の方があたたかい。
ああ、僕の部屋には夏がまだ居残りしているんだな。
そんなことを思いながら、今日も朝の支度を始める。
窓から見える景色
お家が沢山立ち並び
少し遠くには
マンションが連なっている
朝5時に起きると
その少し遠くのマンションの一角
いつも電気が
煌々とついている
お部屋がある
今朝も点いていたので
なんとなく安心した
✴️161✴️窓から見える景色
《窓から見える景色》
木々 日差し 青空 鰯雲 キラキラ 時々通る乗用車 道路の電柱でだるまさん転んだする子ども……って、マジで全然いなくなったよね ピザかウーバーの配達員 ネコのマークの運送の車 陽光を反射するアスファルト 電線のスズメ ボンヤリしてるヤマバト 慎重に道路をわたる野良猫 お向かいさんの家の佇まいが静か
窓をあけ
首だけ外にだしました
外は黒く
小雨もふっています
首をひっこめ
黒の断片に手をのばし
小雨をつかもうとしました
その冷たさを手のひらに取り
ぼくはひとこともしゃべれずに
景色をさがすのです
黒が問いかけてきます
コレガ ノゾミダッタンダロ?
それはちがいます
コレガ セカイノスベテダロ?
そんなのはいやです
ジャア ドウシタイノサ?
それならば 多くをのぞみはしないので
だからどうかお願いします
もうすこし ぼくの景色に色をください
窓から見る景色はいつもと変わらないんよ!
ふと思い出にひたった時
景色は過去の想い出を映し出していたぬぇ
映し出していたと言うより頭の中の話です◝(⑅•ᴗ•⑅)◜
とほほ(*´﹏`)
#窓から見える景色
習い事行きたくないな
学校行きたくないな
仕事行きたくないな
車の窓を流れていく景色って
そんな言葉といつも一緒にいる
窓から見える景色
私はずっと好きな景色がある。
とてもきれいで美しい空と壮大な山がある景色だ。
届きそうで届かない、雲を見ていた。
ねえ。お姉さん。そっちの世界はどう?
こっちの世界は汚れているよ。様々な感情で。
母さんはずっと酒を飲んで暴れているし。
父さんは女遊びをしている
私もそっちに行っていいかな
窓から見える景色
窓の外の景色は流れていて
私のいる部屋は滞っている。
そのせいで空気も淀んでいて
息苦しい。
扇風機をつけて淀みを掻き回すと
窓から秋風が混ざり込んで
息苦しさを薄めてくれた。
窓から見える景色は
トンボが気持ち良さそうに飛んで
青々とした空が広がっていた。
窓から見える気色と
日向ぼっこしながら眠る君
雲が浮かんで秋の風が通る
夏の暑さが和らいで
凍える冬の前のひととき
起こさないようにそっと
君の姿を覗き見る
ガタタン…
ガタタン…
「あんたのとこはどうなの?
やってるんでしょ?
合鴨農法。」
「あー…
農薬はなあ撒かんでいいんだけどもなあ…」
「なに?」
「餌代がかかるからなあ…」
「田んぼの虫とか食べるんじゃないん?」
「それだけじゃあなくて…」
「へー…」
「肉は売れるんじゃがなあ…」
「鴨の?
あっ、売れるんだ!」
「きつねがなあ…」
「きつね!?」
「きつねが鴨を獲りにきよるからなあ…」
「!!?」
「電気柵で囲ったんよ。
それが高くついてなあ…
狐は高く跳ぶから…」
通路を挟んだ席に座る、気弱そうなおじさんと、そのおじさんと同じようなお年頃の快活なご婦人二人との会話に耳をそばだてるわたしを乗せて、電車は海沿いを走り続ける。
文明を遠ざけたら生態系が戻ってくるのかあ…
農家さんの大変な話なんだけど昔話を聞いてるみたいだなあ…
そう思いながら窓の外を見ていると、海の岩場で干し台をして、ワカメか何か、海藻を干しているおじさんを見つける。
遠くてはっきりはわからないけど、目があった気がした。
とたんにこんがり日焼けしたおじさんは、ワカメを干す手を止めて、大きく手を振った。
一瞬戸惑ったが、自分に振ってる気がしたので、こちらも手を振る。
わたしが振るとおじさんもうれしそうで、より元気に手を振る。
おじさんは電車が完全に通り過ぎるまで、手を振り続けていた。
なんだかうれしかった。
知らない人同士なのに、ちょっと仲よくなれたみたいで。
あのおじさんは電車が通る度に、目が合う人にああやっているのか、それともわたしを知ってる誰かと間違えていたり?
それとももしかするとわたしの席の側に他に手を振っている人がいたり?
電車はガラガラだからたぶんわたしだとは思うんだけど…
とある田舎の電車の中と外。
あの電車にはしばらく乗っていないけど
堅実に生きてる人たちの美しさよ。
みんなずっと元気でいてほしい。
「窓から見える景色」