『窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓から見える景色
雲は流れいろんな形に見える
鳥は飛ぶ
あぁ 自由に羽ばたきたい‥
色んなビル、家が見える
外の手入れしてる
働いている
家族と遊んでいる
いろんな光景が見える
生きてる感じがする
〈窓から見える景色〉
「ねぇ 起きて!見てみて!」
「虹が出てるよ!」
「うーん、、あっ!ほんとだ!」
「すごーい!綺麗!」
〜10年後〜
私は引っ越した。
「うゎーあ、おはよう、お母さん」
「ねーほらみて!虹が出てるよ!」
「あっ!ほんとだね!」
窓から見える景色
いつも空を見上げていた
今日は青空
今日は曇天
今日は雨降り
かわりばえないようで
毎日少しずつ違う景色
僕は
いつも空を見上げている
夜の街に恋をする
あなたはいつも
おかえりやお疲れ様を
疲れた心に伝えてる
光り輝く夜景は綺麗だけれど
ふんわり灯る優しい心に
触れてみるのも良いかもしれませんよ
滑走路を猛スピードで走り、地面から離れ、少し前まで住んでいた街にさよならを告げる。雲を突き抜け、乱気流のなか、飛行機になんて乗り慣れていないわたしは、ああ墜落しなければいいな、なんて他人事のように思った。
とんでもなく、あっけなかった。日常が壊れるのも、飛行機が飛び立つのも。周りは目まぐるしく動いているのに、わたしはなにもできなかったから、まるでわたしが騒ぎの中心にいるみたいだった。あれやこれやで、国境を越えた引っ越しが決まって、わたしは、お母さんが死んでから、わずか6日で家を出ることになっていた。
やはり葬儀もあっけないもので、棺の窓から花まみれのお母さんの顔を見ても、お母さんが死んでしまったことへの悲しみもなく、飲酒運転をしたトラックドライバーへの憎しみもない。立ち上る煙に涙を流すこともなく、崩れていく日常と、周囲の大人たちからの哀れがる目線を感じていた。そんな中わたしは、外国人であった離婚済みのお父さんの話を受けるしかなく、お父さんの元へと移住することになったのだ。
3日かけてまとめた荷物は、諸々を捨てた結果、大きなキャリーケース1個に収まるくらいになった。わたしの15年間、なんとポータブルな人生。わたしはそれを、初めての空港でも迷うことなく手荷物預け場で預け、難なくチェックインも終え、たった一人で人生の新たな門出を切ったのだ。
もう窓からは、とっくに街は見えなくなっていた。わたしの平凡な日常は、崩れ去った。実感なんてない、浮いてしまいそうな心持ちで、一面に雲しかない白い窓を見ていた。
ああ、もう何もないな。学校でできた友達も、ピアノコンクールの出場も、この先の人生の展望とかも。お母さんも。真っ白になってしまった。友達と原宿スイーツ食べに行きたかったな、ショパン弾きたかったな、あの街で、もっとやりたいことあったのにな。
……お母さん。ほんとうに、死んじゃったんだ。窓から見える白い雲。白装束に白い顔。あれほど生命に溢れていたものが、こんなにも無機質になれるんだなと思った、棺窓。花だけは色とりどりだから、それが余計に、無生命を引き立てて。まるで、青い空に、赤い夕焼けに、暗い闇夜に、白い雲が映えるように。
上空1万メートル。やっと、お母さんの死を咀嚼できるかもしれない、と思った。
窓から見える景色
「窓から外を、いや、空を見せてやる」とあいつは言った。あたしは信じなかった。窓はある。つまらない路地や隣の家の壁が見えるような窓で、空は決して見えない。人類みんな地下で生きてるこのご時世にどうやって空を見せる気だ。でもあいつの自信ありげな笑顔に唆されてあたしはレジスタンスに入った。レジスタンス「地上の光」だよ笑っちまうネーミングセンスだな。
一部富裕層が半地下に暮らし太陽光にあたっているという噂は以前からあった。地上は放射性物質とダイオキシン類に汚染されているとされる。実際にどうなのかあたしは知らないが、野生動物もいくらかはいるらしいから地上に出たらすぐ死ぬというわけでもないらしい。とりあえず外に出たいぜ!というのが「地上の光」の基本理念で、レジスタンス活動はおおまかに地上の実態を探ることだ。
レジスタンスには実働隊と間諜部と生活部があって、実のところ一番人気は生活部なんだ。ほら下層民は人工太陽光も浴びられなくて薬飲むじゃん。赤ちゃんにもカプセルを支給する悪辣な政府だから下層民の赤ちゃんどんどんくる病になる。それをどう治すか予防するかが生活部の仕事。あれはあれでかっこいいんだが、あたし頭悪いからできない。あいつもわりとアホだからできない。
つまり頭悪いあたしとわりとアホなあいつは実動隊なのでともかく地上を目指す。間諜部が探しあててきた暗い裏階段を登りに登り、見上げるような高さにある横に細い窓から白い光が落ちているのを見た。「あれが太陽光だ」とあいつは言い、光に向かって踏み出し、そして、そこに仕掛けられていたレーザー光に貫かれて倒れた。
あたしはどうしたらいい? あいつは約束を守った…わけじゃないな、あいつは太陽光かもしれないものを見せてくれただけだ。あたしは進む。窓の外の景色を見るために。
窓から見える景色…
1人を満喫しに泊まりに行ったホテルからの景色は一面隣の建物の壁で、「嘆く人も居ない〜鼠色の街の中でぇ〜♪」って頭の中でヒゲダンが歌ってきて、しばらく止まらなかった 苦笑
私の家の窓から見える景色は、空と隣人の畑と人工芝が敷かれた我が家の庭。そして、フェンス越しの共用駐車場。
ありふれた景色だと思う。代わり映えのしない景色なのだから。けれど、4年も住んでいれば、愛着は湧くものかもしれない。
空と隣人の畑ぐらいの変化しかないとしても、それでも楽しむことはできる。
変化するのは、空が大きいだろう。青空だったり、曇りだったり、雨だったり、その日の天気によって変わってくる。
見る時刻によっても変化はある。夜ならば真っ暗闇だが、夜らしいじゃないか。
早朝ならば早朝の景色がある。昼ならば、変わりゆく影を楽しめる。
何の変哲もないと決め付けるべきじゃない。楽しもうとしない限り、つまらないままだ。
不変なものなんて一つもない。変わりゆくからこそ楽しいもの。楽しめなくなれば、人生はつまらないまま。
つまらない人生よりは、楽しいものが良いだろう。楽しみかたは人それぞれだとしても。尊重し合えばいい。
楽しみの押し付けは、一方的なまでの押し付けに過ぎず、自己満足でしかないのだからーー。
窓から見える景色が毎日変わる。
家の場所も動いていない、自分が見る窓が違ったっていう訳でもない。
なぜか変わってしまう。
この前あの木の芽が出ていて、なんの木かなと調べに行きたくて久しぶりに家から出てみた。
すると、その木の芽はどこにもなかった。
よく分からなくて、家の中からまた窓を覗いて見た。
木が、成長していた。
桜が綺麗に咲いていたけど、昨日は真夏だった。
海に行ってきたから、覚えている。
綺麗だな、写真を取りに行くか。
そう思って外に出たけど、桜は散っていた。
窓から見える景色に振り回され、なんだかもうどうでもよくなってきた。
とりあえず窓から見える桜はまだ綺麗だったため、写真に撮ってみようと思いカメラを構えたら、
なぜかそこには窓なんてなかった。
真っ白だった。
なんなら、どこにカメラを向けても真っ白け。
おかしい。
カメラから目線を上げると、そこにはいつもの机と椅子、ソファとテレビが並んでいる。
もう一度カメラに視線を戻すと、そこには見たこともない景色があった。
そこで、喋りかけられた。
『あなたは死んでしまいました』
瞬間で理解できなかった。
『このまま天国に行きますか?地獄に行きますか?』
天国に行きたいです
わたしは言った。
だけど、欲張りだと言われて地獄に落とされた。
なんだこれ。クソみたいな世界から逃れたと思ったら、その先もクソなのか。
そんな出来事があってから5年。
いつもの、変わってしまう窓を見ながらすごす時がとっても大好きだったということに気がついた。
失ってから気づく感情。
どうしようもできずに、ただただ、あの日の桜を思い出し、泣いた。
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
窓から見える景色
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
【窓から見える景色】
coming soon !
窓からは広い空が見えた。
一瞬一瞬色が変わる。
最近は色が変わるのがはやいかな。
綺麗だけどすごく悲しくなる。
なんでか分からないけど、ものすごく悲しい。
〚窓から見える景色〛
部屋の窓から見える景色、
窓の形に切り取られた
青い空。
それは、毎日
違う顔を見せてくれる。
私にとって唯一
外と繋がる時。
元気になったら、
外に出て、
広い空を見上げ
思いきり、深呼吸しよう!
(窓から見える風景。)🦜
僕くんちの
窓からは
いろんな物が
見えるんだよ。🦜
・線路の上を
走る電車。
・何処までも
青く広がる青空に
浮かぶ、雲。
・畑に
咲き誇る
花々達。
✣なんでも・・
見えるんだよ 🦜
(だって)
「すずめ、の
お家には・・、
・窓らしき
窓が無いから
なんだよ。」🦜
廊下側
右隣には誰もいなくて
何も貼っていない掲示板だけがぽつん、とある
くじ引きで決まった席だもの
異論はない
ただ、少し残念に思うだけ
運がなかったなぁ…って
本当は、君の隣が良かった
にこにこと笑う君の隣で微笑んでいたかった
会えるのはあと3日
過ぎたらもう、一生会えないかもしれない
あぁ、それはいや、それだけはいや、絶対に
初めて私のことをわかってくれた人
怖がらずにいてくれた人
認めてくれた人
例えそれが人間ではなくても、私にとっては大切なヒト
窓側の席
左隣には、誰もいないはずの席
そこに座って、ゆるりと微笑む
窓の外では君が慌てたようにこちらを見つめている
ブシッ
動脈から、どんどんと血が流れて
一緒に私の命も流れてる
四階の窓の外から覗く君は幽霊
そして、今から私も幽霊になる
ずぅっといっしょ
「窓から見える景色」
この窓から見える景色は
変わらないと思い込んでいる
私を取り巻くこの世界は
変わらないと信じきっている
でも、いつか
窓の外もガラッと変わって
私の周りも全部変わって
嘆き悲しむ時が来るんだろうなぁ...
いつまでも
この景色に安心してちゃいけないな
いいな、そっちに行きたい
彼女はそう言った。まるで、もうすぐ消えてしまうように
夜に窓の外を見ると
摩天楼のネオンが眼下に広がる
・・・なんて暮らしをしてみたいものだけど
現実は伸び放題の庭木と門の外に覗く畑
庭と呼ぶスペースに寝そべる我が家の猫様
なーんにもない田舎の景色
そろそろ除草剤を撒かないとと考えながら
猫様が伸びて昼寝をしている様子を眺め
夕飯はどうしようかと思案する
「窓から見える景色」
──隣にはあなたがいる。
今回も書き溜めとさせていただきます。書きたい欲が溜まっていく一方です……。
(窓から見える景色)
〚窓から見える景色〛
窓が見える。
鳥のさえずりが、外から聞こえる。
"今日も、ありがとう"
と僕は唱える。
思春期。それは悩み多き少年少女達の時代。
ピチピチ中学1年生女子の葉月もまさに思春期真っ只中。学校のこと、家族のこと、友達のこと、恋愛のこと。葉月は全てがうざったくて仕方がなかった。
そんな葉月の精神安定剤は、『SNS』
葉月はソファに寝転がり、水色のスマートフォンをタップした。ズラッとならぶ色とりどりのアプリ達。その一つ一つが、自分を歓迎してくれている気がして、なんだか心が落ち着く。
その中から可愛らしい淡色で彩られたアイコンをタップする。これは『ユニ』というアプリで、自分でアバターをコーディネートし、色んなユーザーと喋る事ができる、世界に一つだけのなりたい自分になれるSNSだ。
葉月はさっそく自分の投稿を見る。コメントといいねがたくさんついていた。心のなかでガッツポーズをし、一つ一つ丁寧に返信していく。
コメントの中には、葉月の憧れのユーザー、『AMI』もいた。嬉しさを噛み締めながら返信する。
これだからSNSはすごい楽しい。皆たくさん「大好き」、「可愛い」って言ってくれるもん。
フレンドの投稿をいいねしている最中に、『今日の空!すごい綺麗〜!』という投稿があった。投稿の写真には、雲一つ無い真っ青な空や燃えるような夕焼けが写っている。
葉月はなんとなく窓の外から空を見上げた。少し上の方が暗くなっていて、橙色、薄い青、紺色など、様々な色に染まっていた。しかしそんな景色に感動する暇もなく、空がなんだかぼやけて見える事に気がついた。
よーく目を凝らしてみるも、まだ少しピントが合わない。
「…やだ、目悪くなったかな……」
少し慌ててスマホを閉じる。それからそっと目を閉じてみた。心做しか、目がじんじんと痛む気がする。
またそっと目をあけて、空を見上げた。ぼやけているけど、澄んでいて、すぐそこにある。
しばらくスマホは部屋の端に置き、葉月はそのまま窓の外から見える景色を見つめた。
たったそれだけの話。
でも葉月は、少しだけ、外をちゃんと見ることができた気がした。