『窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓から見える景色か、
一番最初に思い浮かんだのは雨かな。
朝起きて、
お姉ちゃんと窓の外の雨を見て、
2人で顔を見合せて笑ってた
練習中止だね!って笑
その後、今日は何しようかって考える瞬間が大好きだった
黒く萎れていた花が、鮮やかな紺色を取り戻していく。
背面に窓と書かれたカードの中で繰り広げられる再生の姿に、白い詰め襟の女と黒い山高帽を被る男は、安堵の息をついた。
「ロストチャイルドが、還っていったわね」
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夜の海に潮騒が響く。
ここは、思考の海の浜辺。
いつ訪れても夜の海が広がる景色の中で、二つの影が寄り添っていた。
影の一つ、白い詰め襟の女──初代は、やわらかな笑みを浮かべ、手元のカードに慈愛の目を向けた。
「随分、長い物語だったな…」
黒い山高帽の男──思考の海の番人は、静かに呟いた。
二人の間にあるカードの中では、紺色の花が風に揺れている。
「…本望、ですって」
紺色の花に還っていった彼女が残した最期の言葉だ。
やわらかな笑みを浮かべながら紺色のスカートを翻し、嬉しそうにそう言っていた。
「そうだろうな。何せ、彼女が…」
「…それを言うのは、野暮よ」
番人の言葉を遮った初代は、紺色の花が映るカードをそっと空にかざした。
「…助けてくれる大人が周りにいたのに、笑顔の仮面でそれを退けてしまった──」
彼女の過去。
「迷惑になるからと、人を頼ることが出来なかった──」
彼女が選べなかった選択肢。
「それを許してくれる人が現れるなんて──」
初代はカードを掲げながら、はらはらと涙を零した。
涙で震える肩を、思考の海の番人は優しく抱きしめた。
「癒されることは無いと諦めていたのに…運命とは、とんでもないものだ…」
思考の海の番人の言葉に初代は、何度も頷いた。
「ロストチャイルドは、みんな還っていった。俺たちに出来ることをしよう」
初代は涙を拭くと、紺色の花が映るカードをクルリとまわした。
カードの中の紺色の花が揺れ、背面の「窓」の文字も消えていく。
クルクルと回るたびに紺色がカードに広がっていく。
裏も表も全て紺に染まっていくその中で、金の花模様が生まれ、美しい輝きを放つ──美しいカードが生まれた。
「さぁ、いきましょう」
目元にやわらかな光をたたえながら、
初代は優しく微笑んだ。
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窓から見える景色
窓から見える景色
カーテンを開ける習慣が無くなったのはいつからだったろうか。
外界の光を遮る性能を持った遮光カーテンは素晴らしいとおもうのだ。
眩しい日中もゆっくり寝られるし、夜勤従事者にはピッタリだと思った。
久しぶりの日中を謳歌しようと窓を開けた。
久しぶの景色は随分とかわったなと、そう思った、
私が入院していた時には、看護師さんが『窓の風景を見ながら食べたら。』と、気づかって下さいました。
一人のごはんは、とても寂しかったです。冬になりかけの殺風景な風景でした。
イケメンの看護師さんに不覚にもときめきいていたなぁ~🎵✨️
担当が変わられた、ロスロスロス(。>﹏<。)だった😱
父が言っていた。あんずは、好きキライがハッキリしていると(-_-;)
自分でも、しんどくなるくらい、イケメン看護師さんに会いたかったもんwww
ダメですネ。(-_-;)天使のリハトがもし私に、あの病室に、コンコンと、ノックして来たらなぁ〰️。
私のピンクのもふもふのパジャマカワイイでしょう🎵と、自慢するの(*^^*)🎵 看護師さんのお姉さんもカワイイネ🎵✨️って、褒めてくれたんだヨ✨️ってさ。(*˘︶˘*).。.:*♡
今、川柳の句会で上手くいかないことが、数多あります…🥺
蒼さんが、言っていた通りに『自分で全力で頑張ったと言えるから,頑張ったんだネ~、私(;_;)
手術も術後ケアも、感染症対策は、めっちゃ、お母さんと一緒で大変だったもん。
いちいち、一つ一つに、ビビっていたもん!!看護師さん、さっき動いたけど、点滴の管大丈夫ですか〰️??😱と。
寝返り打っても白い壁だった。
昨日、ヘルパーさんと外出して、帰り道に父が遠回りの風景を見せてくれた。キラキラ光る湖畔と緑✨️
母は、早く帰ろうと怒っていた(-_-;)
窓の風景は、素敵でありますように🌟✨️
ーーあれから、もうすぐ4年が経とうとしています。『私、寂しいけれども頑張ったんだヨ、うん!』
終わり
空が果てしなく広がっている。
まだらに浮いている、白い雲の下から、青い、青い海水のかたまりと、豆粒ほどに遠い、人の生活の気配が見える。
身を乗り出す。
手のひらが吸い付くように窓ガラスに貼り付く。
無機質な片翼が、手前に見える。
窓は安全のために密閉されているから、どうやっても開かない。
この旅が無事に終わって、目的地に着くまでは、風も空気も感じることはできない。
この空の空気に触れることはできない。
でも、信じられないほど美しい景色だった。
雲が眼下に見える。
本当に上空の中を飛んでいるのだ。
隣の人が、奇異なものを見るような目で、こちらをチラリと見て、雑誌を投げ出しながら、席につく。
飛行機に慣れている人が殆どなのだろうか。
機内ではみな、端末で映画を見たり、パソコンを触ったり、眠ったり…
飛行機の旅はかなり長い。
みんな思い思いに過ごしている。
長い長い空の旅を有意義に過ごすには、そのような行動が正しいのだろう。そう思いながらも、窓から見える景色から目を離せずにいた。
窓の向こうには、何が広がっているのだろう。
青い空は、雲と一緒にどこまでも広がって、遠くの視界の端は白く霞んで、まだまだ続いている。
奥行きなんて、まるで感じさせない包み込むような空と、ゼリーの中の寒天のように立体的に佇む白い雲。
どこまでも広がる空に包まれ、白い雲の奥と手前に、判を捺した落雁のように広がる人工物は、滑らかで硬い存在感を放っている。
遠近感のスケールと果てしなさに、食い入るように、空の奥の奥に目を凝らす。
視界の限界が、空の白い果ての境界線に見える。
…その白い果てに、ふと、黒い影がよぎった。
空に対してはあまりにも小さく、でもここまでの距離を考えると、そうとう大きい。
それでもそれほど不自然に感じなかったのは、影の形が大きくて当然のものだったからだろう。
鯨だ。
大きな鯨が、空の果てで、身を翻して飛び上がっていた。
ここは空の上。上空何千メートルの世界。
鯨が息継ぎのために跳ねるといっても、ここまで跳ねることなんて不可能だろう。
でも確かに、白い空の果てに、黒い鯨の影が上空に躍り上がって、下空に吸い込まれていった。
見てはいけない、知られてはいけない秘密を見てしまったような気がして、慌てて、機内を見回す。
誰も窓を見ていない。みんな、自分の手元に、自分の現実に向き合っていた。
なんだかホッとして、窓から見える景色に目を戻す。
相変わらず、理解できないくらいの、美しくて果てしない上空が、窓の外に広がっている。
生き物はいない。
見えるのは、果てしない空と、人工物と、遥か眼下に広がる海と陸地。
空が、果てしなく広がっている。
雲が、果てしなく点在している。
右手は貼り付いたように、まだ窓ガラスを触っている。
窓は密閉されている。
視覚でしか感じられない景色。分厚い窓ガラスの触覚だけが、しっかりと感じられる。
窓から見える景色は、いつまでもいつまでも、ただの、窓から見える景色であり続ける。
窓から見える空は、深い青色だった。
窓の外から見える景色は最高でしかない。
だって目の前に、好きな人の家が見えるのだから。
元から正義なんて無かった。
幼馴染「お前って将来の夢とかあんの?」
私「うーんそうだな、"正義のヒーロー"かな?w」
幼馴染「まだ馬鹿みたいな将来の夢持ってんのかよ。相変わらず変わんねぇなw」
元から正義なんて無かった。
【カンカンカン】
【ドンッ、】
人生というのは呆気ないものだ。
生きているときに頑張ってたって、天国までそのお金や財産、地位や名誉を持っていけるわけでもない。
死んでしまえば全員同じ死体となるんだから。
頑張って生きてたって、寿命が特別延びるわけでもないんだから。
私「正義なんて無いんだね。そう、思わない?」
そう、私は冷たくなった死体に呟いた。
【窓から見える景色】
夢でみた
窓越しに昔の私
あの人に優しい罵詈雑言を浴びせられている
ガラス一枚向こう側で
過去の自分が傷だらけになっている
あの部屋には窓なんか無かったはず
つまりは夢だとわかる
四畳半ほどの部屋で膝を付き合わせている
私の恐怖が窓越しに伝わってくる
あの人が笑っていた
口のはしを持ち上げて笑顔を見せる
「さあ、やってごらん」
ああ、窓越しの私がゆっくりと口のはしを持ち上げている
しかしそれは全く笑顔にはならなかった
心臓がギリギリと音を立てる
ああ、もう、やめてくれ
過去とはいえ、これ以上私を傷つけないでくれ
助けようと手を伸ばして
ガラスは柔らかなビニールのように伸びるばかりで
一向に手が届かなくてもどかしい
拳を振り上げたところで目が覚めた
窓から見える景色
窓をあけたら、遠くには、山がそびえ、目の前は、お花畑が広がり、小川のせせらぎが聞こえる。
小鳥、りすなどかわいい小動物が遊んでいる。
さわやかな風。
何て、空気が美味しいんだろう。
夜になったら、満天の星空に天の川がくっきりみえる。ミルキーウェイという名前の通り、本当に、母乳がしたたるように見える。
何て、美しいのでしょう。
そんな、ありそうで、なさそうな世界を想像してみた。
そういえば、大好きな小説「赤毛のアン」のプリンスエドワード島は、こんな景色がみえるのかな。
窓から見える景色
どんな人が好きかと聞かれたら、電車で窓の外を眺めているような人、と答えるのはどうだろう。そんな使い所のないことを考える。電車に乗るたびに思う。いつ何時もスマホを見ている人が苦手だ。忙しくて、やりたいことが多くて、それをこなしている人は尊敬している。だけど、自分とは波長が合わないだろうとも思う。のんびりと、もう少し言えば、何を考えてもいい時間が好きなのだ。それを理解してくれる人と一緒にいたい。
最近では電車で何もしない人は少ない。ぼんやり立っていたら、スマホを覗かれたと勘違いして睨んでくる人もいる。必然的に、窓の外を眺めることになる。
ガタゴトと音を立てる車両が橋にかかる。夕日がきらきらと水面に映えていた。綺麗だと思い、でも水質は汚いはずだと思い直す。都市部の河川だ。川底には多くのゴミが落ちているに違いない。
水を見るというのは、物事を見ることの象徴かもしれない。浅い角度では表面しか見えず、覗き込むことで底深くまで見える。そういえば、水は屈折により実際より浅く見えるともいう。見えているようで、浅くまでしか見えていない。これは耳が痛い話だ……。
そんなどうでもいいことを考えながら、今日も僕は帰り道を行く。
地元にいたときは窓の外の景色に何とも思わなかった
進学して都会に住むと、窓の外の景色は当然違う
同じ空のはずなのに全く違う
都会の空を見上げているはずなのに
その景色の奥にはいつも見ていた空が見える
これが懐かしいという感情なのかもしれない
#窓から見える景色
額縁の外に
広がる世界は
色を変え時と共に移り変わる
そこには何ひとつ
同じものはない
そこに置き去りにしたものは
心だけで
やがて消えて記憶の中に
思い出として残るだけで
窓を隔てた外の世界から
私はどう映っているのかしら
外から見える私はどう変わっているのだろう
今は秋 儚さと鮮やかさの中で
ふと感じる寂しさに
窓の向こうにキミを思うのは
いつまでも消えない
愛しさの中の景色
窓から見える景色、揺られながら見えて、
恋しくなる、故郷を後にして新居にへと向かう
電車に乗りながら、駅弁を食べて、ゆったりと
気持ちを切り替えて、新生活について考えて、
人知れず、後悔と未来への期待を抱きつつも、
両親をおいて、出て行った事は、別にどにでも
なるだろうし、だか、あの子だけは、一緒に、
来て欲しかったな、怪異だからと言って断った
僕には悲しくてしょうがなかったが、いつでも、
帰って良いと許可を貰ったので、会えるようには
なったが、それでも、毎日の何か物足りなさを、
感じる羽目になってしまうのは、現実だとは、
思いたくなかったな。
"ぽ……ぽ……ぽ!!"
あぁ、八尺様、貴女が愛おしいのに会えないのは
同じ人ならざる者として悲しいです。
僕は、九尾の狐だから、化けれます。
貴女の側でいつまでも、居たかったな。
また、夏に来ますね。
翻訳
"あのね……また……絶対に会いに来てね!!"
窓から見える景色
浜辺から眺める波
感傷をしまい込んだ箱の
ふたを開けようとする
窓から見える景色
小学生の時学校の窓からみえる富士山が好きだった
曇りの日には見えないから
すっげー晴れてる日によく見える
だから晴れの日が好きだった
この後に晴れの日と富士山で
お父さんがしんじゃった的なトラウマがあって
雨の日が好きな女の子とのお話を書こうとしたけど
なんか難しいからやめぴ
人はいつも切り取られた窓から見える景色だけで
世界を見ている
─窓から見える景色─ #75
美しとふたご烏帽子と
蓼科の丸いあたまと浅間のけむり
在りし日の父がいた庭小菜園
慈しまれた陽だまり安穏
♯窓から見える景色
#窓から見える景色
その日は国語のテストだった
教科書をしっかり読んでいれば簡単で
時間を持て余した私は窓外に目をやった
学校の道路向かい 見慣れたシャッター付きの家
作業服姿の祖父が材木を担ぐのが見えた
あと一時間で休憩に入るはず
給食で食べきれなかった冷凍みかんを
ランドセルに仕舞い込む
時代劇を観ながら半分こして食べるんだ
窓から見える景色を、それが世界の全てだと信じてはいけません。
そこからは見えないものがいくらもあります。あるいは、そこには精巧に描かれた絵が釣り下げられているだけかもしれません。
今世の貴女は、ものを信じやすい気質がおありですね。
それでも最近は、ご自分の見ているものが現実ではないかもしれない、現実であっても恣意的に切り取られたものかもしれない、そう考えるようになってきました。
全てを疑え、とは申しません。
信じることは、貴女の美徳の一つです。
けれど、ものごとを平らかな目で見ることも同じく、大きな美徳の一つなのです。
─── 窓から見える景色 ───
変わらない様で少しずつ変わっていく